アムステルダム（と幻のブリュッセル）

2019/05/28 - 2019/05/28

先日、ブリュッセルに用ができました。
私の欧州における拠点はドイツなので、そこから飛行機で行こうと思ったのですが、前回三十年ぶりにオランダに行った際、アムステルダムに寄れなかったので、アムステルダムのどうしても行きたいところ（所要約２時間）に行って、それを果たしたら汽車でブリュッセルという行程を考え、航空券もそのように手配しました。
し、か、し、　アムステルダム行きの飛行機に無事間に合って、ドアが閉まったところで機長の放送が入り、オランダの航空管制が飛行許可を出さないので出発が小一時間遅れるとのこと。
その考えられる理由として、この日オランダ全土で行なわれているゼネストの影響が管制にも及んでいるかもと。
え、ゼネスト？ そんなの知らんぜよ！（調べてもいねーけど！）
機長は続けて、だから空港から街や各都市を結ぶ公共交通機関も動いていないと。
え゛ー、そんなのドア閉める前に言ってくれよー、飛行機降りたのに!!

ってわけで、アムステルダムの小旅行をご覧に入れます。

エリア アムステルダム(オランダ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

アムステルダムの空港に１時間ちょっと遅れて着いて、案内所でブリュッセルへの可能性を探りましたが、結論として夕方出る飛行機しかないことが分かりました。
公共交通機関は基本的に止まっているとのことでしたが、空港（の隣町）とアムステルダム中央駅を結ぶ列車だけは、超ー例外で走っているとのことで、街には簡単に行けました。

車内です。けっこう新しいみたいで、中もきれい。
でも、個人的には、30年前に初めて来たときに乗った、東京地下駅開業時に登場した房総特急みたいな頭の電車が良かったのですが....

列車がアムステルダム中央駅に到着する直前の留置線に、上述の電車が止まってました。
こうしてみると、房総特急というよりは、ちょっと前の「あずさ」っぽいですね。

アムステルダム中央駅に進入。
たまたま反対側にドイツＩＣＥ車両のＯＥＭが留まっていて、そのオランダ国鉄のマークが窓に反射しています。

アムステルダム中央駅。
東京駅丸の内口駅舎のモデルとされてきたが、異論もあるらしい。

アムステルダム中央駅 駅

用事があるところまで２キロくらいありますが、なにせストで市内交通が止まっているので、徒歩で。
歩いている途中に、レンブラントの博物／美術館がありました。
美術に疎く、興味もさほどない身ながら、これほどの名前だと見てみようという気になりましたが、入場料と待ち時間で止めました。

レンブラントの家 建造物

有名な、マヘレの跳ね橋です（写真右側の運河正面）。

マヘレ橋 建造物

アムステルダム国立美術館前で。
この形の建物ばかりです。

アムステルダム国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

国立美術館近くの運河で。

劇場前は、市内交通の要衝のようですが、この日は路面電車もバスも全く来ないので鳩もごキゲン？

市立劇場 劇場・ホール・ショー

さて、過去にこの街を大地震が襲い、道路が波打ったままです。
・
・
・
・
というのは、真っ赤なウソで、上の市立劇場横を約500m離れたところから望遠で引っ張ってみました。
その間のふたつの運河を越えるところでは道路が少し上がっているので、こう見えます。

同じ場所から、焦点距離を変えて撮ったものです。

１年前に週刊誌のモノクログラビアに掲載された、このライゼ通りの写真がすごく良くて、ここに行きたかったのでありました。

週刊朝日の司馬遼太郎に関する連載。
掲載写真の撮影場所は記されていませんでしたが、今や地図サイトを精査すれば場所も特定できるようになり、すごく便利になりましたが、同時にちょっと怖い気もします。

アムステルダム博物館のカルフェル通り側入り口。
趣がありますねぇー。

アムステルダム博物館 博物館・美術館・ギャラリー

王宮です。
ここは道路を挟んだ向かい側も広場になっていて、大きなデパートもありますので、市民が、観光客が集うところになっています。

王宮 城・宮殿

その王宮前から、アムステルダム中央駅駅方向です。

オランダに来たら、名物のクロケッテを食べなければと思い、旨いといわれている店に行きました。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

でも、ここのは中がベターっとして、日本のクリームコロッケの中身をさらに柔らかくした感じで、ちっとも旨いとは思いませんでした。まぁ、こういうモノなんだよといわれたら、返す言葉がありません。
丸いコロッケ、ビターバレン(Bitterballen van Holtkamp)の仔牛肉(Kalfsvlees)と蝦(Garnalen)が本来６個でそれぞれEUR7,50と11,50ですが、ミックスは無いの～？ と尋ねたら３個ずつにしてくれました(EUR9,50)。
「van(of) Holtkamp」の意図が分かりませんが、もしオランダ王室御用達、創業130年の老舗のパティスリーのコロッケであるとすれば、私はその旨さが分からないか、味の好みが違うのですね。
この前のヒートホルンのは、日本のそれとは違った旨さを感じたのですが....
ちなみにビール(Hertog Jan)は美味しかったです。さすが侯爵！ が、25clでEUR3,60は高い！

店内です。夜はバーとしてさぞかし賑わうみたい。

上のレストランを出て駅方向にテキトーに歩いていたら、良さげな店が目に留まり、もう一度ビールを呑もうと入ってみました。
De Rozenboomです。

入り口です。
ここ道路と同じレベルに階層がなく、半地下か中２階にテーブルがあります（その上にもあるかも）。

上に行こうと思ったら、閉鎖中だから下に行けといわれました。
ここも趣がある空間です。

ビールにぴったり合うつまみが無かったので困りましたが、オランダなのでチーズを。
ビール（銘柄不明）25cl、EUR3,00
チーズ、EUR5,-でした。

さっきのコロッケがうまくなかったので、仕切り直しにスナック屋でもう一度。
ここは揚げ物系のチェーン店(FEBO)で、基本は自動販売機で買いますが、勘定場で頼むこともできます。
仔牛肉クロケット(Kalfsvleeskroket)がEUR2,-で決して安くないけど、こっちの方が旨かった。（日本の）ソースがあればなお良かったですが。

結局、簡単な用を済ませただけで、アムステルダムをあとにしました。
これは離陸後に右舷に見えたその中心部です。