2018/12/29 - 2018/12/30
205位(同エリア288件中)
テスヤさん
いよいよ郊外五大遺跡のひとつ、最初は、昨年カンボジア三番目の世界遺産に登録された、古代イシャナプラの都、ソンボープレイクックを訪ねて行く。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
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おはようございます。3日目の朝、05:30です。
昨日市場で買ったマンゴーを朝食代わりに食べます。東南アジアではフルーツが安くてうまいので。ビタミン補給にもなるしね。ただ、一人なので”キロ単位”では買えない。。 -
06:00、ホテルをチェックアウトして静かな朝を散策する。既におかゆ屋台などが店を開けている。
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06:30、歩いてソリヤバスターミナルまで。立地が良いというのは殊の他便利なものだ。特に初めての土地では。
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大勢の旅客がバスを待っている。ここからカンボジア全土のみならず、ベトナム、バンコクまで国際バスも出ているようだった。
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昨日、「(チケットは)明日でも大丈夫だよ」とトゥクトゥクの運ちゃんは言っていたがイヤな予感がしたのでちゃんと確保しておいたのだ。
座席指定までしてあって、意外にちゃんとした印象。 -
なかなか立派なバス
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07:00発、このバスで間違いないようだ。
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ウソか本当か、バスにWIFIが使える表記がある!
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バスターミナル裏通りは汚い。まぁ、アジアではよく有る風景なんだけど。
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バスは10分遅れで出発した。定刻の範疇だろう。
とある家族連れが「一番前の席を取ったはずなのに!」と揉めている。その一番前にテスヤは座っている。まあ、案の定席を変わってくれと言ってきたので変わってやる。子供は嬉しそう。 -
朝のラッシュ。インドネシアでもそうだったがバイクがすごい。
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シェムリアップ川を越える。
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カンボジアではインド映画が人気のよう。ボリウッドのようなコミカルでリズミカルな展開が好き。
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バスはプノンペンを離れると単調な田舎道をひた走る。
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途中で客が増え続け、バスは満席に。そのうち、簡易的なイスを置いて通路まで人が座りだした。プノンペン発とはいえ、チケットを昨日のうちに押さえたのは良い判断だったと思った。
ウトウトとしかけるが、なかなか寝かしてくれない。席を変わってくれとインド人が来たり、変わった先のリクライニングが壊れていて、今度はこっちが席を変えてくれ!とリクエストしたり。だけど変わった先も壊れている。隣に居合わせたカンボジア人の青年が「しょうがないね」と笑った。リクライニングを倒さなければ支障はないので、こっちも笑うしかなかった。まぁ、たった4時間だ。問題無い。 -
1時間40分ほど走ったところで休憩。
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みんな朝食のようなものを食べたりしている。別にバスのチケットに含まれている訳では無い。
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出た!クモの素揚げ。。。”アビンリン”だったっけ。
食べた事はあるけど、好んで食べようとは思わない。。。 -
テスヤはまずいインスタントコーヒーとトイレだけ済ませる。
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コンポントムには11:00に着いた。プノンペンからやはり4時間くらいの行程だ。何度もインターネットで見た、アルンラスホテルが見える。
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コンポントムへ着いてバスを降りるなり、トゥクトゥクに囲まれる。
ソンボープレイクックと反対方向のプノン・サントゥックで25ドルで決着。
100kmの行程、そんなものだろう。
最初はボスみたいなのが英語で交渉してくるが、例え数字だけでもクメール語対応すると、案外すんなり下がる。
あっと言う間に走り出した。 -
田舎道を走る。
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子供たちが手を振ってくれる。
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のどかな風景。
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ちょうど12:00、チケットブースに着く。世界遺産に登録されたせいか、入場料は10ドルになっていた。
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チケットブースを過ぎると、赤土の未舗装道路になって煙幕を被る。
マスク必須。 -
最初に一番遠い、S群のイェイポアンで降ろしてもらい、C群、N群と戻ってこい、と運ちゃん。
ただの偶然だろうが、この回り方は出口に向かう合理的な回り方であるのみならず、創建年順に回った事になるのだ。 -
木々の間から見えるイェイポアンに既に興奮。
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東から見たイェイポアン。S群3
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木が平面的に広がって飲み込んでいるのが良く分かる。
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北西から見る。
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祠堂の形はほぼない。
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西から見る。
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S群11の祠堂、ソンボープレイクック特有の造りと形状。八角形の祠堂が見られるのはここだけだとか。
レンガ造りでいかにも脆そう。 -
補修の仕方が難しそうだ。
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内部にはヨニが置かれている。
ここのは丸型だ。 -
同じくS群2の祠堂、2006年夏に豪雨の為、半壊したらしい。内部のマンダパに貴重な彫り物がある事から遅ればせながら屋根が付けられた。もう少し早く対応出来なかったかと思うばかりである。
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S群2、祠堂内部にあるマンダパには、西洋風のレリーフがある。
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アンコール遺跡調査の第一人者、石澤教授の著書で、出土品の中に古代ローマのアウレウス金貨が出てきたと読んだ事がある。様々な文化が西方よりもたらされたと考えるのが自然だ。
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S群1、中央祠堂。
プレ・アンコール期の形、ロリュオスにあるロレイ、プリア・コーなどに良く似ているが漆喰のようなものは無い。尤も、ソンボープレイクックで古いものは7世紀初頭の創建らしいので、ロリュオスのそれとは280年ほども遡るのだろうが。 -
S群1中央祠堂を南から。手前の木がアクセントになって良い絵になっている。
1,400年もの昔に建てられたものとは思えない。 -
S群1中央祠堂西側。ムーンストーンが崩れて流れている。
ソンボープレイクックの放棄の一つに、洪水説があるらしい。
この他にも、ただ単に崩れたにしては、遠くに転がっている石材が散乱している。
そう考えるとあながち否定は出来ないし、事実、雨季には相当な量の水が流れ込んでいる写真も見た事がある。 -
S群1中央祠堂、南東から。そこそこの大きさ、重厚感があり、レリーフも彫られている。
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S群1中央祠堂内部、ヨニが置かれている。S群11番より大きくて方形をしている。
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S群7番祠堂。入口が崩れかけている。
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S群4、第一周壁。上部は崩壊している。
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S群7後方から1を見る。
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S群10、空中宮殿が描かれているが、状態は良くない。
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S群10、破風部分のレリーフ
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全てを見きれていないS群を後にするが、既に1時間も経過してしまっている。
遺跡群は広く、初めてで土地勘が無いと徒歩は若干ツライ。 -
C群プラサット・タオの見所は、中央にある祠堂1基のみ。
イェイポアンより200年ほど後、アンコール朝の始祖、ジャヤバルマン2世によって造られたようだ。ロリュオスより少し前のものか。 -
獅子が来訪者を迎える。
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カールしたたてがみが印象的。
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元々の木を飲み込まんとする溶樹。
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乾季だからか、干上がったバライがある。アンコールの寺院にはほぼバライがあり、それらは殆どが寺院若しくは主祠堂の東に配置されている。
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記念写真を撮っていたカンボジア青年たち。
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入口のビジターセンター付近に向かう人たち。
少々疲れていたので乗せてもらいたかった。。。 -
C群プラサット・タオから北へ歩くとN群プラサットサンボーが見えてくる。これは南からのパノラマ。
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大きくて広い砂岩敷きのテラス中央に位置している。これは東からN群1、中央祠堂を見たパノラマ。
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N群1、中央祠堂
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内部にはとても大きなヨニが。アンコールの他の遺跡でこれほど大きなヨニを見る事はあまりない。
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N郡7、比較的きれいに残っている、空中宮殿のレリーフ
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N群7のレリーフ
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N群12
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N群18
プラサットサンボーの北側、道路を挟んだ向こう側にひっそりと建っている。 -
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中も浸食されていて、リンガやヨニなども無い。
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イチオシ
イェイポアンも素晴らしかったが、このプラサット・チュレイはさらにバランスが取れた良い絵柄である。
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N群11
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N群17のクドゥー。
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同じくN群17のクドゥー。
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一番入口付近のN群15
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N群15のレリーフ
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N群15のレリーフ
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N群15のレリーフ
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結局、ソンボープレイクックを後にしたのは、14:30、見学時間は2時間30分くらいかかった。そんなに急ぎ足ではないけれど、かといってじっくりゆっくりした訳でもない。2時間では少ない。ガイドが居た方が良いが、事前に調べてスマホのGPSがあればよっぽどの方向音痴でなければ回れなくもない。また、遺跡群のグループはそれぞれに特徴があって、間隔も離れているので迷う事も無いだろう。
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一旦、町の中心を通り過ぎてプノン・サントゥックへ向かう。正面にそれらしい山が見えてくる。
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関所で入場料、2ドル徴収される。
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15:40、プノンサントゥックの入口に到着。町の中心からは約18km、ソンボープレイクックから約50kmある。
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ここから上がっていく。
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「さぁ、上がって見ろ!」と言わんばかりの出迎えだ。
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イチオシ
非常に妖々しい。
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10分ほど上ったところで、すれ違った夫婦にあとどれくらいで山頂かと尋ねたら、約50分と言う。
今、16:00。
ヤバイ。日没までに帰ってこられないかも知れない。 -
一旦ふもとまで降りて、バイクで山頂まで連れて行ってもらう。(往復5ドル)
「高けーよ!!」と思ったが、やっぱり無理っす。。。。 -
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若干、首、長い。
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サントゥック山頂に立つ現代の祠堂。中には入れない。
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本堂の裏手には寝釈迦仏が。
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本堂内部。
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水に浮く不思議な石が展示してある。
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熱心に祈りが捧げられている。「ロウが溶けて何十キロにもなっているんだよ」と誇らしげに説明してくる。
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16:30、プノンサントゥックを後にする。
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両側に大量の石像を作っている民家が沢山ある。
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これだけあると壮観だ。
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すっかり夕日が差す時間になった。
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今日の宿は、コンポントムの中心から500mくらい離れたヴィメアンソヴァンゲストハウス。
15ドル。 -
中々立派なロビー。地元客が数組滞在しているようだった。
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フロントで明日の、プリアカン・コンポンスヴァイまでの車を聞いてみたら、プノンペンから走ってくる車が、70ドルで連れて行ってやるとの事だった。ただ、コンポントムまで帰ってくるという行程。
テスヤはそのまま北に行くルートを取りたかったので、プリアヴィヘアの町までお願いしようとしたら、90ドルという。うーん、プリアヴィヘアの町まではプノンペン発のバスが11:00頃ここを通るはず。しかし、その時間では明日中にプリアカンを見学して、プリアヴィヘアの町までは行けないだろう。朝早い移動手段が無いか、晩飯がてら地元民に聞いてみる事にしよう。ここまで6.5ドルで来たんだ。必ず何かあるはずだ。 -
ホテル内部は所々にクメール画が。
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これはプリアヴィヘアだろう。
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シングルの窓が外れていたので、部屋を変えてもらった。
ファン部屋だったら問題なかったが、せっかくAC付を取ったので、窓が壊れているのでは意味がない。 -
水場もきれい。
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バルコニー付きでここから町が見渡せる。これは嬉しい変更だった。
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表通りから西へ入ったところにバスの発着場のようなところがあったので聞いてみると、08:00くらいにプリアヴィヘアに行く乗合タクシーがあるらしいことがわかった。
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明日の移動の目途も付いたし、飯屋を探す。
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コンポントムはレストランが少ない。店も早く閉まるので、晩飯は市場前の屋台で。ビールと焼き鳥は持ち込み、フライドライス、5,000リエル。
付け合わせのスープも美味かった。 -
アイスクリーム屋を発見。
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少年がいくつか買っていたのでテスヤも買ってみる。
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”COLD STONE”って書いてあるけど!?
3,000リエル。。。パクリかな。 -
地元民が夕涼みしている中に交じってアイスを食べた。美味かった。
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20:00、ちょっと早いけど宿に帰って休もう。
明日もまた早起きからのこの旅一番の移動が待っているに違いない。
カンボジアのワンコにビビりながら宿までの道を急ぐテスヤだった。
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