京都・香川・岡山・長野・新潟【18きっぷの旅】6日目～9日目（岡山・長野・新潟編）

2019/04/07 - 2019/04/10

青春18きっぷを使って、桜の名所を中心に9日間かけて京都－甲子園－香川－岡山－長野－新潟を巡った。8日目、9日目は松本城と高遠城址公園に行く案もあったが、直前の桜開花情報を見て（ほとんど開花していない状態）、上田城と高田公園のプランにした。必然的に移動時間が多くなってしまったが、総額32800円の区間を11850円（18きっぷの値段）で移動できたので、18きっぷの恩恵を十分に受けることができたと思う。

1日目：京都（京都御苑）
2日目：京都（伏見稲荷大社）、甲子園（選抜高校野球決勝戦）
3日目：香川（讃岐富士、丸亀城、金刀比羅宮、善通寺）
4日目：香川（粟島、父母ヶ浜）
5日目：香川（高屋神社、銭形砂絵、紫雲出山）
6日目：岡山（津山城）
7日目：岡山（吉備津神社）
8日目：長野（上田城、善光寺）・新潟（高田公園）
9日目：新潟（高田市内）

エリア 岡山

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

6日目（4月7日）は18きっぷを使って、岡山県津山市へ。メインは津山城（鶴山公園）の桜だ。
JR予讃線、快速マリンライナーと乗り継ぎ、岡山駅で快速ことぶきに乗り換え津山駅へ。

岡山県津山市はB'zのボーカル稲葉浩志さんの出身地。津山駅前にも写真のような看板が。
この後、津山ホルモンうどんの人気店「橋野食堂」最寄り駅となる東津山駅へ移動するのだが、津山駅前の観光案内所でもらった地図に、東津山駅の近くに稲葉さんのご実家として「イナバ化粧品店」が掲載されていたので、寄ってみることに。

イナバ化粧品店は東津山駅の北東数100mの場所にある。入店する勇気はなく、外観を写真に撮っただけで、約650m歩いて橋野食堂へ。

イナバ化粧品店 名所・史跡

橋野食堂には10数人の行列ができていた。1時間弱でやっと入店。ホルモンうどん（790円）を注文。ホルモンは口の中でとろけるうまさ。待った甲斐があった。

橋野食堂 グルメ・レストラン

橋野食堂から歩いて城東街並保存地区へ。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、昔の街道の雰囲気を感じることができる。

城東街並保存地区の北のはずれにある千光寺へ。ここは立派なシダレザクラが見られるスポットだが、早咲きのため、大方散ってしまっていた。

千光寺 寺・神社・教会

そして、メインの津山城（鶴山公園）へ。ここは入園料300円が必要。入園ゲート正面の階段を上った場所が、この写真が撮れる撮影ポイントとなっている。正面に見える建物は天守ではなく（津山城の天守は現存していない）2005年に復元された備中櫓。桜は満開だが、曇り空なのが残念。

他にも何ヶ所か撮影ポイントに寄り道し、備中櫓のある広場へ。

日の入り後、ライトアップがされるので、備中櫓の中を見物したり、本丸跡の石垣に登ってみたりして時間をつぶす。
写真は備中櫓付近からの景色。

日が暮れてライトアップが始まる。

絶好の撮影ポイントには、三脚を立てたカメラマンがちらほら陣取っているが、それほど人数はいないので、気兼ねなく写真を撮れる。

夜から雨の予報だったが、幸い雨が降る前に引き上げることができ、宿泊先の岡山駅に着いた時は雨が降り始めていた。

7日目（4月8日）の最終目的地は長野県上田市だが、早起きして吉備津駅から徒歩で行ける吉備津神社へ（岡山駅周辺の定番観光地である岡山城と後楽園は過去に訪問済み）。本殿・拝殿は国宝指定。写真では分かりづらいが、檜皮葺の屋根から白い蒸気が湧き上がっており、雨で水分を含んだ屋根が直射日光で熱せられて発生したものとはいえ、何とも神々しさ感じさせる。

吉備津神社の廻廊。全長360mとのこと。

8:34吉備津駅発のJRに乗り、岡山、相生、姫路、米原、大垣、名古屋、中津川、松本、篠ノ井と乗り継ぎ、20:50に今日の最終目的地上田駅に到着（篠ノ井－上田のしなの鉄道運行区間は18きっぷ使用不可）。
写真は、名古屋駅ホームの食堂で食べたきしめん。

上田城跡公園で22:00までライトアップをやっているので、行ってみる。
お堀周辺を歩くが、さすがに遅い時間なので、人は少なくひっそりとしている。そして、結構寒い。

名物の北櫓前のシダレザクラも見事。

上田城 公園・植物園

8日目（4月9日）、早朝（7:00前）から上田城跡公園へ。昨晩ライトアップを見た北櫓前のシダレザクラ。

早朝なので、まだ人は少なく、のんびりと散策できる。

西櫓下の芝生広場のピンクの桜（上田市の公式ホームページの情報によるとヤマザクラらしい）も満開。

この日は、上田駅から新潟県の高田駅まで、しなの鉄道、えちごトキめき鉄道と乗り継いで行くのだが、JRではないので18きっぷは使えない。途中、長野駅で下車し、善光寺参り、人気のラーメン屋で昼食（私にとっては、並んでまで食べる程ではなかった）。高田駅からは歩いて高田公園へ。高田公園の敷地は広いが、屋台も出ており、まあまあの人出。

内堀の周りは高田城三重櫓と桜を撮れる撮影スポット。

高田公園南西の野球場付近の桜が、西日を受け、さらにお堀（西堀）の水面に反射し、綺麗だった。

日の入り後、夜桜見物までの空き時間を使って、高田駅付近の「軍ちゃん　高田店」で夕食。時間的に混雑を心配していたが、待ち時間なくカウンター席に案内してもらえた。海鮮ちらし上（1620円）を注文。盛り付け位置通りにネタの名前が書かれたメモもくれるので、見た目だけでは分からないネタがあっても、ネタの名前を意識した上で味わえる。これだけの種類と量そして新鮮さで、このお値段。ありがたや。

軍ちゃん 高田店 グルメ・レストラン

高田公園へ戻り、夜桜見学。夜桜が有名なので、明らかに日中より混雑している。

内堀西側には遊覧用ボートが停泊しており、水面に反射した夜桜とともに風情を感じさせてくれる。

こちらも内堀西側から。赤みを増すモードで撮影したので、上の写真に比べ桜が赤みを帯びて写っている。

高田公園南側には「さくらロード」と名付けられたスポットがあり、華やかにライトアップされていた。

「さくらロード」にて。

9日目（4月10日）、高田の街を散策。豪雪地帯であり、雪下ろしのためか、2階から屋上へ登れるはしごが架かった家屋をよく見かけた。

高田の雁木通り。雪が通路に積もらないように家屋の庇が通路の屋根代わりになっている。

日本最古級の現役映画館と言われる高田世界館。映画の上映されていない時間であれば中を見学できるそうだが、6:30過ぎの早朝では、さすがに開いていなかった。

高田世界館 名所・史跡

高田駅から9時間以上かけて帰宅。
群馬県水上駅付近では、雪が舞っていた。