2018/07/23 - 2018/07/26
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さとちゃんさん
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台北故宮博物院で有名な白菜を見ました
台湾に来たら欠かせない観光スポットと言えば、「国立故宮博物院」。歴史に翻弄されたお宝の数々が並ぶ世界一の中国美術工芸コレクションとして名高いここ故宮博物院は、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つにも数えられています。故宮博物院には、およそ70万点近くの収蔵品があると言われていますが、常時展示している品は、6000~8000点。特に有名な宝物数百点を除いては、3~6カ月おきに、展示品を入れ替えているため、すべてを見て回るには、10年以上はかかると言われています。
コレクションは、聞くところによると玉器は8000年前のものから、5500年前の新石器時代の翡翠の彫り物、4400年前の陶器、3300年前の青銅器・象形文字、2200年前の秦の始皇帝の時代、日本の古墳時代、さらに隋、唐、宋、元、明、清の歴代宮廷の収蔵文物を継承し、その内容も数も極めて豊富です。これらの文物の発展は、近代中国社会の変遷と密接な関係があります。国立故宮博物院はまさに、中国芸術文化の集大成!
創設80周年となる2007年2月に、大リニューアルを行った故宮、さらに2011年2月にはまた新しく生まれ変わりました!以下の紹介は2011年時点での展示ですが、青銅、玉、陶磁…という風にカテゴリー別で時代順に配置され、よりわかりやすい「開かれた故宮」となっています。
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西周晩期 毛公鼎(宣王時代)
獣に似せた3本足に楕円形のカメ型という西周晩期の青銅器の特徴を表したこの形は、2800年以上も前のもので、もとは料理に使用したものでしたが、後に権威を象徴する礼器として使用されるようになりました。毛公鼎の胴内に鋳刻された32行、500文字は、世界で最も長い銘文で、内容は、周王が周朝復興に功労があった毛公一族を称えたものになっています。鼎の銘文に「…四方大いに乱れ定まらず」とあるのは、宣王が心配でたまらなかった当時の動乱の局面を指しています。銘文は、字数の多さや勅諭の語句の華美さだけではなく、下賜の豊富さをとっても、天下一の宝と言えるものなのです。 -
全文が壁に書かれています
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銘文が彫られています
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西周晩期 宗周鐘
「宗周鐘」は「鐘」、「胡鐘」とも呼ばれ、西周の厲王が製作した祖先の祭祀用の楽器です。きれいに整った形の上に書かれた銘文は高雅で、現存する天子が製作した器物の中で、最も重要なものとされています。鐘本体の両面には合計36本の長い乳丁が突き出し、筒状になった柄部は、まっすぐに伸びて、荘厳な趣をたたえています。銘文は123文字で、鐘本体の中央から読み始め、左に進み、背面の右側に続きます。 -
「翠玉白菜」
天然の翡翠と玉の混ざり具合を巧みに利用した繊細な彫刻で、翠玉巧彫の最高傑作と言われています。白菜の上にとまっている虫ですが、実はこの2匹は、多産を象徴するキリギリスとイナゴ。この作品は、紫禁城内の永和殿に安置されていたものですが、そこは光緒帝の妃であった瑾妃の寝宮であったことから、清らかさを象徴し、多産を願う瑾妃の嫁入り道具だったのではないかと推測されています。白菜と昆虫という題材は、元代から明代初期の画家による草虫画の中によく見られ、吉祥を象徴する題材でした。
高さ19cm -
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肉形石
おいしそうな赤身と脂身の混じった「肉形石」は、「東坡肉(豚の角煮)」にそっくり。瑪瑙類の鉱物は、長い年月の中で雑物の影響を受け、異なる色が生成され一層ごとに違った色あいが現れます。職人は、豊かな質感を持つ石材を加工し、磨いて表層面を染色。その結果、皮、脂身、赤身肉がくっきりと分かれ、毛穴や肉の質感いずれも真に迫った作品に仕上がっています。 -
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清朝 翡翠の屏風
48枚の翡翠でできていて、驚くのは両側の彫りがまったく同じだということ!昭和天皇のもとにありましたが終戦後、返却されました。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2019/07/21 15:15:01
- 翠玉白菜
- こんにちは、さとちゃんさん
故宮博物院、素晴らしい素晴らしいと聞くけれど、
世界4大の一つなんですねー
こんなに近くにそんな素晴らしい博物館があるなら、
見に行かないと損ですよね(笑)
翠玉白菜の細かい作業。
アジア人特有の繊細さが感じられますねー
写真をこうして撮れるのも嬉しいな。
旅が終わった後でも、ずっと旅に浸って入られますもんね。
たらよろ
- さとちゃんさん からの返信 2019/07/25 16:53:11
- Re: 翠玉白菜
- たらよろさん今日は
何時も訪問してくださり有難うございます。
書き込み有難うございます。
この白菜は超有名らしく世界各国に出向いているらしいです。
日本にも上野の博物館に来たと思います。
外国の博物館、美術館は撮影がOKのとこらが多いですが日本はXですね。
今後ともよろしくお願いします。
さとちゃん
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