2018/10/27 - 2018/10/27
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エムさん
2017年10月出発のイタリア旅行を計画していましたが、母が体調を崩して8月に入院・・・旅行は中止、そして母は11月に旅立ちました。
一年後の2018年10月、姉を誘って母を偲ぶ追悼旅行を計画しました。
ローマ4泊・フィレンツェ2泊・ヴェネツィア2泊・ミラノ2泊の予定です。
27日(土)は「ローマの休日」の撮影に使われたコロンナ宮殿に朝一で行きます。ここは土曜日の午前中だけ一般公開されます。
- 旅行の満足度
- 4.5
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3日目 10/27(土)
出発前から「27日はコロンナ宮殿に行く」と計画を立て、一番の楽しみでした。
テルミニ駅から40番のバスに乗り、P.za Veneziaヴェネツィア広場で下車する予定が、降り損ねて次のバス停で下車。
ストリートビューで調べておいたので、スマホを片手に来た道を戻り、左側の石橋をくぐると左手が目的地です。
因みにこの道を真っ直ぐ行くとトレヴィの泉に出ます。 -
ローマの名門貴族コロンナ家の宮殿で、現在も居住されているので、毎週土曜の午前中のみ一般公開される。(9:00-13:15)
受付でチケットを購入すると、日本語で挨拶をされて何だか嬉しい。そして日本語のパンフレットを無料で貸してくれました。
公式ホームページはこちら
https://www.galleriacolonna.it/ja/
コロンナ家出身のローマ教皇マルティヌス5世により15世紀に建造。現在は、17世紀から20世紀にかけてコロンナ家が収集したベネチア派の絵画を所蔵する、コロンナ美術館として公開されている。
ベッリカの間から大広間を臨む -
【ベッリカの間】
中央に赤色大理石の円柱が立ち、部屋の装飾が美しい。 -
ベッリカの間から大広間に続く大理石の階段に、めり込んだ砲弾の跡が残っている。
これはナポレオン3世がローマ侵攻の際、ウディノ将軍に命令してジャニーコロの丘から発射して着弾したもの。1849年からここにあり歴史的証拠となっている。 -
イチオシ
この大広間は映画「ローマの休日」のアン王女が記者会見を開いた場所。
白黒映画なので、これがカラーならどんなに美しいかしら?と絶対に見たかったので、土曜日がローマ滞在中にあって良かったです。 -
黒檀と象牙の装飾が美しい貴重品収納棚
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収納用家具
レパントの海戦でトルコ軍を打ち負かした歴史的事実の象徴として、捕らえたオスマン帝国の捕虜達に支えられている。 -
【マルティヌス5世神格化の間】
オッドーネ・コロンナが教皇マルティヌス5世となった1417年から亡くなる1431年までコロンナ宮殿を教皇の住居とした。
壁の赤いクロスはヴァチカンのペテロの像で見たクロスと似ており、厳かな雰囲気が漂う。 -
【豆を食べる男】アンニバレ・カッラッチ 1560~1609年
パンフレットによると、コロンナ・ギャラリーには270点も絵画が展示されている。 -
礼拝堂の広間
18世紀のシャンデリアはムラーノ製。
多くの絵画が展示されているのに、美しいシャンデリアばかり目が行ってしまう。 -
コロンナ家の小さな礼拝堂
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壁に掛けられたゴブラン織りは状態が良く綺麗です。
でもヴェネチアンランプばかりに目が行ってしまう。 -
窓越しに見た中庭
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【ジャッラ(黄色)の間】
黄色い色調から付けられたのか、全体的に明るい。 -
綴れ織のサロン
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ギャラリーの間に飾られた聖母被昇天はルーベンスの弟子の作品
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コロンナ宮殿を後にして、ヴィットリオエマヌエーレ2世記念堂まで歩いて8分で到着。
正面にイタリア統一時の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像がある。イタリア統一50周年の1911年に完成した建物は、古代ローマ時代の遺跡が多いローマの新しい名所になっている。 -
1923年には第一次世界大戦で命を落とした無名戦士たちが埋葬され、今も二人の衛兵が見守っている。
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【カンピドリオ広場】
ローマで最も高い丘、カンピドリオの丘は古代ローマの中心地で、現在もローマ市庁舎がある。
ミケランジェロが設計した大階段を見る目的なのに、何の集会か?広場を埋め尽くすほどの人混みで、階段に近付けない。
正面から撮りたかったのに、残念! -
人混みを避けて後ろに回るとフォロ・ロマーノが見下ろせる。
フォロ・ロマーノに行く時間がなくても、ここから眺めるだけで十分。
昨日は入場するのに並び、出口を探すのに苦労したのに・・・ -
真実の口に向かって歩いていると、コロッセオのような外観が見えた。
ここは「マルチェロ劇場跡」で、ユリウス・カエサルが着手したが暗殺され、カエサルの後継者、アウグストゥスが紀元前13年に完成させた。
かつて1万5000人の観客を収容した古代ローマの円形劇場であったが、5世紀には廃墟となり、教会や貴族の館の資材として持ち去られた。中世期の貴族達が城塞を築き、その後に住居が増築され、現在も3階には人が住んでいる。紀元前の建造物が残っているだけでも凄いのに、そこで生活しているというのはビックリ。
この道を歩かなければ知る由もなかったと思うと、ラッキーでした。 -
真実の口「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」
長い行列にパスしたい所でしたが、姉が初めてだというので覚悟して並ぶことに。20分以上待って前に進むと、寄付を入れる箱が見えた。コインを入れると「アリガトウ」と日本語で返ってきた。
写真を撮ると、右側から教会に入るようになっている。
教会に面した通りにテルミニ駅行き170番のバス停があったので、10分待ってバスに乗った。 -
13:25
昼食を済ませ、ホテルで休憩・・・、午後の観光はスペイン広場から。
「ローマの休日」でおなじみのスペイン階段は人で埋め尽くされていた。
スペイン階段と呼ばれるのは、広場に面してスペイン大使館があったからだそう。
「階段の上の教会に行く?」相談の結果、足が痛いから無理! -
【舟の噴水(バルカッチャの噴水)】ベルニーニ作
噴水の周りも人だらけ。
1598年にテヴェレ川が氾濫し、流れ着いた船がモチーフになっている。 -
イチオシ
広場に立つオベリスクは「無原罪の聖母の記念柱」
無原罪の聖母の大祝日12月8日には、聖母像への献花式が行われる。
原罪とは、アダムとイブが禁断の木の実を食べ、神の命令に背いた罪。
マリア様を除く人間は生まれながらに負っている罪らしい。
そんなことを言われても・・・困る -
陽気に誘われて、ジェラート(10euro)を買ったら、上にマカロンまで載ったボリューム満点の大盛り・・・これが大失敗だった。
アイスが溶けて手はベタベタ・・・、若者ならいざ知らず、食べるのが大変で、胃が冷えてきた。
「このベタベタの手をどうする?」「噴水の池で洗おうか?」と悩んでいたら、姉が大判のウエットティッシュを持っていたので、何とか凌げました。 -
【バルベリーニ宮殿】14:25
この宮殿は、フィレンツェの裕福な商人だったバルベリーニ家の所有する建物。
バルベリーニ家出身の法王ウルバヌス8世の私邸として1633年に造られたバロック様式の宮殿。
ローマパスを提示すると割引きになります。 -
【受胎告知】フィリッポ・リッピ(1440~1445年)
フィリッポ・リッピはボッティチェリの師であり、ルネサンス期の15世紀前半に活躍したフィレンツェ派の画家。 -
【タルクイーニアの聖母】フィリッポ・リッピ(1437年)
正面からは、光が反射するので斜めから写してみた。
この美術館はラファエロの作品があるのに、写真がない・・・
途中でトイレに行ったら、忘れたみたいで残念! -
17:15
トレヴィの泉ライトアップを見るため、スマホを頼りにバルベリーニ宮から歩いた。地図が無くても、方向音痴でも迷わないのが嬉しい。
ライトアップには時間が早いけど、すごく混雑してビックリ。 -
18:00 15年前、美しいライトアップに感動したので、もう一度見たいと思ったけど、何だか寂しいライトアップにガッカリ。
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ポツポツ雨が降り出したので、バスでテルミニ駅へ戻ることにして、バス停に向かった。雨足が酷くなって、バス停に人だかりができたがバスは来ない、タクシーも通らない。
この雨の中を歩くのは絶対避けたい!辛抱強く待ったのに、やっと来たバスは満員で乗れない。2台目のバスにギリギリ乗れて、何とかホテルまで戻れた。
28日はサマータイムが終わるので時計を1時間戻して休みます。
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