2019年３月　今さらながら伊香保と草津。一度は行ってみました！

2019/03/22 - 2019/03/23

もう梅雨真っ最中の6月だっちゅーのに３月の旅行記です。

ダンナのリクエストで金曜に休みを取って、近場なのに行った事のない伊香保～草津の群馬温泉旅行。
天気も良くて楽しめましたよ～。

一日目宿泊
雨情の湯　森秋旅館一泊二食付き　一人11,880円＋入湯税150円×２
じゃらんポイント200ポイント利用＆じゃらんのクーポンが3000円分利用できました。なんかお得。

エリア 伊香保温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

午前１０時頃自宅を出発。
途中環八かどっかのトンネルの中で事故が発生したらしく、つけてたラジオからも
「トンネル内で事故が発生したので、走行中の車は速度を落としてください」と放送があったのでかなりビビる。結局どこで事故なのかも分からないくらいだったけれど。
それ以降渋滞もなく関越道走行。
高坂SAでお昼ごはん。
沖縄そば。730円。
なぜここで沖縄そばだったのか…？

高坂サービスエリア 道の駅

三時前、水澤観世音に寄ってみます。
正式には「五徳山　水澤寺」なんだそうで。
駐車場から境内に入るまでお野菜やお土産とかを売っているマーケットが沢山。

五徳山水澤寺 寺・神社・教会

見どころはこれですかね～。六角堂。

真ん中にお地蔵様がいらっしゃって、この回転する地蔵尊を左に３回廻して開運を願うんです。

本堂。
天明七年の竣工で、すべての彫刻は掘り抜きなんだそうな。

アンパンマン地蔵。苔むしてますね。

本堂大提灯。

その上をさらによっここらせいと行くと、万葉集の歌碑がありました。
奥に見えるのが榛名山…だよね…。
万葉集中上野国歌　（マンヨウシュウチュウカミツケノクニノウタ）
「伊香保ろの 八坂の櫃塞に立つ虹の顕はろまても さ寝をさねては」
（榛名山の八坂の櫃塞にあざやかな朝虹が立つ、その虹のように二人の仲が知られてまってもかまわない。さあ共に寝よう。寝ましょう）

万葉集東歌には「伊香保」という語を含む歌が９首あるんですって。
ここまでは人もほとんど来ず、鳥の鳴き声だけが聞こえます。
しばし万葉の世界に浸ります…なんちゃって。（恥）

本堂横のかなーりな石段をよっこらしょと登ると、鎮守である飯縄大権現（いいづなだいごんげん）があります。
写真はないですけど。お社を平成６年に立て直したそうです。

龍王弁財天。
沢山の人がお水取りに訪れるそうです。

本日のお宿。
「伊香保温泉　雨情の湯　森秋旅館」
車で辿り着くのに迷いました。

伊香保温泉　雨情の湯　森秋旅館 宿・ホテル

ちょっと引いてパシャリ。
ここの駐車場は到着時だけで、車担当さんにキーを預けると最寄りの宿泊者駐車場に移動してくれます。
丁度三時過ぎだったのでどんどんお客さんが入ってきます。
チェックインするときは女将さんがバリバリ仕切ってくれてます。

お部屋入室。標準の和室タイプ。７１室あるんだそうです。

ちょうど西日が差すころ。

窓からの景色。西日が反射しちゃっててスイマセン。
客室番号110（請求明細に書いてあった）ですが、玄関と反対側の客室です。斜面に建っている旅館なので、裏から見ると三階辺りの高さになります。
ここは伊香保の石階段と平行になっていて、ちょうどハワイ王国公使別邸のお庭が見えました。

浴衣とタオルセット。

じゃあ早速伊香保の石段街行ってみようかね～、と裏の小道を歩いていたら、なーんか焦げ臭い…。
したら思いっきし火事のあとでした。目下実況見分中。
今朝方、居酒屋さんから出火したんだそうです。けが人などはいなかったようで。（夕食の時の中居さんからの情報）
お見舞い申し上げます。

伊香保の石段街。賑わってます！

伊香保温泉の石段街 名所・史跡

石段を登りきると伊香保神社。縁結びと子宝に利益があるそう。人気ありますねえ～。

伊香保神社から歩くこと１０分ほど…。
温泉飲泉所があります。
“飲める温泉”と認定された国内第一号なんですと。

伊香保温泉飲泉所 名所・史跡

分かってはいますが、鉄分を多く含んでいるので「ううっ！マズイ！血の味…」でした。
痛風、慢性アレルギー性疾患、肥満症などに効能があるそうな。
食欲なくしそうなんで痩せるのかなあ…。

またちょっと歩くと伊香保温泉の源泉があります。
「源泉湧出口観覧所」
では、観覧させていただきますかねえ。

源泉湧出口観覧所 名所・史跡

おお…これが。王蟲の目みたい～。

「明治初期、伊香保を訪れたドイツ人の医師エルヴィン・フォン・ベルツ博士が、温泉街の環境や衛生について調査したのがはじまり。」だそう。

ラドンも伊香保で発見されたそうで、その碑もあります。
ラドン温泉とかラジウム温泉、よくありますよね～。
が、しかしちょいとネットを見ましたら…
『かっては「身体によい。」と思われた時期もありましたが、
現在では喫煙に次ぐ肺がんなどのリスク要因』なんですと。
まあ、放射能ですもんね。

湧き出したばかりの湯は、酸化されずに透明。

レトロな露天風呂。ぽつぽつと入浴される方が入っていきます。

伊香保温泉露天風呂 温泉

河鹿（かじか）橋。
この写真を撮ったのが３月、今旅行記を書いているのが６月。
たまたまテレビでここの新緑を夜間ライトアップしますというローカルニュースをやってました。
この時が一番地味な画ですね－。

河鹿橋 名所・史跡

橋から見る温泉の川。見てるだけで鉄分補給できそう…

ふたたび下に降りてきましたよ～。
有名な与謝野晶子の詩「伊香保の詩」が刻まれている石段。
３６５段の２００段目あたりだそう。

伊香保温泉の石段街 名所・史跡

やたらインスタ映えを狙ったような、祠の上に乗った沢山のアヒルちゃん。

出た！
３月３１日までやっていたペヤングコラボ。
ペヤングの会社、まるか食品株式会社は群馬県伊勢崎市にあるんですよ。

絵馬所。
ペヤングの語源は「ペア＆ヤング」なんだってー。
「ペヤングも若いカップルに2人で1つのものを食べて欲しいという願いから生まれた商品です」って、ホントか…？

すんごい秀逸な絵馬発見。
pixiv通のムスメ２、知ってました。
あおいまなぶさん。

で、宿に戻って駐車場まで送迎してもらい、車で１５分位で上ノ山公園に来ました。
ロープウェイの夜間運転（この時はペヤング仕様あり）もあったそうですが、車の方が手っ取り早い。
数台だったらこの展望台の直前でも車を停める場所があります。

上ノ山公園 公園・植物園

この時点で１８時ちょい過ぎ。
来てるのは入れ替わりで数組ってとこ。
確かに穴場感がある。
これはしあわせの鐘だって。
とりあえず鳴らしましたよん。

おお！
ここ、標高932mの物聞山（ものききやま）なんだそう。
標高だけ見れば日本三大夜景を越えるほど。
伊香保温泉街を中心に遠くは前橋市方面まで見渡せるんですよ。

日没じゃあなくって、お月さまが昇ってるのよ～。

満月に近くて朧～で、いい感じです。

所詮スマホでズームで撮ったのでこんな画ですが、ロマンチックでいいですよ。

が、長居するにはどんどん寒くなっていくし、宿のご飯の時間もせまっているので撤退。
以上、ときめきデッキからでした。

さあごはんだごはんだ！

お献立。なにやらかにやら…。
料理人、佐々木康仁さんです。
いただきます！

白子の茶巾と蓮根とか。

鰆木の芽焼と葛梅。

デザート。フルーチェ的な。
途中で女将さんが一組一組にご挨拶にいらっしゃいました。
いやいや…わざわざご丁寧にありがとうございます。
ものすごーく女将さんのガッツが感じられます。なんかパワフルなんですよね。
伊香保温泉発展のために頑張ってください！と応援したくなります。

露天風呂「雨情の湯」
夕食後だったので混んでるかなと思いましたが、誰もいない…
のでささっと撮らせていただきました。

このお宿、「しゃぼん玉」とかの作詞で有名な野口雨情が定宿にしていたんだそうです。
明治元年（１８６８）創業。
１５１年目ですよ！

湧き出た時は無色透明ですが、鉄分を多く含んでいるため空気に触れることで酸化し、茶褐色に変色することから「黄金の湯（こがねのゆ）」と呼ばれるようになりました。（森秋旅館HPより）

効能：神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・きりきず・やけど・動脈硬化症・慢性皮膚病

源泉かけ流しですが、熱くもなく、ぬるくもなく、いい湯加減。
（なので、洗い場のある内湯のお湯はちょっと熱めかな…）
てな感じで一日目終了です。