2019年ゴールデンウィークはイタリアで乗り鉄して、ついでに世界遺産とかをチラッと見てきました。<br /><br />タイトルにもなってますが、イタリアまでの往復で利用したのは中国国際航空です。中国の航空会社って言うだけで二の足を踏んでしまうって声もありますが、私の中で中国国際航空に寄せる信頼は非常に厚く、人間の命よりもはるかに重い中華人民共和国のメンツを乗せて飛んでいる航空会社なので絶対に安全だと思ってます。<br />ただ、中国国際航空の何が嫌かって言うと、北京の乗り継ぎに時間がかかる事です。普通の空港なら2時間あれば余裕で乗り継げますが、北京では厳しい事もあります。乗り継ぎに際して手荷物検査とパスポート検査があり、それぞれ長蛇の列が出来てる上、とにかく遅いんです。しかも、空港自体が巨大で、末端のゲートの方は霞んでいて見えないほどです。<br /><br />以前は安かったので何度かお世話になりましたが、北京で乗り継ぎに手間取り、巨大な空港内を全力ダッシュの上に駆け込み搭乗した経験があったので、それから敬遠していたんです。<br />まっ、その時はみんな遅れてて、飛行機の出発時間も遅れたんですけど。。<br /><br />それでも今回、なぜ中国国際航空を選んだかと言うと、圧倒的に安かったからです。ゴールデンウイークの真っ只中に77390円（往復総額所税込み）でイタリアへ連れてってくれるんです。<br />去年はジェットスターのセール価格でオーストラリアのゴールドコーストに行ってきましたが、ほぼ同じ料金で更に遠くまで連れてってくれます。もはやLCC顔負けです。なので、荷物も預けられて、機内食も出てるLCCと割り切って乗る事にしました。<br /><br />このページでは、旅行3日目のローマからベネツィアまでイタロに乗車して、ベネツィア観光までを記載しています。

中国国際航空で行くイタリア乗り鉄の旅その2

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2019/05/01 - 2019/05/08

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ベネチア(イタリア)

旅行３日目の朝を迎えました。
本日はローマから高速列車に乗ってベネチアへ向かいます。
ローマ・テルミニ駅にやってきました。
櫛形のホームが横一線に並んでいます。ヨーロッパでは一般的なターミナル駅の構造ですが、日本では阪急梅田駅や南海の難波駅しか思い浮かびません。特に相互直通運転が多く大規模なターミナル駅が無い関東地方では見かけない構造のターミナル駅です。

あと、イタリアはヨーロッパの駅では珍しく改札口があり、きっぷが無いとホームへ行けません。
さっそく改札口を抜けてホームにやってきました。
右側はフレッチャロッサで、左側はこれから乗るイタロです。イタロの車両はETR575型で、フランスのアスルトム社製のAGVです。これに乗りたかったんですよ。
私が乗車する列車は8時15分発のイタロ8906号、ベネチア・サンタルチア駅行きです。発車10分前に5番線から発車に決まりました。
大名行列でホームへ向かいます。
ところがホームに行くと、私が乗る列車はETR575型ではなく2017年にデビューした新型のETR675でした。いや、マジで予想外でした。。
とりあえずETR675の編成写真です。
着席しました。
荷物棚が目の前にあって安心です。写真、右側に写ってる黄色のスーツケースが私の荷物です。

ところで、今回から一緒に旅するスーツケースが変わりました。以前は紺色のスーツケースだったのですが、以前からヒビが入っていて年始のアメリカでトドメを刺されました。そこで、もう外国に行かなくなった祖母のスーツケースを母がもらってきたんです。
ちなみにこのスーツケース、イタリアから帰ってきた翌週は母＆妹と台湾へ旅立ちます。
ローマ・テルミニ駅を定刻に出発します。

https://youtu.be/2ee5N1c-Ckg
すぐに最初の停車駅、ローマ・ティブルティーナ駅に停車します。
ここで多くのお客さんが乗って来てローマ発車します。
朝が早かったので宿の朝食は食べれず、スーパーで買って来たサンドイッチと生ハムを食べます。
フィレンツェ-ローマ高速線へ入り、徐々に速度を上げていきます。
フィレンツェ-ローマ高速線の電気方式は直流3000ボルトで、架線はツインシンプルカテナリです。
大電力を必要とする高速走行では、現行の営業最高速度250km/hが限界なのではないでしょうか。
現在の速度を計りたくてアプリを起動するもGPSに接続できず。。
結局、諦めました。
高速線を走っていると、在来線が近づいてきて
このように高速道路のジャンクションのように高速線と在来線が出入りできる連絡線があります。
新幹線と在来線でゲージが違う日本には無いシステムですね。
コーヒーとスナックのサービスがありました。
普段は紅茶派の私ですが、コーヒーが濃厚で美味しいです。
フィレンツェに向かって高速走行中です。
https://youtu.be/d9PvgJbkUEU
フィレンツェ-ローマ高速線が終わりフィレンツェ郊外のフィレンツェ・カンポ・デ・マルテ駅を通過します。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。
ここで進行方向が変わります。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を出ると、次の停車駅はボローニャです。
ボローニャ-フィレンツェ高速線に入りました。しかし、アペニン山脈を貫く路線なので、ずっとトンネルが続いています。
まるで上越新幹線の高崎～長岡間みたいな路線です。
最高速度300km/hのボローニャ・フィレンツェ高速線ですが、ETR675型の最高速度250km/hに近い速度で走行中です。
車内には自動販売機が設置されています。コーラを買ったら常温でした。。
イタロのトイレです。
高速線の終点のボローニャに到着しました。
この時、2度と訪れる事は無いと思っていたボローニャでしたが、数日後に再度訪問します。
ボローニャ発車後、再度ドリンクとスナックがサービスされました。
ボローニャで高速線が終わり、あとは在来線をのんびり走ります。
https://youtu.be/32tY8zy-PeM
在来線なので街中には駅がありますが、イタロは通過していきます。
ベネツィアの入口にあるヴェネツィア・メストレ駅に停車しています。次は終点のベネツィア・サンタルチア駅です。
ヴェネツィア・メストレ駅を発車すると、ヴェネツィアの潟に架かる橋を渡ります。
水面に近く、まるで列車が海の上を走ってるような感覚です。

https://youtu.be/iY_JZ7A0jxo
海上に浮かぶ街が見えてきました。
普通列車と並走します。
そのまま、普通列車と一緒にベネチア・サンタルチア駅に到着します。

https://youtu.be/hO6-6KMMUKo
終点のベネチア・サンタルチア駅に到着しました。
ベネチア・サンタルチア駅の駅舎です。
普通って言うかヨーロッパの駅舎にしては地味ですね。
駅を出ると、すぐ目の前が運河になってます。多くの船が行き交い、とても活気があります。

https://youtu.be/owhqRVNQ0LU
サンタルチア駅から歩いて5分ほど、今夜の宿に到着しました。
ベットは普通です。
宿に荷物を置いた後、船に乗って運河をクルーズします。
水上バスに乗車します。ベネツィアの移動は徒歩か水上バスしかありません。
ちなみにこの水上バス、1回の乗車が7.5€と、なかなかの観光地価格です。

https://youtu.be/7xFlcucww74
お昼を過ぎてお腹空いたので、ランチにします。
ショーケースに並ぶ魚介類が美味しそうです。
魚介類の唐揚げと帆立貝をいただきます。
リアルト橋からカナルグランデ大運河を見ます。
街を歩きます。それにしても、何でこんな海の上に街を作ろうって思ったの。。
こういった、何気ない路地裏すら絵になりますね。
ベネツィアは狭い路地が多くて、地図を見ても自分がどこに居るのか分かりません。
歩き疲れたので、少し早めの夕飯を食べちゃいます。左上のティラミスが濃厚で美味しかったです。
ゴンドラがゆっくりと運河へ入っていきます。
ところで、写真を撮った時は全く知らなかったのですが、運河に架かる橋はため息の橋って有名な橋だったんですね。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えます。
美しい景色に見惚れていたら、足元に白いかもめが近づいて来ました。885系ではないですよ。
サン・マルコ広場でお土産の絵を選んでいたら、何やら黒い雲が近づいてきてます。。
お土産物屋さんも慌てて撤収し始めました。
雨が降ってきたので、ドゥカーレ宮殿の軒先で雨宿りします。
30分ほどで雨が止み、日が差してきました。サンマルコ寺院の鐘楼に日の光が当たって美しいです。
道が入り組んでいて、どこに居るのか分かりにくいです。
ただ至る所に案内の矢印が出ているのと、なんとなく人の流れについていきます。
市場にやってきました。
イチゴが500グラムで2.5€で売られていて、美味しそうだったので購入します。
先ほど市場で買ってきたイチゴを食べて、今日はお休みなさいです。

いや、多すぎて食べきれませんでした。