世界遺産ネパール春旅⑤　14kmハイキング!?

2015/03/29 - 2015/04/05

ナガルコットに滞在中
カトマンズ盆地で最も古い寺院
チャングナラヤンまで行ってみる事にしました。

総行程14kmの遠足になった、お話。
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【旅の行程】
　3/29 成田→ドーハ
　3/30 ドーハ→カトマンズ
　3/31 カトマンズ
　4/01 カトマンズ→バクタプル→ナガルコット
★4/02 ナガルコット→チャングナラヤン
　4/03 ナガルコット→カトマンズ
　4/04 カトマンズ→カタール
　4/05 カタール成田
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【この旅行記について】
まさかこの１か月後に
ネパール大地震が起きることなど
知る由も無く、楽しく過ごしたネパールでの日々。

今はもう、がれきになってしまった建物もありますが
少しづつ復興しているカトマンズです。

これから訪れようと思っている方の
お役にたてばと考えて
かなり時間が経過したいま
あらためて旅行記にまとめてみました。

エリア チャング・ナラヤン(ネパール)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ナガルコットの宿「Club Himaraya」滞在２日目の朝。

日の出は６時頃なので
頑張って早起きして屋上へ。

昼間は暑いこともあるのに
山の上で涼しい。
その上に
早朝ですから寒い。

私は薄手のダウンを着ていました。
パジャマにガウンを羽織ったくらいの方も居た（笑）

ホテルのスタッフが
熱い紅茶をサービスで用意してくれていました。

残念ながら、この日は雲が晴れず
お山は姿を見せませんでした。

仕方あるまい！明日に賭けよう！

クラブ ヒマラヤ バイ ACE ホテルズ ホテル

さて、この日は
ちょっと距離があるけど
「チャングナラヤンまで行ってみよう！」
という話になっていました。

チャングナラヤンは
カトマンズ盆地で最も古い
ヒンドゥー教の寺院。

ナガルコットからだと14km弱。
4時間ほどのハイキングです。

一部をのぞき
ほとんど下りの道だと聞いたので
チャレンジしてみました。
（帰りはバスで帰ってくるつもり）

チャングナラヤンへの道のりは
ほぼ田舎道が続く。

舗装をしている自動車道とは別のルート。

特に標識もありません。

ホテルから出発する時だけ
どの辺から入ればいいかを聞いて
後はもう、方角だけを頼りに進みます（笑）

GoogleMapでルートは確認していたけど
たいして役には立ちませんから

道で人とすれ違うたびに
「namaste! Changu Narayan this way?」
（こんにちは、チャングナラヤンはこの道？）と聞いて

「Yes」と返ってくると
「??????? （ダンニャバード／ありがとう）」と返す。

ひたすらそれを続けながら歩き続けます（笑）

段々畑が広がる景色。
アジアですねぇ。
https://youtu.be/u-WJ_Jii8iM

こんな道を、ひたすら進む（笑）

１度だけ、道がわからなくなって
近くで畑仕事をしているおばあちゃんに声をかけたら
なぜか畑を通り抜けて、別の道まで案内してくれました。

どうやらその時は、道を間違えてたっぽい。

おばあちゃんに御礼をいったら
謝礼を求められましたが
ま、畑を通り抜けさせてもらったし
お仕事中だったのに、手をとめてしまったので
お支払いたしました（笑）

ヒメジョオンにも似た草花。

ヒメジョオンは大陸から来た草花だから
似た花があってもおかしくないですね。

よそ見してたら
泥のたまった水たまりを踏んで
赤いプーマがグレーに染まりました（笑）

時折、農家の方の家の前を通ります。

ヤギを買ってる家の前では
柵に入れられるわけでもなく
ヤギがわらわら居ました。

大きいヤギは、紐につながれてました。

ネパールで食べられるお肉は
主に水牛、豚、鶏ですが
最も高価なのはヤギ肉と聞きました。

可愛いけど
美味しいのね、キミ。

ナガルコットから２時間ほど歩いて歩いて
中間地点のTelkot（タルコット）と。
自動車道に一度出ます。

ここにはバス停もあり
ナガルコットからのバスも停まるので

ここを、ハイキングのスタート地点にするのもアリなんだそうです。
道の名前は「Telkot-Changu Road」。

今ではちゃんとGoogleMapにものってます。

Telkotからは
しばらく上りが続きます。

ちょっとしんどかった。
でも頑張った。

日本から持ってきた
スーッとする汗ふきシートが大活躍。

だいぶ上がってきて
遠くに街が見えました。

あれはバクタプルかな？

後半のルートは
途中に、集落があったり
学校があったりしましたが
ほとんど同じような田舎道。

子ども達に出会うと、声をかけ
写真を撮らせてもらいました。

御礼はボールペン。

この写真も道沿いの農家のお宅。

奥の方が家で
手前は倉庫みたい。

ようやく、遠くにチャングナラヤンが見えてきました。

※こんもりとして、色が濃くなっている丘のようなところ

丘の上に寺院が見えた！
わーい！！！！！！！！

自動車道へ出た所に看板がありました。

チャングナラヤンて書いてあるー！

けど、もうチャングナラヤン見えてるし
今更、看板いらないよー！
と、突っ込みたくなる（笑）

入場料を払って中へ入ると参道。

お土産物屋さんのような店が並んでいますが
わき目もふらず、まずは寺院を目指します。

参道は石畳。

10分ほどで寺院に着きます。

境内に入ると
大きな広場のようになっていて
中央に建物。

建物の四方を
狛犬の様な動物の像が護っています。

西側（正面）はライオン
南側は象
東側はグリフォン
北側は、翼のあるライオン

※グリフォン＝身体はライオン、顔と翼が鷲。

写真には１本しか写ってないけど
寺院の正面には２つの塔。

向かって左（写ってるやつ）がチャクラの形。
※チャクラ＝ヴィシュヌ神の円盤型の武器

向かって右には、ほら貝の形の塔。

小さな祠の様な箱の中には
王様と王妃様の像が収められています。

透かし彫りのようになっているので
中を見る事ができますよ。

これは10ルピー札にも描かれている
ガルーダにまたがったヴィシュヌ神。

お札の画像をUPするのは良くないので
興味のある方は、コチラをチェックしてみてください。
http://www.lovelyplanet.jp/MoneyNepal.html

境内では女性たちが雑草取り。

レンガがのすき間から
雑草が生えてくるので
それを手で丁寧に摘み取っていました。

お仕事なのか、ボランティアなのかは不明。

こんなに丁寧に掃除するんだな。

チャングナラヤンを堪能して
帰りはバス。

とはいえ、ナガルコットまでの路線は無いので
バクタプルでバスを乗り換えます。

チャングナラヤンの門前は
Changunarayan Bus Parkになっているので
バスが来るのが見えるレストランで休憩。

店のおじさんに
ナガルコット行のバスは無いんだよね？と聞くと
やっぱりバクタプルで乗り換えなんだって。

店の名前は、Vinayak Restaurant。

なんでもあるなー。
ほんとにこれ全部作れるのかな、すごいな。

チョウメンをオーダー。

食べ終わってのほほんとしてたら
店のおじさんが
「バクタプル行のバスはあれだよ！」と教えてくれて
走り始めたバスを止める為に
店の若い子を走らせてくれました。

代金を支払って、お礼を行って
バタバタとチャングナラヤンを後にします。

おじさん！ありがとう！

バクタプルへ向かうバスは
前方の座席が独特（笑）

結構クネクネ曲がる山道なのに
シートベルトどころか
座席ですらない。

事故ったら、彼らは確実に吹っ飛びますぞ。

料金は20ルピー。

音楽も流れてるし
ローカルバスってホント楽しい♪
https://youtu.be/N7XflCwy4V0

ローカルバスでよくみる光景。

走行中にドアを開け
車窓さんが半身を乗り出して
「バクタプル行きだよー！」と声をかける。

うっかり落っこちてしまう車掌さんも
時にはいるんじゃないかしら。

気を付けてねー。

バクタプルまでは
30分くらいで着いてしまって物足りない（笑）

タクシーで行けば
チャングナラヤン～バクタプルは15分ほどなので
バクタプルに来たついでに、タクシーで往復するのもアリだと思います。

私はハイキングが目的だったので
歩いてみて良かったですけどね。

チャングナラヤンから来たバスが降ろしてくれる場所と
ナガルコット行きのバスが出る場所は
ちょっと離れていました。

バクタプルには一度来ていて
地図は頭に入っているので
だいたい自分がどこに居るかわかってれば
なんとかなる。

バスの乗り場について
事前に調べていましたから
ナガルコットに戻るなら
バクタプルの町の東側にある
釣り堀近くの停留所からとは知ってた。

でも、日本みたいなバス停は無いし
なんとなく、沢山のバスが停まってるから
「ナガルコット？」と尋ねれば
「ちがうよ、あっちだよ！」と
バスが居る場所を教えてくれる。

時刻表なんてあるわけないから
バスが来る場所でのんびり待って
「ナガルコット―！」と叫ぶ車掌さんを見つけたら
値段を確かめて、そのバスにのればいい。

時刻表が無いって、のんびりしていていいな。
急ぐ旅には不向きですけど
ネパールまで来て
急ぐこともないですからね。

バス停（？）の近くには
お店が沢山あって
飲み物やお菓子を売っています。

店頭にぶら下がっている袋入りのスナックは
気圧のせいで、袋がパンパンに膨らんでる。

※バクタプルは標高 1,356 m

ナガルコット行のバスは
背もたれが高くてバスっぽい。
（さっき乗ったのもバスだけど）

バクタプル⇒ナガルコットで25ルピー。

１時間弱でナガルコットに到着。
前日、ナガルコットに着いた時に
周りの景色をしっかり見ておいたので
バスを降りた場所から
ホテルへのルートも間違えずにすみました。

ま、もし迷子になっても
きっとネパールの方は親切に教えてくれると思う。

こ伸ばすも、音楽アリで楽しかったよ♪
https://youtu.be/VE_C3Bzx7gA

いやー、それにしても
14km歩いたんですから
さすがに疲れました。

靴は泥だらけだしー（笑）

靴を洗って自分もシャワーでさっぱりして
夕食はホテルのビュッフェ。
https://youtu.be/ZluE1CPm-L8

ちょっとバーにも行ってみたりして。

山奥に居るのが
ウソのようです。

山歩きで疲れて
あっという間に寝付いたのは言うまでもありません。

明日の朝こそは
山がきれいに見れますように…。

翌朝
またまた早起きして
ホテルの屋上へ行きます。

前日よりも雲は控えめ。

お山の形が見えますね。

https://youtu.be/meTddXTnP_8

なんか
ギザギザしているだけでかっこいい！

でも、お山の名前がわからなーい！（笑）

とにかく沢山撮っておきましたが
方角が良くわかってない上に
お山の名前がわからない。

でもきれいだったから…いっか！
（す、すみません）

山が雪を被っている様子も見えました。
7,000とか8,000mなんて標高は
どんな世界なのか想像もつきません。


お山も見えたので
カトマンズに帰りましょう。

この続きは
また次の旅行記で。
では、また！

★次の旅行記
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