南北から富士を眺めるはずだった

2019/04/21 - 2019/04/22

何度も富士市へ通いながら富士山を眺めているのですが、東京から富士山の写真と撮ってブログにアップしている友人の見る山の姿と、いつも雪の量が違うのです。私の見た後に雪でも新しく降ったのだろうかと思っていたのですが、天気予報の解説でやっと理解できました。今年は富士山の雪が少ないため、陽の良く当たる南側は溶けて茶色の地肌が良く見えるそうなのです。言われてみると、私の見ていた富士市は山の南側にあります。東京からは山中湖越しの北斜面を写真に撮っていることになります。では一度ぐらい御殿場から山中湖方面に回って、友人と同じ方向から富士山を見てみようと寄り道して見ました。

富士市からの帰り道に御殿場インターで降り、緑に囲まれたホテルに着きました。ここに決めたのは「富士山の見える大浴場」の言葉が決め手になりました。着いて明るいうちにまずはお風呂へ、ところが天気の良い日なのに頂上付近は雲に隠れていました。独立峰のため下界は晴れていても富士山は雲に隠れている、何度か見舞われている不運な日に当たってしまいました。うーん、明日も心配。

翌日も天気は良かったので、途中に立ち寄りながら山中湖方面に行きました。進むと「富士霊園」の大きな入口がありました。車が数台入って行くのですが、お墓参りの季節ではありません。緩やかに登る様な道路の両側は松や桜がきれいです。ゆっくりと走って二つのロータリーを過ぎ慰霊堂の下まで行って見ました。斜面を緩やかに登ったような場所で景色がとても良いため、他の車も観光出来ているようでした。

すると静かな霊園なのに、遠くから大きな音が聞こえてきます。車の排気音のようで、地図を見ると「富士スピードウェイ」が近い事を知りました。レースは行われていないので、自由に見学できる日のようです。ピットの近くに車を止めて、バイクや車の走行を見学。直線のスピードは何キロ出ているのか、あっと言う間に通り過ぎていきました。

さていよいよ山中湖へ向けて峠越えです。その先に「パノラマ台」と言う眺めの良い所があるようなので目指してみます。

パノラマ台は小さなスペースですが、駐車場とベンチがありました。しかし残念なことに山中湖は見えるものの、見たかった富士山の北斜面は雲の中でした。

山中湖まで来たので「忍野八海」と「花の都公園」を回って中央高速で帰ろうと思っていたのですが、行って見るとどちらも中国人団体観光客が多くて賑やかすぎて、短めに観光して帰途に着きました。

エリア 忍野(山梨)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

明るいうちに宿につき、富士山の見えるはずの大浴場へ。しかし、頂上付近は雲に隠れていました。

ＴＯＴＯフォレスト東富士 宿・ホテル

朝食をしっかり食べて、今日こそ北側からの富士山を見るぞと思ったのですが。

少し進むと、富士霊園がありました。綺麗に整備された街路樹が見えたので、寄り道して見ました。

枝垂桜がきれいでした。階段を登るともっと眺めが良いのでしょうけど、疲れそうなのでやめました。

レースの無い日は車も人も少なく、ゆっくり見学出来ました。

富士スピードウェイ テーマパーク

ピット前の駐車場には、レースカーでしょうか。トラックに積まれて数台が準備をしていました。

ピットビルの観覧席から直線コースを見ると、あっと言う間に飛んでいくような速さに感じます。この時間は、バイクが走っていました。

バイクの後は、四輪の走行。自分の車を持ち込んでレースの練習なのでしょうか。市販車と変わらない車から、カラーリングをした車まで。

次の時間は、ペースカーを先頭に体験走行。一列に並んで走り、追い抜いたりしてはいけないそうです。

三国峠へ向かって走ります。あれ、同じ様な名前の峠が新潟県にもあったような。

パノラマ台から。山中湖は見えるのですが、富士山はすそ野がチラリと見えるだけ。

山中湖畔。東京では散ってしまった桜が、ここではまだまだ見ごろでした。

花の都大橋を渡って、有料の園内へ進みます。両側には沢山のチューリップが植えられているのですがほとんど蕾でした。

山中湖 花の都公園 公園・植物園

大きな温室が入るとすぐにありました。

山中湖花の都公園フローラルドームふらら グルメ・レストラン

シクラメンやシンビジウムなど、花の鉢植えを並べたようなだけの温室。公立の植物園などに比べると、植物の種類が少なくて大きな温室が生かし切れていない気がしました。

それでも中国人観光客たちは、花の前で嬉しそうに写真を撮っていました。

ネモフィラが一番よく咲いていました。

湧池側の湧水、とても冷たく透きとおっていました。

その水が流れ込んでいた湧池、底まで透きとおって見えました。

きれいな水だ、清らかだ、、、などと感傷に浸る暇は全くなくて、周りはほとんど中国人観光客。ゾロゾロと賑やかな事、お土産屋の多い事、「忍」の字が地名にあるのが不思議に思えてしまいました。

お土産屋の無い池へ向かうと、やっと人が減って静かになってきました。川沿いの桜が、きれいに咲いていました。

忍野八海 自然・景勝地

帰り道の途中、道の駅があったので一休み。

道の駅 富士吉田 道の駅

道の駅の水汲み場、富士山の天然水が詰め放題。大きなポリタンクを持ってきて、何本も水を汲んでいる人もいました。その車のナンバーを見たら、なんと横浜から。

ペットボトルがあったので、500ミリだけ持って帰ってみました。

北側からの富士山が見られなかったので、山型のメロンパンをお土産に購入。

悔しいのでパンの周りをぐるっと眺めたのですが、チョコレートがかかっていて白い雪の富士山ではなかった。((+_+))