2019年7月山形旅行記

2019/07/06 - 2019/07/07

お世話になっている先生からお誘いを受け、初めて山形を訪れました。観るもの、食べるもの、みな素晴らしく、大好きな場所になりました。

エリア 天童温泉(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

山形へは初の「つばさ」で……たまたま別件で山形に出かける同僚と時間を合わせたので、おしゃべりしているうちに着きました(^｡^)。
お昼は先生におすすめいただいた「舞蔵たぬき」で、美味しいお蕎麦と天ぷらをいただきました。

今回は観光・宿泊のプランをすべて“観光大使”でいらっしゃる先生にお任せしていたので、一種のミステリーツアーです(^-^)。
まずは、霞城公園内をご案内いただきました。
この素敵な歴史的建造物は、旧済生館本館。1878年（明治11）に山形県立病院として建設されたものを復元保存した重要文化財です。

中庭を囲む14角形の回廊で、診療が行われていたそうです。こんな美しい病院が存在していたこと、まったく知りませんでした。

右は往診のためお医者さんが使った人力車。建物の中には済生館と県の歴史にまつわる展示物がたくさんあり、学びが深まります。
初代山形県令・三島通庸の業績について知ることもできました。

当時の様子を伝える写真です。
建物のみならず資料もかなり貴重なものなのに、入館無料・撮影もOKとは……。山形県の懐の深さを感じました！
駅からもそう遠くないので、ぜひお立ち寄りくださいませ（自然に観光大使のお手伝いがしたくなります^_^）。

そして、衝撃の縄文の女神！
済生館の隣の県立博物館にある国宝です（撮影OK）。
先生が、ぜひこれを見せたくて、と車の中で説明してくださったのですが、実物を見て、心を奪われてしまいました！
土偶というより、宇宙からの使者では？ 近未来的すぎるデザイン……どこかでタイムスリップ起こっていませんか？ 不思議だけど魅了されます。

次に向かうは山寺。済生館の前で写真を撮ってくれた爽やかな学生さんの言葉にインスパイアされた先生によるプラン変更。雨上がりの虹も幸先よい感じ^_^。

山寺・立石寺は、芭蕉の句の舞台として知られています。
ーー閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

こちらは、向かい合う高台にある芭蕉記念館から山寺を見た景色です。山形を存分に味合わせてくださる先生のお心遣いに感謝します。

山寺の前には文翔館も見学したのですが、重厚・絢爛な建物でした。歴史ドラマなどのロケ地にも選ばれるそう。
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そして、本日のお宿は天童温泉、つるやさん。お部屋はモダンで過ごしやすいです。
一泊二日で三度のお風呂をいただきました。

食事も、温泉も、スタッフの方のサービスもすべて素晴らしいお宿でした。
先生とたくさんのお話をして、忘れられない時間を過ごしました。
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翌朝は、系列の広重美術館を見学しました。天童広重が生まれた逸話は、とても興味深いものです。

その後、日本一の大ケヤキがある東根小学校も訪ねました。「ゆっくりみていってくださいね」という校長先生のメッセージ（プレートに書かれたもの）が、心に響きます。

そして、山形といえばさくらんぼ！
先生が予約してくださった「王将果樹園」では、佐藤錦、紅秀峰など4種のさくらんぼが食べ放題。ジューシーで甘い果実を、お昼がわりに堪能しました。皇族の方も訪れるそうです。

道中で、私の仏像好きに気づいた先生が、慈恩寺に連れて行ってくださいました。手水舎の紫陽花のあしらい、素敵ですね！

慈恩寺の薬師堂です。薬師三尊と十二神将像がおられます。ボランティアガイドさんの解説によると、重要文化財でもある十二神将については研究が進んでおり、快慶一派の作と目されると。中でも安底羅大将（あんていらたいしょう）の格好良さが際立っていました。
仏像好きの方、必見です！

慈恩寺を後にして山形駅に向かいます。先生のおかげで、本当に楽しい、忘れられない旅となりました。
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歴史があり、自然があり、人も優しい……山形へ行ったことがない方、訪問をおすすめいたします^_^。