鉄のカーテンの向こう側・in ベオグラード#1

2017/03/06 - 2017/03/09

ここ数年で何か国か訪れたので、写真と記憶の整理をしようと思う。人に見られることを考えて撮った写真ではないし文章もメモ程度ではあるけれど、誰かの役に立つかもしれないので公開することにした。

2017年3月、大学の試験が終わり、時間が出来たので初めて海外の一人旅に出ることにした。なんとなく東側諸国を回りたくなったので中欧へ向かうことに。とりあえず最初の目的地はセルビア、ベオグラード。文化的な東西の分岐点であり、また歴史の長い街であり、以前から訪れてみたかった都市。世界史に興味のない人であれば20年前のユーゴ紛争で空爆された都市して記憶にあるのではないだろうか。いろんな人から危険ではないかと言われたが、行ってみると危険な香りは一切なく（訪れた範囲内では）、過ごしやすい街だった。


【ベオグラードでの滞在】
・通貨：1ディナール≒1円

・両替：セルビア国内以外ではどこで両替できるのか分からないので、現地で下ろすか、両替する他ない。アエロフロートで現地入りする場合は空港の両替所は閉まっているので何とかする必要がある。自分の場合はebayで紙幣を購入してから旅に出た。両替自体はEUR/USDがあれば市内のどこにでも両替店があるので困らない。"Menjačnica"を探せばいいし、郵便局でメニャツィニツァ言っとけば両替してくれる。

・空港からの移動：到着ロビーを出てすぐのところにバス停があり、中央駅前まで行くことができる。駅前まで300ディナールくらいで、30～40分くらい。夜は少なくとも22時30分までは便がある。

・言語：英語が割とどこでも通じる。

・軽食：日本のコンビニと同じかそれ以上にキオスクが至る所にあるので、飲み物とお菓子には困らない。

・交通：キオスクでブスプルスというカードを買うとバス、トラムに乗れる。チャージ式か日数の決まった券を買う。乗った時には機械にタッチする必要がある。

・治安：割といい。感覚ではこのあとのプラハよりも軽犯罪は少ないように感じた。ただ、中東からの移民が中央駅付近の公園にたむろしていたので場所と時間によっては分からない。

エリア ベオグラード(セルビア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベオグラードへはアエロフロートを使い、モスクワ経由で。フレキシブルなエコノミーよりもランクの低いビジネスの方が安かったので初のビジネスクラス。成田空港北ウイングのデルタ航空ラウンジ。

ほとんど人がいない。

13時頃の出発なので昼食を取ることにしたが、これが失敗であった。

ラウンジから搭乗予定の機体も見える。

搭乗するとまずはウェルカムドリンク。アルコールに弱いのでシャンパンを選ばずオレンジジュース。加えてナッツももらえる。

フルフラットかと思っていたらシェルフラットタイプだった。しかし日本人の足の長さなら十分すぎる大きさであった。

離陸後1時間ほどで食事。まずはアミューズ。

パン。暖かくておいしい。

オードブル。この時点で結構満腹。

名前は忘れたけど4種類あったアエロフロートオリジナルカクテルのひとつ。ビジネスクラスでしか飲めない。

サラダ。比較対象を置けばよかったがかなり大きい。満腹。

トマトのスープ。スメタナ入りがロシアらしい。

メインは子牛のステーキ。

デザート。アエロフロートのビジネスクラスに乗るのであれば、ラウンジで食事をとるべきではない。

その後も、

お菓子が何度も配られる。

着陸前の2食目。

配られたチョコ。いいデザイン。味も良かった。

シェレメーチェボ空港、ターミナルＦの最深部。

この時、モスクワは大雪で遅延と欠航が相次いでいた。定刻20時頃出発予定のところ、21時頃出発となった。

23時ごろベオグラード到着。ニコラ・テスラ空港からはバスで写真中央のベオグラード中央駅の前まで。宿泊場所は駅前、バス停からも歩いてすぐのBelgrade City Hotel。

ベオグラード シティホテル ホテル

翌日は街を歩く。内戦の際、米軍にミサイルを撃ち込まれたビル。一応撮影禁止らしく、周りを警察官が警備している。

街は割ときれい。

ベオグラード大学工学部？だかの建物。

大学校舎の前にあった、ニコラ・テスラ像。

ニコラ・テスラ博物館。ニコラ・テスラはセルビアの誇る物発明家で、交流電気や無線操縦、テスラコイルなど現代も使われている技術を発明した人。物理を勉強してはいないのでよく分からないが凄い人らしい。100ディナール札にも描かれている。

ニコラ テスラ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ここは入館料300ディナール

説明の内容は忘れたが、

この技術を応用すると公共の場でみんながスマホを充電できるよ！って内容だった。

テスラの発明した無線操縦船。

ニコラ・テスラ。