日本航空7便 ボストンローガン国際空港・新東京国際空港（成田） ビジネスクラス搭乗記　JL7 BOS-NRT C

2019/02/02 - 2019/02/02

記録的な寒波が訪れる米国東海岸への出張を無事終えてホッと一息。予約時には既に復路便が込み合っており、エコノミーでもアップグレード可能なブッキングクラスしか残っていなかったにも拘わらず、ビジネスクラスは比較的空きがあるという珍しい状況でした。発券時にはさすがにビジネスクラスへのアップグレードはキャンセル待ちとなりましたが、幸いにも数日後にアップグレード確定となり、久々のSky Suite 9(SS9)を楽しませていただくことが出来ました。アップグレード特典にもかかわらず、１Ａをアサイン頂きテンションがあがりました。

SS9窓際席の難点として小物を置くスペースが無いのですが、景色を楽しむためには仕方ありませんね。この点はリバースヘリンボーンスタイルのシートに軍配があがるような気がします。（窓の外の景色が見づらい点はやはりトレードオフか）

食事は米国発便とは思えないクオリティの高さでした。

指定ラウンジはＢＡでしたが、ＢＡ運航便の出発が無い時間帯だからか、スタッフもドリンクもホットミールも少なくやる気がないゆる～い感じでした。

エリア ボストン(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

搭乗前にまずは、ＢＡラウンジから。入り口前のご案内板。ただいまー。

指定ラウンジはＢＡ。見慣れたラウンジ入口のパネル。

レセプションで搭乗券チェックを受けます。背面壁のタイルが派手ですがおしゃれです。

ＢＡラウンジのＷｉＦｉパスワードはいつも就航地の地名。

意外と天井が低く開放感がありません。

この時間帯はＪＡＬ利用者のみがラウンジにいるのか空いてました。カフェスペース

バーエリアは採光量も多く気持ちいですが、サーブしてくれるバーテンダーさんが居ません。

奥のスペースからはボストン市内が見渡せます。

ダイニングエリア。ライティングのカバーがおしゃれですね。（民家に設置したら邪魔そう。。。）

手ぶれですみません。ビールは瓶のみ提供。地元サミュエルアダムス他、米国のクラフトビールもありました。
撮り忘れましたが、アルコール類はスパークリングワイン、白ワイン、赤ワインくらいで、本家イギリス国内のＢＡラウンジと比べると相当ラインナップが寂しかったです。

軽食のサンドイッチとサラダ。結構時間がたっているのか、湿気てそう。

チキンカレー。肉がゴロゴロ入っててボリューム感あり。少しだけ頂きましたが辛くなかったです。

正体不明なスープパスタ？

スープは売り切れ中でした

テーブルセットされたダイニングスペース　窓側に向いた1人席は飛行機も眺められて素晴らしい！しかし。。。

こちらのエリアはＢＡ運航便Ｆクラス搭乗客のみの利用とのこと。
座席数を考慮するに、Concord Loungeに入れるステータスを持っている人でも使えるのかもしれません。夜行便で大西洋を横断するＢＡ便が複数あるので、Ｆクラス搭乗者が一時的に集中する時間帯対策でしょうか。

というわけでやる気があまり感じられないラウンジだったので、出発３０分前の搭乗開始と同時に機内へ向かいます。

実はあまり経験で、この日はラウンジ直結の搭乗口でした。

この日お世話になる787-9です。

特典アップグレードなのに１Ａを使わせていただき恐縮です。

若干モニターが右にズレてます。

出発に向けてテンションが上がっているのに、プラカップのウェルカムドリンクは何度受け取ってもテンションが下がります。

国際線ターミナルすぐ横のRWY 15Rから出発。プッシュバックからものの５分で離陸でした。RWYまでのTaxingが長くさらに出発待ちの渋滞がよくある大型空港に慣れていると、驚きの素早さ。

右側の窓だとボストン市街が見えますが左側は海しか見えません。

高度もあがり、雪景色が見えてきたあたりから食事サービスがはじまります。

１週間ほどアメリカで外食をしていると、この暖かいおしぼりに感激してしまいます(笑)

アメリカンな外食続きだったので、この日は和食をチョイス。

ドリンクメニュー。

パイパー・エドシック のシャンパンを頂きます。

やはりグラスで頂くシャンパンは美味しい♪

先付
パルメザンチーズのパンナコッタ
カボチャのアグロドルチェ

・パルメザンチーズのパンナコッタ
コテージチーズ濃厚で美味しい　もう少し塩加減があっても良いかも。

・カボチャのアグロドルチェ
カボチャ少し繊維質が気になるが茹で加減Good　レーズンが良いアクセント　
さっぱりしててシャンパンに合いました。

別の角度からもう一枚

Kleine Zalze Vineyard Selection Chardonnay
フレッシュさが印象に残る、軽い味わい

彩御膳（左上から）
・いくらなます
・紅白かまぼこ、さつま芋蜜煮、海老艶煮
・ポテトサラダ、スモークサーモン巻き
・鮪の黄身酢和え
・牛肉の柳川風

別の角度からもう一枚
ゆっくり楽しみながら（メモを残しながら？）まだ先付を楽しんでいたのに急かされるように、台のものが来てしまったのがちょっと残念でした。

・いくらなます：個人的には御酢がもう少し軽い方が好きでした。いくらは少量でしたが、塩控えめで美味しかった。黒豆の甘さが面白いコンビネーションでした
・紅白かまぼこ、さつま芋蜜煮、海老艶煮：メニュには書いてませんでしたが昆布巻きが出汁が聞いてて美味しい。
・ポテトサラダ、スモークサーモン巻き：日本のマヨネーズが使われているポテトサラダ。国内搭載だったのでしょうか？スモークサーモンは肉厚で分量たっぷり。
・鮪の黄身酢和え：刺し身と思いきや赤みの炙り　香ばしさがあって良い
・牛肉の柳川風：温めてごはんと一緒に頂きたい味でした。脂っこすぎず美味しかったですが少したれが甘めでした。

台のもの
・鶏のすき煮
・鮭幽庵焼き 和風タルタル

別の角度からもう一枚

・鶏のすき煮：彩御膳の牛肉の柳川風と味がかぶっていたのが残念。肉は柔らかく煮込まれていて、食べやすい
・鮭幽庵焼き 和風タルタル：シンプルに焼き鮭の方が嬉しい。タルタルソースの味が勝ってしまっていて、鮭の味の印象が残りませんでした。

炊き立てご飯やはり７８７になっても湿度・気圧の関係で炊き加減が難しいのでしょうか。パサパサで炊き加減を失敗した古米の様で残念。

甘 味
白胡麻のムース
アメリカ人には物足りない甘さ控えめで美味しい。胡麻の香ばしさが良かったですがちょっとざらつきの多い食感でした。

デザートもまだゆっくり楽しみながら食べてたのですが、半分も食べないうちによそ見をしてたら早々に下げられてしまいました。あれ？

外は随分と北極圏に近づいた様子でした。夜のフライトならオーロラが見えそう。

メドックのカベルネを飲みたかったのですが、この日はチリ産のカベルネとなってしまいました。

チーズに合わせて、赤ワインを頂きます。全体的に軽めのチーズばかりでちょっと物足りなかったです。

この後、仕事を少し片づけたり、映画を見たりしているうちに寝てしまい、起きたら到着２時間前。ラストオーダーのお時間があっという間にやってまいりました。というわけで、ANYTIME YOU WISHからは到着前の食事として
洋食
・ロブスターのエッグベネディクト
のみいただきました。

ビジネスクラスとはいえ、二食目はあまり印象に残らないことが多いのですが、この日は別格。こちらの洋食のメインのロブスターはボストンで食べたディナーのロブスターに匹敵する美味しさでした。エッグベネディクトも卵が半熟でソースも程よい酸味と塩加減。ソースがしみ込んだスコーンも美味しかったです。

ただ、それと対照的にパンが不評。アメリカのスーパーで12個入り99セントで売ってそうなロールパンを袋から出してさらに乗せただけという感じ。このあたりは欧州航空会社のパンにかける情熱を見習ってほしいものです。

フルーツは米国搭載だけあってメロンはお約束の野菜風、イチゴは固く酸っぱくほとんど食べれませんでした。

北海道ど真ん中を南下し、福島県上空に入ったあたりから徐々に高度を下げてきます。

この日は成田空港が混雑していたのか、犬吠埼の方まで回され、霞ケ浦の北側に戻ってやっとRWY16R。
まだ前日の脱輪事故の影響がトラフィックに影響していたのでしょうか？余談ですが、友人が前日乗っていた東海岸からの便は羽田にダイバートというラッキーが起きたようでした（成田乗り継ぎがあった方はお気の毒ですが）

出発時とは対照的に長い長いTaxingを経て、第二ターミナルサテライト側に到着しました。降機後は入国審査まで長い長いウォーキング。14時間のフライトの割に北海道上空くらいまであっという間に来ましたが、それからが長かったです。
約14時間のフライトお疲れさまでした。
サービス面では、少しばかり気になるところがありましたが、食事は満足でしたし air weaveを敷いて寝るフルフラットシートでフライトの半分くらいは寝ていたので疲れもたまらず、満足いくフライトでした。