旧ソ連、黒海とカスピ海の間に挟まれた位置にあり、ヨーロッパともアジアともはたまた中東とも言えなくもないコーカサス三国と、関係する未承認国家に行ってきました。そもそもこの地区は、ガイド本などにも案内は少なく、ロシア、トルコを含めた微妙な国際関係もあって、充分学習したうえ旅行しようと思い後回しにしてきましたが、情報を仕入れ旅程を練りに練り、機は熟したと思い今回旅行を実行することにしました。行って見ると三か国ともそれぞれ違った個性があり、決して危険なこともなく回ることができました。バクーはオイルマネーで予想を遥かに超えて発展しており、ジョージアの高原地帯の眺望は粗削りながら、西欧景勝地に勝るとも劣らないダイナミックさを見せ、アルメニアの物価の安さと居心地の良さは抜群で、未承認国家アルツァフでは東洋人の珍しさから一躍人気者になった気分を味わうことができました。また、この旅では自分の旅行について、色々反省し考えることもあり、貴重な旅となりました。<br /><br />日程は以下の通りです。<br /><br />1日目（9/15）成田 ⇒ モスクワ ⇒ バクー<br />2日目（9/16）バクー市内観光<br />3日目（9/17）コブスタン・泥火山観光、バクー市内観光、トビリシ移動<br />4日目（9/18）トビリシ市内観光<br />5日目（9/19）ジョージア軍用道路観光、トビリシ市内観光、エレバン移動<br />6日目（9/20）エレバン市内観光<br />7日目（9/21）ステパナケルト移動、市内観光<br />8日目（9/22）エレバン移動、市内観光<br />9日目（9/23）エレバン ⇒ モスクワ ⇒ 成田<br />10日目（9/24）帰国到着日<br /><br />今回は８日目③です。<br />

欧・亜・中東ここはいずこ？アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニア・アルツァフ旅行【３４】（2018年秋８日目③ 夕映えのアララト）

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2018/09/22 - 2018/09/22

9位(同エリア191件中)

エリア

エレヴァン(アルメニア)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.5

ショッピング: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: タクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

再びキリキアバスターミナルへ戻って来ました。昨日と同じくここから歩いてアララトブランデー工場へ向かいます。
（ｷﾘｷｱﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ16:29 ⇒ 16:41ｱﾗﾗﾄﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰ工場）
この前は急いでいて気づかなかったのですが、こんな看板もありました。ナゴルノカラバフ（アルツァフ）、しかし遠かった。
一昨日と同じように歩いて到着しました。アララトブランデー工場です。
（ｱﾗﾗﾄﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰ工場16:41～16:55）
この前来たときはあまり買わなかったのですが、旅ももう終わりなのでちょっと贅沢に買ってみました。
流しのタクシーを拾い、共和国広場まで一気に向かいます。アルメニアのタクシーは交渉とメーターがありますが、どちらも安いし、交渉でもそれほどぼられませんでした。
（ｱﾗﾗﾄﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰ工場16:55 ⇒ 17:05共和国広場）
到着。この車で来ました。
一昨日は早じまいで入れなかったアルメニア歴史博物館にリトライです。
（ｱﾙﾒﾆｱ歴史博物館17:09～17:30）
今日は開いています、入れました。中は撮影不可のようでしたし、思ったより面白いものも無かったので、すぐ出てしまいました。
それにしてもこの共和国広場は派手さはないですが美しいです。
円形に作られた建物に西日が当たって来ました。
共和国広場から昨日と違う道を歩き、聖カトヒケ教会へ来ました。手前の小さな建物の方は石材が違うようで色が全く違って面白いです。エレバン市内にはいくつも教会があるためか、ここもほとんど人はいませんでした。
（聖ｶﾄﾋｹ教会17:56）
途中スーパーに寄ったりしながらぶらぶらとカスカードまで来ました。やはりここはエレバン一の見どころです。
（ｶｽｶｰﾄﾞ18:46～19:04）
カスカードをエスカレーターで登り、遠くを眺めます。そろそろ日没時刻、空が赤くなりだしました。
遠くの方に山が見えます。まさかあれは．．．
まさしくアララト山です。大アララト、小アララトともに見えます。残念ながら大アララトには雲が少しかかっています。アララト山は標高5,000mを超え、アルメニア人の心のふるさと、いわば日本人の富士山のような存在ですが、今は犬猿の仲であるトルコ領内にあるため、アルメニア人は遠くから眺めるしかないのが現状です。
もう一つのお楽しみ、座像照明を眺めます。ニースのものと同様、照明の色が変わります。まずは赤。
直ぐに緑に変わったと思ったら．．．
今度は青、という具合です。見ているだけで楽しいです。
陽は沈み、残照がいい具合に照明と溶け合っています。
座像を鉄の針金？で作ったものもありました。針金だと思ったのを良く見てみたらアルファベットの集合体でした。アルメニアはキリル文字とも違う独特のアルメニア文字なので、アルファベットは逆に新鮮なのかもしれません。
さてショッピング街を歩きます。この辺りは我々外国人よりも地元の方が多いようです。
そんな中にもスーベニアショップがありました。もちろん入って品定めです。
土産物も買ったので最後に夕食を買いに一昨日と同じ日本料理店「櫻田」に来ました。一昨日同様、和服を着たかわいいアルメニア人の店員さんに注文を取ってもらいました。一昨日は「テイクアウト」がなかなか伝わらなかったのですが、今日はバッチリでした。
（櫻田19:39～19:50）
エレバンの街を歩きまわり、ようやく共和国広場に戻って来ました。何やら歓声がします。
広場にある池で噴水ショーをやっていました。週末だからでしょうか。結構派手にやっています。
（共和国広場20:06～20:13）
噴水というか放水というか、結構な高さまで水が吹き上がっています。
地元の方も週末の夜のひとときを楽しんでいるようでした。
噴水ショーも見たので満足です。そろそろホテルへ向かいます。
遅くなりましたが、一昨日泊まったホテルで、荷物は預かってもらっています。一日置いて（ステパナケルト1泊）再びチェックインをします。
ちょっと遅くなったのですが、荷物の引き取りと併せフロントでチェックイン手続きをします。するとなんと「システムエラーの関係で既に満室になってしまった」と言うではありませんか。荷物を預け一昨日、今日も泊る旨話しておいたにも拘わらずです。面食らってしまいましたが、係員は「代わりの上のクラスのホテルを用意する、そこまでのタクシー代も出す」とのことでアフターフォローはしっかりしてくれました。
（ｴﾚﾌﾞﾆﾎﾃﾙ20:15～20:30）
ということで、タクシーで連れてこられたのはメトロポールホテルです。郊外のアララトブランデー工場に近く、明日の空港バス乗場である共和国広場からは遠いですが、歩けない距離ではないし、ここからタクシーで直接空港に行ってもいいので、その辺は明日また考えることにしました。
（ﾒﾄﾛﾎﾟｰﾙﾎﾃﾙ20:35）
こんな感じで部屋の広さは同じくらいで充分です。
よかったのがこれ、バスタブです。前のホテルはシャワーしかなかったのでこれは得をしたと思いました。
風呂を浴びて櫻田で買ったカレーライスを食べます。味はまあまあですが、これをこんな異国の土地で食べられることがありがたいです。明日はもう帰国出発日です。