2019/05/04 - 2019/05/04
456位(同エリア483件中)
ちふゆさん
2年振りに高槻ジャズストリートへ。大阪府高槻市でゴールデンウィークの2日間に開かれている、すべての会場が入場無料で誰でも気軽に音楽を楽しむことのできる、日本最大級の手づくり音楽イベント。1999年に「高槻の街を、明るく楽しい音楽溢れる素晴らしい街にしよう」というジャズ好きの市民有志によって立案され、5月7日、8日の両日に開催されたのが最初で、以後毎年行われ、19年で21回目となった。05年の第5回からは3日、4日に開催で定着している。
第1回は20組のバンドが参加し、10ヶ所の会場で演奏が行われ、3万人の来場者を集めたが、以後規模が拡大し、19年は約900組のバンドが70を越える会場で演奏し、来場者は2日間で延べ20万人と云われている。運営はボランティアによって行われ、会場への入場はすべて無料(一部の飲食店会場では最低1ドリンクの注文が必要)、パンフレットも無償配布されている。これらの会場費やパンフレット制作費などの運営資金は、スポンサー協力、寄付・募金、Tシャツをはじめとするグッズや委員会直営飲食ブースの売り上げで成り立っており、毎年BEP前後をなんとかキープしている。
演奏される音楽のジャンルはジャズストリートではあるが、ジャズだけでなく、ブラックミュージック、ブルース、フュージョン、ラテン、ビッグバンド、ボサノヴァ、ゴスペル、ディキシーランド・ジャズやその他ノンジャンルなど多岐に渡っている。ゲストミュージシャン以外はノーギャラで、演奏中に回るチップ箱へのチップが重要。各ステージは基本00分から45分までで、15分の入れ替え時間で継続されるが、遅れることもしばしば。
会場となる高槻市だが、大阪市と京都市の中間に位置するベッドタウン。JR東海道本線(京都線)と阪急京都線が走り、両都市とを結んでいる。約2万年前の旧石器時代から人が暮らしていた形跡が発見されており、古墳が多く残っている。古くは高月と呼ばれたが、室町時代から高槻の字が使われるようになる。槻はケヤキの古称で、ケヤキの大木の近くに本陣が立てられたことから、月を槻に変えたと云われる。
室町時代後期に三好政権を樹立した三好長慶や戦国時代のキリシタン大名と知られる高山右近がこの地を拠点とした。江戸時代には高槻藩となり西国街道の宿場として栄え、1649年から明治時代まで永井家が13代に渡り藩主を務めた。明治4年に廃藩置県により高槻県となり、のち大阪府に編入。明治22年に高槻村が発足、31年に高槻町となり、昭和18年には高槻市となった。1970年代以降大阪市及び京都市のベッドタウンとして宅地開発が進み人口が急増した。現在の人口は約35万人。
話をジャズストリートに戻す。私は12年の第13回が初参加。それまでは全然知らなかった。昨年はジャマイカにいたために参加できず、連続参加は止まったが、今年で7回目の参加。ちょうど1/3参加しているが、まだまだ若輩者である。
13年から主要会場の一つである高槻現代劇場でのゲストミュージシャンのライブに参加しているが、今年は中ホールでの2日目午後のステージを見た。高槻現代劇場は1964年開館の高槻市民会館と、92年開館の高槻市文化ホールの2施設の総称で、市民会館に1500席の大ホールがあり、文化ホールに600席の中ホールがある。
会場で席に付くと、全くの偶然だが、隣の席に元の会社の最後の職場の先輩が来られる。私よりも先に定年になられて数年嘱託をされた後に退職されたが、会社時代からフルートやサックスの演奏をされ、今もライブハウスでの演奏を続けておられる方で、高槻ジャズストリートも何回かご一緒したことあるのだが、今回は全く打ち合わせなしのバッタリで本当にお互い驚いた。
さてライブだが、まず12時からは川嶋哲郎カルテット。川嶋さんは66年富山生まれのテナー・サックス奏者。6歳からピアノを始め、12歳からトランペットを学び、高校でテナーサックスに転じ、岡山理科大学在学中にジャズを始められたそうだ。大学卒業後は名古屋で普通の会社員となったが、93年にプロ・デビュー。2年前のジャズストリートでも野見神社でのライブを聞いた。この日のメンバーはピアノ竹下清志、ベース時安吉宏、ドラムス東原力哉。竹下さんは58年生まれ。4歳からピアノを始め、大阪教育大学特音ピアノ科卒業。在学中にジャズの魅力にひかれ演奏活動を始める。現在は関西のジャズシーンを中心に活躍中。時安さんは78年兵庫県生まれ。高校時代にウッドベースを手にする。大阪音楽大学ジャズ科在学中よりライブ活動を開始。京阪神を中心に、最近では全国的に活躍中。東原さんは「裸足のドラマー」とも呼ばれるスーパードラマー。56年高松市生まれ。ベンチャーズの影響を受け、12歳からドラムの演奏を始め、15歳の時、大阪でプロデビュー。80年代の関西異色フュージョンバンド「ナニワエキスプレス」のメンバー。
1時からは高木里代子トリオ。高木さんは84年生まれ、東京都出身のジャズピアニスト。4歳からピアノを始める。姉のオマケで地元のピアノ教室へ行き、姉の弾いた音を耳コピーで弾き始めたそうだ。慶應義塾大学環境情報学部在学中から都内のライブハウス、クラブ等で演奏していた。16年にメジャーデビューアルバムをリリース。オリコンチャート初登場37位を記録。ジャズフェスティバルに水着で演奏するなど、そのファッションやビジュアルでも大いに注目を集めており、エロ過ぎるジャズピアニストとも呼ばれる。この日は白いドレス姿だったが、とてもお綺麗。天は二物も三物も与えるんだなあ・・・ 一緒のメンバーはドラムス佐藤英宜とベース中林薫平。佐藤さんは69年大阪生まれで、10代の頃はプロデビュー前のつんくのシャ乱Qの元バンドの一つに参加。17歳でヤマハポプコン大会にてジュニアグランプリ受賞するもその後解散。いったんドラムを離れるが、23歳の時、ジャズに魅せられ再びドラムを始め、プロ活動に入る。大阪音楽大学を経て、現在は大阪、神戸を中心に活動中。中林さんは81年生まれ。甲南高校でウッドベースを始める。甲南大学ではJAZZ研究会。05年に上京、08年には自身のカルテットを結成してミニ・アルバムを発表。国内外のジャズフェスティヴァル出演やバンド活動、劇団とのコラボレーションなど多岐に渡って活動を展開中。客席からのリクエスト曲を2曲、即興で繋いでの演奏も聞かせてくれて凄かった。
2時からは午後最後のステージの中本マリトリオ。中本さんは47年生まれ、宮城県出身のベテランジャズシンガー。73年アルバムデビューし、各方面で多大な評価を得る。以来、多くのオリジナルアルバムやコラボレーションアルバムのリリースとライブ活動を通して、人気、実力共にトップシンガーとなった。現在も、ライブハウス、コンサート、ディナーショーを中心に、日本を代表するジャズボーカリストとして活躍中。この日はベース米木康志、ピアノ大口純一郎と共に。米木さんは日本を代表するスーパーベーシスト。52年函館市生まれ。大学在学中から演奏活動を始める。大口さんは49年、東京生まれ。幼少時代はロンドンに在住し、クラシックに親しむ。東工大時代よりJAZZ、ブラジル音楽を始める。 卒業後、74年にプロ入り。
3時前にこの会場での午後の部終了で、JR駅近くに移動し、先輩と別れ、最近関西から関東に店舗を増やしている肉丼専門店チェーンの高槻肉劇場でお昼にする。カルビ・ハラミ・セセリ・豚ロースの4種を乗せた大劇場丼(1,280円)。満足。お腹が落ち着いたところで今度はJR駅横の高槻市立総合市民交流センター、クロスパル高槻の8Fイベントホールに移動し、4時からのステージを楽しむ。麻生優佳 Wonder Quartetとエリコングと云う、共に女性ジャズボーカリストメインのバンドを2つ。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.2810486742354665&type=1&l=8a89379cb0
今年の最後は勤めていた会社の後輩(今も現役)のステージ。「風林火山」と云う京都を中心に活動している5人組のバンド。お父様も有名なサックス奏者である古谷光広さんを中心としたフュージョンバンドで、私もここ数年、高槻ジャズストリートでステージを見させていただいている。今年も古谷さんのMCは快調で、大いに楽しませて戴いた。今年の選曲はジャズトランペット奏者のメイナード・ファーガソン(Maynard Ferguson)の演奏で知られる「Jack Usage」から始まり、「Silverado」、「I Believe in You」、「Night Flower」と続き、最後はサイモンとガーファンクル(Simon & Garfunkel)の名曲「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」で締め括った。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.2810515065685166&type=1&l=8a89379cb0
以上
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