2019/03/09 - 2019/03/10
5位(同エリア98件中)
mishmishさん
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ご褒美旅行。行先はキプロス島。
最近少しバタバタ気味でしたが、週末を使ってつかの間の息抜き。久々に会う友人とひたすらしゃべり倒してきました。
旅行するまで、良く知らなかったのですが・・・キプロスは、首都ニコシアを境目に南北に分断されています。北がトルコ系の「北キプロス・トルコ共和国」、南がギリシャ系の「キプロス共和国」です。首都は英語名がニコシア、トルコ語でレフコーシャ、ギリシャ語でレフコシアです。
私達は、トルコから北キプロスへ入国し、南北に分断された首都ニコシアを、その両方から楽しんできました。
観光はあまり真面目にしてませんが^^;あくまでも旅行記ということで、いつかキプロスを訪れる方の参考になるかもしれない情報を少しでも残せたらと思います◎
旅のラインナップは以下のとおりです。
*北キプロスの出入国について
*お土産と物価について
*南北の国境越えについて
*南キプロスの豚さまが美味しい!
*役に立つかもなURLと地図
*フィリピン人とアジア食材店
*埴輪がたくさん!考古学博物館
*元教会なモスク見学
以上です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【1日目、土曜日】
アンカラを08:05発、北キプロスのニコシア(レフコーシャ)を08:20着のアナドル航空の直行便を利用しました。時差は1時間。気分的には国内旅行ですが、実際は海外旅行。
今回機内持ち込みの手荷物に、ワインオープナー(全然ナイフじゃないけど、ナイフみたいな形のものがついてるやつ)を入れていたら、アンカラ空港のセキュリティチェックで没収されました笑。係員の人が、ワインを開ける真似をして判明。
どんだけ飲みたいんでしょうね、私・・・。
朝6時から笑いすぎて、どうなるかと思いました。
しかも、ニコシア(レフコーシャ)の空港に着いたら、飛行機から空港ビルまで歩くのですが、前の人について歩いていたら、別の飛行機に搭乗するために歩いていた人たちと知らぬ間に合流してしまって、私達も別の飛行機に乗りかけてしまいました笑。おしゃべりに夢中になりすぎて・・・。
なんだか「珍道中」という言葉が似合う旅です。エルジャン空港 (ECN) 空港
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さて、ここは北キプロス。
正式名称は、「北キプロス・トルコ共和国」です。国家として認めているのは、なんとトルコのみ。日本の大使館もありません。言語はトルコ語、通貨もトルコ・リラ。
<空港での入国審査>
パスポートコントロールで係員の方にお願いすると、出入国スタンプを別紙に押してもらうことができます。(パスポートに北キプロスのスタンプがあると、一部の国への渡航に支障が出る可能性があるため。)
白い紙を渡されるので、そこに名前を書きましょう。写真は、入国スタンプ(赤)を押してもらったもの。最終的に出国するまで、なくさないように。
私達は、渡航の目的、滞在日数・ホテルについて聞かれました。「今日はレフコーシャ(北側首都)を観光した後、南側に入国して、ホテルで一泊して、明日北側に再入国して、観光して、アンカラに戻ります。」とある程度素直に答えましたが、問題なかったと思います。別紙と言えばのイスラエル国境で、嫌な経験をしたことがあるので、、、多少慎重にはなりましたが。
北からの入国の場合、北から出国しなければならないため(南に渡って第3か国へ出国することはできない)、その点は念頭に置いておく必要があるかと思います。エルジャン空港 (ECN) 空港
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<空港→市内>
北キプロスで空港バスを運行しているのは、KIBHAS(クブハス)というバス会社。空港~レフコーシャ間は、片道15リラ(約450円)。
ただ、レフコーシャ行きのバスは、1時間後に出発とのこと。1泊2日の弾丸旅行、せっかく朝早い便で来たので、タクシーで市内に入ることにしました。
空港のタクシーは、黄色ではなく、どれも自家用車の車体の上にTAXIの文字を付けたもの。メーターで市内まで大体100リラ(約2,000円)とのこと。1台目が怪しかったので、2台目に乗りました。
でも、結局ぼったくりだったと思うんですよね・・・。だって、市内まで1時間程かかるかと思いきや、20分で着いてしまったのです!どのくらいの距離か予めチェックしておかなかった私も悪いのですが。しかもメーターの動きがおかしかったのです。100リラもかかるはずないのですが、支払い時にタクシー運転手が「一律」100リラだと言い張る上に、近くの売店の女性に聞いてみたら、「空港の場合はそれが普通」と言われて。もしやグル?
100リラ払うつもりでいたので、早々に諦めはついたのですが。普段出会うトルコの人達は親切な人が多いので、完全に気が緩んでました~。エルジャン空港 (ECN) 空港
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<空港バスの時刻表>
HPでも確認できますが、トルコ語のみです。
http://www.kibhas.org/
本数が少ないのが残念です。右端が、空港から市内まで。その隣が、Girne, Lefkosa, Magusa各都市からの空港への時刻表。
Lefkosa(レフコーシャ)が北キプロスの首都。Girne(ギルネ)、Gazimagusa(ガズィマウサ)が海沿いの街。北キプロス観光は、この3都市がメインです。
私達は2日目に、ギルネ若しくはガズィマウサに移動して地中海を見てから、空港に行くことも考えていましたが、結局、首都の観光に絞りました。エルジャン空港 (ECN) 空港
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南北の首都ニコシアの旧市街は美しいくらい円形です。
16世紀のヴェネチア時代に造られた11の砦からなる城壁が、今でもその面影を残しています。
この丸い旧市街を、国連のグリーンラインを挟んで、真っ二つに分断されているのが、この首都の特徴。同じ街にいるのに、トルコ系、ギリシャ系、二つの国を体験できます。レフコーシャ 散歩・街歩き
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この絵は、ヴェネチア時代のニコシアの街。今と形が似ています!
<この地の歴史をざっくり>
地中海に浮かぶ島キプロス。ギリシャ神話のアフロディーテ(ヴィーナス)の生地とされ、古くからギリシャ人が入植。歴史的に様々な勢力の支配を受けてきました。
ローマ、ビザンツ、十字軍の支配を経て、ヴェネチアの支配下で城壁が完成した直後の1570年、オスマン帝国に征服されました。その後、第一次世界大戦後に植民地としてイギリスに併合されますが、1960年に「キプロス共和国」として島全体の独立を達成。
しかし、ギリシャ系住民の間でギリシャとの併合を目指す運動が高まったことにより、1963年に多数派のギリシャ系と少数派のトルコ系で内戦が勃発。その後ギリシャの軍事政権が介入したことにより、トルコ軍も出兵してキプロス北部を占拠し、1983年に一方的に「北キプロス・トルコ共和国」の独立を宣言したのでした。
こんなざっくりまとめて良い話ではないのですが…。レフコーシャ 散歩・街歩き
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先程のぼったくりタクシーを旧市街の城壁の外で降りました。
そういえば、タクシーに乗って気づいたのですが、キプロスも日本と同じ右ハンドル、左側通行です。
ギルネ通りを歩きアタテュルク広場まで来ました。写真では見づらいですが、トルコ初代大統領アタテュルクの写真が掲げられています。レフコーシャ 散歩・街歩き
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トルコのİş Bankası(イシュ銀行)の支店を発見。国名は北キプロス、でも実質トルコですよね。
トルコの田舎町って感じです。華やかさはありませんが、オスマン風の建物が結構残っていて、街歩きとしては楽しいと思います。
スーパーで売ってるお菓子もトルコと同じ。お水も大体1~1.5リラでトルコと同じ。海外旅行の緊張感はありません笑。
でも私が使っているトルコのSIMカード(国内専用)は、北キプロスでは使えませんでした。レフコーシャ 散歩・街歩き
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まだ朝の9:30頃。せっせと観光する~、と見せかけて、おしゃれなカフェに吸い寄せられてしまいました^^;
Cafe No.3
https://goo.gl/maps/Xj1juc5Um6z
店内の写真を取り忘れたのですが、とても良い雰囲気。ケーキ1つとコーヒー2つで51リラ(約1020円)。
ここで1.5時間くらい話し込んでしまった気が笑。まぁのんびりいきましょう~レフコーシャ 散歩・街歩き
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先に北キプロスのお土産と物価を確認してから、南キプロスに向かうことにしました。
まずは、たまたま見つけた公設市場へ。
ここは土曜日はやっていましたが、日曜日は閉まっていました。
Belediye Pazarı (Bandabuliya)
https://goo.gl/maps/33RsNaJE32w
野生っぽいアスパラが売ってました。
そしてお土産ですが、基本的にトルコのお土産と被ってます。タイルやお皿、ストール、オヤ(レース編み)等々。値段はなぜかユーロですし、トルコの1.5~2倍以上はする気がします。しかもトルコの方が質の良いものが手に入ります。
ですので、トルコを知っている身からすると、残念ながらキプロスでは物欲が湧いてきませんでした。
小さな石鹸を買おうとしたときも、5リラ(約100円)くらいかと思いきや、25リラ(約500円)と言われて。ありえない~!!
観光客だと分かると吹っ掛けてくるのか、そもそも物価が高いのか。その両方だと思いますが、来て早々、トルコ(本土)が懐かしくなりました。レフコーシャ 散歩・街歩き
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続いては、Büyük Han(ブユック・ハン)。
1572年に建てられた隊商宿で、現在ではお土産や手芸品などの雑貨屋さん、レストランが入っています。日曜日より土曜日の方が開いているお店が多かったです。
このハンの中は、センスの良いお店が多かったですが、それでもトルコと比べると物価が高かったです。手作りのアクセサリーなどがお好きな人は楽しいと思います。ビュユック ハン ショッピングセンター
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ハンの2階はこんな感じ。アーチが美しいです。
ビュユック ハン ショッピングセンター
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唯一、トルコと関係ない、キプロスのご当地お土産と言えば、レフカラ刺繍です。
15世紀のヴェネチアから伝わった伝統技法で、無形文化遺産にも登録されています。特に南キプロスのレフカラ村の刺繍が有名です。
左端のものがそうですが、北キプロスのものは、白い布に、モスグリーンの刺繍糸を使っているものが多かった印象です。値段も質もピンキリでしたが、全体的に高いです。ビュユック ハン ショッピングセンター
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女性の手仕事として、ペンダントヘッドだけ売っていたりもします。レフカラ刺繍のモチーフともなっているお花のような幾何学模様は、「星」だそうです。
ビュユック ハン ショッピングセンター
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私は、トルコとも、キプロスとも関係なさそうな、四季折々の刺繍のペンダントヘッドが可愛いなと思ったのですが、これも一つ5ユーロとのことで。高い。。。
というわけで、北キプロスでの値段調査は終わり。お買い物を楽しみにしていたので、少し残念な結果に。次の日にリベンジです。ビュユック ハン ショッピングセンター
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それでは、国境を越えてみましょう。今回、メインのロクマジュ検問所を利用しました。(おそらく南側では、リトラス検問所(Ledras Checkpoint)と言う?)
<北キプロスでの出国審査>
パスポートスキャンのみでした。入国スタンプが押された別紙を提示しましたが、出国スタンプが押されることはありませんでした。
<南キプロスでの入国審査>
ほんの数メートル歩くと、続いては入国審査。
ここでもパスポートスキャンのみ。入国スタンプが押されることはありませんでした。
国境越えにかかった時間は正味5分。なんだか、テーマパークに来たような気軽さです。観光案内所 (ロクマジュ国境検問所) 散歩・街歩き
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南キプロスに入るとまず目に入るモニュメント。
リトラス大通り 散歩・街歩き
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北とは全く違う雰囲気。
メインのリトラス通りには、Flying Tigerもありますし、北キプロスでは見なかったケンタッキーやマクドナルドもあります。急にヨーロッパっぽくなります。
実際、南のキプロス共和国はEUに加盟しています。通貨もユーロ。言語はギリシャ語キプロス方言。リトラス大通り 散歩・街歩き
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ホテルにチェックインして、フロントの方に教えてもらったレストランでランチをすることに。
キプロス料理が食べられて、地元の人も使うレストラン。検問所のすぐ近く。オススメです。
Καθ'οδόν
https://goo.gl/maps/aupFixMre9B2
ワインオープナーは没収されてしまいましたが、とりあえず、キプロスワインをグラスでいただきます。
キプロス生まれのハルーミ・チーズのグリルとともに。
私の旅行記で時々登場する(なぜなら大好物!)、塩っぽいモッツアレラみたいな、でも噛むと「きゅっきゅっ」と歯応えのあるチーズです。トルコでも、アラブの国々でも普通にスーパーに売ってます。
お酒によく合います。水に浸して塩を少し抜いてから、焼いたり、揚げたりして、サラダに載せても美味しいです。 -
前菜でタコのグリルも。幸せ。
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メインは豚とズッキーニの炒め物。
キプロスの豚さん達は本当に美味しかったです!
イスラーム圏での生活が板についてきたせいか、そんなに豚肉を欲しなくなったのですが、この時ばかりは、豚肉の美味しさを思い出してしましました。 -
豚の匂いが分かるのか、かわいいにゃんこ達が「ちょうだーい」って寄ってきて、きゅん。
そんなにゃんこ達もびっくり。話が盛り上がりすぎて、気づいたら夕方に!
これならワイン1本開けられたかも・・・笑。コマンダリアという、キプロスのデザートワイン(世界3大ワインの一つだそう)も飲めたかも?
こういう楽しい時間が女子旅ならでは。私たち、お酒の力を借りなくても、酔っぱらってたと思います。
お会計は、28.5ユーロ。 -
このタイミングで言うのもあれですが、、、
南キプロスの首都ニコシア(レフコシア)の観光に関しては、平日もしくは土曜日の午前に済ませておくことをオススメします。
なぜなら、土日は営業時間が短い観光地が多いのです。土曜日の昼に締まって、日曜日は休みだったり。行きたい場所の営業時間は調べておきましょう。
でも、レストランやカフェなどのお店が多い、メインストリートのリトラス通りは、土曜日より日曜日の方が人で賑わっていました。 -
<ちょっとお役立ち情報>
いきなりですが、ここで役に立つかもしれないリンクを2つご紹介。
*ニコシア観光局(?)が提供する無料ツアー
面白そうだなと思ったのですが、どれも平日の開催。実際にやっているかどうかは要確認です。
https://www.visitnicosia.com.cy/Guides-2016
”Visit Nicosia”というfacebookのページでも、最新イベント情報をチェックできます。
*Intercity Busの時刻表
http://www.intercity-buses.com/?wp=routes
Intercity Busは各都市を結ぶバス。私達もプラス1都市観光することを考えたのですが、冬は本数が減るので、スケジュール的に難しかったです。時間に余裕のある方は、世界遺産に登録された、海沿いの街パフォスの古代都市遺跡が良いじゃないかなと思います◎
小さな島なので、一番効率が良いのは、レンタカーでの移動ですが。
私達がホテルの人に相談した時は、南キプロス第二の都市レメソスでカーニバルをやっているので、翌日日帰りで行ってみたらどうかとのことでした。でも、私達はおしゃべりで忙しくて笑、結局行きませんでしたが。 -
<お役立ち観光マップ>
キプロス考古学博物館に置いてあった子。
帰りの飛行機の中で読んだのですが、なかなか面白く、事前に読んでおいたら、もっと効率よく情報収集できたかもと思いました。なんせ、キプロス観光って情報が少ないので・・・。
ネットで読むこともできます。
https://www.use-it.travel/cities/detail/nicosia/
地元の人が若い観光客向けに作ったディープな地図。国境のグリーンライン沿いに歩いた場合の観光ルートも載っています。 -
観光はできなくても、せめて、散歩だけでも!ということで夕方から旧市街をぶらぶらしました。
何だか、大きな教会を発見。でも現在地を確認せずにぶらぶらしてたので、名前は分かりません。。。
もし観光する時間があったら、聖ヨハネ教会、民族博物館(ハジヨルガキス・コルネシオスの家)、オメリエ・モスクが私の中では候補でした。ニコシアへ行く機会のある方はぜひ! -
ぶらぶら歩いていたら、友人に「もう少し歩いたら海見える?」と聞かれて。「もう~、ニコシアは内陸ですよー」って思わずツッコんじゃいました笑。質問が可愛くてずるいです。私も今度どこかで真似してみようと思います。
でも、小さな島なので、内陸のニコシアにいても、近くにビーチがあるんじゃないかって思ってしまうくらい、南国らしさがありました。 -
途中でスーパーを見つけたので、お買い物タイム。トルコに売ってなさそうなプリングルスを夫のお土産に買いました。
そして、普通に豚肉が売っていることに感動。。。
疲れが出てきたので、夕食は、ギリシャ料理のムサカ(ナス、ズッキーニ、ジャガイモ、ひき肉のラザニア)と豚肉のケバブサンドイッチをテイクアウト。会計は10ユーロでした。
ムサカって、アラブ料理でもトルコ料理でも存在しますが、まったく別物。やっぱり美味しいムサカと言えば、ギリシャだと思います。でも、ムサカという料理の名前自体はアラビア語のムサッカアから来てると思います。この地域の料理は繋がってて面白いです。
しかも、豚肉×ケバブという組み合わせが、私にとっては夢のコラボすぎて。。。豚さん美味しい。。。
夜も、ホテルでひたすらおしゃべり。疲れてて目は開いてないけど、口はひたすら動いてる感じ笑。こういう旅も良いですね。 -
【2日目、日曜日】
この日はゆっくりめに起きて、ホテルで朝食。豚さんのハムがある上に、クロアッサンもサクサクで美味しかったです。
トルコ料理のメネメン(トマトと卵を混ぜたもの)のような料理もありました。
ここでもおしゃべりに花が咲いて、朝食終了時間の10時に追い出されました笑。それでは、でかけましょう。セントラム ホテル ホテル
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このお店はシリア料理屋さんっぽいです。
トリップアドバイザーで、ニコシアのレストランのランキングを見ていると、シリアやレバノン料理のお店が結構上位に食い込んでいました。地理的にも近いですからね。 -
この日は、歩いていると、フィリピン人の集団を結構目撃しました。日曜日で教会があるからでしょうか。そして、この方々はきっと出稼ぎ??
ですので、アジア系スーパーも幾つか発見して、テンション上がりました。早速中に入ってみましょう。
A.M. Center
98B, Arsinoes, Nicosia
Tel: 99 858258 -
フィリピンの手作りお菓子たち
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寒天ゼリーの素?
友人が「ガリガリ君だ!」と言うので、赤城乳業さんはいつからガリガリ君のグミを!?と思ったら、、、似てるけどちょっと違う?
幾つか買ってみましたが、まだ試していません。 -
白い粉発見!
米粉とタピオカ粉が。でも、白い粉を手荷物として持ち込むのはリスクがありそうので(前日に危険物持ち込みの前科あり^^;)、断念。
生春巻きの皮でお買い得なものがあったので、それは購入。
冷凍の餃子や小籠包も売っていました。 -
フリマをしているフィルピン人らしき集団も発見。皆さん楽しそう&たくましいです。
隣の公園では、ピクニックしてる集団もいました。 -
お野菜売り場も!
アスパラ、もやしが気になる。皆さん、右の菜っ葉を買っていましたが、なんでしょう?
異国で暮らすフィリピン人のネットワークってすごいですね。 -
さて、今回の旅で、初の観光らしいことを笑。
考古学博物館にやってきました。旧市街の城壁のすぐ西側にあり、徒歩でアクセス可能です。入場料は4.5ユーロ。
美しい入り口。
9000年もの歴史を持つキプロス。この博物館では、新石器時代、青銅器時代、鉄器時代、ギリシャ・ローマ時代のキプロス遺跡を見ることができます。
元々そんなに考古学博物館は得意ではないのですが、この博物館のコレクションは、味わい深くて、見ていてとても楽しかったです。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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『ポモスの偶像』
なんと、紀元前3000年前のもの。十字架のようにも見えますが、この時代はまだキリスト教はありませんもんね。これは、両手を広げた女性の偶像で、豊穣や多産を表しているそうです。
キプロスの1、2ユーロコインにも、この偶像が描かれています。それだけ、キプロスにとってシンボリックな出土品。私もこの偶像さんのマグネットを1ユーロで購入。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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表情がなんとも切ないです。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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オリーブを入れたらオシャレな感じの陶器たち。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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保存状態が良い作品が多いことに驚きました。
絵付けは子供が担当していたのかしら?って感じの可愛らしい絵。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ギリシャっぽくなってきましたかね。
(ごめんなさい、、、年代や解説を確認していないのがバレバレ?)キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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そして、圧巻のコレクションがこちら。
キプロス北東のAyia Iriniで発掘された、テラコッタ。いわゆる埴輪さん、とお呼びしてもよろしいでしょうか?
紀元前6-7世紀頃のもの。紀元前12世紀の青銅器時代からこのようなものが造られていたようです。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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サイズも、表情も、ポーズも様々。
武器を持った兵士が多いようです。動物もいます。戦車なんかも。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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2000体もの埴輪さんが発掘されて、そのうち2体だけ女性とのこと。探したら、女性っぽい体の膨らみの埴輪さんを発見。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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「万歳!」ってしてるこの埴輪くん、可愛いです。
トルコ語で「やったー!」を「ヤシャスン!」と言うことを旅の直前に習ったので、私の中では、これはヤシャスーン・ポーズ。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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『アフロディーテ(ヴィーナス)』
紀元前1世紀、キプロス南西のSoloiから出土したもの。
愛と美の女神ヴィーナスと言えば、ボッティチェリ作『ヴィーナスの誕生』が頭に思い浮かびますが、、、誕生の仕方はその美しい絵画とは裏腹に衝撃的。
海の真ん中で生まれたヴィーナスは、キプロス島に連れていかれました。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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判子ころころ
筒形の判子、現代の判子のように垂直に押すタイプもありますが、ころころ転がすものもデザイン性が高く、興味深いです。
最近(ようやく!)読んだヒッタイトを題材にした某漫画の影響で、古代オリエント文明に興味が出てきました。漫画の影響ってすごいです。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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箱としてのこの博物館も何気におしゃれだと思います。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここからはテーマ別の展示。
お面。実際に被っていたのでしょうかね?キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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かなり珍しいと思ったのが、お産を再現したこちらの埴輪さん達。実際に赤ちゃんを取り出してて、リアルです。
キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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あら、ジンジャーブレッドさん?
埴輪さんを量産するときの型ですかね。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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薄い板状の埴輪さん。ゆるキャラなデザイン。
「キプロス、また来てね。」
って言ってるみたい。
久々にヒットな考古学博物館でした。オススメです。
月曜日が定休日で、日曜日は13時までやっています。キプロス考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館を出て、旧市街に向かって歩いていたら、またもやアジア食材のお店を発見~
写真右がインド系、奥がアジア系。 -
まずはインド系のお店を物色。レジの横に、揚げ物のお惣菜も売っていました。
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続いては、アジア食材のお店。
Manila Store
Rigenis 48
https://goo.gl/maps/9rybDy85Qb22
ここは品揃えが良く、お店の人もフレンドリーでした。 -
ここでは、うどんや焼きそばの生めん(常温保存可ですが)も発見。
私は、ちゃんとしたパッケージに入った餅粉やもち米、緑豆春雨、フィリピンのかっぱえびせんを購入。
一瞬キプロスにいることを忘れました。 -
日本コーナーもありました。
大関の辛丹波~!懐かしいです。少し関西に住んでいたころ、良く飲んいた、思い出深い日本酒です。 -
乾燥シイタケ、キクラゲ、メンマ等も売ってました。
キプロス、良いですね。逆に、外国食材が手に入らなさすぎるトルコ、どうにかならないかしら。。。 -
アジア食材屋さんと同じ通りを歩いていたら、モクモクと美味しそうな煙。
近づいてみると、、、豚さんのブロック肉を炭火で焼いています。脂が滴り落ちてます。 -
すると、外の席で飲んでる(泥酔してる)おじさんが「カム!カム!」と。
半ば強引に、キプロスビールをご馳走になりました。(でも、タダほど怖いものはないので、後で会計しておきましたが笑)
私はビールが苦手なのですが、このKEOはすっきり軽めで1杯は普通に飲めました。
隣のお魚、塩っぽいですが、お酒に良く合います。
このお方、「セクハラおじさま」と命名。だって、発言が・・・。何を言われているかオブラートに包んで、友人には極力上品に、半分くらい伝えました笑。思い出は美しい方が良いですから~。
「俺と愛を語らずして、キプロスの何が分かったというんだ!」おじさま、、、あっぱれ、、、
でも、根は良い人そうなので、しばし現地のおじさま方と楽しく談笑。 -
隣でお店の人が、先ほどの豚さんの串さしを、お鍋の中に入れていきます。
「あの~ちょっとだけ、食べてみたいんですけど」
誘惑には勝てません! -
やった~!
おじさまが甲斐甲斐しく、切って、レモンをかけてくれます。
この豚バラ肉、脂があっさりしていて、外はカリッ、中はジューシーで、すごーく美味しかったです。豚肉にこんなに感動するのは久々。まさに、豚さま!この豚さまのためだけに、もう一度キプロスに行きたい・・・。
豚さまが美味しすぎて、おじさまとの食事が思い出深く感じてしまいます。
お店の中を覗いてみたら、健全に食事ができる席がありました。なかなかの賑わいです。次は迷わず中で食べようと思います。 -
お昼から飲むって幸せですね。
ホテルに荷物を取りに行って、トイレを借りた数分のうちに、友人がソファで爆睡してました笑。
続いては、シャコラスタワーの展望台へ。
タワーと言っても商業ビルです。
入場料は2.5ユーロ。
南北両方の眺めを楽しむことができます。
おじさまの記憶を少しでも薄めるために、、、綺麗なものを見ましょう~シャコラス タワー (展望台博物館) 建造物
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ここからの眺めがポイント。
真ん中より先が、北側のニコシア(レフコーシャ)の景色になります。写真右側・中央にある、2本のミナレット(尖塔)が立つ建物が、セリミエ・モスク。元々は、聖ソフィア大聖堂でした。
その左に、ブユック・ハンも見えます。シャコラス タワー (展望台博物館) 建造物
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アイス休憩を挟んで、そろそろ北キプロスに戻りましょうか。
リトラス大通り 散歩・街歩き
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行きと同じ検問所を使いました。
<南キプロスでの出国審査>
出国審査は、完全スルー。パスポートスキャンすらありませんでした。一切ノーチェック。
<北キプロスでの入国審査>
ここでも、パスポートスキャンのみ。入国スタンプが押されることはありませんでした。
また、あっという間に国境越え完了。リトラス大通り 散歩・街歩き
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残りの時間は、北側のニコシア(レフコーシャ)をぶらぶらすることに。
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グリーンラインに沿って歩いていると、南北を貫く道がどれも封鎖されていることが分かります。ここに住む人にとっては、もうこれが日常の風景なんでしょうね。
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北キプロスでも少し観光らしいことを。
セリミエ・ジャーミィにやってきました。
近すぎて、全体像が写しきれないのですが、外観は明らかに教会なのに、モスクのミナレット(尖塔)が2本付いている状態。セリミエ モスク 寺院・教会
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1208年に聖ソフィア大聖堂として建造が始まり、1326年に完成。ゴシック様式です。
1570年にキプロス島がオスマン帝国に征服されて、モスクになりました。セリミエ モスク 寺院・教会
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中に入るとまず感じる違和感、分かりますか?
通常、正面の壁にあるはずのミフラーブ(メッカの方向を示す窪み)がないのです。元々、モスクとして建てられた訳ではありませんもんね。
肝心のミフラーブは、斜め右にあります。
ですので、絨毯の線も、信者達が座った時にミフラーブの方向を向くように、斜め左に平行に走っています。
面白い作りですよね。
ゴシック建築の円形の天井とアーチは健在です。でも、中を美しく飾っていたであろう、彫像やフレスコ画、ステンドグラスは、モスクになった時に撤去されたそうです。セリミエ モスク 寺院・教会
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ミフラーブは2つありました。(もしかしたら3つ?すみません、記憶が曖昧です。)
複数のミフラーブがあるって、珍しい気がしますが、どうでしょう。セリミエ モスク 寺院・教会
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一つ目のミフラーブ。
カラフルですが、色褪せ具合が味わい深くて好きです。窓の幾何学模様も綺麗ですね。セリミエ モスク 寺院・教会
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美しいカリグラフィー
セリミエ モスク 寺院・教会
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ミンベル(説教壇)には、トルコと、北キプロスの旗が。
セリミエ モスク 寺院・教会
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メインのミフラーブ。こちらもカラフルですね。
建物を完全には壊さずに、そのまま有効活用してしまうところが面白いですよね(教会→モスクでは良くあることですが)。こういう場所を訪れると、異なる宗教と文化が絡み合ってきた、この地域の複雑な歴史を感じます。セリミエ モスク 寺院・教会
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ふと後ろを振り返ると、教会らしい大きな窓。そこから差し込む光が美しいです。
セリミエ モスク 寺院・教会
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モスクの隣には、こんな素敵な建物も残っています。
ここも教会の付属施設だったのでしょうか。地図を見るとベデステン(市場)とあります。 -
こんな素敵な建物も。でもテナント募集中のようです。
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ブユック・ハンで再びお土産を物色することに。
このお店がセレクト・ショップって感じで、おしゃれでした。ストール、鞄、オヤ等のアクセサリー、キリムやスザニのクッションカバーなどを扱っています。お値段はなかなかですが、どれも1点ものですので、気に入ったものは買いだと思います。
OMAR ART & SCARF'S
店主はなんと、フィンランド人の女性とそのパートナーの方で、話が弾みました。
数年前に旅行で訪れたキプロスに魅了されて、その3週間後に戻ってきたそうです。
お客さんもフィンランドの方がちらほら。ビュユック ハン ショッピングセンター
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ブユック・ハン、日曜日は開いているお店が少なかったです。
そういえば、前日の土曜日は、南キプロスから日本人のツアー客の方々が観光にいらしてました。ビュユック ハン ショッピングセンター
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おこぼれにあずかりたい、にゃんこ。
ビュユック ハン ショッピングセンター
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みゃー、みゃー、みゃー、みゃー
さすがのお姉さんも苦笑いです。レフコーシャ 散歩・街歩き
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トルコしか認めていない国、北キプロス。
マックやスタバはありませんが、我らがシミット・ドゥンニヤスはあります。シミット(ゴマをまぶした輪っかのパン)やトルコのお惣菜パンが売っているチェーン店です。レフコーシャ 散歩・街歩き
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空港バスに乗るため、街のオトガル(バスターミナル)まで歩きました。
すると、オトガルでは青果や日用品の市場が。
アスパラがあれば最後に買いたい!と思いましたが、パッとみた感じありませんでした。レフコーシャ 散歩・街歩き
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ニコシア(レフコーシャ)から空港に戻る時は、今度こそ、KIBHAS(クブハス)の空港バスを利用しました。
オトガルがある、この場所から乗ることができます。
https://goo.gl/maps/uweVgyawt6x
旧市街のギルネ門から歩いて20分程。
前日にゲットした時刻表で、17時10分発があることが分かっていたので、それに乗りました。片道15リラ(約300円)。定刻通り出発し、所要時間は30分でした。レフコーシャ 散歩・街歩き
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空港バスから見えた景色。
ニコシアには、すでに春が到来していました。
一面、黄色の世界。
沈みゆく夕日も美しかったです。
旅が終わってしまうのは寂しいですが、心地よい疲れです。レフコーシャ 散歩・街歩き
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それでは、北キプロスから出国です。
<空港での出国審査>
出国時は、入国時にもらった別紙が必要となります。別紙に出国スタンプ(青)を押してもらいました。
そして、20:45ニコシア(レフコーシャ)発、23:00アンカラ着のアナドル航空直行便で帰りました。
帰りのフライトは、労働者っぽい男性が多かったです。推測ですが、平日はトルコで働いて、休日は実家があるキプロスに帰る人もいたりするのかな?って思いました。エルジャン空港 (ECN) 空港
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さて、最後にキプロスでの戦利品。
生春巻きの皮は400グラム入って1ユーロ。
緑豆春雨、餅粉も1ユーロ程度だったと思います。それぞれヴェトナム、タイ産。
かっぱえびせん(フィリピン産)、プリングルスは、夫のお土産。海老のカクテル味で珍しいと思いましたが、ベルギー産のようです。
以上で、週末キプロス旅行は終わりです。
たくさん笑って、美味しいものをたくさん食べて、旅の記憶って宝石のように美しい~と思える素敵な旅になりました。
そして、あの豚さまを求めて、もう一度キプロスへ行きたい・・・。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2019/04/11 12:39:22
- キプロス
- こんにちは、mishmishさん
キプロス☆
はい、知っています。
っていうか、聞いたことはあります(笑)
でも、南北に分断されていて、それぞれの独自の文化が発展しているってことは全然知りませんでした~
でも、他の欧州同様、
にゃんこが可愛くて♪
町のにゃんこたちが綺麗で可愛いってほんと、癒されるわ~
1泊2日でこんな素敵なヨーロッパ、
なんて羨ましい生活なのかしら。
って、mishmishさんからすれば、この風景が普通だね(笑)
たらよろ
- mishmishさん からの返信 2019/04/12 04:47:07
- RE: キプロス
- たらよろ先輩、こんにちは!
キプロス旅行記、読んでくださりありがとうございます。
私も同じレベルでした。キプロスが南北に分断されてるって、トルコに来てから知りましたもん笑。
北キプロスへは、トルコ各地から直行便が飛んでいるので、アクセスが便利で、しかも南への国境越えもテーマパークのアトラクション的な気軽さ。まさかこんなに簡単に美味しい豚さんが食べられる国に行けるとは!と感動しました。あれから、週末にキプロスに行って豚肉食べたい・・・という衝動に駆られます^^;
可愛いにゃんこ達も多くて、ポイント高し、です。
機会があれば1週間くらいで周遊できたら良いのですが。でも、たらよろさんの仰るとおり、1泊2日で行けちゃうだけでもとても贅沢ですね。
たらよろさんのクアラルンプール旅行記も、楽しく拝見しております!モスクに着ていくようの民族衣装を選ぶってすごく素敵な旅の楽しみ方だなと思いました。続きも楽しみにしております♪
mishmishより
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