2018/11/23 - 2018/11/23
142位(同エリア722件中)
ぬいぬいさん
今年の紅葉は、10月1日に本州を縦断した台風24号の塩分を含んだ風が木々や葉に及ぼす「塩害」の影響により、鎌倉方面の紅葉は期待できないとのこと。
例年だとこの時期鎌倉に紅葉を見に行くのですが、今年は奥多摩の御岳渓谷と御岳山を歩いてきました。
年に一度の健康診断を40日後に控え、今年の夏以降中々減らない体重の原料と脱メタボに向けて、今回はバスもケーブルカーも使わず、23キロ近く歩いたにもかかわらず減量できたのはわずかだけ。
家に戻ってビールを飲んで食事をしたら体重はしっかり戻っていました。
なかなか減量できないなあ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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この日のハイキングスタートはJR沢井駅からスタート
まずはいつものように清流ガーデンのある小澤酒造へと向かいます。 -
いつもはここで日本酒の有料試飲を楽しむのですが、ここの日は御岳山を歩いて登る予定なのでスルー
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でもせっかく酒蔵に来ているのに通り抜けるだけでは・・・
荷物になることを覚悟のうえで4合瓶を買ってしまいました。 -
清流ガーデンから多摩川に架かる楓橋を渡って対岸へ
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橋を渡った正面の高台に、中国の蘇州にある寒山寺と同じ名前の小さなお堂があります。
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何でここに中国にあるお寺が・・・?
書家の田口米舫が明治17年に中国の蘇州の寒山寺を訪れた際、主僧の祖信師より日本寒山寺の建立を願って、釈迦仏像一体を託されたそうです。
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当時の小澤酒造の当主だった小澤太平氏の協力によって、ここに昭和5年に建立されたそうなんです。
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奥多摩のこの辺りには河原に大きな岩がごろごろ転がっています。
その岩の下にマットを敷いてロッククライミングの練習をしている光景をあちこちで見かけます。 -
奥多摩の紅葉期待していたのですがあまり色づいていませんね
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ここが都内を流れている多摩川と同じ川なのか・・・?
そう思ってしまうほどこの辺りは水がきれいで自然豊か
側の両側に続く遊歩道を歩いているのは気持ちがいいです -
しばらく進むと紅葉がきれいな玉堂美術館へ
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去年の同じ時期に来た時も、ここの銀杏見事でしたが、今年もいい色に染まってきれいな黄葉を見せてくれました
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イチオシ
ここの大銀杏は紅葉の時期は夜ライトアップされます。
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何で奥多摩の川沿いに美術館が?
日本画壇の巨匠・川合玉堂が昭和19年から昭和32年に亡くなるまで御岳で過ごしたのを記念して昭和36年に小澤酒造の店主によって建てられました。
そうです、手前にあるかんざし美術館も含め周辺の施設はすべて小澤酒造が造ったものののようです。 -
ローアングルで黄色い絨毯を
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この先もこんな巨岩がごろごろ
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河原の遊歩道から上の道に出て、御岳山の入口の赤い鳥居に向かって歩いていくと、水力発電の施設がありました。
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御嶽山に登って行く入口の赤い鳥居
御嶽山に登ったり御嶽神社に参拝する大半の人たちは、御岳駅からバスに乗ってケーブルカーの麓の滝本駅に行きそこからケーブルカーの乗り換え御岳山駅まで
これが普通の移動手段ですが、私の場合は沢井駅から奥多摩の遊歩道を歩きさらに40分ほど徒歩で滝本駅まで -
だらだら上る坂道の脇には多摩川に流れる大沢川が流れています。
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木で組まれた小さな鳥居の上には小さな祠も見えています
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坂の途中にある立派な門構えの民家
ここ通る度にいつも気になってみているのですが、写真ではよくわかりませんがかなり立派なお屋敷です。 -
先を歩いている人たちは手前にあった駐車場に車を停めてケーブルカーに乗る人たち。
こんな手前に車を停めているということは今日かかなり混雑しているようですね。 -
予想が的中してしまいケーブルカーを待つ長い行列が。
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ケーブルカーを待つ人の列が100mほど続いていたので歩いて登ることに。
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御嶽山は2度目ですが前回はケーブルカーに乗ったので歩いて登るのは初めて。
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高尾山よりも東京タワーの高さ分高い御岳山
929mありますが、歩いて登っても登山口から約1時間ほどで登れます。 -
高尾山のケーブルカーよりも勾配がきついです。
前回来たときは一色でしたが随分カラフルな色に塗り替えられたようです。 -
高尾山よりも少しだけきつい位の登坂を1時間ほど登って宿坊があるエリアまで到着。武蔵御嶽神社まではあと20分ほどです。
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今日のランチはそんな宿坊の一つだった山香荘一宮坊で
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こちらの旅館は作家の浅田次郎のもひいきにしているもともと宿坊だった宿。
神社の周辺には茶店が何軒かありますが気の利いたお店はないので前回気になっていたこちらで食事です。 -
イチオシ
天ざるを食べましたが山芋の千切りや山菜の小鉢と食前酒もついて美味しかったです。
2000円足らずで生ビールと蕎麦膳がついて入浴も楽しめるお得なセットもあるようで次回は帰りにお風呂も楽しみたい、そんな旅館でした。 -
階段の途中にある朱塗の門
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イチオシ
拝殿へと続く階段の1か所に鬼がのぞきこむ姿が。
どこにあるか見つけてください。 -
イチオシ
参拝の列すごい伸びています。
空いてから参拝することにして先に境内を散策。 -
拝殿は江戸の西の護りとして東向きに建っています。
元禄年間5代将軍ん綱吉の命によって建造されたもの。 -
極彩色の彫刻が見事です。
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裏側に続く本殿
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その格子の内側をのぞき込むと、狛犬ならぬおいぬ様と呼ばれる狛狼が
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一番奥にある奥の院の遙拝所
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あの山の奥の院があります。
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本殿の裏側にあるこちらの社は、常盤堅磐社と呼ばれる旧本殿。
桃山様式のこちらの建物は永正8年、今から500年以上前に建てられたもので、国指定の重要美術品に指定されています。重要文化財でなく重要美術品という指定もあるんですね。 -
このちっちゃな祠は徳川家康を祀った東照社
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皇御孫命社の御祭神はアメノニニギノミコト
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拝殿の階段を降りて左手にある宝物殿
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階段を降りて右に下るとロックガーデンに降りる道になります。
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しばらくまっすぐの下り坂が続きます。
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道なりに左にカーブしてしばらく進むと、ロックガーデンへと降りていく入口にあたる場所にある天狗岩に出ます。
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天狗岩は鉄鎖をつたいながら登ることができるのですが、いつも混雑しているのでスルー
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この岩を遠くから見ると、天狗が上を向いたような形をしているので、天狗岩と呼ばれているようです。
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緩やかでくねくねした山道を15分ほど下って行くと苔むした岩がごろごろした渓流に出ました。
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ここからがロックガーデンになります。
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前回来たときはこの辺りで引き返してしまったので、今日はこの先しばらく進んでみます。
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東屋が見えてきました。
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イチオシ
苔大好きな私 こんな光景を見るとたまりません。
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ロックガーデンは、昭和10年に当時の東京府が沢沿いの約1kmを遊歩道として整備したものなのだとか。
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この周辺一帯は、埼玉と山梨と東京が入り組んでいるエリアで秩父多摩甲斐国立公園の一部に指定されています。
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空を見上げると青空が広がっています。
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この辺りは木々がいい感じに染まっています。
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ここが東京とはとても思えないような自然豊かなところですね。
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帰りは天狗岩から七代の滝へと向かいます
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その先は鉄骨の階段が続きます。
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70度くらいありそうな梯子に近い階段もあります。
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七代の滝は、落差50mの大小8つの滝の集まりで、ここで見られるのは下から4段目になります。 マイナスイオンがたくさん出ていそうな場所ですね。
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こんな根っこが露出した樹ががあちこちにあります。
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今度は長く続く階段を上って長尾平へ登って行きます。
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長尾平の長尾茶屋、ここなんとwi-fiが使えました。
後から知ったことですが、ここは土日のみ営業していてオーナーは神楽坂から週末のみ通ってくる元ソムリエだそうで、ワインも置いてあるとか。
『天空のソムリエ』と呼ばれているそうです -
帰りもケーブルカーに乗らずに歩いて下りました。
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下りのほうが全然楽で40分足らずで下山。
帰りもバスに乗らずに御岳駅まで歩きました。
こうして歩き続けた御嶽山。
歩いた距離は20キロを優に超えていました。
秋晴れの一日楽しい散策ができました。
前回2年前に来た時も11月23日でした。
11月23日は御岳山散策の日と定めてこれから毎年来ようと思います。
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