メキシコ旅行の大きな魅力は、広い国土に散らばるメソアメリカの遺跡たち。<br />ユカタン半島のマヤ遺跡（チェチェン・イツァーなど）や、MEXからアクセスが容易なテオティワカンなどは、特に遺跡に興味がなくても訪れた人も多いはず。<br />でも、メキシコにはまだまだ有名な遺跡がたくさんあります。<br />オアハカ近郊のモンテ・アルバンは紀元前500年頃から10世紀までの長い繁栄を誇ったサポテコ人の祭祀遺跡だそうです。（10世紀以降は、ミステコ人の埋葬地として利用されていたとのこと。）<br /><br />オアハカからは10Kmほど。公共バスやタクシーで容易にアクセスできるので、これから行ってきます。<br />遺跡見学は暑さが大敵なので、朝の涼しいうちに回りたいな。

涼しい時間にゆっくりまわろう＠モンテ・アルバン

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2018/09/17 - 2018/09/17

18位(同エリア119件中)

#モンテ・アルバン遺跡

エリア

オアハカ(メキシコ)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

グルメ: 4.5

交通: 4.5

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

地球の歩き方にはHotel Rivera del Angel から出発するミニバスの案内がありますが、そのほか２社ほどがモンテ・アルバン行きのバスを運行しています。
８時半初の一番バスに乗っていきましょう！
早めの７時半にホテルを出て、散策をしながら Hotel Rivera del Angel へ行きましょう。
ところが、今日は８時半発のバスはないのだという。
昨日、時刻表を見せてもらった時、そんなことは言っていなかったよねぇ。
まあ、いいや。他にもバスが出ているの知っているもんね。
別会社の大きなボロいバスで行きます。５８ペソ。
朝いちばんのバスは、最後に遺跡下の部落から大勢のお土産屋売りの人たちを乗せて、９時頃に遺跡に到着しました。
遺跡の入場料は７０ペソ。遺跡の見取り図（有料でも構わない）が欲しかったのですが、そのような類のものは何もないと。
う～ん、この広い遺跡をガイドなし図面なしで回るのかぁ。
念のために持参した地球の歩き方だけが頼りですね。
天邪鬼の私は、西方面から回ってみます。
これは１０５号墳墓だったかな。
１７０ほどの墳墓が発掘されているそうですが、先述したとおり、見取り図のようなものはないので、どれがどれだかわからないです。
地球の歩き方に「地上には何も建造物がない」と説明されている１０４号墳墓なのかなあ・・・。
わあ、遺跡のほぼ全景が見えた。
（と、思いましたが、この時は、手前の遺跡が邪魔をして本当のスケールがわかっていませんでした。）
左に写っているのは北の大墳墓みたいですね。
もちろん登ってみますよ。でも、まず、この背後にあるプラミッドへ。
左に、今、登っているのと同じようなあまり整備されていないピラミッド。
正面の幅広い階段は北の大墳墓のようです。
やはり、奥の南の大墳墓が大きいですね。
北の大墳墓の上から南側を。
あれぇ～、すぐ下には四角形の沈んだ広場があるじゃないですか？
しかも中央に祭壇みたいなようなものが。
こんな事どこにも説明がなかったよなぁ。
左側（東側）の建物は絶賛修復中でした。
あまり綺麗に修復がされちゃうのも嫌なので、今が見頃かしら。
北の大墳墓から北側を。
正面が一番最初にのぼったピラミッドです。
さて、南側、沈んだ広場方面に降りて行くのですが、ここも2段構えでした。
下の芝の上に人の歩いた跡が見えますね？
あそこをたどって行くと、その先に、次の石段があり・・・
そこを降りて、四角形の「沈んだ広場」のそばに着きました。
北のグループはガイドブックの説明も少ないし、グループツアーでは回らないみたいなので、「遺跡感」が強かったです。
四角い「沈んだ広場」の横を歩いて行きましょうか。
沈んだ広場の縁から、更に下ったところがメインの広場になるようです。
まず、西側を見ながら南の大墳墓に向かっていきましょう。
だんだん暑くなってきたので、ゆっくりゆっくりね。
この辺りは木々が茂っていて、日陰で休憩することもできますが、
大広場には日陰もほとんどないのですから。
大きなピラミッドの前に石板が立っています。
何かなぁ。近づいてみましょう。
（手前に座っている青いシャツの男性はお土産売り（イレギュラー）の人です。）
モンテ・アルバンの中で、最も古いもののひとつで、最も高い（5.6ｍ）ものだそう。
一年の太陽の軌道（日の出から日没）が全て、この石碑の上を通るため、天体観測に用いられたと考えられているとの説明です。
石碑のピラミッド（私が勝手につけた名前）の前を通って・・・
正式名称はシステマⅣ。
「踊る人々」の石板で有名な建物の前にでます。
「踊っているかのような人」などが掘られた石板は、300枚もあったのだとか。
今では踊っているのではなく、拷問を受けて苦しんでいる人の様子だという解釈に収まったこれらの石板。
ここに置かれているのは全てレプリカで、本物は、ここモンテ・アルバンの博物館、昨日行ってきたオアハカの文化類博物館、MEXの文化人類博物館などに保管されています。
それでも、こんな風に置かれたいたのかと想像できるので、現地に来るのは意味がありますよね。
踊る人々の石板とその建物。
文字が掘られた石板もありました。
見ごたえがありました。
（楽しいレリーフではありませんが。）
左側に天文台と呼ばれている建物を見ながら・・・
モンテ・アルバンといえばここ、南の大墳墓。
ここに登らないわけにはいきません。
石段が急なんだよなぁ。慎重に登っていきましょう。
南の大墳墓お上から北を眺めたところ。
正面に天文台。遠くに北の大墳墓などの北のグループです。
天文台が斜めに建てられているのが良くわかります。
南の大墳墓の上はとても広く、更にピラミッドもありました。
凄いよねえ、登らなくちゃ。
じっくり眺めを楽しんだら、降りて行きます。
一段一段が高いので、降りる時には特に慎重にゆっくりと。
ねっ、とても急な石段でしょ？
東側の建造物を見ながら北上して行きます。
左は天文台です。
左は大神殿と呼ばれる建造物。
右にはいくつも建物が並んでいます。
大神殿には登ることはできませんでした。
大神殿の東側の正面に地下を発掘した跡がありましたが、何なのかはわかりませんでした。
北の大墳墓の基部に気になる部屋があり、なにやら大きな石が入っていました。
いろいろ彫刻されています。
（レプリカなのかな？　同じものがモンテ・アルバン博物館に展示されているのを見ました。）
入口の左側のレリーフ。
頭に何かを被った神官？
右側。人物かな？ジャガーかな？
本来、一番最初に降りる階段を最後に登ると・・・
球技場（修復中）が目に飛び込んできました。
やっぱり、順路に従って回ったほうが、わかりやすいかなぁ。
日陰にベンチがあったので、地球の歩き方の図面と照らし合わせて、今日、どのように回ったのか検証してみるのですが、建物の名前がないので、どこがどこなのか・・・。
まあ、いいや。
遺跡の入場寮には併設されているミニ博物館の入館料も含まれているので、さくっ見学してみます。
これらの動物像はモンテ・アルバンから出土した遺物をもとに、現在のアーティストが作ったものだそう。
にゃ～。
「踊る人々」の石板。
先ほどピラミッドの前で見たのはレプリカで、こちらはオリジナル。
これは南の大墳墓の前の部屋の中のあった石板のオリジナルだな？
昨日、文化博物館で見た「碑文」に似ています。
何と書かれているのかなぁ。
人形型の水差しなど。
副葬されたネックレスだったのか、小さい輝石。
下には頭蓋骨は、いくつも一緒に埋葬されたのでしょうか。
小さな土器類も副葬品だったのかもしれないですね。
博物館は規模が小さくてすぐ見終わってしまったので、併設のカフェでゆっくりしますか。
今日は朝から何も食べていないので、スープとパンでも食べましょうか。
お願いしま～す。
この時間は朝食セットの用意しかできないというので、ビールを飲んでゆっくりします。（ビール44ペソ）
あっ、あの木の白い花にハチドリが蜜を吸いに来ているね。
12時発のバスでオアハカ旧市街に戻ってきました。
11月20日市場で冷たいチョコレートシェイク（20ペソ）を飲んでホテルのそばまへ。
モンテ・アルバンで何も食べることができなかったので、ちゃんとした昼食をとりましょう。
La olla という郷土料理がいただけるレストラン。
実はホテルで10％割引券をもらっていたんです。
ダークビール（35ペソ）でいきましょう。
最初に薄いトルティージャとピクルス、辛いサルサが出されました。
私の注文は「チキンのエンチラーダ　２つの味のモーレソース（185ペソ）」。
マイルドとビターのモーレを味わいます。
モーレ料理はオアハカ料理の花ですね。
モーレはチョコレートソースと訳されることが多いのですが、カカオ豆と唐辛子のほか十数種類の材料を混ぜたソースで甘いわけではありません。
好き好きはあるでしょうが、複雑で深い味わいです。

私のオアハカ５泊滞在も今日で終わり。
明日は飛行機とバスを乗り継いでクアトロ・シエネガスへ向かいます。
何処にあるか分かるかな？