アンコールワットだけじゃない！シェムリアップの楽しみ方

2019/04/08 - 2019/04/09

パッケージツアーでアンコールワットを観にカンボジアのシェムリアップに行ったら、フリータイムはどうしますか？
また、個人でカンボジアに行った人も、アンコールワット見学以外は何をしますか？
日本人の旅行は、ビーチでバカンス以外は、社会科見学的な旅行になりがちです。
特に休みが限られている場合は、史跡を見て、名物料理を食べて、名産品を買って、と、まるで会社の視察ツアーのようになっている人が多いと思います。

今回は、アンコールワット以外の、シェムリアップの楽しみ方をご紹介します。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

シェムリアップはピザが安くて美味しい！
意外なカンボジアの楽しみ方。

到着したら、まずはカフェでゆっくり休憩。シェムリアップはクーラーがあるカフェやレストランが少ないので、クーラーがあるカフェは貴重です。事前にチェックして、疲れたら駆け込めるようにしておきましょう。

一番のおすすめは、ハイアットホテル。無料WiFiも早く、高級な雰囲気です。
それなのにお値段はリーズナブル。
アイスクリームは1スクープ2ドル（税サ別）で、トッピングも無料です。
トッピングは、マシュマロやチョコスプレーなど、複数から選ぶことができますが、キャラメリゼしたナッツがイチオシ！お土産にしたいくらい美味しいです。



カンボジアは停電が多いので、停電の時も5☆ホテルのロビーに逃げ込めば、涼しい中でスマホをいじりながら、停電が復旧するのを待つことができます。
5☆ホテルの他にも、自家発電機を備えているホテルやレストランがあるので、停電時は迷わずそこへ。
カンボジアの夏（3月、4月）は気温38℃になる日も多く、クーラーなしではとても耐えられません。

シェムリアップの街にはあちこちに両替所があるので、使う分だけ少しずつ両替すれば大丈夫です。
レートがいいのは銀行、次に街の両替所、空港、という順ですので、空港では最小限だけ両替しましょう。
また、銀行も両替所も18時以降は閉まる所が多いです。21時すぎまで開いている両替所は少しレートが悪いので、両替は昼間のうちに済ませましょう。

シェムリアップ随一の繁華街であるオールドマーケット周辺は、昼間は暑いので、あまりショッピングをしている人は見かけません。
やはり昼間はホテルのプールでのんびり、少し涼しくなる夕方からの行動がおすすめです。
せっかくのお休みですから、あくせく行動せずにしっかり休みましょう。


ホテルにプールがない場合は、近くのホテルのプールを借りることができます。
料金はホテルによって違いますが、こちらのトラベラーズホームアンコールホテルでは、1ドリンク注文すれば、プールが無料で利用できます。しかもビール1杯0,5ドル！

他にも2～5ドルでプールを利用させてもらえるホテルはたくさんありますので、値段を聞いて決めましょう。5☆ホテルのプールは30ドル程度です。
プールに行く予定はなかったのに、水に飛び込まずにはいられない！と思うほど暑いのがカンボジア。
水着はスーパーなどで売っていますが、予備に持って来ることをおすすめします。

さらにのんびりしたい人は、シェムリアップ唯一のビーチ（!?）カンボビーチへどうぞ。
こちらはビーチリゾートをテーマにしたプールで、飛び込み台が人気です。
プール周辺はビーチから運んだ砂が敷き詰められ、ソファやデッキチェアは、高級リゾートのプライベートビーチをイメージした造りです。
入場チケットは5ドルですが、それを購入すると5ドル分の飲食費として使えるので、実質入場料は無料。ランチついでに訪れてはいかがでしょう。
また夜はDJが入って、ビーチパーティーが行われるので、夜に来ても楽しめます。

昼間に買い物に行くとしたらオールドマーケット、夜だったらナイトマーケットに行くことが多いと思います。オールドマーケットのほとんどのお店は19時までには閉まってしまうので、夕方、涼しくなったらオールドマーケットに出かけてみましょう。アジアンテイストな雑貨がたくさん売っています。
特に今人気なのが、丸い藤のバッグです。斜めがけできて、しかも開けにくいので、スリ対策にバッチリ！いろいろなデザインがあるので、吟味してお気に入りの一つを見つけて下さい。日本で買うよりずっと安価なので、夏だったら友達へのお土産にもいいですね。

お土産屋さんで一番よく見かけるのが、Tシャツとカラフルなパンツ。Tシャツは通常1枚1ドルですが、ハイシーズンは1枚2ドルくらいになります。値札が出ているお店で買うと値切り交渉の手間が省けます。
そしてカラフルなパンツは色落ちが激しく、洗濯すると洗濯機に色が付いてしまうほどなので、使い捨てと割り切って買った方が良いでしょう。

★ソクサン通りはバッグパッカー通り



ソクサン通りはバッグパッカー向けの通りなので、安いレストランやマッサージ店がたくさんあります。街灯が少なく、やや暗い通りですが、ホテルやゲストハウスが多く、宿泊施設には24時間セキュリティが常駐しているので、大通りから外れなければ、深夜でも安心して楽しむことができます。特にオールデイブレックファーストを提供しているお店が多いので、夕食にパンケーキと目玉焼きが食べたい……という時には重宝します。
典型的な朝食メニューの、トーストと卵料理のセットは2ドル程度なので、それにサラダやフルーツシェイクをプラスすれば、栄養バランスのとれた夕食といえるのではないでしょうか。

シェムリアップのあちこちで見かけるのが、フィッシュスパ。魚が足の角質を食べてくれるので、ドクターフィッシュとも呼ばれています。
マッサージ店の店頭や、レストランの入口に水槽が置いてあり、足湯のように座ってひざ下を水槽に入れます。
カンボジアのフィッシュスパの特徴は、とにかく魚が大きいこと。魚のサイズは、大、中、小と選べますが、一番小さいサイズでも、日本のフィッシュスパの魚よりひとまわり大きいです。
画像は大きいサイズの魚ですが、ちょっと勇気がいりますね。でもこの魚は人に噛み付くことはなく、くすぐったいだけなので、ケガをすることはありません。だいたい時間無制限で1回1ドルのお店が多いです。
一応フィッシュスパの後は足を洗った方がいいので、そのままフットマッサージに行くのもいいでしょう。ソクサン通りではフットマッサージも30分2ドルからと、激安です。

こちらは、バナナペーパーを使った雑貨ショップ、Ashi。日本の20代の青年がカンボジアの貧しい人たちのために立ち上げたプロジェクトで、日本のTVで紹介されたこともあります。
カンボジアの物価を考えると、少々高いですが、肯定に手間がかかっているのと、エコロジカルで素朴なdesignが魅力的です。

Ashiの並びには、日本のNPO団体が母体となっているショップ、「サラスースー」があります。
こちらはイ草を使ったバッグが大人気。1つ30程度と少々高めですが、他にもイ草を使った手づくり雑貨がたくさん並んでいます。

その並びにあるのがスパグッズの「クルクメール」。こちらも日本人経営です。お土産に最適な小さなソープやアロマグッズが所狭しと並び、見ているだけでも楽しいです。

この3店はすべて日本人経営なので、適正価格でボッタクリの心配もなく、スタッフの対応もとても丁寧です。ショップスタッフはカンボジア人ですが、日本語が通じるのも嬉しいところ。
特にスパグッズの「クルクメール」はリピーターも多いお店なので、バスジェルや石けんなど、気軽に試せるものから購入してみてはいかがでしょう。

ブルーパンプキンの前の路地は、狭くて見落としそうですが、可愛いショップがいっぱいで、必見の通りです。おしゃれなカフェ、レストラン、雑貨、服などのショップが並び、フォトジェニックです。
この通りにあるイタリアンレストラン「リトル　イタリー」はリーズナブルな価格で本格的なイタリアンが食べられると、在住者にも人気。そして10年以上も続く老舗です。
観光地化されて約20年程度で、しかもショップの入れ替わりの早いシェムリアップで、10年続いているということは、かなり貴重なお店です。
このお店は、シェムリアップにまだ信号がひとつもなかった時代から人気です。

カンボジア名物料理を食べるなら、ソクサン通りをおすすめします。
ここは外国人観光客向けの通りですが、高級レストランほど洗練されていない、きわめてローカルに近いカンボジア料理が食べられます。
しかも1品が安いので、大勢でいろいろ頼んでシェアすれば、カンボジアの名物料理を一度で食べることができます。

必食料理は、アモックとロックラック。
アモックは肉か魚と野菜をカレーとココナツ味の卵とじにしたものです。このお店では、ココナツに入ったものが3ドル、バナナの葉で包まれた小さいおじさんサイズが、ライス付きで2,5ドルです。
そしてロックラックは牛のサイコロステーキ。お店によってはものすごく硬いので、（基本的にカンボジアの牛肉歯硬いです）あごが疲れるかもしれません。
高級店では柔らかいオージービーフを使ったロックラックを提供しているので、歯とあごの力に自信のない方は、高級店で堪能して下さい。
また、カエルの唐揚げも意外と美味しくて驚くと思います。鶏肉よりもあっさりとしてクセがなく、白身魚よりは濃厚で、鶏の唐揚げが好きな人なら口に合うと思います。
ただし、他の国ではカエルの唐揚げというと許田伊那食用蛙の股肉を使うのですが、カンボジアのカエルは小さいので、丸ごと出てきます。そのため、見た目はイマイチなのが、難点です。

そしてシェムリアップ名物のワニ料理もお忘れなく！シェムリアップではワニの養殖が盛んですが、カンボジア人はワニを食べないので、観光客向けに料理して提供しているレストランがあります。ワニと聞くとあまり美味しく無いようなイメージがあるかもしれませんが、意外なほど美味しくてビックリです。カジキマグロ+豚肉のような感じでしょうか？クセも臭みもなく、どんな料理にしても美味しいです。一番のおすすめは、ボリュームがあってワニの味がよく分かる串焼きです！

カンボジア名物、チュナンダイは、
真ん中の盛りあがっている部分でお肉を焼くと余分な脂が落ちて、お肉やシーフードがあっさりとおいしく食べられます。
そして肉汁は、周りの溝になっている部分に落ちるので、ここにスープを入れ、このスープで野菜をしゃぶしゃぶのようにして食べます。焼肉としゃぶしゃぶが同時に楽しめるこのお鍋は東南アジア各国にあり、タイではムーガタと呼ばれています。

パブストリート（street8）とstreet9の間の細い道には、チュナンダイのお店がたくさんあります。大勢で行って1人前だけ注文することもできるので、少しだけ試してみたい、という人は、複数人で行って1人前分の盛り合わせを注文すると良いです。盛り合わせには、豚肉、鶏肉、イカ、わに、野菜が少量ずつ盛られていて5ドル程度です。（大通りの専門店では10ドルくらいします。）

カンボジアに来たからにはカンボジア料理を食べないと！！カンボジアの名物はロックラック（サイコロステーキ）とアモック（肉か魚と野菜を炒めて卵とじにしたもの。タイにもあります）、チュナンダイと呼ばれる焼肉+しゃぶしゃぶのような鍋（タイとベトナムにもあります）が有名です。

そしてシェムリアップ名物のワニ料理もお忘れなく！シェムリアップではワニの養殖が盛んですが、カンボジア人はワニを食べないので、観光客向けに料理して提供しているレストランがあります。ワニと聞くとあまり美味しく無いようなイメージがあるかもしれませんが、意外なほど美味しくてビックリです。カジキマグロ+豚肉のような感じでしょうか？クセも臭みもなく、どんな料理にしても美味しいです。一番のおすすめは、ボリュームがあってワニの味がよく分かる串焼きです！

でも、毎回カンボジア両替では飽きるのではないでしょうか。
せっかくなので、普段は気軽に食べられない物を食べましょう。
例えば、石窯ピザ。大量の薪を使ってパリっと焼いたピザが3,5ドルで食べられます。（Lサイズは2,5ドル。一人だったらLサイズでも充分な量です。）
そして、ギリシャ料理レストランで、ギリシャコーヒー。
本格的なインド料理店や、北朝鮮レストランもあります。
カンボジア料理ではないですが、日本ではあまり食べる機会がないものを食べられるのが旅の楽しみです。カンボジア料理にこだわらずにいろんな料理に挑戦してくださいね。

シェムリアップで一番人気かつ一番の老舗のアイスクリームショップ、プルーパンプキン。
シェムリアップがまだ野原のような状態だった15年前から、ずっと人気が続いています。
ここのアイスクリームは種類が豊富で、どれもボリュームたっぷり。特にフルーツアイスは果物の味が濃厚で果物を食べているようです。ここではぜひ南国フルーツのアイスクリームにチャレンジしてみてください。

アンコールバルーン。
上空からアンコールワットを見下ろすことができて、眺めは最高！ですが、ワイヤーで固定されているので遊覧はできません。

アンコールワットが見えますが、それ以外のところは本当にジャングルなんだなーと実感します。

カンダルビレッジはおしゃれなフレンチレストランもあります。シェフもお客さんもフランス人で、本格的。

トンレサップ湖近くの森が、雨季末期の9月には湖に沈んでボートで探検できます。乾季は歩いてトレッキングをします。雨季の終わりに晴れている日があったらぜひ！