弟とNZ＝1991年9月

1991/09/14 - 1991/09/23

初めてオセアニアに足を踏み入れたのは社会人１年目の夏休み。ホントは卒業旅行でアフリカを巡り、今度はパプア・ニューギニアでも行ってみようか。なんて、思っていたのだけれども、両親からこの年に大学に進学した弟を連れていってくれないか、との要請が。まさか海外初心者を連れて、治安に不安のあるパプアなんて無理だよなあ、無難なところじゃないと。同じオセアニアに行くなら、オーストラリアかニュージーランドがいいかな。パプアとはだいぶ雰囲気が違うけれど。で、ニュージーランドに決定。兄弟珍道中となりました

日程は以下の通り
7月14日　CO960便　成田→グアム
7月15日　CO906便　グアム→シドニー
7月16日　CO15便　 シドニー→オークランド
7月21日　CO15便　 オークランド→シドニー
7月21日　CO905便　シドニー→グアム（キャンセルで翌日）
7月22日　CO961便　グアム→成田（翌日の昼便に変更）

エリア ロトルア(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

当時、ＮＺ便で安かったのはコンチネンタル航空。グアムとシドニーで２回乗り継ぎだけれども、ニュージーランド航空やカンタスよりだいぶお得

20時55分発のCO960便でまずはグアムへ。初の海外が深夜便での乗り継ぎ、疲れもあるはずだけれど、弟はグアム空港でのトランジットで熱心にNZを研究中？

深夜の3時50分発CO906便でシドニーへ。当時はエアポートリンクなんてなかったからバスで街中へ。まずは中心街ともいうべきマーティンプレイスへ

マーティン プレイス 散歩・街歩き

なにやら軍関係かな？催しをしているようで

この辺りの雰囲気はそれほど変わっていないかな

マーティンプレイスの郵便局前にある戦争慰霊碑

コロニアルな雰囲気が漂うタウンホール前で記念の１枚を撮ったら

タウン ホール 現代・近代建築

サーキュラーキーのフェリー乗り場から

シドニー湾のクルーズに出発

キャプテンクック クルーズ (サーキュラーキー) エンターテイメント

オペラハウスとハーバーブリッジを眺め

オーストラリア海軍？

季節は冬だけれども、陽射しも暖かい

洋上には海鳥が羽ばたき

オーストラリア国旗もはためく

クルーズ船から眺めるシドニーの高層ビル。シドニー・タワーに登ったはずなんだけど、その時の写真は残っていない

という感じで、初海外の弟と順調に旅を続け、と言いたいところですが、ランチに選んだ店は大失敗。観光客目当ての店だったか、値段はそこそこなのにまずいし、店員は横柄だし。まあ、下調べ不十分なのがいけないのだけど。それでも夜の港の花火はたまたまだったけど、ラッキーだった

1990年代の夜のシドニーを

兄弟2人で楽しんで

オペラハウスの夜景を堪能。いやあ、フィルムカメラだから夜景の撮影って、かなり面倒だったなあ

翌16日は朝７時30分のコンチネンタル便でＮＺのオークランドへ。昼過ぎに到着してＹＨにチェックインしたら、翌日のバスの手配をしつつ街歩き

起伏に富んだオークランド。夕暮れ時、市街と海が一望できる標高196ｍの小高い丘（山）のマウントイーデンへ

マウント イーデン (イーデン ガーデン) テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ここには先住民マオリの砦（パ）が築かれていたという

何か、マオリ的なものがあるのかな、なんて探したけれど良く分からず。これがそうかな、と思って写真に撮ったけど、違うかな

翌朝、ホントは朝一のバスでロトルアに向かうはず……、だったのだけれど、寝坊という大失態。バスの便が豊富とはいえないＮＺ、１本逃すとダメージが大きい。この時、キーウィ・コーチパスというバス乗り放題のパスを日本で購入し、前日に予約済みだったのだけれども。パスの使えるバス会社の便はなく、迷った挙句、別のバス会社でチケットを購入することに

思わぬ余計な出費を悔やみつつ、4時間を超えるバス旅を終えたら、早速ロトルアの観光を開始。ロトルア湖沿いのマオリ村へ

オヒネムツ マオリ村 旧市街・古い町並み

マオリの文化とキリスト教が融合したアングリカン教会には

教会のガラス窓に描かれているのはマオリの酋長が纏うコロワイを着たイエスの姿。まるで空中を歩いているよう

マオリの伝統工芸を伝える美術工芸学校の作業を見学しつつ

大地熱地帯のファカレワレワへ

テ プイア / テ ファカレワレワ サーマル バレー テーマパーク・動物園・水族館・植物園

湯が沸騰する様がカエルの鳴き声のようなフロッグプール

あちらこちらで湯気が噴き出し

温泉のにおいも漂ってくる

湯気に曇る森林

なかなか圧巻の光景

所々で間欠泉が湯を噴き上げる

大自然の息吹を感じたら

で、夜にはマオリのダンスを鑑賞。当時はラグビーのＮＺ代表のパフォーマンスなんて知らなかったからなかなか新鮮だった

ショーを堪能したの良かったのだけれど……。ＹＨに戻った時、足首をひねってしまい激痛が……。たちまち足首が腫れ上がって。捻挫かと思っていたら、帰国後の検査で実は骨にひびまで入っていた

足の痛みを抱えたままだと動きまわるのは難しい。当初の予定では移動することも考えていたけれど、おとなしくロトルア周辺を観光しよう。ちょうど歩き方にレンタルサイクルの情報も載っていたことだし、自転車を借りるとするか。街から西へ、目指すは動植物園のレインボー・スプリングスとレインボーファーム

レインボー スプリングス キーウィ ワイルドライフ パーク テーマパーク・動物園・水族館・植物園

キーウィって、フルーツは良く食べるけど。鳥を見たのは初めてだったかも

そうそう、当時はオーストラリアやＮＺをワーキングホリデーで訪ねている人って多かったよなあ。ファームで一緒になった女の子２人組はオーストラリアで10カ月働いて、ＮＺを観光しているっていってたっけ。今はどうなのかな。当時はオーストラリアに比べてＮＺは給料が安いし、職種も限られるってことだったなあ

アヒルの親子

水の青さと透明度が何とも神秘的で

と思っていたら、ファームでショーの時間。って、牛に乗っちゃったりして

子どもと羊たち

ほのぼのとした時間

で、子羊さんを

抱かせてもらったり、ほんわかした時間を楽しんだら

ノンゴタハ山（Ｍｔ.Ngongotaha）に登って

眼下にはロトルア湖

ロトルアの街並み

眺めも素晴らしいけれど、ここに来た目的はリュージュにトライすること。リュージュといっても、冬季五輪で採用されているような本格的な競技ではもちろんなくて、ハンドルやブレーキも付いているもの。とはいえ、想像以上にスピードが出てかなりの迫力。ヘルメットなしだと危ない感じだけど、弟は結構気に入っていたなあ

なかなか充実した１日、って思ったいたら帰り道は雨に……。傘を持っていたとはいえ……

でも、雨に濡れるた牧場も牧歌的で

で、ロトルア３日目の19日。まさにＮＺという風景に心癒されたら

ロトルア郊外の地獄の門（Hell's　Gate）へ

ヘルズ ゲート & マッド スパ 温泉

ファカレワレワに比べても荒涼とした風景が広がる

WARNING!

蒸気が濛々と噴き出る様は

まさに地獄のよう

なかなか見ごたえのある地獄の門

ここは泥パックでも有名だそうで

クジャク

観光地ではおなじみのもの。ちょっと恥ずかしい

20日はワイトモケーブ経由のバスでオークランドへ。青緑に輝くツチボタルの神秘的な光景を見たのだけれども、ここは撮影禁止（フィルムカメラなので、洞窟の写真何て最初からあきらめているけれど）なので、写真はなし

で、ユースにチェックイン。あとは翌21日のお昼にオークランドを発ち、シドニー、グアム経由で帰国するだけだったはずが

YHA オークランド シティ ホテル

何と、シドニーからグアム便が機材トラブルのためキャンセルに。この時、たまたまJALの関係会社に勤めている人と仲良くなり、彼と一緒に便変更やらホテルの手配の手続きをやったら

彼のチケットが「コンチネンタルの日本の責任者が発券した」ということもあり、宿は五つ星クラス、帰りのチケットも優先され、グアムからはビジネスクラスにアップグレードという、思ってもみなかったうれしい展開に。しかも、グアムでトランジット中に観光できる時間まででき、彼の同僚がグアムに駐在しているということで車にまで便乗してしまう。短い時間だけど、銃の射撃場（弟は撃ったけど、私はビビッて撃たなかったけど）などでグアムを満喫。ただ、残念だったのはフィルムが切れてグアムの写真がなかったこと。このシドニーの”高級”ホテルでの写真が最後になってしまった。あはは

この旅行記へのコメント （2）

• ほいみさん 2019/02/13 21:20:59

  偶然にも・・・

  私は同じ頃、兄を連れてニュージーランドに行きました。
  良いところですよね～・・・何時かまた行きたいと思いながら30年が過ぎてしまいました。

  itaruさん からの返信 2019/02/14 23:46:12

  RE: 偶然にも・・・

  ほいみさん、コメントありがとうございます。
  
  > 私は同じ頃、兄を連れてニュージーランドに行きました。
  > 良いところですよね?・・・何時かまた行きたいと思いながら30年が過ぎてしまいました。
  
  兄弟で旅するのも、また一味違って楽しいですよね。
  
  今後ともよろしくお願いします。