2019/02/22 - 2019/02/22
46位(同エリア113件中)
まりも母さん
ここ数年、冬は探鳥の為の外出ばかりで、すっかりご無沙汰していた「おひなまつり」
久しぶりに、茨城県の代表的なおひなまつり「真壁のひなまつり」に行って来ました。
午後からの短い時間だけでしたが、
久しぶりの真壁のひなまつりは、変わらぬ所と変わってしまった所、
ちょっと考えさせられる訪問でありました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
2月の下旬「ひなまつり」もあと10日ほど。
探鳥に出かけた後、平日の午後に数年ぶりに訪れてみました。
車を停めて、旧真壁駅(廃線駅)辺りから歩き始めます。
あたたかな午後で、ひなまつり開催地区の端あたりは静かな雰囲気。 -
何度も訪れている場所なので、マップが無くても大体判るだろう・・・と テキトウに歩きます。
「真壁石材協同組合」の石雛
真壁は石材の産地としても有名で、沢山の石材店がありますからね。
石材店には石灯篭や墓石がメインのように展示されていますが、最近はガーデニングオブジェやピザ窯とかも造っていますね。
ここにも色々展示されていました。
でも~~大きさ・重さ・お値段・・・ちょっと気軽には買えないっす。 -
お昼は、バードウォッチング途中で お弁当を食べてきちゃいました。
でも、真壁に来たらこれは食べたい!と
「真壁伝承館」お向かいの「宮本精肉店」に向かいます。
ここの「むかしコロッケ」がなつかし旨いのです~。
おひなまつり期間の土日はものすごい、行列です。
揚げておいて売るのではなく
いちいちお客さんのオーダー受けてから揚げるので、時間はかかりますが、揚げたて超ウマです。
今日は平日だから、並んでいるのは5人ほどでした。
コロッケと なにげに好きなソーセージフライも注文します。
コロッケは1個50円ですからね! -
コロッケが揚がるまで、少し待ちます。
隣の商工会事務所の前に「いしおさん」のポスト。
うちにも2体居る「いしおさん」は 真壁のゆるきゃら 石の妖精です。 -
お肉屋さんの店先にベンチもあります。でも、伝承館の裏手の東屋でゆっくり食べます。
伝承館の裏手には駐車場がありますが、ひなまつり期間は伝承館の教室などを利用する人しか停められません。
駐車場から入って来る方は地元の方ばかり。
ヨガ教室に行く所なのか、丸めたマットを持った年配の女性が、「今日は暖かで、町歩きにいいですね。真壁のひなまつりを楽しんでください」と声をかけて下さいました。
「寒い時期に 真壁に来てくれた人をもてなそう」と始まった この ひなまつりは、
そんな地域の方たちとの会話とふれあいが一番のおもてなしで、それは今も変わっていないのだなぁ。と うれしく思いました。
お店やお人形を展示している家の方だけでなく、真壁に住まう普通の方からももてなしを受けている感じです。 -
伝承館の隣にある「神武遥拝所」
お参りと言うよりおひなさまを見る為に。 -
拝殿に飾られたお雛様。
内裏様は一組だけど、5人囃子は数グループ。
ちょっと不思議なセッティングです。 -
何度も来ている「真壁のひなまつり」今回は一軒一軒までは見ず、ざっくり歩きます。
と、言うのは、数年ぶりなので、あの2011年の東日本大震災で痛んだ建物のその後も見たかったのです。
多くの古い歴史的建造物の残る「重要伝統的建造物群保存地区」である真壁は、
その町並みも見どころの大きなポイントなのです。
2014年に訪れた時、修復中の建物が多かったので、どうなったかなぁ?と。
この「阿波屋」はステンドグラスのお店です。本業はガラスや建築関係の会社みたいです。
元々あった日本家屋を昔の雰囲気のままにお直ししたようですね。
町並みにしっくりくるリニューアル。
お直し前より、日本家屋感アップして良くなっています! -
「つるや亭」そば・うどんのお店として営業しています。
漆喰がきれいですね。
震災後直された建物でしょう。
この旅行記を書くのに 以前来た時に撮った画像と見比べようと思い探してみたら、
案外、壊れた建物の画像が無いのでした。
多分、あまりにも悲惨な震災の状況から おうちの方に悪くて、壊れた建物の写真を撮るのをためらわれたからだと思います。
そう思った記憶があります。
と、言うことで、被害状況と修復後を比べる事はできませんが、
こうして直されている建物は、とてもうれしいと思うのです。 -
しかし・・・全く、修復がされないまま放置されている建物も数多くあったのです。
しばらく、来ていませんでしたので、それなりに修復され、復興は進んでいると思っていたので、
このような建物がある事がショックでもありました。
ここ 2009年に来た時は すいとんのお店が営業されていました。
ガラスブロックやアルミサッシもつけられ、古いままの建物ではなく、登録有形文化財の指定もない建物だと思いますが、
最初にかけられたブルーシートが劣化したまま放置され 建物が哀れに思われました。 -
「旅籠ふるかわ」の2階には今年もお雛様が飾られていました。
毎回、出し桁の見える2階窓に並べられたお雛様がかわいくて、真壁の好きな景色のひとつです。 -
すぐ隣の建物ウインドーの中に ひつじのお雛様。
こんな変わり雛があるのも楽しいです。 -
「川島書店」見世蔵 江戸末期 国指定登録有形文化財
こちらはすっかりきれいに修復がされています。
2014年に来た時はまだ白漆喰が塗られる前でした。
昔と同じ工法で修復しないとならないから、手間と時間がかかると伺いましたね。 -
川島書店さんには、古いおひなさまがたくさん 飾られています。
毎回、展示方法も変えられていて、見るのが楽しみな場所です。 -
以前他の場所で見た「ビールで一杯のおひなさま」は、今回川島書店でご対面。
人気があるのか、このパターンはやめられないギャグおひなさまですね。 -
2月も末の平日だからこの程度。
土日はもっと賑やかなのでしょうが、一時のすごい人出は落ち着いたのかしら?
茨城県内では、ここ「真壁のひなまつり」が一番規模も大きく、早くから行われていたように思いますが、
今は茨城県内でも取手、土浦、龍ヶ崎、常陸太田など各所でも開催されるようになりましたからね。
普段はのんびりした、あまり人も歩いていないような真壁の町ですから、
この位でも賑やかな方だと思います。 -
今日は、お昼は食べて来ちゃったので、好きな橋本旅館のカフェで、お茶をしようと思います。
昼時は混雑して入れないかもしれないけど、もう ランチの時間は過ぎたから大丈夫かな??
新宿町方面に向かいます。
すると・・・なにやら、壊れたままの塀が・・・。
板部分や土壁が崩れ、かなり壊れています。
壊れていなければ、長い 風情ある瓦の乗った壁だったでしょう。
震災後直していないのかなぁ・・・。 -
そして、そのまま進むと更にこんな塀も。
「中村家」主屋 乾蔵 文庫蔵 薬医門及び塀 明治初期 国指定登録有形文化財
となっているのに~~~ -
塀の土壁の所が 下地?麻の繊維を貼ったむき出しと言うか、いや、途中とも思えない妙な状態で放置されているみたいに。
とにかく、きちんと修復がされていないのです。 -
更に進むと、もっと衝撃的な建物が!!
あ~~~こんなに壊れてるぅ~。 -
これは、私が大好きな建物で 真壁でも最も古い建物のひとつらしい
「安達家住宅見世蔵及び主屋」江戸時代末期 国指定登録有形文化財
>新宿通り北側に建つ。桁行五間平入の見世蔵に主屋が直交する。いずれも二階建で土蔵造とするのが特徴。東を土間とし、西に帳場や居間等を配する。階高が低く、出桁造で軒蛇腹まで塗込め、観音扉の窓など重厚な外観に、江戸末期の当地域の町家の様相を伝える。
として、2017年に文化財登録されています。
なのに~~~これですかーー!! -
もう、瓦ボロボロじゃないですか~~。
衝撃で、帰宅後 自分が以前撮った画像とか調べてみると、震災後2014年はこの建物の中でひなまつりの展示もされていたのです。
その時 外観は足場とブルーシートでの養生がされていたようですが、
私が来ていなかった5年のうちに どうしてこんなになってしまったのだろう・・・。
すぐに修復されないと、木・土の建物は風雨でこんなに傷みが進んでしまうって事なのでしょうか?
ここ、主屋には2階への拭きぬけがあって、見ごたえのある建物だったのに。
それに、文化財指定されたのが2017年って事は もう、かなり痛みが進んでいた状態での登録?
だったら、それ以上痛まないように 県や市もなんとか力を出せないのでしょうか? -
塀も こんなになっちゃってるよ~~。
なんか~超ショックです。
真壁地区自体が重伝建地区だと言うのにこれでいいのか?
なんの事情も判らず、ただ、古い建物が好きで、できれば維持されて後世に残されていく事を望んでいる私としては どうしら良いのか?? -
ガラス戸のところからそっと中を覗いてみると、文化財指定のプレートが置いてあるよ~。
太い柱もりっぱでしょう。
なんか、内部はまだ無事そうに見えますけど・・・。
でも、こんな落ちた瓦、剥がれた漆喰、ダメに決まってるでしょう!
なんとかしてくれー!助けてー! -
心折れつつ すぐ隣の「橋本珈琲」に到着・・・。
ここは、リノベしたから変わってないな。とちょっと安心。 -
脇のカフェ入り口から入ります。
前回おひなまつりに来た時は、ここ、めちゃ混みで入れなかったよなぁ。 -
入った時は 中には一組のお客さんだけ。
入ると「ランチはラーメンだけです」と言われたので、「お茶でもいいですか?」と。
「お好きな席にどうぞ」と。 -
通り側の席に座ったものの 日差しが暑すぎて、旅館のホール側の席に移動。
脇には 旅館との境のガラスの引き戸。
建具がいい感じです。 -
もう、今では作れない昔の結霜ガラス。
こんなのを見ながらのお茶は、レトロや古い建物好きには 実に楽しい鑑賞ポイント。 -
ダンナはコーヒー。私はジュースをオーダー。
お水のグラスもレトロな柄入り。 -
メニューは少なめでしたが、おやつにスコーンを。
以前来た時と メニューがずいぶん違うなぁ。と思ったら・・・。
帰宅後知りましたが
なんと、「橋本珈琲」も昨年一旦閉店してしまったようです。
この時は ひなまつりの期間限定オープンで。
だから、メニューも以前とは違っていたのか。
リノベーションしたカフェスペースは、オープンした2013年グッドデザインの賞も受賞したと言うのに。
これまた、なんとも寂しいものを感じてしまいました・・・。 -
この時は、「また橋本珈琲にランチしに来よう」と思って、橋本旅館のおひなさまも見ていく事に。
橋本旅館 主屋 土蔵 主屋昭和4年 土蔵明治期 国指定登録有形文化財 -
大きな柱時計。並んだおひなさま。
橋本旅館のおひなさま飾りは、真壁に来たらやっぱり見たいおひなさまです。
でも、マップには「橋本旅館」と書かれていなかった事からももう、旅館としての営業はしていないのかも。 -
階段を利用してきれいに飾られたおひなさまは、今までと全く変わりありませんでした。
-
このガラス戸の向こうがカフェスペース。
昔の帳場だったお部屋なのでしょうね。
古い建具がきれいに使われています。 -
玄関の天井は豪華な格天井。
市松に張られた木目が美しいです。 -
カフェの食器にも使われている橋本旅館のしるし。
旅館の佇まいもカフェの明るさも私が前回来たときと何も変わっていないのに
通常の営業がされていないと言うのは、やはり、普段の真壁にはそんなにお客さんが来られないって事なのかなぁ。
茨城の田舎で 交通の便も良くない真壁。だからこそ、古い町並みが残った場所ではあるけれど
なんだか、5年前より失われて行きつつあるようで、心配になりました。 -
まだ時間は早めですが、重い空気を感じてしまったまりも母・・・ダンナに もう帰ろうか?と
車を停めた方へ戻ります。
最後に、やはり登録有形文化財の
「増渕宥市家住宅」 表門 土蔵 昭和初期
増渕家は大工職人の家で橋本旅館も手がけた 建物のひとつだそう。 -
こちらは、震災以後手直しがされている様子です。
今日は、前回5年前から、修復された建物も見ましたが、
壊れたまま劣化が進んでしまった建物も多く見
また、5年前は人が多すぎるほどで これからのにぎわいが楽しみだった町が
なんだかしぼんでしまったようで・・・。
イベントとしてだけでなく、真壁の素敵な建物とおもてなしの心が もったいなくて
切ないものを感じてしまいました。
なんとか 本当のにぎわいにつながってくれると良いと思いました。
私は、また、真壁に来ようと思います。
まだまだ残る見ごたえのある建物 ここから少し離れると 山桜の美しい里山、まだ見ていないけど すごい景観の石切り場跡もあるのです。
そして何より、いつ来ても 押し付感のない自然なやさしさが感じられる真壁の人たちが居るのです。
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