知床流氷フェスと博物館網走監獄　北海道ふっこう割④はウトロ

2019/02/22 - 2019/02/23

ウトロ滞在の④は、ホテル到着から知床流氷フェス・翌日の博物館網走監獄までの旅行記です。

ウトロのホテルは、KIKI知床ナチュラルリゾート。
ホテルの近くで開催されていた知床流氷フェスは、幻想的な雰囲気。
迷路のようなアイスバーや、ネイチャーガイドトークショーなど見どころが多くて楽しめました。
30年ぶりの博物館網走監獄は、降る雪と限られた時間の中での見学になりました。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

道の駅流氷街道網走から2時間で、ウトロ温泉「KIKI知床　ナチュラルリゾート」に到着。
ここも高台にあります。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

前日同様、このホテルでも和洋室にUP。
わーいわーい♪
窓からはオホーツク海が見えます。
新しい部屋なので枕元にコンセントがあるし、足袋や水のペットボトルのサービスもあってGOOD。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

洗面所には、大浴場に行くときに持って行けるカゴがありました。
洗面台が2つあるのは、なにかと便利。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

暗くなる前に道の駅に行きたいから、またつるつるの坂道を降りなくちゃ。
ゆっくり歩いて、下に行くのに15分くらいかかりました。
この近くにゴジラ岩があって見てみたいけど、まずは道の駅に行かないと。

閉店20分前に「道の駅　うとろ・シリエトク」に滑り込み。
入口にトトロ・・と思ったら「となりのウ・トロ」だって！

道の駅 うとろ シリエトク 道の駅

知床での買い物はここでしかできないと、急いで店内を見てまわります。
白花豆・小豆・金時豆・黒豆と豆だらけなのは、さすが北海道。

道の駅 うとろ シリエトク 道の駅

昆布の商品もいろいろ。
購入したおやつ昆布、おいしかったです。

道の駅 うとろ シリエトク 道の駅

道の駅の隣にある「知床世界遺産センター」にも行きたかったのに、すでに終了していました。
見たかったのに入れなくて残念。
建物の前にあった流氷をタッチしただけ。

知床世界遺産センター 美術館・博物館

帰ろうとしたときにいたのが・・キツネ！？
犬じゃないかと目を凝らしたけど、やっぱりキツネ。
住宅付近で、普通に歩いているんだ～

スケジュールがタイトで、スーパーマーケットにも行けない。
セコマで、つまみ系のお土産を購入。

セイコーマート ウトロ西店 スーパー・コンビニ・量販店

ホテルの夕食は、ツリーサイドビュッフェで。

セルフ海鮮丼の具は、知床産地魚の刺身。
油かれい・北海たこ・道産甘えび・知床鮭と、知床の流氷♪

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

地元産鹿肉と豆乳スープの鹿肉流氷鍋。
鹿肉、ちょっと抵抗あったけど食べられました。
奥には、炙り鰤のカルパッチョや鮭しゅうまい。
隣には、甘えびの冷製スープやかに汁・生ラムジンギスカン・エゾ鹿のラザニア。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

雪蔵熟成じゃがいもとラクレットチーズ。
スタッフのお兄さんが、軽妙なトークでチーズをかけてくれます。
同じカウンターには知床アヒージョ・つぶ貝のバター焼き・ステーキ。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

知床来運鱒寿司と網走産きんきとしじみの塩そば。
どれもおいしい・・おいしすぎる！
向かいには焼きおにぎりがあって、夜食用に部屋に持ち帰ってもいいそう。
サービスもすごい～

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

デザートでおいしかったのが、にんじんムースとじゃがいもプリン。
他に、プチケーキ・カップケーキ・和菓子・ゼリー・フルーツ・ポップコーン・チョコレートファウンテンもあって、スイーツだけでおなかいっぱいになりそう。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

夕食後、ホテルから歩いて「知床流氷フェス」へ。
会場は2か所あって、ツアーのチケットは国設知床野営場で18:30～21に開催されているグリーンステージ。
入場料は、缶バッジと1ドリンクつきで500円。

国設知床野営場 キャンプ場

建物が氷でできている「アイスバー」。
入口でスタッフが写真を撮ってくれるときの合図は、「はいチーズ」じゃなく「タラバガニ～」でした。

国設知床野営場 キャンプ場

中に入ると、ライトが当たった氷がキラキラしてきれい♪
ただ、通路が平坦じゃなくてすべるすべるすべる！
迷路みたいで、どっちに行ったらいいかわからない～

国設知床野営場 キャンプ場

氷の柱・氷の壁・氷の道。
氷の世界～って歌を思い出す。

国設知床野営場 キャンプ場

バーカウンターが見えました。
カクテルは500円。

国設知床野営場 キャンプ場

19:45と20:15の2回、テントの中で行われる「ネイチャーガイドトークショー」。

国設知床野営場 キャンプ場

映像を見ながら知床半島の先端の歴史・自然・港の話をガイドさんから聞き、知らないことばかりでとても勉強になりました。
夏の知床にも来てみたい！

国設知床野営場 キャンプ場

かまくらのカフェの、知床流氷珈琲は300円。
かまくらは雪じゃなくて氷でできています。

国設知床野営場 キャンプ場

空中テントは、星を見るテントだそう。
テントの中に入るのが大変だったけど、横になって空を見上げるとホントに空中にいる気分。

国設知床野営場 キャンプ場

エレクトリカルリバーを通って、流氷展望台へ。

国設知床野営場 キャンプ場

美しい夕陽が見られる「夕陽台」。
この時間はライトアップされた流氷が見られるはずだけど、遠くてよく見えなかったです。

夕陽台 自然・景勝地

最後に、ドリンク(ホットココアかホットワイン)をもらいました。
おなかがいっぱいで食べなかったけど、焚火コーナーで鮭とばやチーズを炙って食べることもできます。

国設知床野営場 キャンプ場

3日め。

レストラン入り口で、にんじんジュースをもらってからテーブルへ。
知床あっぺめしは、醤油漬けの鮭のだし茶漬け。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

地元のハチミツがおいしい！
そのハチミツを使った、焼きたてパンプディングもおいしい。
ドリンクはやっぱりカツゲン。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

北海道産タラコ・イカの塩辛・めかぶも外せない。
いちばんおいしかったのが、チーズとイクラが入ったホットサンド。
パンにイクラなんて・・いやいや、めっちゃ合う！

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

ウニやチーズのソースが選べるオムレツにも、イクラをかけてもらえます。
イクラ好きにはたまらない～

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

源泉かけ流しの露天風呂。
ひんやりした空気と、ちょうどいい温度の湯がたまらない！
大浴場には岩盤浴もあったけど、ずっと満員で中に入れず。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

この日の出発は8:45と早い。
ひがし北海道エクスプレス2号で、道の駅流氷街道網走まで2時間。
順にホテルをまわって、車内は満員になりました。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

バスの中から見えた「足湯シリエトク」。
足湯を利用できなかっただけでなく、ホテルの周辺の散策もできなかった。
やっぱり知床はまた来ないと！

この日の午前はおーろら号の予備日で、昨日流氷が見られたので予定はなし。
路線バスで行けそうな「博物館網走監獄」に行くことにしました。

道の駅の観光案内所でバスの時間を聞いたときに対応してくれたのは、きれいな中国人スタッフ。
今日は中国人観光客が多かった？
それとも、ぺら顔の私を中国人だと思った！？

道の駅 流氷街道網走 道の駅

利用したのは、市内観光施設めぐりバス。
路線バスなんだけど30分毎にあって、網走の観光施設に行きやすい。
道の駅から博物館網走監獄までは15分310円。

到着したら鏡橋を渡って、左のチケット売り場へ。
入館料1080円が、HPの割引券画面を見せて970円に。

博物館網走監獄 名所・史跡

散策マップを見ると、じっくりコース90分と早まわりコース60分がある。
あまり時間がないから、早まわりコースで見学することにしました。

入口から入って、温度計を見るとマイナス2℃。

博物館網走監獄 名所・史跡

現在の刑務所と同じ形の正門。
雪が降る中に警備員さんご苦労様・・って、マネキンだった！
そうよねーマイナス2℃だもんねー

博物館網走監獄 名所・史跡

最初は庁舎で、網走監獄について学びます。
明治時代の北海道の道路開削は、囚人たちの労働力で。
北海道開拓は、彼らの力があってこそだったんですね。

博物館網走監獄 名所・史跡

旧網走刑務所の職員官舎。
1LDKに家族で暮らしている様子が、リアルなマネキンでよくわかります。

博物館網走監獄 名所・史跡

日帰りできない作業時に寝泊まりした、休泊所。
中に入って、またマネキンにびっくりする！

枕は1本の長い丸太で、端を叩いて一斉に起こしたんだそう。

博物館網走監獄 名所・史跡

耕耘庫の鍛冶屋で働く囚人のマネキン。
やっと目がマネキンに慣れてきた。
自給自足なので、味噌・醤油蔵や漬物庫もあります。

博物館網走監獄 名所・史跡

監獄の歴史や囚人の暮らしを知り、労働の体験ができる「監獄歴史館」。
ここで興味深かったのが、三重県出身の脱獄王で五寸釘寅吉と呼ばれた男の生涯。
シアターを見て知りました。

博物館網走監獄 名所・史跡

現在の刑務所の共同室の再現。
きれいで、私の中の刑務所のイメージとは違いました。

博物館網走監獄 名所・史跡

囚人体験エリアでもマネキンが活躍。
体験は、編み笠をかぶって囚人服を着たり、足に鉄球をつけて歩いたり、もっこを担いだりと決して楽しいことではないけど、囚人の気持ちが少しわかるかも。

博物館網走監獄 名所・史跡

歴史館の中央にある、体感シアター「赫い囚徒の森」。
多くの囚徒が命を落とした、過酷な道路開削。
見るのが辛かったです。

博物館網走監獄 名所・史跡

次の「二見ヶ岡刑務支所」を60分コースでは省いて、「舎房及び中央見張所」へ。
5棟が放射状に広がっていて、中央の見張所からすべての棟が見られるようになっています。

博物館網走監獄 名所・史跡

芸術的で美しい舎房の中では、ごついお兄さんマネキンが食事中。

博物館網走監獄 名所・史跡

あちこちで見たマネキンの中でいちばん驚いたのが、浴場にいるマネキンたち。
お風呂だから裸なのは当たり前だし、体の模様もまああること。
よく見れば全員後ろ向きなのに、パっと見たときはこっち向きの人がいるような気がして。

博物館網走監獄 名所・史跡

独居房や懲罰房に続いて、教誨堂へ。
宗教のことはよくわからないけど、受刑者の心の拠りどころであり、救いであり、希望の場所だったのでしょう。

博物館網走監獄 名所・史跡

所内に8か所ある哨舎は見張所。
中にいる看守のマネキンに挨拶して、見学終了。
出口には物産館があり、お土産や飲食物がありました。

博物館網走監獄 名所・史跡

昼食は「監獄食堂」でと思っていたのに、満席＆順番待ち！
残念だけど、バスに間に合わないといけないので断念。

道の駅に戻ります。

博物館 網走監獄 監獄食堂 グルメ・レストラン