山あり草原あり。チベット族の故郷シャングリラ（香格里拉）を訪ねて（２）

2018/04/27 - 2018/05/04

シャングリラから75ｋｍ離れたバラクゾン大峡谷に相乗りタクシーで着きました。成都から仕事の休みでを利用して来たという女性２人と一緒でした。峡谷の入口から先は一般車の通行は禁止されており、緑色のシャトルバスで回ります。チベットの民族衣装を羽織ったガイドのお姉さんが説明してくれます（中国語で）。ご覧のようにスリルのある岸壁をくり抜いた道を上がらなければなりません。シャングリラの町自体が標高3276ｍで、バラクゾン雪山（標高5545ｍ）を眺めることが出来ました。
直立する峡谷の岸壁に作られた遊歩道をチベット族のガイドのお姉さんと、相乗りタクシーで一緒だった成都から来た女性二人組と一緒に歩いて行きます。遊歩道はあまり整備が行き届いていないので、所々大きな穴が開いているので注意しながら進みます。2500ｍの遊歩道を歩いて終点です。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国東方航空 山東航空

＜バラクゾン巴拉格宗大峡谷＞シャングリラから75ｋｍ離れたバラクゾン大峡谷に相乗りタクシーで着きました。成都から仕事の休みでを利用して来たという女性２人と一緒でした。

峡谷の入口から先は一般車の通行は禁止されており、緑色のシャトルバスで回ります。チベットの民族衣装を羽織ったガイドのお姉さんが説明してくれます（中国語で）。

ご覧のようにスリルのある岸壁をくり抜いた道を上がらなければなりません。

シャングリラの町自体が標高3276ｍで、バラクゾン雪山（標高5545ｍ）を眺めることが出来ました。

展望台からバラクゾン巴拉格宗大峡谷を眺めます。

＜バラクゾン巴拉格宗大峡谷＞直立する峡谷の岸壁に作られた遊歩道。

遊歩道をチベット族のガイドのお姉さんと、相乗りタクシーで一緒だった成都から来た女性二人組と一緒に歩いて行きます。

遊歩道はあまり整備が行き届いていないので、所々大きな穴が開いているので注意しながら進みます。2500ｍの遊歩道を歩いて終点です。

引き返しは、写真のようにボートで峡谷を下ることが出来るので、父だけボートに乗りました。この船は１２０元（約２０８０円）と中国の物価にしてはかなり高いので、歩いて引き返す人が多かったです。遊歩道を引き返す途中、ボートの漕ぎ手が空気を抜いてペシャンコにしたボートを担いで上流に戻っていくのにすれ違いました。車がないので歩いて担ぐようです。
ちなみに、この大峡谷は４つ前の写真、山の展望台の右下に写っている細い川になります。

通天峡です。幅２０～３０ｍの峡谷の両側には、ご覧のように高さ３００ｍの岸壁が直立しており、氷河の浸食作用で造られた奇観です。通天峡は険しく急傾斜な山道のため、父はふもとで休憩していました。写真、右側の岸壁の真ん中に見える階段を登っていきました。バラ巴拉村へは１０年前は車道がなく、この道を１日かけて登り詰めました。

通天峡はこれ以降は通行禁止で、麓へ引き返します。

現在はバスで山道を登り、写真のバラ巴拉村に着きました。村は１３００年の歴史があるチベット族の村です。

バラ巴拉村に着きました。村は１３００年の歴史があるチベット族の村です。

１０年前は車道がなく、峡谷を１日かけて登らなければ行けなかったとのことです。

現在は観光に力を入れていて、寺院も建て替えられ、改装した民家で食事ができます。

チベット族の方が普段食べている食事を提供していて、チベットのパン、家畜のヤクで作ったチーズ、バター茶というシンプルなものです。

最後には、チベット音楽を聴かせてくれました。

シャングリラは西へ１００ｋｍ行くとミャンマー、東へ５０ｋｍ行くと四川省との境界にあります。そこで、地元の人が押しかけていて、四川料理が美味しそうな店を見つけたので行ってみました。

まずは、麻婆豆腐。茄子ピーマン炒め、そして宮保鶏丁（鶏肉のカシューナッツ炒め）、

そしてお店お薦めの鯉料理にご飯と大理ビール。３、４人で食べられるくらいの分量でしたが、２人で１０５元（約１８００円）とこれも割安でした。

＜ナパ納岶海　大草原＞名前は「海」とありますが、シャングリラの北西約10km、海抜3266ｍにある淡水湖です。シャングリラからタクシーで往復しました。ドライバーは42歳で、チベット族でなく漢族とのこと。小学生の男の子が居るようです。助手席の父がドライバーに話しかけています。

タクシーの支払いは、写真（黄色い丸で囲んだ所）のようにぶら下がっているＱＲコードを読み込み、スマホで支払いが可能です。

ナパ海は国の保護鳥の黒頚鶴の繁殖地、高山湿地として自然保護区に指定されています。

乾季と雨季で大きさが変わる季節湖で、毎年10月から3月までは完全に干上がり沼地のような湿地と変わります。

写真をのんびり撮影していたものの草原の中に立ち入ることは本来、禁止らしく、ドライバーが大声を出して、戻ってこいと手招きの合図をしたその後、見回りの係員がやってきました。

＜シャングリラ＞蘭州ラーメンの店に入りました。

牛肉拉麺(ラーミェン)と、新彊拌麺(バンミェン)を食べます。

新彊拌麺は初めて食べましたが、白菜、ピーマン、トマトを羊肉と一緒に炒め煮してソースを作り、手打ち麺にかけたものでとても美味しいです。

打ち立てゆでたてを食べるのが美味しく、少しでも時間がたつと味が落ちます。

拌麺の「拌」は撹拌の拌で、混ぜるという意味があるようで、まぜそばです。他の麺より肉が多いので、値段は高めで牛肉拉麺は１２元（約２１０円）に対し、２５元（約４３０円）でした。

市内からタクシーで50元（約850円）、雲南省の北西端、標高3200ｍに位置するシャングリラ空港に着きました。中国政府が建てた立派なターミナル。

車が全く通らない車道の中を、空港で働いているチベット族の女性が民族衣装で歩いて行く様がアンバランスでした。

マニ車が右手に見えます。

チベット様式の仏塔が。

＜シャングリラ空港＞香格里拉（シャングリラ）→昆明へと移動します。

行きは大理からバスで来ましたが、帰りは昆明まで空路です。

ここシャングリラは松茸の一大産地で、日本で売られている中国産松茸の多くはシャングリラ産です。地元の人は松茸を食べる習慣はありません。雨期に入る７~８月が収穫の時期です。

搭乗を待っています。

中国東方航空はチベットのラサから来る経由便でして、これから昆明に向かいます。