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 昨年の年末から年始にかけて湘南・茅ケ崎にいた。<br /> 12月30日、思い立って小田原城に行くことにした。理由の一つは娘が小田原高校(西湘の名門)の教師をしていることである。もうひとつは戦国時代、豊臣秀吉の小田原攻めでも有名なこの城を訪れてみたいと思ったことである。これは歴史好きにはたまらないことなのである。<br /> その日の朝10時に電車にのって茅ケ崎から小田原に向かった。30分ほどで小田原に着いた。<br /> まずは娘の通う小田原高校に向かう。駅から城山に向って歩くと、小田原名物の百段坂が目の前に現れた。この坂を毎日教職員や生徒たちが登って通勤通学しているのかと思うと頭が下がる。仕方なく年寄の我が身もこの坂を汗をふき拭き登ると、小田原高校は山の上に見えてきた。そうすると振り返えり、眼下に小田原城が見えるではないか。高校を一応ひと周りして見学はそこそこにして小田原城に向かった。<br /> 戦国武将・北条早雲で有名なこの城は創建は1495年だ。それは室町時代である。守護大名・大森氏が相模国・伊豆国を治めるために建てた城と伝えられている。<br /> 1495年、北条早雲が大森氏を滅ぼし1501年にこの城を奪った。以後北条氏の居城となった城である。<br /> 天正18年(1590年)、天下統一を図ろうとした豊臣秀吉は、関東の拠点作りのためこの城を包囲したのは余りにも有名な話。俗に云う「秀吉の小田原攻め」である。<br /> 豊臣秀吉は数十万の大軍をもって小田原城を包囲し攻撃する。しかし、北条方も頑なにこの城を守り3か月以上も籠城を続け交戦したのである。そのとき秀吉は苦戦に苦戦を強いられたため、”難攻不落の城”と呟いたと云う。やむなく秀吉は知略をもって北条方を謀略し、無血で開城させるという秀吉ならではの作戦で勝利したのであった。<br /> 江戸時代に入ると徳川家康の家来であった大久保氏の居城となり明治まで続くのであるが、関東大震災で倒壊してしまった。その後、昭和28年から徐々に再建が始まり、現在の鉄筋コンクリートの天守閣は昭和35年に完成した。建物の構造は、三層4階となっており、天守櫓は地上38メートルの高さである。延べ床面積は1822メートルである。<br /> 小田原市はこの城を平成18年の条例をもって天守閣より高い建物は建てられないように制定した。小田原のシンボルを市として守ることにしたのだ。(小田原高校は城の防御としての裏山に建っているので城より高い位置にある。旧名・小田原城内高校という名もあった。)<br /> そんな天守閣に登ったのであるが、12月30日という年末にもかかわらず、外国人を含め大勢の観光客が押し寄せていた。<br /> 一階はミュージアムショップ、2階は戦国時代の小田原城、3階は小田原ゆかりの工芸品の展示、4階は展望台の回廊となっている。<br /> 天守に登るといつも殿様になった気がするのだが、この日は冬空が鮮やかに晴れ上がり、相模湾が真っ青に見渡せた。反対側には箱根の剣ヶ峰がその威容を見せている。<br /> ここを攻めるのは、豊臣秀吉ながら苦心しただろうなと改めて実感したのであった。<br /> これがボクの小田原城探訪なのである。<br /><br /><br /><br />

難攻不落の小田原城探訪

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2018/12/30 - 2018/12/30

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nakaohideki

nakaohidekiさん

 昨年の年末から年始にかけて湘南・茅ケ崎にいた。
 12月30日、思い立って小田原城に行くことにした。理由の一つは娘が小田原高校(西湘の名門)の教師をしていることである。もうひとつは戦国時代、豊臣秀吉の小田原攻めでも有名なこの城を訪れてみたいと思ったことである。これは歴史好きにはたまらないことなのである。
 その日の朝10時に電車にのって茅ケ崎から小田原に向かった。30分ほどで小田原に着いた。
 まずは娘の通う小田原高校に向かう。駅から城山に向って歩くと、小田原名物の百段坂が目の前に現れた。この坂を毎日教職員や生徒たちが登って通勤通学しているのかと思うと頭が下がる。仕方なく年寄の我が身もこの坂を汗をふき拭き登ると、小田原高校は山の上に見えてきた。そうすると振り返えり、眼下に小田原城が見えるではないか。高校を一応ひと周りして見学はそこそこにして小田原城に向かった。
 戦国武将・北条早雲で有名なこの城は創建は1495年だ。それは室町時代である。守護大名・大森氏が相模国・伊豆国を治めるために建てた城と伝えられている。
 1495年、北条早雲が大森氏を滅ぼし1501年にこの城を奪った。以後北条氏の居城となった城である。
 天正18年(1590年)、天下統一を図ろうとした豊臣秀吉は、関東の拠点作りのためこの城を包囲したのは余りにも有名な話。俗に云う「秀吉の小田原攻め」である。
 豊臣秀吉は数十万の大軍をもって小田原城を包囲し攻撃する。しかし、北条方も頑なにこの城を守り3か月以上も籠城を続け交戦したのである。そのとき秀吉は苦戦に苦戦を強いられたため、”難攻不落の城”と呟いたと云う。やむなく秀吉は知略をもって北条方を謀略し、無血で開城させるという秀吉ならではの作戦で勝利したのであった。
 江戸時代に入ると徳川家康の家来であった大久保氏の居城となり明治まで続くのであるが、関東大震災で倒壊してしまった。その後、昭和28年から徐々に再建が始まり、現在の鉄筋コンクリートの天守閣は昭和35年に完成した。建物の構造は、三層4階となっており、天守櫓は地上38メートルの高さである。延べ床面積は1822メートルである。
 小田原市はこの城を平成18年の条例をもって天守閣より高い建物は建てられないように制定した。小田原のシンボルを市として守ることにしたのだ。(小田原高校は城の防御としての裏山に建っているので城より高い位置にある。旧名・小田原城内高校という名もあった。)
 そんな天守閣に登ったのであるが、12月30日という年末にもかかわらず、外国人を含め大勢の観光客が押し寄せていた。
 一階はミュージアムショップ、2階は戦国時代の小田原城、3階は小田原ゆかりの工芸品の展示、4階は展望台の回廊となっている。
 天守に登るといつも殿様になった気がするのだが、この日は冬空が鮮やかに晴れ上がり、相模湾が真っ青に見渡せた。反対側には箱根の剣ヶ峰がその威容を見せている。
 ここを攻めるのは、豊臣秀吉ながら苦心しただろうなと改めて実感したのであった。
 これがボクの小田原城探訪なのである。



旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
  • 小田原城の入り口。<br />

    小田原城の入り口。

  • 中に入ると戦国時代の小田原城の模型がある<br />

    中に入ると戦国時代の小田原城の模型がある

  • 全国の天守閣の大きさ展示<br />

    全国の天守閣の大きさ展示

  • 北条氏歴代の城主の画像<br />

    北条氏歴代の城主の画像

  • 江戸時代の天守のしゃちほこ<br />

    江戸時代の天守のしゃちほこ

  • 小田原城全体のジオラマ<br />

    小田原城全体のジオラマ

  • 小田原城天守付近の再現ジオラマ<br /><br />

    小田原城天守付近の再現ジオラマ

  • 小田原は城下町としても栄えた。商人たちはういろうでも儲けた。<br />名物・おだわら「ういろう」の文字が見える。<br />

    小田原は城下町としても栄えた。商人たちはういろうでも儲けた。
    名物・おだわら「ういろう」の文字が見える。

  • 戦国大名地図<br />

    戦国大名地図

  • 歴代北条氏の肖像画<br />

    歴代北条氏の肖像画

  • 北条氏の奥方たち

    北条氏の奥方たち

  • 名刀が展示されていた。<br />このほかにもあったが、これが一番有名かも。<br />たしか妖刀「村正」だったような気がする。<br />

    名刀が展示されていた。
    このほかにもあったが、これが一番有名かも。
    たしか妖刀「村正」だったような気がする。

  • 甲冑もたくさん展示されていた<br />

    甲冑もたくさん展示されていた

  • 刀も多数展示。<br />

    刀も多数展示。

  • 天守より伊豆方面を望む<br />

    天守より伊豆方面を望む

  • 相模湾が清々しく見える。天守閣より高い建物は建てられない小田原市内を望む<br />

    相模湾が清々しく見える。天守閣より高い建物は建てられない小田原市内を望む

  • 遠くに天下の険の箱根山が見えるが、逆光で見えずらい。<br />

    遠くに天下の険の箱根山が見えるが、逆光で見えずらい。

  • 裏山に西湘の名門小田原高校が見える。<br />周辺は小田原のセレブの邸宅が建っている。<br />

    裏山に西湘の名門小田原高校が見える。
    周辺は小田原のセレブの邸宅が建っている。

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