2018/10/28 - 2018/10/28
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エムさん
2017年10月出発のイタリア旅行を計画していましたが、母が体調を崩して8月に入院・・・旅行は中止、そして母は11月に旅立ちました。
一年後の2018年10月、姉を誘って母を偲ぶ追悼旅行を計画しました。
ローマ4泊・フィレンツェ2泊・ヴェネツィア2泊・ミラノ2泊の予定です。
ローマ滞在4日目は教会アート巡礼をします。
最初にベルニーニの彫刻、カラヴァッジョの「ペテロの逆さ磔刑」「聖パウロの改宗」があるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会へ。次にローマ4大バシリカのサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂へ行き、最後にホテルから徒歩圏にあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を見学します。ここもローマ4大バシリカです。
写真はサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
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4日目 10/28(日)
【サンタ・マリア・デル・ポポロ教会】
テルミニ駅からメトロA線のFlaminio駅で下車、外に出ると小雨が降リ出した。
ポポロ門で雨宿りをしながら、どれが教会なのか分からない。
修復中で外観にシートが掛かっていたので、恐る恐る入ってみたら、ポポロ教会だった。
1099年教皇パスカリス2世が建造、建設費を市民(ポポロ)が負担したのが名前の由来です。
主祭壇も修復中です。 -
ポポロ教会が建てられる前は皇帝ネロの墓所があった場所でした。
胡桃の木にネロの悪霊が住むと付近の住民に恐れられ困っていたところ、夢に聖母マリアが現れ、胡桃の木を切り倒し、ネロの遺体を焼き、その灰をテレベ川に流すように告げられた。パスカリウス2世が実行すると、それ以降悪霊は現れなくなった。
これに感謝をして聖母マリアに捧げる教会になった。 -
【キージ家礼拝堂】
映画「天使と悪魔」の舞台になった礼拝堂
銀行家アゴスティーノ・キージの依頼でラファエロが設計、彫刻はベルニーニの作品。
祭壇画は「聖母マリアの誕生」セバスティアーノ・デル・ピオンボ作 -
【キージ家礼拝堂】
彫刻の両サイドにある赤いピラミッド型をした大理石の下は、アゴスティーノと弟シジスモンドのお墓で、ベルニーニが完成させた。 -
ベルニーニの彫刻「ダニエルとライオン」(左)
ベルニーニの彫刻「ハバククと天使」(右) -
礼拝堂のクーポラもラファエロのデザイン。
キリストが見下ろしているように描かれ、美しい! -
チェラージ礼拝堂 聖母被昇天(アンニーバレ・カラッチ)
反射して見にくいですが、中央に「聖母被昇天」、その両側にカラヴァッジョの「聖ペテロの殉教」「聖パウロの改宗」がある。
カラッチはコロンナ宮殿で見た「豆を食べる男」を描いています。 -
【聖ペテロの殉教】カラヴァッジョ(1600年)
チェラージ礼拝堂のために制作された作品で、皇帝ネロによって殉教した「聖ペテロ」の磔刑の場面を描いたもの。 -
【聖パウロの回心】カラヴァッジョ(1600年)
パウロがまだサウロと呼ばれ、熱心なユダヤ教徒だった頃、キリスト教弾圧のためにダマスカスへ向かっていた。その途中、光に照らされキリストの声を聞いて衝撃を受け、落馬した瞬間を描いた。 -
【サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂】
ローマ4大バシリカの一つで城壁の外という名の教会。
メトロB線Basilica San Paolo駅から徒歩4~5分
ポポロ教会を後にして、テルミニ駅で地下鉄B線に乗換えようと思ったら、ロープが張られて閉鎖中。
若い女性がエレベーターに乗れば行けるというので、地下鉄路線図を指差して聞こうと思ったら、地図の隙間からバッグの中に手を入れるところが見えた。すぐに気が付いたので被害は無かったけど、不愉快極まりない。
スリの口コミはこちら
https://4travel.jp/overseas/area/europe/italy/tips/13367470/
もう一度改札に行くとB線の閉鎖が解除されて無事乗れました。
4世紀コンスタンティヌス1世により、殉教した聖パウロが埋葬された場所に建設された。1823年に火災で殆ど焼失し、20世紀に再建された。
ここはヴァチカン直轄なのでヴァチカン市国です。 -
大聖堂の正面に聖パウロの像が立ち、剣で斬首されたので右手に剣、左手に聖書を持っている。
ファサードのモザイク画はキリストを挟んでローマの守護聖人、聖ペテロ(左)と聖パウロ(右)が描かれている。
※「目から鱗が落ちる」の語源
『サウロ(ユダヤ名)はキリスト教弾圧のためにダマスカスへ行く途中、「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか?」と、強い光と共にキリストの声を聞き失明した。キリストの弟子アナニアが神のお告げによりサウロのために祈ると、サウロの目から鱗のようなものが落ちて目が見えるようになる。サウロはキリスト教に改宗し、新約聖書27書のうち13書を書いたと言われ、世界に広がるキリスト教の礎を築いた。』
改宗前、サウロのキリスト教弾圧は尋常ではなく、アナニアの洗礼を受けてもペテロをはじめ使徒達は簡単に信じることが出来なかった。それなのに、いつもキリストの両側にはペテロとパウロが描かれている。
「私がサウロを選んだ」と、イエスの言葉通り皇帝ネロの迫害により処刑されるまで伝道を続けた。イエスの直弟子ではないため最後の晩餐の十二使徒には数えられていない。 -
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正面入口の青銅の扉
右側が聖パオロ、左側に聖ペトロの生涯が描かれている。 -
回廊の柱はコリント式で、頭柱はアカンサスの模様が施され、格間天井も美しい。
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内部は身廊を挟んで4つの側廊があり、かなり広い。
柱頭アカンサスのコリント式の円柱が続く。 -
1854年に再建された身廊は、天井は黄金に輝くアカンサスの花の格間がとても美しい。
荘厳な雰囲気を醸し出す天井を見上げながら、主祭壇へと進む。 -
天蓋の下にパウロのお墓があります。
天蓋と祭壇、後陣のモザイクは火災の難を免れ、奇跡としか思えません。 -
聖パオロのお墓
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見所は、火災の難を免れた後陣の小さな石片で造られたモザイク画。
焼け残ったとはいえ、美しい状態なのが素晴らしい。
ヴェネツィアのサン マルコ寺院のモザイクを手がけたモザイク師による。
キリストを中心に向かって右側に聖ペトロ、手に鍵を持っている。その隣は聖アンドレ、左側に聖パウロ、隣が聖ルカ、と名前が記されている。 -
コリント式ではなく、土台にライオンの彫刻がある柱なのか?モニュメント?何か意味があるのか気になります。
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ミサが行われているのか、入れません。
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ヴァチカンで見たジュリオ・ロマーノの「聖母の戴冠」と同じ絵が祭壇にあった。
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出口に向かう途中に並ぶ遺跡
聖ペトロのお墓があるヴァチカと違って、こちらは混雑してないのでゆっくり回れます。
テルミニ駅の地下鉄ホームで、またエレベーターへと誘うスリに声を掛けられて・・・困ったものです。 -
【共和国広場】
テルミニで昼食を済ませ、共和国広場に来ました。
中央にある噴水は止まっており、残念。ライトアップが美しいらしい。 -
【サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会】
古代ローマ時代の浴場跡(3~4世紀)の大浴場跡にミケランジェロの設計で建てられた教会。
共和国広場に面して、古代遺跡をそのまま利用した外観が目立っている。
実はこの教会の凄さを帰国後に知ったので、中に入っていません。
変わった建物だと思いながら素通りして、勿体ないことをしました。 -
【サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂】ローマ4大バシリカの一つ
この教会もヴァチカン直轄なのでヴァチカン市国
ホテルから徒歩5分、教会アート巡礼の締めくくりにちょうど良い位置にあります。
教皇リベリウスの夢に現れた聖母マリアのお告げにより5世紀に建立。
その後、改修工事を繰り返しながら、貴重な初期キリスト教建築が残っており、写真の鐘楼は15世紀、ファサードは18世紀と、時代や様式が異なる。
※真夏に雪が降る奇跡
マリア様から「雪が降った所に私に捧げる教会を建てなさい。」と夢のお告げ通り、真夏だというのに雪が降っていた。
信じがたい言い伝えだけど、別名「雪の聖母マリア」で知られている。 -
聖母マリアに捧げるための教会
身廊を進むと大天蓋が見える。 -
フェルディナンド・フーガ作の大天蓋
サン・ピエトロ大聖堂のベルニーニの重厚な大天蓋に次ぐ、絢爛豪華な造りです。 -
天蓋の内側に精霊を象徴する鳩があります。
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主祭壇の下には、貴重な聖遺物が納められている。
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貴重な聖遺物とは「かいば桶」の木片
反射して見えにくいですが、豪華なケースにイエス誕生の時、馬小屋に寝かされた桶の木片が納められている。透明の部分に、それらしい木片が見えます。 -
その聖遺物の前で祈りを捧げる法皇像
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イチオシ
モザイク画の下にはキリスト誕生の絵があり、世界中に聖母マリアに捧げる教会がある中で、最大の教会がサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂らしい。
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聖母の戴冠のモザイク
ローマ・モザイクの代表作といわれ、13世紀に活躍したヤコポ・トリッティの作品。 -
主祭壇から写した身廊
古代ローマの神殿から運ばれた柱が使われた。 -
ステンドグラスにもキリストを抱く聖母マリアが描かれている。
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【洗礼堂】
洗礼盤にブロンズのキリスト像 が置かれ、後ろに聖母被昇天のレリーフがある。 -
洗礼堂の天井
こちらはモザイク画ではなく、繊細なフレスコ画が描かれ、装飾が美しい。 -
イチオシ
【システィーナ礼拝堂】主祭壇の右側廊に位置する礼拝堂
1587年ドメニコ・フォンターナが教皇シスト5世のために造られたのでシスティーナ礼拝堂と呼ばれている。
4人の天使が聖堂を支えた像が置かれている。 -
イチオシ
システィーナ礼拝堂のクーポラ
主祭壇より華やかで美しい。 -
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フレスコ画が描かれた天井
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【パオリーナ礼拝堂】
パウロ5世が聖母マリアのイコンを納めるために造られた。 -
福音記者ルカが描いたとされる聖母子のイコンは厄除けの御利益があると信仰を集めている。上部には奇跡の雪のレリーフがある。
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ローマ教皇クレメンス8世(在位1592~1605年)の墓碑
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ローマ教皇パウロ5世(在位1605~1621年)の墓碑
伊達政宗が支倉常長を副使として派遣した使節団は、ローマ教皇パウロ5世に謁見し、ローマ市民権証書が授与されている。
15年前、ガイドさんに教えてもらい、ヴァチカン美術館で使節団の絵を見たのですが、自力では見つけられませんでした。
パウロ5世はガリレオ・ガリレイとも対面して地動説を控えるように諭していた。 -
聖母マリアに捧げられた教会だけに、聖母子の彫刻やステンドグラスが多い。
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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、正面の広場
広場の中央に立つ塔は、フォロ・ロマーノのマクセンティウス帝のバシリカにあったものを移設、塔の上には幼子キリストを抱く聖母マリア像が立っている。
見学を終えて、テルミニ駅に立ち寄ります。
明日、フィレンツェに移動するため、事前に購入したイタリアパス3日券のヴァリデートをしなければなりません。テルミニ駅の窓口はいつもは混雑しており、前日に済ませておきたいのです。パスポートとイタリアパスを提示して、「Validate please.」と言えば駅員がパスポート番号・利用開始日と終了日を記入、スタンプを押してもらえば完了です。
治安の悪いローマを脱出して、心はフィレンツェへ。
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