世界遺産5箇所を巡る旅その1.中国のマニアックな世界文化遺産の開平へ。広東料理に舌鼓のコスパ最高旅。

2019/05/03 - 2019/05/10

メインカードはJALカードで、JALの利用が多いのですが、ANAマイルの有効期限が近づいていたので、広州イン、香港アウトの特典航空券を利用。
途中、香港から約2時間往復1万で行けるベトナムのダナンまで足を伸ばしてきました。

中国での目的は世界遺産の開平楼閣群を巡る旅です。
広州からバスで約2時間で開平へ、開平のホテル経由でタクシーをチャーター。
半日かけて望楼群を巡り、翌日はホテルからバスでマカオへ移動です。

半年以上前に予定を立てたので、
ゴールデンウィーク中の出発にもかかわらず、
特典航空券が利用出来たので、
8泊10日で1人分のトータル費用9.5万以内
いつも節約旅で、なるべく公共交通機関を利用しているのですが、今回は車をチャーターしたり、優雅にホテルライフを楽しんだりと、コストパフォーマンス最高の旅となりました。

行き羽田～広州 1万マイル
帰り香港～成田 1万マイル
=夫婦合わせて合計4万マイル利用。

エリア 広州(中国)

旅行の始まりは、お楽しみのラウンジから。
早めに羽田空港に着いて、ゆっくりANAラウンジで寛ぎます。

早朝なのでガラガラです。

サラダと、朝からスパークリングワインを頂きます。

せっかくシャンパンが頂けるのに、
お食事のクオリティーはJALに軍配が上がりますね…

夫は天ぷら蕎麦。
カレーも有ります。


いつもの事ですが、ラウンジでゆっくり寛いで、
これからの旅の計画などをおさらいしていると、あっという間に時間が経ちます。

8:50にはラウンジを後にします。
9:15離陸。
香港、マカオは何度か行ってますが、
私は初めての中国大陸です。
夫も広州は15年は行ってないので、
2人とも楽しみ！！

機内食。

広州まで4時間弱です。



広州白雲空港ほぼ定刻通りに13:05着。
中国元を入手すべくATMへ。
外貨両替の手数料よりクレジットカードキャッシングが断然お得でいつも現地通貨はこの方法で！
広州の空港、かなり広くATMは地下鉄乗り場の方へ
歩いて行く途中にありましたが、隅の方の分かりにくい場所で、何度も空港の職員さんに尋ねました。



中国国内はバーコード支払いが主流でクレジットカード文化が遅れているとの事、日本のクレジットカードが利用出来るか夫は最後まで疑っていましたが…
無事に700元(12000円弱)をキャッシング。
VISAカード手数料込みで1元=約17円

14:20
高級ホテルの部類ですが、シャトルバスは無いので自力で移動。

券売機でトークン(コイン型のチケット)を買い地下鉄へ。
ホテルに行く前に、明日の開平までのバスチケットを買いに長距離バスターミナルがある广州火车站まで…
7元/1人。

券売機にお札が入りにくく焦りますが、機械を変えて何とかトークンをゲット。
入り口で手荷物セキュリティーチェックがあり。
結構混み合います。

地下鉄は掲示板もあり分かりやすいです。

車内は割ときれいですが、
混み合う場合でも、乗降りは列を作ってないので、若干強引に行くのが中国流。



地下鉄3号で4つ目の駅で2号へ乗換
广州火车站下車

15:10
地下よりD2出口を出ると、国鉄駅前のだだっ広い広場。
駅構内へ入るためには写真の様なセキュリティーチェックがしっかりあります。

一昨年行ったロシアと同じ。

駅前の大通りを右手に歩いて
バスターミナルに向かいます。

歩道の幅も広くて歩きやすい。
2～3分程でバスセンターに到着。

1階は券売機が多く。
チケット売り場とバスの乗り場は2階。



明日、タクシーの運転手さんとの待ち合わせ場所は開平の义祠客运站というバスターミナル。

窓口で広州バスセンター10:25発のチケットをスムーズにゲット。
1人 64元+保険料3元=67元(約￥1000)

では、ホテルに向かいましょう。

地下鉄5号二駅目淘金駅下車。
たったの2元！！
広州市内の地下鉄は意外と簡単で安くて、おススメです。

上の写真は地下から地上に上がった景色。

ホテルまで約5分強(約4～500m)

街路樹の気持ちが良い大通りを真っ直ぐ、
途中、お洒落なパン屋さんもあり、
ホテルまでのアクセスも便利です。


16:30
広州中心皇冠假日酒店
クラウンプラザ広州 チェックイン。
クラブルームからスイートルームにアップグレード！！

エントランスに続くお部屋にはソファと
ライティングデスク。

左奥にはクローゼットスペース

テレビが付いてる壁がグルっと回転します。

シンプルモダンでシックなお部屋。

17:30～19:30
クラブフロアの特典
最上階クラブラウンジの楽しみにしていたカクテルタイム♪

室内は金色を基調とした程々にゴージャスなインテリア。

グランドピアノの生演奏もありました。

結構、広いです。

ラウンジからの眺め。

オードブルの種類も豊富。
スパークリングワインが無いのが残念ですが、
ビールとワイン、その他ハードリカーもありました。

お寿司も日本に負けないクオリティーです。

勿論、点心などの中華料理の種類も豊富。

チーズ、ハムの他、かなりの種類で
2時間では全て食べきれず…

スイーツはどれも素晴らしい！！

南方なので、勿論マンゴープリンも。
あっという間の2時間。

カクテルタイムの後はホテル内の探検。

プールは屋外で、肌寒かったので、残念ながら今回はパスです。

テニスコートもありました。

立派なジムも完備。

バーでウェルカムドリンクを頂けるとのことで、
本日の最後の一杯を頂きます。

洋楽中心に、素敵な歌声にうっとり。
私達の為にか宇多田ヒカルの曲を歌ってくれました。

お部屋に戻ったら、ホテルからクッキーのプレゼント。

スイートルームだから？

特大サイズのバスタブで移動の疲れを癒します。

写真では分かりにくいですが、
バスタブはかなり大きく、ほぼ正方形！！
ベットの寝心地も最高で、何をとっても素晴らしいホテル。


さて、
明日は朝から開平に向けて出発です。




2日目
今日もクラブラウンジで朝食。

8:30～9:30
朝からしっかりといただきます。

朝からお寿司もありました。

パン類も美味しそう！！
いつもシェアして少しずつ食べているのですが、
夫の体調が悪く、1人では食べきれないので今回は我慢…
後ろ髪を引かれる思い。

やはり南国フルーツは外せません！！


美味しい朝晩のお食事とお酒、
最高に贅沢をして宿泊費は1人約￥13000！！
ホテル周辺も綺麗でアクセスも良し。
是非また再訪したいです。

9:30チェックアウト
さて、開平に向けて出発です。

お洒落な通りを駅に向かって。

また、地下鉄でバスターミナルへ。

10:00
バスターミナル着

行先の表示が大きく書いてあり分かりやすい。

待合室には座り心地の良い椅子。
ケンタッキーもあります。


10:25発のところ、15分位遅れて出発。

面倒なのか、キャリーバッグを預かって貰えず、
自分の足元に置くハメになり、かなり窮屈な体勢で2時間辛抱し、安いとはいえ酷いバスです。

猛スピードで高速を飛ばし、
しかも車内のモニターに、凄惨なバス事故の映像が永遠と流れて、初めは人形かと思って見ていたら生身の人間でビックリしました！

12:30 開平着
なんと、着いたターミナルは目的の义祠（イーチー）バスターミナルではなく、もう一つのターミナル…

運転手に聞くとそこへは行かないとの事。
どうしようかもと、グーグルマップで調べると、そこから真っ直ぐ約2キロ。

夫がVPNを入れておいたお陰で、本当に助かりました！
Wi-fiを羽田で借りてましたが、中国大陸では規制があり、普通にネットに繋がりません。
そこでVPN(Virtual Private Network)という仮想専用線が必要になってきます。
このアプリを入れるとセキュリティーも高くなり、中国では必須という事で、夫は予め日本でダウンロードしてありました。

タクシーの運転手と
約束の時間まで1時間半あるので、開平市内を歩きます。

昨日、今日でまだ170元しか使っていませんが、
開平の観光チケット代とタクシーのチャーター代、
マカオ迄のバス代など、クレジットカードが不可！
現金が足りない事が分かり、途中のATMで更に500元キャッシング。
JCBが使えました。手数料込みで1元=￥16.78

13:00
無事、义祠客运站（義祠バスターミナル）到着。

お昼を食べていなかったのでここで昼食。
ここにもケンタッキーがあり、気になりましたが、
夫はこんな感じのローカルなお店が大好き。

チキンと魚、2種類選んでこんな感じ。
18元/1人

まだ1時過ぎなのに、がらーんとした店内。
1人だけ先客がいました。


食事後、靴擦れしそうでしたので、
ターミナル内のキオスクでバラ売りの絆創膏(10枚4元！)を買います。
この絆創膏、抜群の働きで旅行中、毎日助かりました！

待ち合わせ場所のケンタッキーの前に行き、
車のナンバーを見つけ、運転手さんと合流。

14:00～18:00
開平の楼閣をタクシーで巡ります。
タクシーチャーター代4時間 約350元
日本からホテルに手配済みです。
赤坎鎮→立園→自力村をリクエストしました。

しかし赤坎鎮はリニューアル工事で、壊されてしまったとの事…
ネットでの情報もあって、予想はしていましが、
本当に無くなってしまったと知り残念。


立園→自力村→馬降龍村というルートに決定。

新米さんなのか、途中道に迷ってましたが、
サービス精神旺盛な、若くて、とても気持ちが良い運転手さんでした。

14:40～15:15
立園の観光

入口で共通チケット購入。
共通チケット180元/1人となっていたので、
お願いしたら何故か150元にしてくれました。

立園だけでも100元かかるので、共通チケットがお得。

入ってすぐの展示室にあった華僑の富豪が利用してた車がかわいい。

華僑の方が1920年代から30年代にかけて約10年の歳月をかけて作った庭園。
その中にはかつて実際にお住まいになっていた立派な楼閣があります。

開平は半日観光なのでこちらも30分程しか観光出来ませんが、庭園内からは広いので1時間は必要です。

高い天井に、意匠を凝らした鉄格子。
テーブルには大理石。

キッチンの床は綺麗な色のモザイク。
中洋折衷があらゆる所に見てとれます。

食器棚付きのシステムキッチン。
室内装飾品等は海外より輸入されたものだそう。

立派なバスタブも完備。

次に向かったのは立園から4キロ、自力村
15:25～16:00 観光

田んぼの中にポツポツとビルが建つ不思議な光景が…

ネットで桃源郷ともありましが、
見たこともない光景なのにノスタルジーな、
そこ一帯が時が止まっているかの様な光景。

立園と違い窓が小さめなのは、盗賊対策とか…
立園は大金持ちの家なので、警備員が雇えてるということ。窓の大きさが富の象徴ですね。

タワー・オブ・テラーを彷彿とさせる
楼閣。

観光客がワンサカいると興ざめですが、
開平は割と地味な世界遺産なので、
人も疎ら。

エントランスロビー。
ステンドグラスがなかなか素敵。

最上階まで登ってみます。

中国だけど、中国じゃない様な…
色々な要素がミックスされた不思議な光景が広がります。

自力村には日本人でもビックリする様な
とても綺麗なお手洗いがありました！！

お次は山の麓の馬降龍村へ…
何故か途中道に迷い、通行人に聞いたりして、
30分位で到着。
世界遺産なのに、あまりここまで案内する事がないのかな？

しかも、共通チケットは何故か無効という事で、
ここで50元/1人をお支払い。
16:30～17:05
馬降龍村観光
17:00に閉館するのでギリギリでした！

観光地化が遅れていた様で、遅い時間のためもあり、観光客が殆どいません。

こちらの村は住民と観光客のトラブルがあったりで、
しかも第二次大戦中に日本軍が開平に侵略したため、反日家も多いという。

私達が訪問した時は
住んでいる方から、ニコニコ話しかけられたり、
観光し難いイメージは全くありませんでした。
たまたまでしょうか？

自力村より更に素朴で、とても長閑。
こちらの村が1番気に入りました。

竹林にひっそりと佇む望楼。

当時、建築材料が不足のため、コンクリートがイギリスから輸入された様です。

平屋長屋が続きます。
こちらは人が住んでいる様子ですが、一般公開されていないのが残念。
どうなっているか興味深々。

家の中は見えませんでしたが、
路地を入ると生活の息吹が感じられます。

特に急かされる事もなく、
17:00ちょっと過ぎまで観光して、ホテルへ。

開平のお宿はパンインターナショナルホテル。
18:00前にはチェックイン。
タクシーの運転手さんにはこちらで350元キャッシュでお支払い。

時間にも限りがあり、
約5600円で2人でストレスなく回れたので、
タクシーをチャーターして大正解！！

ただ、駆け足だったので次回は2日ぐらいかけてゆっくり、バスで回ってみたい。

このホテル、お安い割には高級で、フロントの方も英語が堪能。サービスも一流。

お部屋もアメックス経由で高層階をお願いしてあったので、希望通り高層階。

エントランスもクローゼットも広々。

使い勝手の良い、バスルーム。

そして、この巨大なベット！！

マットレスが硬めで、枕はフカフカで
最高の寝心地でした(^ ^)

どの方向で寝ても大丈夫(笑)

このホテル1泊1人￥3300！
中国の他の地方都市もこんなにコスパが高いのでしょうか？
それとも開平のこのホテルが特別なのか？

川に面した眺めの良いお部屋。
小雨が降っていたので、せっかくの眺望が…

夕食はホテルの中華に。

だだっ広いスペースに円卓が沢山。
こんなレストランは香港にもありますね。
メニューはなんと中国語のみ。
レストランのスタッフは英語も話せず…

漢字を見るとなんとなーくは分かるのですが、
英語は無いかと尋ねると、英語が全く通じず、中国語で何やら返答あり。
スタッフ2～3人で相談後、翻訳機を持ってきて、
ご親切に色々説明してくれました。
メニューと格闘する事、15分位。

先ずは地ビールで乾杯！！

爽やかで美味しい。

沢山のメニューの中から翻訳機で選んだ3品。
野菜を沢山頂きたかったので、
酢豚、野菜炒め、キノコと魚介の揚物。

翻訳機がデタラメなのか、
なんだか、想像していた物と違うけれど、
どれも美味しく頂き、本場の広東料理に大満足！
地元の方々で賑わっているのも納得です。
きっと、なんでも美味しいのでしょう。

ジャスミン茶も沢山頂き、ビールも1本づつ飲み、
1人￥1400

これが酢豚？野菜炒め？

まー、美味しければ結果オーライ！！

お部屋に戻り、
広州クラウンホテルでサービスで頂いたビールで乾杯！

ライトアップが素敵です。

3日目
無料の朝食は一階のレストランで。

昨日のお店とは違いますが、
こちらも美味しい！

特にヌードル、水餃子、空芯菜の炒め物。
朝から食が進みます。

ヌードルは自分でトッピングをチョイス！

9:30
チェックアウト。
お支払いはアメックス。
ホテルの予約も、タクシーのチャーターも、アメックスのプラチナデスクが完璧に手配してくれたので、開平ではとっても居心地の良い時間を過ごすことが出来て大助かりです。

残念ながら、日本の国旗が見当たりません(涙)
観光中、嫌な思いは全くしませんでしたが、
やはり溝を感じてしまいますね。

さてさて、
マカオのバスはどれかな？

今回はちゃんとキャリーバックを預ける事も出来て、乗り心地も悪くありません。

9：40発
このホテルが始発なので、定刻通り出発。
チケット代は昨日チェックインでコンシェルジュデスクでキャッシュにてお支払い。
マカオの国境の町珠海まで57元/1人

開平市内の旅行代理店？2箇所で観光客をピックアップして、開平を30分位グルグル周ります。

やっと高速に乗ります。

開平、良かったです。
また、来ましょう！

2時間もかからず、珠海に到着。

珠海のバスターミナルにはお店や露店が沢山あり、
余った元はここで使えます。

不覚にも傘を持参していなかったので、
折り畳み傘を購入。
この傘、軽くて、コンパクトで
この後、大活躍でした！
30元

残った元はたったの16元ですが、
つぎにいつ中国に来るか分からないので、
使い切りたかった(笑)

バスを降りてからの順路は、
ショッピングセンターの様な中を真っ直ぐ、
人の流れに沿って、
表示もしっかりあるので、迷う事なく出国手続きへ。

中国は何となく来る機会が無かったのですが、
この3日間ですっかり好きになりました。
広州も良いのですが、開平のコスパの良さが魅力で
マカオ経由でまた来るのも良いかも？

この旅行記へのコメント （4）

• ぱっしょんKさん 2020/05/29 05:30:55

  自分の旅行記を見直したら10年前でした。

  428gusukuさん　こんにちは。
  2010年当時中国赴任中で広州に住んでいました。その時、世界遺産になったばかりの開平の望楼群を見に２泊で行きました。全てバスで構成遺産全部を見ました。
  宿泊は１泊目は同じパンインターナショナルホテルに宿泊して２泊目は開平香江温泉に宿泊しました。写真を見る限り10年前とあまり変わっていない様です。
  
  開平市のある江門市は中国で一番温泉が沸く場所です。次の訪問は１泊温泉に泊まられてらいかがですか？
  
  内風呂は男女別、外は水着着用で入るスタイルです。
  

  428gusukuさん からの返信 2020/05/29 19:14:07

  Re: 自分の旅行記を見直したら10年前でした。

  こんにちは、ぱっしょんKさん(*^^*)
  コメント有難うございます。
  
  インド駐在されていて、凄いなーと思ってましたが、広州にも赴任されていたんですね！！
  
  世界中、股にかけてのご活躍、羨ましいです(≧∀≦)
  
  開平に温泉があったなんて、存じ上げませんでした。
  広州と開平は一泊づつの強行軍だったので、中国はまたゆっくりまわってみたいです。
  その時は参考にさせていただきます！
  
  では、
  安心して旅行出来る日が来る時まで、ぱっしょんKさんもご自愛くださいませ。
  
  428gusuku

• ももであさん 2019/07/23 22:25:40

  中華ミンミン共和国

  428gusukuさん♪
  
  GWはぼくも広州にいましたが、こんなところがあるとは
  知りませんでした。
  中国は奥が深いですね。

  428gusukuさん からの返信 2019/07/24 08:26:20

  Re: 中華ミンミン共和国

  ももであさん、はじめまして
  コメント有難うございます。
  
  中華ミンミン共和国(^o^)
  なかなか興味深い国ですね！
  
  ももであさんの旅行記も参考に
  させて頂きます(^｡^)
  428gusuku