Welcome To Dark Side Of Japan―中国人コロニー化しつつある巨大団地の闇を覗く（埼玉県川口市西川口市街地団地周辺）

2017/03/01 - 2017/03/01

東京に住んでいると、中国人の浸透度に驚いて
しまうことがある。

「えっこの人、中国人だったの？」と言ってし
まいそうなことがたびたびあるのだ。

会社で、現場から上がってくる報告書に「てに
をは」のない、奇妙な日本語で書いてくる人が
いて、しゃべるととつとつとした話し方で、ひ
ょっとして軽い知的障害の人なのかと思ってい
たら、帰化した中国人だと知った。

また、最寄り駅前にある「マツキヨ」の女店員
が、接客中に中国人風のイントネーションが出
た時に、この人も中国人だったのかと知った。

長くその店で物を買っているが全く気付かなか
った。

とにかく東京に住んでいると「隣人は中国人」
は特に珍しいことではないのである。

東京で中国人が多いところというと、新宿あた
りをそうぞうするが、実際には家賃の比較的安
い郊外の方にたくさん住んでいる。

要するに、東京23区を外れたところや、埼玉の
東京都内へ30分程度で行けるようなところである。

それも、敷金や礼金、それに更新手数料を払う
必要のない公団のそれも築後半世紀になりそう
な古いところを選んでいる。

公団でも新しいところは都内なんかだと１か月
10万円以上はするが、古いところは２ＤＫで３
万円とか、激安物件が多いのだ。

イスラム国討伐で勇名を馳せるクルド人が多く
住む町として埼玉の蕨市が挙げられる。

確かにクルド人が多く「ワラビスタン」などと
呼ばれたりするが、実際には中国人の方がずっ
と多いという。

夕方の民放のニュース番組では、時々在日外国
人ネタが放送され、その中で、団地１棟の住人
ほぼすべて中国人で占められているようなとこ
ろが埼玉にいくつかあることを知った。

ほとんどの団地が昭和40年代に建てられたくた
びれた団地で、川口市西川口にある市街地団地
もその一つである。

エリア 川口・戸田・蕨(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: その他
• 交通手段: JRローカル

ＪＲ線の西川口には今まで来たことがなかった。

西川口というと「ソープとラブホ」というのが
代名詞になるくらい、そっち系のことしかネタ
に上がることはない。

川口市は、昭和40年代あたりまでは鋳物工場が
多く、けっこう栄えた地域だった。

吉永小百合の映画「キューポラのある町」でも
有名になったように、小さな町工場とそこで働
く労働者が多いところだった。

しかし、高度成長期が終了とともに鋳物工場も
お役御免となり、大坂の新世界地区などととも
に不況の最前線を行くような場所になってしま
った。

幼いころ、夏の高校野球に川口の工業高校が出
場してきたときには、「不況の町の期待を一身
に受けて・・・」みたいな言葉が枕詞になって
いたのを思い出す。

駅の階段を上がったところには、「就職のご相
談なら・・・」という看板が掲げられていて、
それぞれ中国語、韓国語、ヒンディー語で書か
れていた。

つまり、これらの言語を話す人たちが多く住ん
でいるということだ。

駅のトイレで用を足していると、一つ向こうの
便器で同じようにおしっこをしているやせこけ
た男が全く動かずにじっとしている。

股間をよく見ると、おしっこは完全に終わって
いる。

なのにチン〇ンを出したままじっとしているのだ。

顔を見ると仏のように半眼になっている。

どうしたんだ、この男？　完全に電池切れか？

しょっぱなから壊れた男に出くわした西川口。

もっと、すごい人たちがいるのだろうか。

現在の西川口駅周辺は、労働者たちが多く住む
ような猥雑さはなくなってしまっている。

道行く人は少なく、丼系のファストフード店や
パチンコ屋が少しある程度だ。

朝の通勤ラッシュが終わったこともあってか、
閑散とした印象の駅前だ。

雑居ビルの前では男が一人スマホをじっと眺め
ている。

グンゼのＵ首のアンダーシャツの上にパーカー
風のブルゾンを羽織り、頭は角刈り、切れ長の
目つきは鋭い。絵に描いたような中国ヤクザだ。
ぜったいに関わり合いたくない。

川口オートレース場行きの無料バス乗り場には
黒ジャンバー系の高齢者が列を作っていた。

どうやらここは日本人高齢者とアジア系外国人
の街のようだ。

駅を出て蕨方面へ歩く。

道行く車は少なく、のどかな市街地の朝の
風景といったところ。

すれ違った若い女３人は韓国語を話していた。

Ｋ－ＰＯＰアイドルのファッションをまね
ているつもりのようだが、いかんせん顔面
が伴っていない。

通りから右に入ったところにハングルの
看板が。

「スタ　ピティオ」・・・？

「スター　ヴィディオ」と読ませたいの
だろうが、ハングルには拗音や濁音を表
す記号がないので、こう表すしかないのだ。

不便な文字だなあ。

こんなところに免税店がある。

健康食品を中心に売られていた。

親族を訪ねてきた旅行者たちがここ
で買い物できるようにしたのだろうか。

すれ違ったおばちゃんふたりは中国人。

語尾を巻き舌調に発音する「ｒ化
（アル化）音」を多用しているところ
を見ると大陸の東北地方のおばちゃん
たちだろう。

ここまで韓国人や中国人としか出会っ
ていない。

本当にここは日本なのか。

昭和40年代に建てられた西川口市街地団地
は７階建てで、200戸近い住戸がある巨大な
団地である。１階部分は店舗となっている。

この団地の住戸の大半がすでに中国人に占拠
されているというのだ。

その１階の店舗には赤地に黄色の文字で
「小城」と書かれている店があった。

ここは、安い値段で羊肉を食べさせてくれ
る焼き肉店で、焼き肉好きには知られた店だ。

が・・・、

既に移転していて、入口は板で閉鎖されて
いた。

移転のお知らせも中国語だ。

このネットカフェの看板は、完全に大陸
の簡体字で書かれている。

日本人にはわからない看板を掲げても商
売できるだけの中国人がいるということ
だろう。

あいにくここも閉鎖になっていた。

ほかにも１階部分には飲食店があるの
だが、すべて中国語の看板を掲げていた。

そして揃いも揃って、すべて閉店して
いた。

１階部分で唯一営業している店は日本
語の看板を掲げたリサイクルショップ
だけだった。

しかし、赤地に文字を書いているとい
うことは経営者は中国人かもしれない。

閉店したスナックの前に一匹の猫が佇
んでいる。

近寄っても逃げないので頭をなでてやると
からだをこすりつけてきた。

誰かに飼われているのだろうか。

しかし、からだにはほこりがついているの
で、どうやら野良のようだ。

中に入ってみたが、シャッターが閉まって
いて全く人の気配がない。

１店舗を除いてすべてが閉店していたのは
なぜだろうか。

改築するのなら、あのリサイクル屋も閉店
するはずだが・・・。

住居の郵便ポストで住んでいる人の名前を
確認したかったのだが、どこにあるのかよ
くわからなかった。

ディパックを背負いカメラを持ってうろう
ろしていると怪しまれるのでこのくらいで
離れることにしよう。

駅まで戻ったが、まだ朝の10時だ。

昼まで時間があるし、ちょうど送迎バスが
出ているようなので、オートレースにでも
行ってみるか。

川口オートには20年以上前に何度か来たこ
とがある。

しかし、賭け事は競馬がメインだったし、
川口オートは交通の便が悪く、すぐに行く
のをやめた。

公営ギャンブルの中でもオートレースは最
も存続が危ぶまれているジャンルである。

競輪や競艇、地方競馬はネット投票に力を
入れるようになってから、会場に来る人は
少なくても売り上げは上がっている。

しかし、オートレースはだけはどうもジリ
貧状態のようだ。

その中で川口オートだけは売り上げが高い
ようで、賞金面も優遇されているという。

それが川口所属の選手は甘いと言われたり
する理由のようだが。

ちなみに、元ＳＭＡＰの森且行はここ川口
オートの所属である。

ジャパーに野球キャップをかぶったおっさ
ん連中の後ろに並んで送迎バスを待った。

ほとんどがぼくよりも年上だ。

なぜか最近こういう貧相な爺さん連中を見
ると安心してしまう自分がいる。

おれはまだまだこんなにはならないという
安心感が芽生えるのだろうか。

しかし、どうせあと数年もすればこんな感
じになってしまうのだろうが。

バスはほぼ満員で出発した。

後ろには労務者風のぼくよりも年下の男ふ
たりが席につき、しゃべっていた。

「あいつさ、昨日またグダグダ言ってたよ。
『社長として言わせてもらいますが』だっ
てよ。てめえ、ぺーぺーじゃねえか」

「あんなのさ、アスファルトでやりゃいい
んだよな」

「ミキサー車の中の掃除って怖くないっす
か？　いきなり回りだしたら死んじまうじ
ゃないっすか」

男二人は全く違うことを話しているのだが、
なぜか会話が続いている。

中国人団地よりもカオスな会話をＢＧＭに
10分ほどでオートレース場に着いた。

後ろの男一人が「わあーっ、久しぶりだな
あ」と幼児のような歓声を上げた。

入場料は無料。数年前から無料になったよ
うだ。

その代わりと言っちゃなんだが、予想紙が
タブロイド判４ページで500円もする。

この日は下っ端のレーサーたちが争う予選
で、一番上のクラスの森且行は出走してい
ない。

１レース前だが、場内はガラガラ。こりゃ、
存続を危ぶまれてもしょうがないわ。

日本野鳥の会に数えさせたら、数秒で数え
きってしまいそうなほどしか入っていない
のだ。

レースは８台のバイクで楕円コースを６周
する。

すべてのオートレース場は左回りなので、
バイクもそれに合わせてハンドルの形状が
左回り専用に作り替えられている。

当然公道は走れない。

消音器（マフラー）も付いていないので、
ものすごい音が出る。

レーサーは一人３台のバイクを保有してい
て、それぞれに名前がついている。

ちなみに第１レースのディスコキッドとい
うマシンに乗る選手は斉藤努といい、４ト
ラの知り合いと同姓同名で思わず笑ってし
まった。

ま、ありがちな名前だが。

レースはハンデ戦で行われ、ハンデは距離
で与えられる。

つまり、実力がある選手は後方スタートと
なるのだ。

ちなみに斉藤努さんは、スタート地点から
20メートル後方のハンデを課されていた。

このレースでは軽いハンデであり、実力は
まあ大したことがないということだ。

10時30分に１レースが始まった。

みずすましみたいにグルグルと轟音を
響かせてコースを回っていて、知らな
い間に順位が入れ替わったりしている。

そして、一定スピードのまま何の盛り
上がりもなくゴールしていた。

まあ、見ていても単調なレースであま
り面白いものではない。

競馬だと「田辺えっ、内突かんかい、
ぼけえっ！！」と恥も外聞もなく叫ん
だりするが、そんな場面は全くないの
である。

第１レースの結果は連複で160円、
連単で210円しかつかなかった。

レーサーの技量もだいたいわかるし、
マシンに大きな差はないし、コーナリ
ングスピードもだいたい決まってしま
っているから、ほとんど人気サイドで
決着してしまうようだ。

ちなみに、斉藤努さんは後ろの方でコ
ースそうじにいそしんでいたようだ。
ごくろうさんです。

第１レースが、ガッチガチの銀行車券
だったので、硬い配当を狙って大丈夫
なようなので、２レースを買ってみた。

人気サイドなので、ガミらないよう、
２点におさえた。

レースは１番、渡邉の「ナベノミクス」（苦笑）
が逃げ、川原が２番手、５番、６番は後ろの方。

むずかしいな。

この後、川原が「ナベノミクス」（苦笑）
を交わしトップに。

２番手は３番の「ジャックボックス」の
小林が入った。

小林は「注」印しかついておらず、連複
は35倍ついた。くーっ（悔）。

このままじゃ終われねえと思い、もうち
ょっとやりたかったのだが、観覧席はえ
らく冷たい風が吹くところで、長くいる
気がしなかった。

そんなに寒い日ではないのに、どうやら
建物が北向きに作られているようだ。

何か食べて帰ろうかと思ったが、ビー
ルは600円もするし、他の食べ物も高い
ので、西川口に戻ることにした。

国際興業バスの無料バスに乗り込んだ
が、こんな早い時間に帰るのは、ぼく
のほかに２人だけだった。

バスには「国際興業バスは急発進、急
加速などの危険運転は致しません」と
いう宣言書のようなものが運転席の後
ろに貼られていた。

なぜこんな張り紙があるのか、動き出
してから分かった。

急発進、急加速をし、信号が赤になる
と直前までスピードを緩めず、急停車。

路駐の車を交わすときは車体を大きく
傾かせるような急ハンドル。

この運ちゃん、人を乗せているという
自覚があるのか。

そりゃ、路線バスがこんな運転をして
いたら、苦情も来るだろうよ。

西川口の駅前も大したものがない。

刀削麺屋があったが、15時開店という
理解しがたい営業時間。

丼系のファストフードなんて食う気は
しないし。

真昼間からやっている焼き鳥屋からは
客をあしらう中国女の明るい声が聞こ
えてくる。

うまそうだが、焼き鳥では腹は膨れない
しということで、ＪＲに乗って南浦和
から武蔵野線に乗って地元近くの新小平
まで来た。

ここで、東京競馬場の帰りに時々寄る
中華料理屋に入った。

中国東北部のおやじがやっている店で
ある。

ロータリーを挟んで向かいにも大陸中
国人がやっている台湾料理屋がある。

ビールに枝豆、手羽先を食い、ついでに
酸辣湯麺と半チャーハンを頼んで1710円。

安い、安すぎる。

大陸中国人の店は一人で飲んで食っても
2000円はいかない。

中国人だらけの街を歩き最後の〆も中国
人の飯屋。

中国人尽くしの半日を過ごし、余計に心
配になった。

大丈夫か、わがニッポン。

この旅行記へのコメント （6）

• Antonioさん 2018/05/21 07:49:30

  こんにちは。

  旅行記を興味深く読ませて頂きました。
  
  西川口がチャイナタウン化しているのを雑誌で読み、関心があったので、先日昼食のついでに東京都内から電車に乗り、西川口をぶらっと歩いてきました。たしかに他ではあまり見ない中華料理のお店や中国人向けの食料品があり、目を引きました。一番びっくりしたのは、Seven i系のデバートにあったフードコートですが、中国人向けであり、漢字表記のみのものがあったことです。
  
  街を歩いていても、東京中心部と同じく中国語がたくさん耳に入ってきましたが、服装からして観光客ではなく、地元で生活している人なのは明らかでした。
  
  今後日本のあちこちで増えるであろう光景を先取りしているような気がしてならなかったです。
  

  ハイペリオンさん からの返信 2018/05/21 13:17:28

  書き込みありがとうございます

  Antonioさんこんにちは
  
  旅行記への投票と書き込みありがとうございます。
  
  西川口はテレビの夕方のニュースなどでも時々特集
  されていて、その異様な感じが知られるようになり
  ました。
  
  見かける人はほぼすべてが中国人、韓国人で、日本
  人は高齢者がほとんどのようでした。
  
  おそらくそのまま巨大化して埼玉の中華街ができて
  しまうんじゃないかと思ってしまいます。
  
  このままずっと観測していると面白いかもしれませ
  んね。
  
  どうもありがとうございました。
  今後ともよろしくお願いします。

• trat baldさん 2017/03/27 08:04:41

  全然大丈夫じゃ無いよ、危険水域オーバー！

  ハイペリオンさんが現在のホーチミンをサイゴンと表現したので訝っていたけどこの旅行記を見て確信しそうです。
  これでミャンマーをビルマ(タイ語はビルマン)と呼ぶなら貴方は僕と同じ種類の生き物です(~o~)
  Ps.我々の感性は公式には認められませんから人間(日本の)ではなく生き物です(ioi)

  ハイペリオンさん からの返信 2017/03/27 12:40:44

  RE: 全然大丈夫じゃ無いよ、危険水域オーバー！

  ビルマはタイ語では「パマー」ではないでしょうか？
  
  最近ベトナムに行っていないのでよくわからないのですが、
  十数年前までは長距離バスの行き先などはぜんぶSaigonで
  した。
  
  現地の人間も「サイゴン」と言っていたように思います。
  理由は「長ったらしいから」とかの理由のようですが。
  
  それでいまもサイゴンで通しております。
  
  ミャンマーは心情的には「ビルマ」なんですが、最近は
  ほとんどミャンマーなので、大変申し訳ありませんが、
  ミャンマーにしています。
  
  アウンサンスーチーも政権に就く前は「『ミャンマー』や
  『ヤンゴン』は軍事政権がつけた名前だから『ビルマ』、
  『ラングーン』と呼ぶように」と言ったのに、戻そうとし
  ないのはなんでかなあと思ってしまいます。
  
  ちなみに「ミャンマー」も昔から使われていたようで、
  アメリカを「ＵＳＡ」と呼ぶか、「ユナイテッドステイツ」
  と呼ぶか、「アメリカ」と呼ぶかの違い程度だとミャンマ
  ー（ビルマ）人の知り合いは言っていましたよ。

• やるやんさん 2017/03/26 09:21:07

  さすがです

  兄貴
  
  さすがです
  
  ただ・・・・・
  
  「ビールに枝豆、手羽先を食い、ついでに酸辣湯麺と半チャーハン」
  
  明らかに「痛風」に悪そうです
  
  ｂｙやるやん

  ハイペリオンさん からの返信 2017/03/26 12:30:01

  RE: さすがです

  無問題！
  
  私には低脂肪乳という尿酸退治の秘密兵器があります。
  
  あっ、それからですね、食事からプリン体を摂取して
  尿酸になる率は２割くらいだそうで、ほとんどが体内
  にあるプリン体が尿酸になって排出されずに痛風にな
  るそうですよ。
  
  だから、食べ物はそんなに気にしなくてもいいのかなと。