伝統行事・近津神社の中田植を見に行く

2019/06/22 - 2019/06/22

茨城県大子町・下野宮の近津神社で毎年夏至の日に行われるお田植え祭り「中田植」を見に行ってきました。
今年の夏至は土曜に当たったことで、人出もいつもより多かったそう。そんな私も土曜にあたるから行けたわけです。

中田植が終わった後、帰りの電車まで2時間以上あるので、隣の矢祭山駅まで歩くことに。６Kmないぐらい。
矢祭山駅の脇を流れる久慈川を吊り橋で渡り散策してみました。

エリア 大子・袋田温泉(茨城)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

左側、1番線に停まっている7：27分発の郡山行きに乗車です。
カラフルな車体が可愛いディーゼルカーはボックスシートもあるので、車窓を楽しむのにもピッタリ！

旅の始まりはJR水戸駅。

水戸駅 駅

連日の雨で、久慈川は大水でした。

山方宿駅の手前あたりから進行方向右側に見えてくる久慈川は、この先長い付き合いになります。

水戸から列車に揺られることおよそ2時間。
今日の目的地、下野宮駅に到着です。

下野宮駅 駅

集会所を併設する下野宮駅は無人駅です。
郡山方面は次の10：51発が出ると14：48発までしばらく間が空きます。

駅前の通りを左に曲がり、しばらく歩くと中田植会場の近津神社に到着です。
地元の人が多い印象でしたが、それなりに賑わっていました。

近津神社 寺・神社・教会

境内に入り左にはテントが建てられ振る舞いの準備や県の担当者が宣伝のパンフレットを配ったりしていました。
中央に展示されていたのは三菱の田植え機。
農村の祭りって雰囲気を感じます。いい！

せっかくなのでお参りしました。

下ると、田んぼが見えてきて、その前に舞台ができています。

昨夜は前夜祭をやったそうで、その際の竹灯籠があちこちに。
ちなみに、これは記念に持って帰れるそうです。

門の前では早乙女姿のみなさんが集まっています。

10時の花火を合図に、一行が入場してきました。

手を清め、本殿へ。
拝んでから始まるようです。

撮影のため、田んぼ周りに場所取りを始めると。雨が。
最初は折り畳み傘で耐えられるぐらいでしたが、急に土砂降りに。
30分以上降り続きました...

ズボンはびしょぬれ、よぐよぐです...

11時半前、儀式が終わった早乙女たちは舞台の前に姿を現しました。
お祓いをしていよいよ田んぼに足を入れます。

舞台のある側を前として後ろに下がりながら植えていきます。

目印となる紐を持つ人が両端にいて、ほかに苗を投げ込む（かっぽる）役の人がいます。
植える人たちの手持ちの苗がなくなる位置を考えてポーン、ポーンとタイミングよく正確に投げ入れていきます。

手元をアップで。

舞台ではお田植歌が披露され、その歌に合わせて植えていきます。

そろそろ終わり。

始まってからも雨が降ったりやんだりしましたがとりあえず見られてよかった！

中田植が終わると、テントのあるところで紅白の祝い餅配布とお汁の振る舞いがありました。

具だくさんでおいしかったです！

12時頃終わり、次の列車まで2時間以上あるので隣の矢祭山駅まで歩くことにしました。

ここからも道路沿いに久慈川を眺めながら進みます。
今日は相変わらず大水で濁っています。

水郡線と道路も並行していることころが多いので、線路を入れてこんな風景も。

列車が来ればいい写真になるのに・・・というポイントがたくさんありました。

途中で茨城県と福島県の県境を越えました。

約6キロの道のりを歩き、矢祭山駅に到着です。
東北の駅百選に選ばれているそう。
無人駅です。

矢祭山駅 駅

駅から、久慈川を渡る赤いつり橋が見えたので渡ってみることに。

橋を渡ると「夢想の滝不動尊」の案内が。左に進んでみます。

緑が鮮やか。
この細い道を進んでいきます。

脇を流れる山水が透き通っていてきれい！
小さい魚も泳いでいました。

手を入れてみると冷たくて気持ちよかったです。

途中に橋もかかっています。これも渡ります。

ありました！

夢想いの滝不動尊に到着です。

山奥の

対岸から矢祭山駅を望む。

帰りの電車までちょうどいい散策になりました。
ちなみに、駅の近くには土産屋さんがあって鮎焼きなんかもありました。

おまけ・山からのきれいな水と、久慈川の濁った水の交わるところが見えました。