Welcome To Dark Side Of Japan―夕方のニュースでたびたび取り上げられる中国人団地、埼玉県蕨市芝園団地

2019/04/02 - 2019/04/02

豆板醤が残り少なくなってきたので、どこか安いところで
買い足したいと思っていた。台湾へは当分行かないし、今
使っているのは、横浜中華街をブラブラしているときにた
またま見つけた小さな臺灣雑貨店で買ったもの。今となっ
ては、どこにあるのかもよくわからない。

ということで思案していたが、「あっそうだ、西川口に行
けば、中国の食材店くらいいくらでもありそうだ」という
ことで、川口方面に行くことにした。前に行ったときは、
西川口の中国人団地を見に行ったが、今回は隣の駅の芝園
団地を見に行くとしよう。

エリア 川口・戸田・蕨(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

近所のスポーツ用品店。

便乗商法絶賛在庫処分中。

何なんこれ？

英語教育にヤマトタケルいるかあ？
宇宙人とかいう女はデブでブスだし。

ＪＲ蕨駅に到着。

西川口みたいにもっと閑散としていて、中国人
ばかりが目立つのかと予想していたが、そうで
もない。

「ワラビスタン」とか言って、クルド人が多い
と言われているが、それらしき人は一人もいな
かった。

けっこう賑わっていて、日本人の方が多いくらい。

不動産屋で家賃相場を見る。

２部屋で５万～８万円。そんなに安くない。ぼく
が住んでいるところ（都内）とあまり変わらない。

場末感満載というか、完全に場末となってしまっ
た商店街を突っ切る。

川越方面に歩くと芝園１丁目となる。

蕨駅から数分で２丁目となり、巨大な団地２
つに着く。

その一つがこの芝園ハイツ。

団地内に入っている商店の看板。

中国人向けの商店だらけということもない。
ただ「酸辣粉」の文字が目立つ。

巨大な住居棟が２棟。その間に公園がある。

２棟は渡り廊下で結ばれていた。

８階建てでどうやら100戸近くありそうだ。

中国人親子が写真を撮っていた。

こちらも中国人親子。

高齢の中国人父とその娘。

出会う人はすべて中国人だった。

日本の学校に通わせているので、子どもはまるで
日本人のように日本語を話す。

だから若い母親との会話は日本語。しかし、ママ
友同士は中国語でしゃべっていた。

ポストの名前を確認したが、日本人ばかり。

芝園ハイツは分譲マンションでもあるので、日本人
の方が多いようだ。

いかにも中国人がやっていそうな不動産屋。

社員募集も中国語。

やっぱり中国人向けの不動産屋のようだ。

芝園ハイツから少し川越方面へ行ったところに
あるのが、ＵＲ川口芝園団地である。

夕方のニュース番組で定期的に取り上げられる
居住者の約40％が中国人という団地だ。

15棟もある巨大団地だが、５～８棟がない。
別の場所にあるのだろうか。

１～３号棟が鳥が翼を広げたようにつながっ
ていて、余計に大きさが目立つ。

15階建てで、各棟120戸。１～３号棟だけで、
360戸も入っている。

閑散としていたが、真ん中の公園ではやっぱり
中国人親子がくつろいでいた。

中国からの移住者というと福建省の人々が思い
浮かぶ。かつて、いつ沈没してもおかしくない
ボロ船にぎっちり乗り込み、南シナ海を北上し
て日本に漂着した「ベトナム難民」は、ほとん
どが福建人だった。

しかし、ここの住人は東北部の遼寧省や黒竜江
省の連中が多いという。

日本人も見かけるが、高齢者ばかり。

ポストは名前が入っていないのが大半。
このように中国人名が入っているのは少ない。

団地入口のところにレストランや食材を
売っている店があったので、ここでメシ
食って、欲しいものを買うことにする。

昼飯は劉府というところに入った。

給仕の女は丁寧な対応をする大陸女。

入口には中国人の労働者仲間が作業着でメシ
を食っていた。

リーダー格らしき男が鋭い目つきで時々ぼく
を見る。

メニューには日本の中華料理屋にあるような
ものと中国の料理屋にあるようなものがメニ
ューに並んでいる。

東北料理らしく、串焼き料理が多い。「かい
このさなぎ揚げ」？　中国人もタイ人みたい
に昆虫まで食うのか。

やっぱりおとなしく、枝豆と豚耳ときゅうりの
紅油あえ。

なぜか大陸系中華料理屋に行くと頼んでしまう。

で、最後は鶏肉とピーナッツの甘辛（？）炒め。

大陸系中華料理屋では、定食にはどこでも同じサ
ラダ、たまごスープ、漬物が付く。何かメソッド
のようなものがあって、それに従って作っている
のだろうか。

隣には物産店が２軒。

辛ラーメンなどの韓国系の食材も置かれていた
から、韓国人か大陸の朝鮮族の店のようだ。

お目当ての豆板醤を購入。

でかっ。

460円也。

試しに大陸のソーセージも買ってみた。

食感は日本のよりもごもごボサボサという感じ。

中国のものらしく香りが付いていた。

帰りは西川口まで歩くことにした。

２年前に来た西川口市街地団地がどうなっている
かを確認しようと思う。

その時の旅行記はこれです
↓　↓
https://4travel.jp/travelogue/11220084

やっぱり周囲は中国人の店が多い。

こっちは美容室。

「ここはゴミ捨て場ではない」
「バーカ」
「おまえ要らない」

中国人同士いがみ合っています。

この辺なら、需要はともかく、供給は吐いて
捨てるくらいあるだろう。

蕨から20分ほど歩いて着いたあの西川口市街地団地は
解体されていた。

現在はライオンズマンションの分譲マンションの建設
が始まっていた。

ぼくが訪れた時も既に１階のネットカフェや焼き肉屋
は移転しており、リサイクルショップだけが、営業を
している状態だった。

住民の気配もほとんど見なかったから、ほとんど引っ
越した後だったのかもしれない。

西川口駅構内の留学生就職あっせん業者（？）の看板。

「ビザ」が６か国語で書かれている。

芝園団地もそうだし、西川口駅前もそうだが、高齢者は
ほとんどが日本人、若い女性はほとんどが外国人だった。

特に、子ども連れはほぼすべて中国人だった。

日本人はどんどん死んで行き、中国人はどんどん子供が
生まれ、増えていく。そんな図式が浮かび上がってくる。

この周辺に新しい中華街ができるのではないかというよ
うなことが言われているが、もう少し先の話だろう。今、
乳母車の中で眠りこけている赤ん坊たちが大きくなり、
そのままこの地に定着したころ、中華街のようなものが
形を表すのではないだろうか。あと２～３世代先のよう
な気がする。