イスラエル訪問#2

2018/08/08 - 2018/08/27

テルアビブから南に進んだ、ネゲブ砂漠の中にある都市、ベエルシェバに向かう。途中で、友人が神学を学んでいる親戚に聞いたおすすめの場所というラキッシュという場所に寄る。

エリア ベエル・シェヴァ(イスラエル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩

ラキッシュへ向かう前に4号線を南下、アシュケロンとアシュドドを通過しエレツクロッシングポイントへ

この先ガザ地区

イスラエル側からは何台かバンやトラックが国境を越えてパレスチナへ入っていったが、向こうから出てくるものは何もなかった

テル・ラキッシュ
旧約聖書に記述のあるアモリ人の都市国家で、エルサレム、ヘブロン、ヤルムト、エグロンと共に反イスラエル連合を組み、イスラエルと和を結んだギブオンを攻めるも、イスラエルに反撃され滅ぼされた（ヨシュア記10章）

ユダヤ人と古代イスラエルにとって重要な場所
現在は公園として整備中

テル ラキシュ 史跡・遺跡

丘を登るとメギドと同様に町の跡が残る

時代は進みイスラエル王国が南北に分かれ、南のユダ王国がラキッシュを支配したが、ネブカドネザル2世率いるバビロニアと戦争になる。最終的にエルサレムが陥落し、ユダヤ人はバビロニアに連れて行かれるバビロン捕囚が起こるが、エルサレム陥落のぎりぎりまで残っていたユダヤ人の都市が城壁を持っていたアゼカとここ、ラキッシュだった（エレミヤ書34章）

バビロニアに制圧される前にも、ヒゼキヤ王14年にアッシリアのセンナケリブ王に攻め落とされている（イザヤ書36章）

ヒゼキヤ王はバビロニアやエジプトがアッシリアに歯向かったのをみて、足並みを揃えて同様に反抗したが、バビロニアもエジプトもアッシリアに敗れ、ユダ王国もあっさり敗れた。

一旦ベエルシェバ市内を抜けて郊外のハツェリムへ

ハツェリムにはイスラエル空軍基地があり、空軍博物館が併設されている
一応飛行中の機体を撮ってはいけないので展示の撮影には気を付けなければならない

イスラエル国産機のクフィル

ここも野ざらしの状態

"触らないで"の警告も、機体が崩れる可能性があり危ないかららしい

MIG-21

MIG-23

イスラエル空軍の試作戦闘爆撃機・ラビ

MIG-17

フランス製のミラージュⅢ

アメリカの艦上攻撃機・スカイホーク

ミラージュを改良したイスラエル国産機・ネシェル

対空砲など

GAMも使えそうな形で置いてある

F-15がこんな近くで見られる

一番の見どころらしい
中に入ることができる

次はテル・ベエルシェバ

アブラハムとペリシテ人の王アビメレクが友好の誓い（シャバ）を井戸（ベエル）の横で交わし、このときアブラハムは7（シェバ）頭の羊をアビメレクへ渡した（創世記21章）ことからこの場所をベエル・シェバと呼ぶようになったという説と、

ペリシテ人に追い出されたアブラハムの息子イサクが、ペリシテ人の王と和解し誓い（シブア）を交わすと同時に、アブラハムが掘ったのちペリシテ人が埋め、再びイサクが掘った井戸（ベエル）から水が湧いたので、その井戸のある町をベエル・シェバと呼ぶようになったという説がある
この井戸もその時のものらしい
今でも水を張っている（70ｍ下の方に）

古代のベエル・シェバの跡

第一次大戦ではイギリス軍とオスマントルコ軍がこの地でぶつかった

名前の由来の説明

家の跡の中には階段があるものもあり、2階建て住居があったことが分かる

丘の上の町なのでやはり水の問題がある
井戸は丘の下の方にあり、不便と言えば不便

メギドと同様水路を引いた

ベエルシェバ市内のネゲブ・ベングリオン大学
セキュリティーが厳しく中には入れなかった

イスラムと中近東文化の博物館。ネゲブ美術館も隣にある

ベエルシェバの街並みを宿泊場所のタワーマンションから

アロマではコーヒー1杯につきチョコが1個ついてくる

ベエルシェバの夜