エヴァンゲリヲンと日本刀展＠岡崎

2019/06/16 - 2019/06/16

２０１２年にあった「エヴァンゲリヲンと日本刀展」が展示品数を増やして再び岡崎市で開催されているので行ってきました。
この展覧会は現代日本の伝統工芸の集合体である全日本刀匠会と日本が誇る世界的人気を博すアニメーション“新世紀エヴァンゲリヲン”のコラボレーション企画。
エヴァンゲリヲンに出てくる刀剣や武器を名匠たちが本気で造っており、その出来栄えは素晴らしく、その展示様式も一般の刀剣展覧会と同様で、とても興味深い体験でした。
前回は私はカナダ在住だったため行けなかったので、全ての展示品が初めてで、見応え満点でした。

エリア 岡崎(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

場所は岡崎市の岡崎城公園内、「三河武士のやかた家康館」と「岡崎城」です。
写真は公園入口の大手門前です。

岡崎公園 花見

まずは「三河武士のやかた家康館」です

三河武士のやかた家康館 美術館・博物館

「エヴァンゲリヲンと日本刀展」の幟がそこらじゅうに立ってます

でっかいタペストリーも掛かっていて期待が膨らみます

家康館＋岡崎城の２館共通入場料￥５１０を払って入ると、
「エヴァンゲリヲンと日本刀展」の特別展入場料￥２００の受付があります。
￥２００とは、なんて良心的な金額なんでしょう。

入口にはレイ＆アスカの等身大フィギュアが立ってました

私は違いますが、コアなファンにはたまらないオープニングなんでしょうね

いろんな人が一緒に記念撮影してました

いわゆる”日本刀”の展覧会と同じ見せ方です

現代の匠たちの本気度が伝わってきます

渚カヲル仕様の刀

波立つ水面の様な模様の鞘がみごとです

綾波レイ仕様の太刀

レイのプラグスーツをイメージした配色と鞘と”こじり”にはレイの瞳をイメージした赤い宝石が埋め込まれています

展示会側が集大成とうたう「刀野薙（なたやなぎ）」

本 展示会オリジナル作品です

みごとな刃文の切っ先、大迫力です

エヴァンゲリヲンやキャラクターをイメージした刀子（小刀の一種）

とても綺麗な拵が印象的でした

真希波マリ　プラグスーツ仕様の短刀

拵は当初 特殊な樹脂製で造ったけど、気に入らず木製で造り直した、とのこと

零号機仕様の脇指

日本に所属する３機のエヴァンゲリヲンのプロトタイプ（零号機）をイメージして製作された作品とのこと

刀身の”ロンギヌスの槍”に龍が巻き付いている、この彫り込みがみごとでした

弐号機仕様の短刀

見てすぐわかりますね
式波アスカのプラグスーツをイメージした作品
日本刀というより西洋の剣にも見えます

この刀身にも芸術的な彫り込みがありました
こっちはアスカのプラグスーツ姿

初号機仕様の脇指

深い紫色の鞘がとても綺麗で、刃文もみごとです

そして家康館内の２番目の会場

入口には初号機のでっかいフィギュアが立っており、小中学生の記念撮影大会になってました

それ以下の子たちは怖がってました（苦笑）

こっちは家康館の入場料だけで見ることができますので、これらが前回の展示会であった作品群でしょうか

ダイナミックな作品が多い印象でした

マゴロクソード

拵は初号機カラーの青紫色を綺麗に発色させるため、カシューナッツの殻を原材料にした塗を使っているらしいです

ビゼンオサフネ

全長１４４．２ｃｍの大太刀の分類に入ります

カウンターソード

日本刀と銃が合体した武器

弐号機F型用ATF曲刀から着想を得たオリジナル作品

刀剣の世界でいうところの”筑紫薙刀”のイメージとのこと

エヴァンゲリヲン商品ショップも併設されていました

一般に市販されているキャラクターグッズに加え、”エヴァンゲリヲンと日本刀展”限定商品もけっこうありました

私は展示会パンフレットと岡崎市展の限定商品になるポストカードセット＆岡崎市のご当地キャラ”オカザエモン”のロンギヌスの槍を持ったバージョンのストラップを買いました

家康館を出て第三の会場になる「岡崎城」に行きます
家康館から公園内を歩いて５分くらいですかね

岡崎城 名所・史跡

城内は撮影禁止ですが、この展示会場だけは撮影OKとのことでした

たしかにこうやって会場を分けないと一箇所に集めるのは無理な量ですね

入ると超大作”ロンギヌスの槍”が堂々と鎮座していました

全長３メートル超えの大迫力です

パッと見、木製に見えるんですが、”ダマスカス鋼”という特殊な技法で造られた金属製とのことです

解説ビデオでは相当な苦労が記録されており、とても興味深かったです

見てください、この造形美、ほんとうに見事です

覚醒烈勢面
初号機の”暴走状態”を表現しているらしいです

エヴァンゲリオン初号機型　兜

手鉾＜プログレッシブナイフより＞

正倉院の宝物”手鉾”がモチーフになっているとのこと

ナイフ群です

プログレッシブナイフ剣型＜丸＞
弐号機の両肩に装備されたナイフを再現しています

プログレッシブナイフ剣型＜角＞
丸型も含めて両刃になっています

プログレッシブナイフ＜ナイフ型＞
初号機のプログレッシブナイフを再現。
ロンギヌスの槍と同じダマスカス鋼で造られています

ついでに城の最上階まで登ってきました
実に２０年ぐらいぶりに来ました

まあまあの眺めですね

岡崎公園や岡崎城の旅行記はそのうちアップする予定です