春の山陰紀行【3日目】出雲国風土記を訪ねて…はにわロードをサイクリング＆松江城

2019/04/16 - 2019/04/18

出雲路観光に便利な『縁結びパーフェクトチケット』を活用して神々の故郷、出雲路と山陰を巡る旅。3日目(最終日)は電車とバスで古代出雲の中心地といわれる松江市南部の大庭地区へ。「島根県立八雲立つ風土記の丘」で自転車を借りて、はにわロードをサイクリングしながら出雲国風土紀にも登場する、国宝『神魂神社』と縁結びの神様『八重垣神社』 を参拝してきました。

余った時間は国宝・松江城へ2回目の訪問。前回来た時よりも晴れていたので天守からの眺めも楽しんできました。

■縁結びパーフェクトチケット
https://www.san-in-tabi.net/ticket/enmusubi.html

■松江観光協会
https://www.kankou-matsue.jp/

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

3日目。朝食バイキングをこんな感じでいただきました。

650円也。。食べたら出かけます。

ひらたメイプルホテルをチェックアウトし、一畑電車に乗って

昨日と同じく、松江しんじ湖温泉駅にやってきました。

時刻は9時。ここから「島根県立八雲立つ風土記の丘」に向かいます。

バスターミナル1番乗り場から八雲行きの路線バスに乗車。

八雲行きは一畑バスが運行、松江駅を経由して・・・

松江しんじ湖温泉駅から37分（松江駅から20分）

「風土記の丘入口」バス停で下車。バスは下り/上りとも30分間隔で運行しているので、時間を気にしなくても大丈夫そうです。

周辺には出雲国府跡や古墳などの史跡・社寺が集中していて、車じゃなくても自転車で周ることが出来ます。

バス停から徒歩5分.....

田園風景がいい感じです。

『島根県立八雲立つ風土記の丘』で電動自転車を借ります。

サイクリングマップや音声ガイド端末も貸してもらえ・・・

レンタル料は電動/普通とも無料なんです！！

■レンタサイクル利用案内（八雲立つ風土記の丘）
https://www.yakumotatu-fudokinooka.jp/users-guide/bicycles

松江市大庭地区は出雲国風土記の舞台として多くの遺跡や社寺が点在してますが、今回の目的は出雲国風土紀にも登場する、国宝『神魂神社』と縁結びの神様『八重垣神社』 を自転車で巡って参拝します。

せっかく来たので「八雲立つ風土記の丘」の敷地内も見学。

古墳時代のお墓だそうで

ふむふむ

推定復元した古墳時代の住まい・・・

岡田山古墳群/1号墳（6世紀後半）

墳長21.5mの前方後方墳で、額田部臣(ぬかたべのおみ)の銘文入り大刀が発見されたことで有名に。

左に見えるのが「八雲立つ風土記の丘」の建物。

周辺はアップダウンがあるので自転車を借りるなら電動ですよ！

隣接する『出雲かんべの里 かんべ茶屋』に自転車を停め、展望台へ。

ちょっと登るだけで

すぐ着いちゃいます。子供の遊び場にもなってるようです。

絶景じゃなくても、素朴な風景を眺めるのも旅の楽しみの一つなんです。

旅先で展望台があればなるべく寄るようにしています。

カメラを左に向けると写ってないけど宍道湖方向。

丘を下ると神魂神社(かもすじんじゃ)に着きました。

「風土記の丘入口」バス停からでも徒歩15分位の距離です。

歴史を感じさせる石段を上った先に

■神魂神社　主祭神は伊弉冉尊(イザナミノミコト)

国宝の本殿が目の前に。

（神魂神社の本殿を別の角度から）

現存する大社造りの社殿としては最古のもので、出雲大社の「男造り」に対し、神魂神社の本殿は「女造り」といわれてます。

風格漂う本殿の隣には

『貴布禰稲荷両神社／国重要文化財』　右側

貴布禰、稲荷両神社本殿は、全国的に類例の少ない二間社流造りの珍しい様式で、室町時代の神社建築の様式を残している建物です。

ちなみに、すぐ傍には高校サッカーの常連校「立正大学淞南高校」があります。校舎が見えなかったので大学みたいに広大な敷地内に学校があるのかも・・・と道路脇の看板に反応した元サッカー小僧。

神魂神社から八重垣神社を結ぶ1.6kmの遊歩道「はにわロード」

長閑だなぁ。(^^)

沿道にはかわいい埴輪のオブジェが目を楽しませてくれます。

上り坂の手前にある沼で休憩するもよし・・・

この先から道は下っていきます。

今も残る原風景を楽しみながら

自転車を停めては…パシャリ☆

子供の頃に見た田舎の風景が凝縮された『はにわロード』

素敵すぎ♪

写真を撮りながらの移動だったので神魂神社から20分近くかかったかな…

大通りを渡れば八重垣神社です。

縁結びの神様としても有名な八重垣神社は、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した素盞嗚尊(スサノオノミコト)が稲田姫と住居を構えた地とされています。

奥の院「鏡の池」は稲田姫が自分の姿を映したと伝えられています。

鏡の池 説明版

約3時間の大庭エリアでの滞在を終え、松江市内に戻ってきました。

13:30「県庁前」バス停で下車。

向かう先は国宝つながりで松江城。

縁結びパーフェクトチケットの提示で登閣料金が団体割引に。

670円 ⇒ 530円

2年半ぶりの「国宝 松江城」　現存12天守の一つです。

明治6年の廃城令により全国のほとんどの城が取り壊されましたが、地元の有志の奔走によって保存され松江のシンボルとして親しまれています。

慶長16年(1611)、松江開府の祖・堀尾吉晴が５年の歳月をかけ築城、そのうちの3年間を難工事の石垣積に費やしたと云われています。

地階(穴蔵の間)は籠城用生活物資の貯蔵倉庫。

中央には深さ24メートルの井戸があります。

最上階からは松江市街や宍道湖が一望出来ます。

この日も気温が20℃以上だったので吹き抜ける風が快適。写真を撮ったり風景を眺めながら涼んでいたら貸し切り状態に。＼(^o^)／

松江城天守からの眺望（北側）

松江城天守からの眺望（東側）

松江城天守からの眺望（南側）

松江城天守からの眺望（西側）

時刻は15時過ぎ、中途半端な時間でも食事が出来そうな松江駅へ。

駅ビル1階の『はなの舞』は居酒屋チェーンですが境港直送の海の幸が食べられるみたい。地物を食べたい私と需給が一致。(^O^)

地産地消を推奨する山陰メニュの中から・・・

イカの刺身

しじみの酒蒸し（一粒一粒黙々と・・・）

上）赤天（サクッとしてピリッ）

下）ハタハタの一夜干し（脂がじゅわ～）

赤天とは魚のすり身に唐辛子を練り込み、パン粉をまぶして揚げた浜田市のソウルフードです。

炙り〆鯖の棒寿司は自家製とのこと。

食事しながらバスの出発時刻まで時間調整し・・・

松江駅前から空港連絡バスで出雲空港に向かい帰京します。
天気にも恵まれた3日間、平成最後の旅行となりました。

[3日目　縁結びパーフェクトチケットのフリー区間]
　雲州平田⇒松江しんじ湖温泉（一畑電車／670円）
　松江しんじ湖温泉⇒風土記の丘入口（一畑バス／370円）
　風土記の丘入口⇒県庁前（一畑バス／330円）
　松江城登閣料（割引額／140円）
　県庁前⇒松江駅（一畑バス／170円）
　松江駅⇒出雲空港（空港連絡バス／1,030円）
　　　　　　　　　　合計2,710円

この日だけで購入額3,000円の9割を使い、3日間累計で[6,290円]となりました。比較対象がありませんが[3,290円]得したことになります。
行き先にもよりますが、往復とも飛行機利用ならかなりメリットがあるのではないでしょうか。

この旅行記へのコメント （2）

• toraobasanさん 2019/05/10 15:00:21

  縁結びパーフェクトチケット。

  一泊二日さん、こんにちは。
  
  　山陰旅行３日目見せて頂きました。
  　機会あれば縁結びチケットを使って、神魂神社、八重垣神社など参拝できればと
  　思いました。神社の造りいいですね。長閑な風景に癒されます。
  　地の物をいただくっていいですね。私達みたいにツアー利用だと選ぶことは
  　難しいですがお昼などにと思いました。松江には義弟がいますから行くこと
  　あるかもしれないです。
  　松江城は何度でも登りたいお城です。
  　拙い旅行記にいいねありがとうございました。
  
  　　　　　　　toraobasan

  一泊二日さん からの返信 2019/05/10 21:07:31

  RE: 縁結びパーフェクトチケット。

  toraobasanさん、こんばんは。
  
  周囲には史跡や社寺が多くあるのですが、ピンポイントで神魂神社・八重垣神社を巡り長閑な風景に癒されてきました。機会があれば是非、行かれてみて下さい。時間があれば松江城とセットで堀川めぐりもと考えてたのですが・・・次の機会ですかね。松江城から望む宍道湖の風景が特に気に入ってます。