2019年台湾の旅 くいだおれ台中と彰化鹿港珍スポの旅 6

2019/06/07 - 2019/06/10

うっかり中華圏の祝日を調べ忘れて、端午節の三連休と被ってしまった今回の旅。人がいっぱいだったけど、お祭りモードの鹿港に行けたから良かったのかも。
あこがれの彰化や鹿港のB級スポットにも行きました。あとめちゃくちゃ食べました。

エリア 彰化(台湾)

台湾旅行3日目の中盤の旅行記です。
八卦山の大仏を見た後、行きたかった場所に向かいます。
大仏近くの路上に看板が出ています。

南天宮の看板はけっこうあります。

十八地獄

全部電動…

1階にいるオバチャンに1人50元を支払い、チケットを受け取ります。

後で知ったのですが、1階部分に第１地獄、第２地獄があったようです。
オバチャン2階しか案内してくれなかったやんか…知らんかったやんか…

2階の十八地獄の入り口です。

わたくしは好奇心で彰化まで来てしまいましたが、地獄に堕ちたらこんな目に遭うから、地獄に堕ちないようにしましょう という、至極真面目な仏教施設だと思います。

しょっぱなに全力で『ぎゃーーー！』って叫び声あげました。
あーびっくりした。あんな仕掛け……お化け屋敷かよ…

(後で調べたら、三途の川でした)

地獄の風景が再現されています。

麻豆の十八地獄は地獄ごとに区切られていて、それぞれに音声が付いていましたが(音声が劣化してガッサガサでしたが)、こちらは区切りなく置かれていて音声はありません。

動くとキィキィという音が響きます。
https://youtu.be/ztP-6fwTpNI

頭を油に突っ込まれている人がインパクトありました。
https://youtu.be/kua2Luo2qNo

麻豆に比べると、人形も綺麗だし、男も女もクオリティ高いです。

動画で見るほうが雰囲気が出ますね。

横で夫がひたすら喋っていたので、動画は全部載せられませんでした…
https://youtu.be/GI8aurj9K5E

2階が『十八地獄』、3階は普通のお寺のようなフロア、4階は『魔界怪譚』となっています。

4階の魔界怪譚の入り口に展示の簡単な紹介があったので、後で読もうと思って撮っておきました。
これが、この記事を纏めるのに役に立ちました。

4階の魔界怪譚コーナーの最初は『目蓮救母』

軽く調べたところ、中国の仏教の逸話として長く語り継がれてきた話で、釈迦の弟子の目連が地獄に堕ちた母親を助ける話だそう。
戯劇として発展し、中元節(つまりはお盆時期)に上演されるとか…ネットで簡単に調べただけでも面白かったです。

このコーナーはこの後、完全にお化け屋敷のノリになります…
夫の後ろにくっついて、ひたすらギャーギャー叫んでたので写真撮ってません…

これは『李世民遊地府』
李世民って言ったら武則天の最初のダンナさんやんな…っていうぐらいの、中国ドラマで仕入れたペラッペラの知識しかなかったんですが、帰国してから調べたら、李世民が一旦死んで地獄めぐりをしてから生き返らせて貰うという逸話があるそうで。

4階も一応地獄メインの展示になってるようです。
途中は完全に電動のお化け屋敷だったけれども。

後は、『上帝公出巡』
玄天上帝(神様)の出巡パレードですかね。賑やかですね。
https://youtu.be/eY9sJJNg8QA

『英台拜墓馬俊娶親』
動画は途中で切れてますが、美女が輿を降り歩いて墓の中に入っていく様子です。
これだけ見ても何のことか分からなかったので帰国後調べたら、中国4大民間説話のひとつの『梁山伯と祝英台』だそう。
男と女(男装女子)が男同士として親しくなるものの、恋心を秘めたまま女が帰郷、男が女の郷里を尋ねたが、女は男装を辞め他の男と許婚になっていた。男はその後死んでしまい、悲しんだ女が男の墓に入ると2羽の蝶になり飛び去った。
https://youtu.be/azjYoueTjYg

…と、ここで気がつくヅカオタク…
そういえば、宝塚の中国公演の演目は、この逸話をベースにして作られた話だったわ。『蝶・恋』

『八戒忘形悟空救師』
おっぱいを見せた美女(蜘蛛の精)と猪八戒が混浴してるシーンが再現されていて、「何やねん！」とツッコミ入れて、写真撮るの忘れてたのでこちらを参考に貼っておきます。
http://librarywork.taiwanschoolnet.org/cyberfair2016/21501/index144.htm


そんなこんなで、初めての彰化南天宮はとても面白かったし、色々勉強になったので、復習のためにまた行きたいなと思いました。

旅行記7に続く。