ＡＮＡのマイルで厦門　　2つの世界遺産　コロンス島と福建土楼へ　　３日目　コロンス島散策篇

2019/06/07 - 2019/06/09

私はどちらかといえば国内はＪＡＬ派で、最近もっぱらＪＡＬのどこかにマイルにハマっていて、ちょこちょこ国内のあちこちへ出かけています。
福岡での仕事で頻繁に出張していたら、ＡＮＡのマイルがいつの間にかアジア圏の近場なら行けるくらい中途半端にたまっていました。
そうなるとどうせなら国内よりも身近な海外へということで、香港、台北、ソウル、上海、北京・・・
そうだ、厦門へ行こう。そう思って調べてみると、成田からならＡＮＡの直行便があることがわかり、迷わずチケットを確保。
金曜日有給休暇を取って3日間で、コロンス島と福建土楼の2つの世界遺産へ行く旅を計画しました。
ホテルは一番賑やかな中山路に確保
とりあえずそれだけ決めて後は行けば何とかなるだろう・・・
今回もそんな軽い気持ちで出掛けてきました。
ここでは３日目最終日の２時間半のあわただしコロンス島散策を紹介します。

エリア 厦門(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

厦門の旅も３日目。
いよいよ最終日です。
朝食の前に朝の散歩を

夕方は歩行者天国で人であふれる中山路もこの時間は人影もまばら

通り沿いは同じような外観の4階建ての建物が並んでいますが、その奥にはこんな高層のマンションも

白い大きなわんこの周りにはこんなキャラクターの人形が並んでいました

煉瓦塀の向こうにはお寺があるようです

こちらが２日目に宿泊したジェムホテル
この裏側が初日のホテル
なんと建物は一緒でした。

昨日も朝食付きで予約していたのですが、早朝に土楼ツアーに出発してしまい、朝食を食べ損ねてしまい、この旅最初のホテルでの朝食です。
たっぷり食べてお腹も満足したところでホテルをチェックアウト。

昨夜コロンス島のフェリー乗り場を調べておいたので、タクシーで今度は迷うことなく到着
まだ８時前なのに既にかなりの人
チケットのカウンターに行くとちょうど正面の観光に便利な港に着く船は９時４０分のものしか取れず、島の裏側に着く５０元の船なら８時１５分に乗れるとのことで、迷うことなくそちらの乗船券を購入。乗船券の購入にはパスポートの提示が必要でした。
空港と同じように赤外線のセキュリティチェックもありです。

フェリー乗り場は、空港のような立派なターミナルでした。

乗船時間は２０分ほど

わずかな時間なので、デッキに出てクルージングの景色を楽しむことに

上陸するのはフェリーですが会場には島の周辺の周遊する遊覧船も出ています。

通常だと半日はかかるコロンス島散策ですが、帰りの飛行機の関係で滞在時間は2時間半がマックス

埠頭に到着後は速やかに移動しないと

島内マップをもらい損ねてしまい、到着したターミナル内にもなかったのでグーグルマップを見ながら移動開始
コロンス島内は車やバイクは走れないので電動カートに乗るか歩くかいずれか
道が狭く迷路のようになっているので移動手段は基本徒歩

すぐにビーチに出て島らしい景色が目に飛びこんできました。

コロンス島の何が世界遺産になっているかと言うと、厦門と言う町の歴史的な背景まで遡ります。
アヘン戦争後、南京条約によって、5つの町が開港されました。
広州、福州、上海、寧波、そして厦門です。

厦門が開港した時から鼓浪嶼(コロンス島)は14か国の共同租界地となり、領事館が置かれ西洋人が多く住むようになりました。

中国建築と西洋建築が入り混じっている独自の建築技術や様式、都市計画、景観、デザインなど、歴史上重要な時代を証明する建築様式が認められ、世界文化遺産となりました。

だから古い建物大好きな私には、どうしても行ってみたい場所の一つでした。

途中にあったヒーローもののテーマパーク
全然興味ないのでスルー

ショートカットできるトンネルがあるのですが通行止めになっていて海岸沿いの遊歩道を迂回して進んでいきます

岩の上に人の姿が見えているのが日光岩

今日も暑くて炎天下の中、ここまで30分ほど歩いただけで、汗っかきな私はもう汗だく
かき氷屋さんを見つけマンゴかき氷を
美味い　生き返った！

裏に回るとかき氷屋さんはこんな立派な洋館でした

日光岩の入口にようやく到着。
登るだけで60元　かなり高い。
ここに登りたいところですが、昇ってしまうと建物を見て回る時間が少なくなってしまう・・・
どうしたものか・・・
建物好きな私は建物を優先してやむなくここはスルー

こちらは三一堂と呼ばれる教会
1934年に建てられたものです。

路地の奥にも歴史的建造物であることを示す、石のプレートの掛かった建物が

伯爵会館と塀に大きな文字が入っているお屋敷が

中に入ってはいけないようですが好奇心が勝りちょっとだけ覗いてみました。
番婆楼と呼ばれるこちらの建物は、1927年フィリピン華僑が建てた、大型植民地風の別荘です。

塀は中国風なのでいろんな文化が入り混じった様式になっていますね。

上海にも租界があり西洋のエッセンスの混じった建物が数多くありますが、洋館はコロンス島の方が圧倒的に多いですね。

古い洋館が大好きな私　
何時間いても飽きないですね。
2時間半の滞在では全然満足できない・・・

この一帯は庶民が暮らすエリアなのか布団が干されたりして、生活感が漂っています。

カップルがウエディング写真を撮っていた協和礼拝堂
1863年に建築された、コロンス島で一番大きな礼拝堂になります。

その隣にはスペイン風の天主堂があります。

扉を開けると中はこんな感じになっていました。

ピアノ博物館は比較的新しい建物だったのでパスして、歴史的建造物を活用したオルガン博物館を見学。

八卦楼と呼ばれるこの建物は台湾商人・林鶴寿が建てた別荘
コロンス島で最大規模の住宅だそうです。

別荘でこれだけのものを建てるとは、どれだけ大金持ちだったのでしょうね？

見学できるのはオルガンの展示している1階だけ

吹き抜け部分にで～んと置かれたパイプオルガン

坂道や階段が多く道が狭く入り組んでいるので迷路のよう。
案内マップも持たずに感覚で歩いているので、今自分がどの辺を歩いているのかグーグルマップだけでは把握できない状態です。

事前のリサーチも何もしていないので、何を見るべきかも全く把握していないので気の向くまま歩いて目についた建物を眺めるだけ。

事前に調べてこなかったことを少しだけ後悔。

入口に大きな館名板の出ている建物は多分有名な見るべき建物なんでしょうね。

コロンス島は別名ピアノ島とも呼ばれるほどピアノが古くから普及している音楽の島なんだそうです。
だからオルガン博物館やピアノ博物館もあるのでしょうが、2時間半の滞在の中でピアノの音を聞くことはありませんでした。

お土産屋さんが並ぶエリアで気になる建物発見
ここだけは下にお店が入っていないようで、外から眺めるだけ

岸壁の岩の上に厦門の本島側に向かって立つ大きな石像があります。

時間がないかったので下から眺めただけでしたが、鄭成功という明朝末期の武将。
台湾を解放した英雄とし、敬われている偉人のようです。

島の裏側の海は海水浴場のような砂浜でしたが、表側はこんな大きな岩がごろごろ

タコのモニュメントの奥には水族館がありました。

正面の建物は市場

市場大好きな私ですが、帰りの船のタイムリミットまであまり時間がないので入口から覗いただけ。
ここからフェリー乗り場までは歩くと30分くらいかかりそうです。
こうして2時間半ほどのわずかな散策でしたが、コロンス島の雰囲気を少しだけ感じただけの中途半端な散策で終わってしまいました。
次は島に泊まってじっくり散策したいなあ。

帰りの便は2時45分発。
厦門空港へは1時間半前に到着したのでファーストクラスラウンジでゆっくり食事を

かなり広いラウンジでしたが人影はまばら

2種類の麺があり、まずは青島ビールと面で腹ごしらえ

2本目のビールはサンドイッチと枝豆で

帰りの席は、行きの便で快適だったビジネスクラスのすぐ後ろの席に替えてもらいました。

眼下に見えるのは先ほどまでいたコロンス島

雲海に沈む夕陽

帰りの機内食はハズレ
サラダとパンとデザートだけでメインはほとんど食べずにパス

行きの便で途中で終わってしまった『七つの会議』の続きと『マスカレードホテル』のちょうど半分くらいまで見たところでタイムアウト。
ちょうど面白い所だったので残念！
成田に到着したのは8時半　家に帰りついたのは10時過ぎでした。
3日間の厦門の旅でしたが、目的の一つだったコロンス島が中途半端に終わってしまい、次回はコロンス島に泊まってのんびり散策してみたいものですね。