カープ応援・関西遠征編＆おまけの大塚国際美術館

2019/05/18 - 2019/05/19

甲子園のビジター外野席チケットが手に入ったので、迷わず遠征を決定！
デイゲームだし、東京から日帰りでも可能だけど、せっかくなので1泊して以前から行きたかった大塚国際美術館（徳島県）にも足を延ばすことにしました。

エリア 兵庫

• 旅行の満足度: 5.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹空港から阪神甲子園駅までは空港バスで約25分で到着。

試合開始2時間前にもかかわらず、黄色や赤のユニフォームを着た人々で溢れかえっています。（思ったより赤い人も多くて、ひと安心。。。）
駅の周辺には、スタバやマクド（関西風に）、コメダ珈琲等々、時間を潰せそうなお店がいくつもありましたが、どこも混んでるし、それに初めての甲子園球場を探索したい気持ちもあって、とりあえず球場へ向かいます。

駅から球場まで歩いてほんの2～3分。
甲子園といえば、これじゃなくて、、、、

そう、これこれ、このツタですよね！

元は甲子園の壁全体を覆っていたツタですが、2006年のリニューアル工事の際にいったん伐採されたそうです。で、先代のツタから種を取っておいて、再度甲子園に植樹されたのが2009年。球場全体を覆い隠すまでになるにはまだ何年もかかるそう。

外野レフト側の入場ゲートに向かう途中に『甲子園歴史館』なるものがありました。
高校野球も阪神タイガースもそんなに興味ないからいいや～、とスルーしましたが、後から調べたら、「ドラフト体感コーナー」とか「VR体感コーナー」とか、ちょっと面白そうなものも。次回、時間があったら入ってみようかな。。。

外野席の座席。
人間工学に1ミリたりとも基づいてなさそうな、潔いまでのシンプルさ。

小腹もすいたし、売店を探索。
『甲子園3大グルメ』（カレー、焼きそば、焼き鳥）と迷って、選手コラボメニューから『福留の鹿児島づくし唐揚げ』をチョイス（別に福留ファンではない）。小ぶりの唐揚げ5つで550円はなかなかのお値段だなぁ。でも、これが『松山の～』とか『中崎の～』とかだったら、ちっとも高いって思わないんだろうね。あ、味はまあまあでした。

試合開始まで40分。だいぶ席も埋まってきました。
私の席は外野ビジター席の端っこで、通路を挟んだ隣の列からは阪神ファンもOKのエリア。レフト側にも黄色い人たちがかなりいます。

今年(2019年）の3月に新しくなった大型スクリーン。この後、前日（5/17）のハイライトが流れました。
鈴木誠也をぴしゃりと三振に抑える西投手。満塁から梅野、マルテの連続タイムリーで逆転に成功した6回裏阪神の攻撃。そこまでで映像は終了。まるで阪神が勝ったみたいな編集になってました（実際は10-2でカープの勝ち）。まあ、甲子園球場にとっての上客は阪神ファンだから、顧客サービスの方向性としては間違っていない。

グラウンドの様子を何枚か。外野席からかつスマホのカメラなので選手は豆つぶサイズですが。。。

【左上】　試合前の練習。ショート位置には広輔。がんばれー！
【右上】　試合前ウォーミングアップ中の先発KJ。今日は雨が1滴たりとも降りませんように。相性の悪い審判じゃありませんように。とにかくKJが機嫌よく投げられますように。
【左下】　先制3ランを打った後、1回裏の守備につくリョウマ。でかした！！
【右下】　リプレイ検証を待つ間、何やら歓談中の仲良し外野トリオ。

ラッキーセブン。赤い風船を飛ばす直前。

試合終了～。4-0で勝ち。バンザーイ！
今日は、石原の２補殺や中崎の３凡といった、僥倖感満載のシーンが見られました。（夜にYahooのコメント見てたら、「中崎が三人で抑えたところを生きている間に見られて嬉しいです。」ってあって、思わず笑った。つまり、それほどの事。）

カープファンの皆さん、私設応援団の皆さん、お疲れ様でした～～～！！！

この日は三宮のホテルに宿泊。
何ならこのまま明日も甲子園で野球観戦したいところだけど、チケット完売だし、帰りのフライトは徳島空港からで予約しちゃったし、しょうがないので予定通り明日は大塚国際美術館に行くとしよう。（ごめんなさい、大塚美術館。。。）

三宮のバスターミナルはこのビルの1階にあります。

7:40発の高速バスで出発。ネットで事前に買っておいたチケットをプリントして提示します（窓口でも買えるけど、有人窓口は7:30まで開かないみたいで、長蛇の列ができてた）。降車時に回収されるので、途中で捨てないように。

高速バスと路線バスを乗り継ぎ、約2時間で到着。

中でもらったパンフによると、陶版画の制作は、原画の著作権者・所有者に許可をもらうところから始まるそう。そっか、さすがに無断でコピーしまくりってことは無いわな。入口の国旗は元ネタが属する国のものなんだと思われる。

長ーいエスカレーターを上がって正面には、いきなりシスティーナ礼拝堂。
昨年の紅白で一気に有名になりました。館内の別の場所ですれ違ったご婦人方の会話。「12時にどこ集合だったっけ？」「あそこよ、ほらほら、米津玄師の部屋。」

聖ニコラウス・オルファノス聖堂。
ギリシャのテッサロニキにあるこの聖堂には3年前に行ったのだけれど、曇りの日で堂内が暗くいまいちよく見えなかったんだよね。。。しかも写真撮影不可だったし。

それが、こーんなにはっきり見える！（ハズキルーペ風に）
しかも写真撮り放題！

イタリア・パドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂。
ここも前に行ったんだけどね、写真撮影不可だったし、予約制で15分しか見られなかったし、あんまり覚えてないんだな。

それが、何分でも好きなだけいられて、写真もOK！
「最後の審判」で墓から蘇る死者たちの場面もバッチリ見える＆撮れる。

ロマネスクの部屋はすいてる。有難いような寂しいような。。。

イタリア・チヴァーテのサン・ピエトロ・アル・モンテ聖堂にある壁画。「龍を退治する大天使ミカエル」
ここは前から行きたいと思ってるんだけど、山登りがなぁ、、、。体力のあるうちにとは思いつつ。

そのうち行きたいシリーズ。ピアッツァ・アルメリーナ（イタリア）のカサーレ荘モザイク。

そのうち行きたいシリーズ。パレストリーナ（イタリア）のナイル・モザイク。これはローマからすぐだから、ハードルは低そう。（こういうロケーションほど後回しになりがちなんだけど）

もしかすると行ったことあるかもしれない、カッパドキア（トルコ）の聖テオドール聖堂。カッパドキアには10年ぐらい前に行き、洞窟教会にも入った記憶があるんだが、ここだったか別の教会だったか。。。

聖テオドール聖堂は”行ってみたいの箱”に入れました。

こちらは一度行ったことあるけどまた行きたい、アクイレイア（イタリア）のモザイク。

B3階の古代・中世フロアを約1時間かけて見た後、B2階ルネサンス・バロックのフロアとB1階バロック・近代フロアはものすごーくざっくり回りました。（1F/2F 現代・テーマ展示フロアには足を踏み入れることすらせず）
全部回るとトータル4kmになるそうなので、興味があるものに絞らないとね。

ウワサに聞いていた変身コーナー。妙齢のご婦人グループが列をなしていました。

ブリューゲル　『ネーデルランドのことわざ』
上野でやってた「バベルの塔」展に行ったときは、人が多すぎて近づくことすらままならなかったブリューゲルの作品も、ここなら寄り放題。

『ネーデルランドのことわざ』（部分）
「夫に青いマントを着せる」ということわざは、夫を裏切るという意味があるらしい。解説が日本語でかつ結構詳細なのが助かるぅ～。

同じくブリューゲルの『子供の遊び』（部分）
100人以上の子供たちが描かれているそう。人多すぎっ。

こんなのもありました。

こちらが元ネタ。

これが再現された部屋。クオリティは、、、どうなんだろう。写真の腕前のせいもあるかもしれない、、、（いちおうフォロー）

モネの庭が見えるカフェでランチ休憩をとり、もう一度B3古代・中世フロアをゆっくり見てから、13:48のバスに乗るために美術館を後にしました。

大塚国際美術館。これだけ多くの作品を個別に許可を取って陶板で再現した根性は、シンプルにすごいな～、と思います。芸術鑑賞というよりは、原寸大のカタログを見た、という感覚でしょうか。えーっと、誉めてますよ。

徳島空港までは路線バスで30分。飛行機は15：20発だから余裕だわ～、と思っていたら、やって来たバスが超満員。この次のバスは1時間後だし、それじゃ飛行機に乗り遅れるので何とか乗り込みましたが、待っていた15～6名のうち半分ぐらいは乗れませんでした。（運転手さんは、20分ぐらいしたら臨時便が来る、とは言ってましたが。）
どうやら、うずしお鑑賞のベストタイム（大潮の時刻？）と重なり、かつ週末ということで、こんな状況になったらしい。
今どき都内の通勤電車でもないような超ぎゅうぎゅう詰め状態で（途中で若干空いたけど）バスに揺られること1時間、余裕どころか結構ギリギリで空港に到着。
機内Wi-Fiで甲子園のカープ戦中継を見つつ、帰京いたしました。

この旅行記へのコメント （2）

• マリアンヌさん 2019/05/21 20:00:39

  やるね！大塚国際美術館

  tapioca さん、こんばんわ。
  
  噂には聞いてるけど、大塚国際美術館ってすごいラインナップですね。
  チヴァーテまであるのね？
  
  それからピアッツァ･アルメリーナやアクレイアのモザイクまであるんですね。
  実際に行くと水を撒きたくなるのよね。
  だって色彩がよく見えないんだもん。
  大塚国際美術館で予習もありね。
  もう少し近いといいのだけど。
  
  マリアンヌ

  tapiocaさん からの返信 2019/05/21 22:11:45

  Re: やるね！大塚国際美術館

  マリアンヌさん、こんばんは～
  コメントありがとうございます！
  
  そうなんです、ゴッホだのルノアールだのミケランジェロだのといった超有名どころだけじゃなくて、かなり渋いチョイスもあるんですよ。
  行く前の予習、行ったところの復習（現地でよく見えなかった場合は〝復讐〟か？）にピッタリだなぁと思いました。
  
  tapioca