道東に美味いもんを求めて！知床・釧路2泊3日

2019/06/22 - 2019/06/24

もうすぐ夏だ！ウニ丼だ！・・・と思い立ち、道東行きを計画しました。そろそろウニ漁も解禁かな？と思って調べてみると、知床のバフンウニ漁は６月下旬で終了との情報が。これは大変、と急いで手配。関空から直行便のある、釧路空港ＩＮ・ＯＵＴ、ウトロと釧路に泊まる３日間の旅です。さて、美味しいものにありつけたのでしょうか。

エリア 羅臼（らうす）(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

関西から道東へは、ＬＣＣのピーチ航空だけが直行便を運航しています。ピーチは２度目。前回は関空就航当初で第１ターミナルを使用していましたので、第２ターミナルは初めて利用しました。搭乗ゲートからは、目の前に駐機した飛行機に徒歩で乗り込みます。

関西国際空港 空港

１２時過ぎに釧路空港到着後、予約していたオリックスレンタカーへ。「キューブ」クラスを予約していましたが、スズキのソリオが準備されていました。道東の個人旅行にはレンタカーは必須。３日間（正確には４８時間レンタル）お世話になります。（写真は道中で撮影）

昼食は、名物のヒメマス料理をいただこうと、阿寒湖までぶっ飛ばしました。（もちろん安全運転で！）目的の郷土料理店に１３時半頃到着して、車を降りようとしたところ、主人らしき方が店から出て来て「満席だよ！カウンターなら空いてるけど時間がかかるよ！」との声。もしかすると、控えめで口べたな主人が、来訪客に気を遣って親切心で言ったのかもしれませんが、せっかちな関西人には「忙しいので、これ以上客はいらん！」としか聞き取れず、プチ切れ状態でその場を立ち去ったのでした。そして、やって来たのは「アイヌコタン」。アイヌ料理でもいただきましょうか。

阿寒湖アイヌコタン 名所・史跡

事前に調べもせず、選択肢も少ない中、こちらの店を選びました。「北国の味　ばんや」は、ヒメマス料理の店とは打って変わってお客はゼロ。ラーメンと郷土料理が売りのようです。

北国の味 ばんや グルメ・レストラン

エゾシカにしようかとも思ったけど、最初の食事を外したくなくで「豚丼」（1,300円だったかな？）を注文。豚丼はどこかで食べようとは思っていたけど、まぁ濃いめの味がついた豚肉が乗っかった丼です。普通に美味しいですが、ここで、観光地価格を払って食べなくても良かったかな。

相方は、みそバターコーンラーメン（1,000円超）。まぁ、北海道ですから･･･。しかし、この価格で、ここでいただく意義がお互い見出せないまま最初の食事は終了。先を急ぐため、遊覧船にも乗らず阿寒湖を後にしました。

阿寒湖を出発し、摩周湖展望台で名物のソフトクリームを楽しもうと計画していましたが、あいにく山全体が雲の中。摩周湖の展望どころか、10メートル先の視界もありません。レストハウスは営業していましたが、景色が無いのでは駐車料を払う値打ちも無いので、あきらめて麓の硫黄山にやって来ました。硫黄山の駐車料金を払おうとすると、摩周湖レストハウスと共通だったことが判明。今更、雲中の摩周湖に引き返す時間も無く、硫黄山のレストハウスでソフトクリームを楽しみました。

硫黄山 自然・景勝地

斜里町を抜けてウトロへ向かう途中、天に続く道のスタート地点で記念撮影。ウトロ側から斜里町中心部に向けて28㎞もの直線道路が、まるで天に昇って行くように見えます。撮影場所には駐車場も完備されていました。

天に続く道 名所・史跡

宿に入る前にもう一ヶ所、オシンコシンの滝に立ち寄りました。国道沿いに駐車場があり、滝までは階段を上っていきます。水量も多くなかなかの迫力でした。滝を落ちた水が、目の前の海に流れ込んでいく様子も眺めることができました。

オシンコシンの滝 自然・景勝地

今夜は知床第一ホテルに宿泊します。本来なら、地元の料理屋で旬の食材をいただきたいところですが、ウトロでは外食の施設が少なく、今回は温泉もある大規模なホテルを選びました。ロビーには団体の歓迎看板が並んでいて、なかなか賑やかそうです。

ウトロ温泉 知床第一ホテル 宿・ホテル

夕食はバイキングスタイル。チェックインの際、夕食時間の指定がありましたので混雑は予想していましたが、食事会場「マルスコイ」に行ってみてビックリ。巨大な会場ですが、団体客・個人客が入り乱れ、ブッフェラインには行列ができています。
和食、洋食、中華のオープンキッチンは素敵ですが、お盆を持って行列の後ろに並ぶ気にもならず、屋台の寿司と珍味を適当に取って席に着きました。
次に、ドリンクのオーダーにひと苦労。スタッフに一生懸命アピールしてようやく注文しましたが、今度はなかなか運ばれてきません。とうとう料理に手をつけて、寿司が半分に減ったころようやくビールが到着しました。
その後も屋台の天ぷらと珍味で腹を満たし夕食は終了。メイン料理はどんな味だったのでしょう？（笑）

朝食もバイキング。会場の外まで料理を取る行列ができていて、またまたビックリ。たくさんの料理が並んでいましたよ。しかし、ご飯のお釜は空っぽなど、サービスが追いついていない感じです。混雑する時間を外せば良かったのですが、観光客の行動パターンは似通っているようで･･･

２日目は天候も回復。ゴジラ岩観光の知床クルーズ、８時３０分出港の「ルシャ湾コース」に乗船します。

ゴジラ岩観光 乗り物

知床連山の岩から染み出す地下水が滝となって落ちています。小型クルーザーなので陸に接近して航行してくれて、迫力の景色が楽しめます。

ヒグマの出現率９０％！この日は１頭だけ見ることができました。写真ではわかりにくいですが、立派な大人のヒグマでした。ルシャ湾でＵターンして、２時間の遊覧コースは終了。知床の大自然を満喫できました。

ルシャ湾 自然・景勝地

次は知床五湖にやって来ました。五湖全てをガイドの案内で巡るツアーに参加する時間は取れませんでしたので、木製の遊歩道が完備された一湖に行ってみます。

知床一湖 自然・景勝地

高架木道から知床連山を眺めながら一湖畔まで散策を楽しみました。途中には展望台もあり、１時間ほどのんびり過ごすことができました。

午後は知床横断道路で羅臼を目指します。途中の知床峠では、残念ながら羅臼岳の頂上は拝めませんでしたが、天気も良く快適なドライブでした。

知床峠 自然・景勝地

昼食は、楽しみにしていた、バフンウニの丼です、道の駅「知床・らうす」の２階にある「知床食堂」のうに丼は、３，５００円とお高めですが躊躇せず注文。これを食べにここまで来たんですから。

知床食堂 グルメ・レストラン

バフンウニはムラサキウニに比べて濃厚な味わい。しかも地元でいただくのですから新鮮そのもの！写真の通り身が溶け始めているのは、ミョウバンを使っていない証なのでしょう。

相方はこれまた名物のメンメの塩焼き。メンメとはキンキのことで、とにかく脂がのって美味しい！特に骨やエンガワの辺りの身が美味しく、まさに骨しか残らないほどキレイに平らげました。

食後は知床を後にして釧路を目指します。途中、人より牛の数が多い中標津町に寄り道。地平線まで見渡せる開陽台で根釧台地を展望の後は、お待ちかねのアイスクリーム！中標津町中心部の「ジェラート・シレトコ」にお邪魔しました。

「北海道ミルク」と「知床のしお」をいただきました。味が濃くて美味しい！はるばるやってきた甲斐がありました。

釧路の宿泊は「センチュリーキャッスルホテル」。幣舞橋に近いシティホテルで、繁華街へも徒歩圏内。駐車場無料が嬉しいですね。ビジネスホテル並みの価格ですが、設備もサービスも高級感がありました。

釧路センチュリーキャッスルホテル 宿・ホテル

釧路の夜の楽しみは炉端焼き！しかし日曜日で、炉端の周りをカウンターが囲む「ザ・炉端焼き」スタイルの店は軒並み定休日。ホテルで勧めてもらった大型店も満席で振られ、たどり着いたのは「虎や」。何故かタイガースファンの店のカウンターに着席しました。

港釧路の炉端焼き 虎や グルメ・レストラン

大海老５尾１，０００円は、もちろん炭火焼き。ちょっと焼きが甘いのは好みの問題か？

同じく炉端メニューのアスパラ肉巻き。北海道のアスパラは甘くて美味しい！

ツブ貝刺身は１，２００円。美味しいけど少し高いんでないかい？

タイガース柄の日本酒もいただきました。

ホテルの朝食です。味・ボリュームとも大満足で、ネットで高評価なのがわかります。セットメニューの他、野菜やおかずがバイキングスタイルで取り放題。朝からシャンパンもありましたが、運転のため断念して、新鮮なミルクをいただきました。

釧路センチュリーキャッスルホテル 宿・ホテル

陶板焼きの中身は鶏肉や野菜の蒸し煮。野菜のまあ甘いこと！さすが北海道の大地の恵みです。朝からたくさんいただきました。

復路便の時間があり、昼前には釧路空港に到着しなければなりません。そのため、釧路湿原観光は空港に近い「釧路市湿原展望台」を選択しました。駐車場前の有料展望台では、湿原を遠くに望むだけと聞き、木道・散策路を歩いてサテライト展望台へ。森を抜けると目の前に雄大な湿原の風景が拡がりました。写真では伝わりにくいですが、釧路湿原の広さと豊かさを実感できる素晴しいポイントでした。

釧路市湿原展望台 名所・史跡

レンタカーを返却して釧路空港に到着。機内食はありませんので、空港で最後の食事をします。和食・ラーメンの「北斗」です。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

道東旅行の締めくくりは、やはり「うに丼」（笑）。知床でいただいたバフンウニや釧路の炉端メニューなど、今回の旅でいただいた美味いもんを思い出しなから完食！これにて２泊３日の道東グルメ旅のレポートも完了です。

北斗 グルメ・レストラン