【雲洞庵の土踏んだか】親子３人旅、南魚沼へ

2019/05/02 - 2019/05/03

〔旅のテーマ〕
GWに親子三人でささやかな旅に出かける。

〔同行者〕
妻（36歳）
長男（2歳）

〔訪問場所〕
舞子高原ホテル（新潟県南魚沼市、宿泊先）
雲洞庵（同）
坂戸城跡（同）

エリア 新潟

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

当日は6時に横浜の自宅を出発。第三京浜、環八を経由して、関越自動車道を目指したが、環八の断続渋滞の影響で、練馬インター＝写真＝にたどり着くまで2時間もかかってしまった。

関越道でもノロノロ渋滞が続き、行楽客らでごった返す高坂サービスエリア（埼玉県東松山市）には9時ごろ到着＝写真＝。レストランでの朝食や、食後のお散歩（長男）などで約1時間ほど滞在した。

高坂サービスエリア(下り線)レストラン グルメ・レストラン

その後は順調に進み、11時半ごろ、群馬県みなかみ町の谷川岳PAまでやって来た。谷川連峰の稜線は雲に覆われていた＝写真＝が、それでも雄大な景色に魅了された。

谷川岳パーキングエリア 道の駅

『黒部の太陽』や『海峡』など、土木映画を愛してやまない夫は、関越トンネル（全長10,926メートル）＝写真＝でアドレナリンがフルスロットル。

塩沢石打SA（新潟県南魚沼市）で長男の昼ごはん休憩。

塩沢石打サービスエリア 道の駅

おにぎりをパクパク。

塩沢石打サービスエリア 道の駅

SAからは、魚沼コシヒカリの生産を支える母なる川、魚野川（一級河川、延長66.7キロメートル）のとうとうとした流れを眺めることができた。

塩沢石打サービスエリア 道の駅

塩沢石打SAからそのまま関越道を降りてすぐ、舞子スノーリゾートというスキー場の中にある「舞子高原ホテル」（宿泊先）にたどり着いた。横浜の自宅からの所要時間は約7時間なり。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

ロビーは木目調の落ち着いた雰囲気。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

チェックイン時刻（15時）には早かったため、親子三人はゲレンデに飛び出した。長男はどこまでも続く大斜面に大興奮！

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

ゲレンデの片隅にあった残雪に、長男の大興奮は最高潮に。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

その後、チェックインにはもう少し時間があったため、近くにある道の駅やコンビニへ買い出しに出かけた。途中、車を止め、越後の田園風景を前に一人でたたずみ、しばし農学部の学生時代の思い出にふけった。

巻機山 自然・景勝地

ようやく15時になり、チェックインを済ませて部屋へ。広さ32平米のスタンダードツインルームはやや年季が入っていたが、手入れが行き届き、2日間快適に過ごすことができた。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

部屋からは、いい景色、いい景色。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

父子はキッズルームへ。“おもちゃがもう少しあればなぁ”という感想。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

18時に夕食のバイキング会場へ。20～30分もすると会場は家族連れの宿泊客で満員に。

新潟の山の幸、海の幸盛りだくさんといった内容に夫婦は大満足。妻は銘酒「八海山」も堪能しました。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

長男もパクパク、モリモリ。ごちそうさまでした。22時までには親子そろって力尽き、就寝zzz

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

翌朝は6時過ぎに起床し、父子は朝風呂へ。その後、三人そろって朝食会場のレストランでパクパク、モリモリ。炊き立てのコシヒカリと、田舎風の味噌汁が最高にうまかった。

舞子温泉 飯士の湯 舞子高原ホテル 宿・ホテル

チェックアウト後は、ホテルから20分ほどの場所にある、“越後一の寺、日本一の庵寺”と呼ばれる「雲洞庵」へ。約1300年前に創建され、藤原氏や関東管領上杉氏らの庇護の下、大いに栄えたといい、戦国時代、幼少の上杉景勝と直江兼続が過ごしたことでも有名とのこと。1429（永享元）年に建てられた赤門＝写真＝のハンパない存在感に思わず息を飲んでしまった。

【雲洞庵の土踏んだか】
歩くだけで仏の功徳があるといわれる参道の石畳。赤門から本道へと続く敷石の下には法華経の一文字一文字が記された小石が埋められていると伝えられている、との言い伝えから「雲洞庵の土踏んだか」という言葉が生まれ、一度は訪れるべき越後の名刹として、広く知られることになりました。（雲洞庵ホームページから）

雲洞庵 寺・神社・教会

杉の大木に囲まれ、神秘的な雰囲気に包まれた参道＝写真＝は感動の一言。一方、参道の石畳に水たまりを発見した長男は、座り込んでバシャバシャするのに無我夢中といった様子だった (￣∇￣;)

雲洞庵 寺・神社・教会

次の目的地（坂戸城跡）に向かう途中、車窓は、“ザ・米どころ、新潟”という田園風景が広がっていた。南魚沼地域の田植えは5月下旬ごろとのこと。

次は雲洞庵から10分ほどの場所にある坂戸城跡へ。写真は「埋田」（うめた）と呼ばれる堀のあと。

【坂戸城跡】
戦国時代、山全体が山城であった坂戸山。上杉謙信ゆかりの城跡であり、上杉景勝、直江兼続の居城でもありました。坂戸山頂には、本丸上屋敷跡、中腹の中屋敷、山麓の城主館、家臣屋敷跡などは今も完全に残っています。山麓には長尾政景の墓所と、上杉景勝と重臣直江兼続の生誕の碑があります。（南魚沼市観光協会ホームページから）

坂戸城跡 名所・史跡

往時の石垣が残っていて、その上で親子は昼ごはん。

坂戸城跡 名所・史跡

城内のカタクリ群生地では、紫色の可憐な花が咲き誇っていた。その後、六日町インターで関越道に入り、多くの渋滞に巻き込まれながら、20時ごろ、やっと自宅に無事帰還することができた。（了）

坂戸城跡 名所・史跡