2019/07/17 - 2019/07/19
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East of Edenさん
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フランスのエクラン国立公園から戻り、ブリアンソンのお城を見て、イタリア国境を超えてトリノへの途中のSusaで一泊。
翌朝、トリノ空港からからスペインのマドリッドへ。
もともと今回の旅行にマドリッドは入っていなかったが、2か月ほど前に、テアトロリアルで大好きなIl Trovatoreを大好きなキャストでやるってことが分かり、無理やり旅程のちょうど真ん中に入れたのだった。
マドリッド、暑かったけど、でも、湿度が低いので、日影にいれば大丈夫。
ホテルの部屋は扇風機だけだったけど、でも爽やか。
大好きなオペラ歌手の歌を目の前で生で聞けたし、お話ししたり、一緒に写真もとれたし、何か、人生の思い出に残る幸せな一日だったな。
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フランスのエクラン国立公園から戻り、2日間Wi-Fiが無かったので、まず、Eメールチェックのために、ブリアンソンのお城のそばのカフェで一休み。
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お城の正門
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中をお散歩
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外は27度。中はひんやり
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ブリアンソンから国境を超えて、イタリア側へ。
何と、トンネル料金なし。あったかもしれないけど、高速料金に入っていて、気づかないくらいの金額。
行きもこの国境を通れば、無駄なお金払わなくてよかった。
あれは痛恨のミスだったな。
教訓:トリノからフランス国境を超えるときは、グルノーブルじゃなくて、ブリアンソンを目指すこと。。。。 -
国境とトリノのちょうど間にあるSusaという街に。
グーグルマップで事前に調べた。ここは、ローマ帝国の時代からある街
ブリアンソンから山を越えて、イタリア側の最初の大きな街。
ホテル、ちょっと高め。でも45ユーロの民泊を見つけた。ちょっと街から離れていて、車で10分くらい。 -
チェックインして、またSusaの街に戻ってきた。
グーグルマップでみつけた評判のいいレストラン
おいしいピエモンテ料理を食べたい、って思って探したんだが。。。以前にトリノで食べた白ワインリゾットのようなものを。。。 -
最初にトマトソースのニョッキを頼んだんだが。。。。
何か、自分でも作れるレベル。8ユーロも払って食べるものではなかった。フランスのブリアンソンのサーカスカジノのレストランの方が数段おいしい。
次に、お勧めのベークドチーズ。チーズ、TOMAみたいなチーズ、おいしいんだけどね、でも、13ユーロも出すほどものではない。
これはというピエモンテ料理には出会えなかった。 -
まだ明るいんで、Susaの街をちょっとお散歩。
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Porta Savoia
ローマ帝国時代の街のゲート
確か、今回見なかったけど、ブリアンソンかどっかで、同じようなゲートを見たことがある。 -
Porta Savoiaの先にあるのがSan Giustoカテドラル。
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アウグストゥスの凱旋門があって
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ローマ時代は円形競技場になっていた。
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アウグストゥスの凱旋門 こっちが古い方。
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翌朝。
今日は、スペイン・マドリッドへの移動日。トリノからお昼の便なので、午前中ちょっとゆっくり。
まず、昨日残したプチバゲットをオリーブオイルいただいて食べて、平べったい桃を食べて、お腹に余裕を残して、空港近くのカリフールへ。
民泊のお隣の家
これはどこかで見たような。。。 -
四国の祖谷渓で見たような。。かかし。
ここも、過疎ってことなんだろうか。
他にも祖谷渓でみたのとそっくりのかかしもあった。 -
カルフールをじっくり回って、これはどうしてもパリでは買えないってものが無いかを見て、結局何も買わずに、お隣のカフェへ。
今日の午前中のハイライトは、トリノのエスプレッソ。
やっぱり、とろ~り。粘土が高い。
味は。。。。。最高。。これこれ。至福のひと時。イタリアに来てよかったって思う瞬間。
なぜだろう。なぜフランスのエスプレッソはしゃびんしゃびんでまずいのか?なぜ、イタリアのエスプレッソはダントツでおいしいのか?
まあ、日本やアメリカや、味はおいしいところも探せばあるけど、このとろ~り、クレマってのが無いんだよ。
最近分かったんだが、イタリアは、Cafeと名乗るところは、とろ~りクレマは外さないんだが、味がね~というところがある。
まとめると、イタリアのエスプレッソの特徴は、入れ方にあると思う。エスプレッソマシーンの違いか、機械の設定にあると思う。そして、豆のおいしさは、これはイタリアでも、日本でも、ばらつきがある。イタリアのおいしいエスプレッソは、豆と入れ方の二つの集合が重なったところにある。他の国では、入れ方が違うので重なることはない、というのが現時点での結論。 -
車を返して、1時間半もあるので、空港をうろつき。
トリノ空港、水飲み場が無いんで、喉が渇いて。。。
空港でもエスプレッソ頼んだ。
入れ方いいんだけどね、豆の味が。。。KIMBO
最近、おいしい豆がどんどん出てきたんで、KIMBOとかLAVAZZAとか、魅力がないというか、比較してまずく感じる。 -
トリノ発マドリッド行きのIberia Expressの便
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マドリッドについて、RENFEでSOLへ。地下鉄で行こうと思ったんだが、地下鉄のお姉さんによると、RENFEの方が早いと。SOLまでは一回乗り換えなければいけないので、そんなに早いとは思えんが。
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車内は、すごい、デザインが。黄金比率なのか、完璧なデザイン、隙が無い。デザインにお金をかける国っていいな。お金が優先になりがちだが。スペインってデザイン先進国だよな。
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マドリッドはやっぱり暑い。40度近い。昨日まで、氷点下のところにいたので、温度差が大きい。
こういう日よけがいろんなところにあり、霧を吹く機械が稼働しているので、そんなに熱く感じない。乾燥しているしね。 -
ホテルにチェックインして、ちょっとお買い物に行き、そして、今日の夕飯を買ってきた。
デパ地下で一番高いチーズを買う。1キロ26ユーロ。でもちょっとだからね。
このチーズがめちゃくちゃおいしい。思い出に残るほど。
お土産に買っていきたかったけど、暑いマドリッドの後パリ3日あるし、ちょっと柔らかいから、腐る可能性大。ということで、チーズは、ちょっと高くてもパリのカリフールで買うことにした。 -
そして、いよいよ、念願の、夢の。。。Il Trovatoreを見に。。
ちょっとまともな靴とまともな服に着替えて。。
テアトロリアルへ。
電話でチケットを予約したので、チケットオフィスでチケットを受け取る。
電話で予約した時、最前列のNo2です、って何度も確認して、確認のEメールまで送ってもらって。。 -
ちょっと心配だったのは、最前列って、ひょっとして首が疲れるか、ってこと。
結果、そうでないことが分かった。テアトロリアルは、次回も最前列で。。 -
うれしい~
このオーケストラの音合わせ この瞬間が好き
いよいよだって。。。 -
当初の旅行の予定では、フランスだけだったんだけど、どこかでオペラを見たいと思って、いろんな劇場を探していたが、どこも見たいのをやっていない。
そして2か月前に大好きなメゾソプラノのオペラ歌手のEkaterinaのFacebookで、テアトロリアルでIl Trovatoreをやるって書いてあるではないか、しかも、大好きなソプラノMaria Agrestaと共演。
二人はあの2014年のミラノのスカラのIl Trovatoreで共演して、あの素晴らしい共演を見れるなんて。。。
そして、2016年のロンドンのRoyal Opera HouseでEkaterinaと共演したFrancesco MeliがManricoそしてパリでEkatrinaと共演したLudovic TezierがCount Di Lunaって、
もう、何か、すっごい夢がかなったって。。。Il Trovatoreのオールスター戦みたいな。
開演前に、急遽誰かが欠席したり、誰かが声の調子が悪い、ってことにならないといいんだがなぁ~、と願うばかり。。
210ユーロ、、、安い~ マドリッドで泊まったホテル一泊27ユーロだから、8倍だね。
前にテアトロリアルにPlacid Domingo見た時、あの一番上の席で、130ユーロだかしたんだから。。。 -
ジプシーAzucenaの母は先代のConte Di Lunaの息子に呪いをかけた魔女としてAzucenaの目の前で焼き殺された。母はAzucenaに復讐を求めた。
Azucenaは目の前にいた子供をConte Di Lunaの息子だと思い、火の中に投げ込んだ。ところがその直後、AzucenaはConte Di Lunaの息子が近くにいるのを見た。さっき火の中に投げ込んだのは。。。自分の息子だったのだ。
AzucenaはConte Di Lunaの息子を奪いジプシーの村で自分の息子Manricoとして育てた。先代Conte Di Lunaのもう一人の息子はConte Di Lunaとなった。彼には恋焦がれる女性Leonoraがいた。ところがLeonoraはManricoに恋をしていた。Conte Di Lunaの嫉妬の心が燃え上がり、実の兄弟と知らずにManricoを殺そうとする。
この話って、15世紀のアラゴン王国が舞台、マドリッドのすぐ東の。ドンカルロもそうだけど、ヴェルディのオペラでスペインが舞台ってところがあるね。 -
Ekaterinaのハーッという息の音で始まり。。
Maria Agresta、Ekaterina、Francesco Meli、Ludovic Tezierの生の声を目の前で聞きながら、もう夢のような時間
本当に素晴らしい舞台。涙が止まらなかった。 -
テアトロリアルを出て。。。
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チケット210ユーロ、安かった。500ユーロ以上の価値はあった、いや、事前に内容を知っていたら、300ユーロって言われても買ってろうし、400ユーロって言われても、買ってたかもしれん。
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この後、王宮広場をうろついて。。。。決めた。。。
出待ちする! -
まず、Meliが出てきたんで、握手。
そして、それから15分は待ったかな。 -
レオノーラ役のMaria Agresta
イタリア美人 なんか、スターのオーラがある。
Tacea la notte placida
D'amor sull'ali rosee
もう、ほんとに、すばらしくて
何か、今日、特に輝いていた。
ちょっとMariaの横乳が当たって、何かもうほんと幸せ。。。
Mariaは今日の舞台がTeatro Realの今年のIl Trovatoreの最終日。だからどうしても今日来たかった。
2014年にスカラのIl TrovatoreでEkatrinaと共演して、あれが素晴らしくて、二人の共演ということで旅程変更してきたんだよ、っていうと、
ああそういえばそうだった、ってMariaが言っていた。
Ekaterinaと共演したら、EkaterinaのIl Trovatoreになってしまうところ、Maria Agrestaの存在感はすごい。ひょっとして、Ekaterinaよりも、目立ってた。 -
そして、Ludovic Tesierと一緒にお話しすることができた。本当はフランス語で話したかったんだけどね、彼はフランス人だから。いやちょっと。。まだオレのレベルではこういう場面ではちょっと無理だな。
Ludovicはすごく気さくな人で、
オレ「わざわざこのために、旅程変更してきた。涙が止まらなかったよ。」
L「このために?まあ、このキャストは素晴らしい。最高だ。
どこから来たの?」オレ「日本、日本行ったことあるでしょ?」
L「行った。桜の時期に。本当にきれいだった。」
フランス人は、日本の桜が好きだよね。
L「東京文化会館、すばらしい舞台だ。イタリアにだってあれほどいい舞台は無いって。」オレ「音響とか?」L「そうそう」
オレ「また行かないの?」
L「なかなか呼んでくれない。」
そんなことないでしょ?
Ludovicの Il balen del suo sorriso本当にすごかった。日本のオペラ関係者の人、ちょっと、これ聞いてみてよ。今、Conte Di Lunaで彼を超える人って、いる?
何か、もう、引き込まれるような。。。。こんなそこらにいそうないい兄ちゃんが、天才。。。 -
そして、Azucena役のロシア出身のEkaterina 妹さんと一緒に来ていて、妹さんに二人の写真撮ってもらった。
今、ここ数年、Il TrovatoreのAzucena役で彼女を超える人はいないと思う。
Stride la vampaのあの低くて、ドスの利いた声、2014年のスカラの舞台で初めて聴いた時から(Youtubeだけど)、もう、大ファン。去年の夏、日本で公演したんだって。
なんか、ほんと、夢のような。。。 -
Manrico役のFrancesco Meliにも写真頼めばよかった。Meliは本当に気さくな感じのお兄ちゃんだった。
彼の Ah si, ben mio、DI QUELLA PIRA L'ORRENDO FOCO、本当に素晴らしかった。声が高いんだよ。きれいな声。
そして、Teatro Realを後にした。
何か、人生で思い出に残る素晴らしい一日になった。
もし、ホテルに帰る途中、車にひかれて死んでも、まあ、オレの人生悪くなかったじゃん、って思えるくらい。。。。そんな時って、めったにないけど、時々あるよね。 -
翌朝、朝ごはんは、El Corte Inglesのすぐそばのバールで。
トルティージャを食べて。最近は肉とか魚とか食べなくなったんで、スペインじゃトルティージャはタンパク質を補給するのにちょうどいい。ジャガイモが短冊に切ってあって卵と混ざっていて、なんか絶妙なんだけど。 -
そして、エスプレッソ どうかな、トリノのエスプレッソと比較して、期待はしていないが。。。。結構おいしい。結構どろっとしている。今のところ、エスプレッソのランキングは
イタリア>>スペイン>フランス=ドイツ=オランダ というところだろうか。 -
末端肥大症のカエル 足は、カエルでもないし、馬でもないし、なんだろう、不思議な形、こんな形の足ってあり得ないけど、こういう足の形があってもいいんじゃないか、と思わせる。。。これを逆にするとバッタの後ろ足になるかも。。
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国立考古学博物館へ向かう。そして、この顔、縦に伸びた顔。なんか見たことある、ってずっと思っていたんだが、思いつかない。
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国立考古学博物館に向かうつもりが、国立図書館へ。立派な建物。
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この図書館の創立者だったか。本が大好きだったんだろうね。今から50年くらいして、これを見て、昔はね、紙に印刷した本というものがあってみんな読んでたんだよ。。。え~うそ、何それ?ってなるんだろうな。
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考古学博物館は図書館のすぐ裏にあって。いや、スペインの歴史に興味があって。こんな波瀾万丈の歴史のある国って他にあるかって思う。最近はあんまりニュース無いけどね。
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Shrine Madonna
私の胸見せようか?
ええ、いいの?
っていったらパッカーンと開いたら、びっくりだろうな。
聖母マリアのカルト信仰から出てきたらしいが。中は、父である神、そして、息子のイエス、が彫られていて、三位一体の象徴ということらしい。 -
二人の聖人の一生を描いたもの。ああ首が切れちゃった、どうしよう、って途方に暮れて切れた首を持っている聖人。
いや、持ってないでさ、くっつければいいでしょ、って言ってやりたいね。 -
お昼ご飯は、チーズとトマトのサンドイッチに。。。
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またトルティージャ。ちょっと多かった。トルティージャにフォークを指すのって、なぜだろう。お葬式でご飯にお箸さすやつ思いだす。チ~ン、南無阿弥陀仏。
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つぎはThyssen-Bornemisza美術館へ。なんて読むんだ?ボルネミッザ?
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時間があったら、もっとのんびりしたかったけど、今日は夜の便でパリに行かなければならないんで、パット目を引くものだけを見ることにした。
このPiet Mondrianの絵というか、なんというか、MOMAにも似たのがあるけど、今回分かったこと。これ、左右上下対称じゃないんだけど、これにどんな線を加えても、どの線を抜いても、どの線の色を加えても、どの長方形の色を変えても、全体のバランスが崩れてしまう。非対称なのに調和があり、安定している。これ、彼の世界観なんだろうか。混沌の中の調和。 -
これすごい。この周りの空間と一体になっている。こんなのが自分のリビングがあったらな。
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あっ、あれだ。光のマジック、Caravaggioの作品発見。なんか、ぱっと、目を引く。Santa Catalina de Alejandria
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この絵、Richard LindnerのMoon Over Alabama、不思議な絵。
道を行きすれ違う女の人と男の人が、すれ違った瞬間一体になってしまったように見える。
この世の中で絶対にありえない光景なんだが。3次元の描写があるからこそ、2次元の世界が強調されるような気がする。 -
美術館を出て、ホテルに戻り荷物を持ってSOL駅に行く途中、何か、アンビアンス・テクノっぽい音が。
パイプをビーチサンダルのようなもので叩いて音を出しているんだが、このパイプの音、そして、彼の音楽性、天才。 -
Moe El Tuberoって名前。
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SOLからRENFEにのって、空港へ。
癒されるデザイン。色も、何かピンクに近い紫にあった白色。。完璧。。。
今日はパリCDG空港のそばに一泊。
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