2018/06/22 - 2018/06/24
27位(同エリア172件中)
のまどさん
クロアチア国境近くのヘルツェク・ノヴィからモテネグロの海岸沿いをバスで走り、アルバニアの雰囲気があるウルチニにやってきました。国土は狭くてもモンテネグロには多彩な文化があります。まだ見ぬアルバニアは憧れます。
わずか一泊しかしませんでしたが、ウルチニの街はいたく気に入りました。昼間のビーチは海水浴客で賑わっていますが、夕暮れのアザーンとともに丘の上の旧市街に静けさが宿ります。石畳の街は地中海で人が最も古くから住んだ街の一つのようです。
アルバニア系住民が多数を占める街で見たサッカーの試合では奇しくも同じ民族のコソヴォ出身のスイス選手が相手国セルビアに対して政治的なパフォーマンスを行って問題になりました。
ポドゴリツァでは旅の最初に泊まったホテルに帰ってきた安心感があり、何もなくても寛げる首都から無事に帰ってくることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バンは風光明媚なコトル湾を駆け抜け、コトルに停車した後
-
数々のビーチリゾートを通り過ぎ
-
ついにブドゥヴァまでやって来ました。
-
モンサンミシェルまたは江ノ島のような陸続きの島はスヴェティ(聖)ステファン島。
-
そして到着しました、ウルチニ。ミニバンの運転手さん、エアコンが動いていても酷暑の車内での3時間強の運転、最後まで笑顔を絶やさずありがとうございました。
-
バスターミナルからはタクシーを利用します。一応値切りましたが、やはり2ユーロほどぼったくられました。ウルチニに滞在することを決めたのは直前でした。
-
booking.comで市街地まで1.2キロという触れ込みと施設に惹かれて予約したApartHotel Kasmi。
aparthotelkasmi.com
ウルチニはアルバニア国境に近く、街の人口11,000人のほとんどがアルバニア系のようです。なんとなくトルコのような雰囲気を感じます。 -
部屋は広くて各部屋にテラスがあり、プールがある点は評価しますが、このホテルはお勧めできません。
-
というのも市街地までの直線距離は確かに2キロ以内ですが、体感60度の坂を上り下りしなくてはならないからです。この周辺に宿泊施設は多いけど駐車場はあまりない。みんなどうやって移動しているんだろう?
-
それでも落ちかける太陽の下、悦びいっぱいに泳ぐ人を見るのは気持ちが良いものです。
-
ここではイスラム教徒が70%に上り、海辺のモスクSeaman's Mosqueからアザーンが聞こえてきました。穏やかな夕べです。
-
階段を上ってウルチニ旧市街にやって来ました。この地に人が住み始めたのは4000年も前から。アドリア海で最も古く紀元前5世紀には都市が成立し、紀元2世紀からローマ帝国に支配されます。
-
その後、ビザンチン帝国下に置かれた後、ベネチア帝国とオスマントルコに蹂躙されます。興味深いのはオスマントルコの支配下でユダヤ教を広めようとしたユダヤ人が17世紀にいたこと、スコットランド系英首相グラッドストンが独立を支援したことです。
-
ウルチニ旧市街に泊まるならお勧めのホテルはパラタ・ヴェネツィア。
http://www.hotelpalatavenezia.com
人が良さそうな客引きの導きで入ったのは絶景の中で食事ができるレストラン。
Restaurant Kalaja-Old Town -
お馴染みのニクシチコも夕暮れのテラスで涼風に当たりながら飲むと一際味わい深いです。
-
注文したのは焼き魚。昨夜「そろそろ刺身が恋しいね」とウワバミ(※アイルランド人)と話していましたが、新鮮な尾頭付きを見て他のものを頼む気になれませんでした。とても美味しかったです。
-
食後は夜のウルチニを散策します。税金逃れのために床が張り出した3階建ての家屋。ブルガリアと同じオスマントルコの足跡を感じます。左側の建物もバルカン半島でよく見る様式です。
-
夜の石畳はどこでも素敵です。
-
イチオシ
旧市街を後にします。
-
海外沿いはテクノからポップまで多様な音楽が響き、どこも若者で賑わっていました。
-
この日のワールドカップの試合はスイス対セルビア。興味深かったのはスイスの2得点を入れたのがコソヴォ出身の選手であること。すごい盛り上がりでした。得点を決めた際に何で両手をクロスさせたポーズを取ったのか気になりましたが、これはコソヴォの象徴双頭の鷲を表し、両選手にはスポーツに政治思想を持ち込んだとのことで罰金が科せられました。
-
ホテルに戻り、一晩停電しました。一応ヨーロッパの国でこんなことがあるんですね。バルコニーから見回したところ周囲は真っ暗ですが、遥か遠くの旧市街は独立した電力供給網があるのか煌々と照っていました。
-
イチオシ
翌朝電力は復旧しました。チェックアウトして荷物を預けます。
海岸から眺める旧市街、悠久の時間が流れています。 -
既に泳いでいる人がいます。アルバニア方面に南下すると12キロに渡る白い砂浜があるとセルビア人の友人に勧められました。実際に見ることはできませんでしたが。
-
打ち水をした(?)旧市街の石畳は涼しいですが、
-
一度日が照ると蒸し暑くなります。でも国立公園に指定されている海はきれいです。
-
民族博物館。確か塩で造られたウルチニ旧市街の模型。やはり美しいです。
-
目を引いたのは民族衣装。これは男女の礼服。
-
女性の祭典衣装。
-
こちらは花嫁の衣装。色がかなり落ち着いています。
-
博物館を出て外にはローマ式水飲み場がありました。
-
イチオシ
昼食のレストランを探しながら散策します。
-
エアコンの室外機と中世の壁が不思議なコントラストになっています。
-
悩んだ末海岸沿いのレストランに決めたのでウルチニ旧市街とお別れです。
-
イチオシ
旧市街と海を見ながらのは素晴らしかったのですが、楽しみにしていたパスタはがっかりでした。ウェイターはコソヴォ出身で「コソヴォって知っている?」と聞かれ、即座に昨日のサッカーのパフォーマンスを思い出しました。是非行ってみたい国だと言っておきました。
-
ホテルに戻り預けていた荷物を受け取り、タクシーを呼んでもらいました。料金はたった4ユーロ。
-
バスの中は昨日以上に暑かったです。真夏はもっと暑いのでしょう。
-
ホテルポドゴリツァ。戻ってきました。前回と同じテラスの付いたリバーサイドの部屋。旅の中でも帰ってきたという安堵がありました。
-
シャワーを浴びて飲みに行きます。私はブルーベリーモヒート。
-
夕食はポドゴリツァで一番人気の店。感想はまったく評価できませんでした。
-
ということでサッカー見ながら飲み直しです。同じ店に戻って同じモヒートを飲みました。
-
最後のプランタツィエ。やはりヴラナクが最高です。
-
ドヴラチ・ペトロヴィツァ公園。恐らく名前の由来になった人物が住んでいた邸宅、噴水と緑の向こうに佇んで素敵です。普段は美術館として公開しています。
-
園内には不思議な彫刻が多数ありました。
-
チャペルもあったり。でも、やはりすぐに見終わってしまいます。
-
他にすることがないので、早すぎますが空港に向かうことにしました。
-
建物の外で黒い山々を眺めながら時間を潰します。モンテネグロ、10日間で回るには適していました。またいつか来たいと思います。
-
ライアンエア。今日も快晴です。
-
最後にベルギーに戻ってから自宅近くのベトナムレストラン。フォーが食べたくなったので。とてもおいしかったです。
<完>
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の都市(モンテネグロ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
その他の都市(モンテネグロ) の人気ホテル
モンテネグロで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
モンテネグロ最安
765円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
49