2018/12/26 - 2018/12/31
163位(同エリア481件中)
solさん
1日目は リオの超観光スポットである、サンタテレーザ地区へ。
その後は 共和国博物館(museu de republica)へ。
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3度目以降のリオデジャネイロ・・・というので、リオ市民目線での楽しみ方と やりのこした観光をテーマにしました。
*リオデジャネイロの歴史観光では、三つの点にポイントを絞ってみました。
①ポルトガル王室がポルトガルの首都をここに移し、植民地から国になった時代。
②ブラジルがポルトガルから独立
③黒人奴隷制が廃止され、共和国になった時代。
*リオ市民目線のレジャーは
①海や湖の前で 夕日を眺める。
②リオ市民の薦めるビーチへ行く。
③年末のブラジル1の大イベント、コパカバーナ海岸での花火鑑賞。
実はもう10回近くリオへは行っているのですが、親戚の集まりがメインでしたので、ちゃんとした観光というのは3,4回目になります。
(ブラジル人の楽しみというのはビーチかバーベキュー、サッカー、ショッピングモール散策なので、彼らにガイドを任せると、どうしても不満の残る観光となります。)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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サンパウロから車で約6時間、リオ入りしました。
リオでもグラフィティアートの波が来ているようで、こんな巨大なミューラルが 迎えてくれました。 -
リオは地区によっては ぼっろぼろ。
ありえないほど老朽化が進んでいて、逆にアートに見えてくるほど。 -
再開発されているのか、この辺はプロのグラフィティが見られます。
ブラジルでは治安の悪い地区の再開発の目的で、プロのグラフィティアーティストにミューラルを依頼することが多いです。 -
絵があるだけで、安全な雰囲気になるのが おもしろいものです。
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リオには巨大な岩山がごろごろして、その斜面にファベーラ(貧民窟)がみっしりと建っています。
-
リオ市内に着きました。
とってもお腹がすいているので、大食いできる中東料理屋へ。
ここはリオで一番美味しいと評判のお店です。
rotisseria sirio libanesa
Largo do Machado, N° 29 - Loja 32 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22221-901 -
長距離運転で疲れた夫は しばしホテルで休息。
その間、地下鉄で高級地区、レブロンへ。
nossa senhora da paz 駅で降り、大通りを歩いて、shopping Lebronへ。
モールの前に地下鉄駅があるので、地下鉄でホテルのあるボタフォゴへ戻りました。
レブロンへ行ったのは 帽子と水着を買うため。
この帽子屋さんはsnsで調べておいたお店。
手作りできちんと作られているブラジル特有の帽子が 所狭しと並んでいます。
全部素敵で、合わせやすいデザインでずいぶん悩みましたが、結局リオデジャネイロの帽子、chapeu de malandro(詐欺師の帽子?)を購入。
galeria 2000
R. Visc. de Pirajá, 547 - 108 - Ipanema, Rio de Janeiro - RJ, 22410-002 -
レブロン・ショッピングで水着を探した後、モール前の地下鉄駅へ。
サンパウロと比べて小さめ。 -
夜になって少し涼しくなると、屋台が増えてきます。
これはタピオカ。 -
スープ各種を出す屋台。
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夜のボタフォゴ
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病院の夜間入り口のよう。
サンタさんが首吊りしているように見える・・・(汗) -
遅い時間にお昼を食べ過ぎたので、夜は軽く、とカフェへ。
ラランジェイラス地区にある人気カフェへ。
Maya Café
R. Prof. Ortiz Monteiro, 15 B - Laranjeiras, Rio de Janeiro - RJ, 22245-100 -
パストラミサンド。
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プチ・ガトゥー
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22時過ぎだったけど、結構人でいっぱい。
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どこかのお家におじゃましたような雰囲気の アットホームな雰囲気のカフェ。
隣の部屋は 子供のプレイルームがあって、子連れの人たちがたくさん来ていました。 -
店前のグラフィティ。
リオはグラフィティと落書きのようなものがごちゃごちゃで、また違うストリートアートを作り出しているようです。 -
翌朝。
パン・デ・アスカー(シュガーローフ)が見えます。ポン ジ アスーカル 山・渓谷
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仕事する気満々な(笑) リオ市民。
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リオの旧市街へ。
ここにも素敵なミューラルが。
写真撮ってたら、からかう市民が。
リオでは誰も目に留めないよう。 -
今日の朝食はここで。
ここは面白いコンセプトで有名なカフェ。
コーヒーのマシーンなどが置いてあって、自分でコーヒーを入れることができるんです。もちろんバリスタもいて、全てセルフサービス。支払いまでも。
そのため、値段も良心的だし、もしもっと払いたいと思えば多目に払ってもよし。
ギャラリーの1階と2階の間にあって、ちょっと分かりにくいです。(エレベーターのSLボタンを押す)
Curto Café
R. do Rosário, 74 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20041-002 -
バリスタ。
Curto Café
R. do Rosário, 74 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20041-002 -
絵入りのかわいいコーヒーを入れてくれました。
Curto Café
R. do Rosário, 74 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20041-002 -
Curto Café
R. do Rosário, 74 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20041-002 -
ピザを焼いてもらっている息子。
朝からピザねえ・・・。
Curto Café
R. do Rosário, 74 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20041-002 -
通りがかりの小さなカフェにあった不思議なメニュー。
パンにオムレツがはさんである。 -
車で通りがかった、有名なビル。オスカーニーメイヤー設計、画家のポルチナーリデザインのアズレージョの建物。
今は修復中で入れません。
Palace building Gustavo Capanema
R. da Imprensa, 16 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20030-120 -
さて、この日向かったのは リオの観光スポット、サンタテレーザ地区。
かつては高級住宅街で、昔の瀟洒な邸宅が並びます。
ここは観光地にもかかわらず、結構治安が悪い地区なので、ちんちん電車で向かうのが正解。
が、夫が車で行こうとし、無事何事もなく観光をすることができたのですが、リオに住む義妹によると、車で行くのは得策ではないとのこと。
ちんちん電車で行くのは大丈夫だそうです。 -
グラフィティアートであふれています。
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ポルトガル風のエントランスの邸宅。
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ここはドイツ風の木造のおうち。
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ここは リオ市民に人気のスポット、Centro Cultural Municipal Parque das Ruínas(遺跡公園カルチャーセンター)
しかし、年末年始はクローズとのこと。がーん。
Centro Cultural Municipal Parque das Ruínas
R. Murtinho Nobre, 169 - Santa Teresa, Rio de Janeiro - RJ, 20241-050 -
気を取り直して、隣のCHACARA DO CEUへ。
が、12時オープンだとのこと。
我々が着いたの、10時半。
Museu da Chácara do Céu
R. Murtinho Nobre, 93 - Santa Teresa, Rio de Janeiro - RJ, 20241-050 -
まず、サンタテレーザ地区を散策してからまた戻ることにしました。
Museu da Chácara do Céu
R. Murtinho Nobre, 93 - Santa Teresa, Rio de Janeiro - RJ, 20241-050 -
Museu da Chácara do Céu
R. Murtinho Nobre, 93 - Santa Teresa, Rio de Janeiro - RJ, 20241-050 -
ちんちん電車が通っています。
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ストリートアートが楽しめますが、
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ぼろぼろの建物もかなり多い。
ここの下はタピオカ屋さんで、けっこう人気店のようでした。
逆に こういうのがかわいいと思ってしまう、ぼろぼろマジック・・・。 -
サンタテレーザの絵が描かれています。
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こんな鮮やかな邸宅があると思えば、
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こんなぼろぼろ建物
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サンタテレーザのにぎやかなところはすぐ終わってしまったので、早めのお昼を食べることにしました。
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オーナーのがらくたコレクションを飾ったような味のあるお店。
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フェイジョアーダをいただきました。
奴隷の多かったリオデジャネイロは あまり肉と豆をいっしょに煮込んだフェイジョアーダが有名です。 -
お昼を食べたら、CHACARA DO CEUに戻りました・・・が、13時になってもまだ開いていません。
聞くと、道で電線工事をしていて、電気がないのだとか。
仕方がないからあきらめて帰ろうとすると、電気工事をしている人がもう終わったよとのこと。
急いで戻って、無事鑑賞することができました。 -
ここは ビジネスマンとして大成功したCASTRO MAYA氏の邸宅で、モデルニズモ建築の邸宅に 有名なアートコレクターだった彼の貴重な古い書籍、美術コレクションが残されています。
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書斎。
家具も趣味がよいです。 -
モデルニズム建築。
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ピカソのスケッチブック・・・すごいものがひっそりとある!!!
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美術本や ブラジルや世界の小説の古い本のコレクション。
青い壷が 美しすぎる!!! -
昔大金持ちだった美術コレクターの邸宅の見るのは本当に楽しい。
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聖母マリア像。美しい・・・。
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階段から見た食卓。
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ため息の連続でした。
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やせぎすのトラ猫ちゃん。
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ここに住んでいるようですが・・・あんまりやせてて心配。
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さて、サンタテレーザ地区を後にして、向かったのは CATETE地区にある MUSEU DA REPUBLICA、別名CATETE PALACE.
王政から共和政に移ってからの展示のある博物館です。歴代大統領についての展示があります。
それまでの時代、ポルトガル王室がリオデジャネイロに移転してから、ブラジルがポルトガルから独立、共和制に移るまでの展示は 後日訪れるIMPERIAL PALACEにあります。
この写真は有名なカヌードスの反乱のもの。
バイーア州の貧しい土地の集落カヌードスに、一人の巡回説教師が千年王国を開こうとし、支持者が多く集まり、政府にとっての脅威になったので、3度の遠征で皆殺しにした事件。1890年代の事件。 -
これはオズワルド・クルスの風刺画。ブラジルの公衆衛生局の長官や厚生大臣を歴任し、ブラジル中に衛生の考え方を広める活動をし、リオデジャネイロや他の都市での伝染病を食い止めました。
でも、当時は予防接種の知識がなくて、マラリアや天然痘の予防接種が義務付けられたとき、国民の猛反発にあったときの風刺画です。「ワクチン反乱」と呼ばれ、ストライキやバリケード、路上での警察との銃撃戦にまで発展したそうです。おもしろいですね。 -
この建物は 共和政になってから、ここをオフィス兼大統領の住処として使われました。
この屋敷の前の持ち主は いくつもコーヒー園を持ち大富豪であったノヴァフリブルゴ男爵の巨大な富で建てられたもので、当時は新しい建築様式などがふんだんに使われた邸宅だったそうです。 -
ノヴァフリブルゴ男爵の死後、ヨーロッパのホテルグループが購入したものの、そのうちブラジル政府が国の行政機関として使うようになりました。
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コーヒー園をいくつも持つコーヒー男爵、ノーヴァ・フリブルゴ氏。
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三階建てです。
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階段も王宮かと見まごうほどの豪華さですね。
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この部屋は一番特徴的な部屋で、中東モチーフが使われています。
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中東の幾何学的な模様。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
いくつも豪華な広間が続いた上には 質素な書斎部屋が。
独裁政治を送った有名なジェトゥリオ・バルガスの仕事部屋でした。
下の豪華な部屋と比べるとずいぶん質素です。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
独裁者ジェトゥリオヴァルガス大統領の仕事部屋。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
ジェトゥリオ・バルガスと婦人の寝室。
割とシンプルな部屋です。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
エントランスのタイル。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
正面。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
この前は大きな庭園が広がっています。現在は市民公園となっています。
共和政博物館
Catete Palace: Museum of the Republic
R. do Catete, 153 - Catete, Rio de Janeiro - RJ, 22220-000 -
MUSEU DA REPUBLICAのカフェがしょぼかったので、JARDIM BOTANICO地区のカフェへ。
BASTARDA
R. Von Martius, 325 - Loja F/G - Jardim Botânico, Rio de Janeiro - RJ, 22460-040 -
本格カフェです。
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カフェのすぐ近くが 湖なので、遊びに行きました。
この日は曇空でした。 -
こんな天気なんですが、実はリオデジャネイロの夏は猛暑で有名なので、この日はそれほど暑くなく、ラッキーだと思っていたのでした。
我々の滞在期間はラッキーなことに30度以上にはなりませんでしたが、帰った翌日には体感温度が45度近くなっていました。 -
公園でポップコーンを売ってるおじさん。
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子供って何でも遊び道具にしてしまうのですね。
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その後、疲れた夫が休息している間、息子と二人、前から気になっていた、ボタフォゴ地区のワインバーへ。
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こじんまりとした素敵なワインバ-でテンションがあがりました。
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中も素敵なのですが、外が気持ちよさそうで、外の席に座りました。
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ワインが所狭しと並んでいる様子は圧巻です。
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こんな手作りパスタを見せられたら食べたくなるというもの。
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えびのパスタ。
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人が増えてきました。
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クリスマス以降でもなかなかお客さんが入っています。
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翌朝、朝食を食べに訪れたカフェ。
Da Casa da Táta
Rua Professor Manuel Ferreira, 89 - Lojas N e O - Gávea, Rio de Janeiro - RJ, 22451-030 -
アメリカンカントリーぽい おばあちゃんのおうちって感じのカフェ。
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リオのカフェって おうちにいるようなカフェが多い気がします。
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今日も岩山だらけのリオを走ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2019/01/08 01:51:35
- こんにちは♪
- solさん、こんにちは
以前、solさんの旅行記にお邪魔したことがあるのですが
以来ご無沙汰しております。
この度はご訪問、そしてフォローもしていただきまして
ありがとうございました。
solさんの旅行記は日本から訪れた観光客目線のものとは違い
現地人目線ですので有益な情報が多くとても興味深いです。
と言いながら、あのやせ細った猫ちゃんが気になって、気になって~!
また楽しみにお伺いさせて下さいね♪
sanabo
- solさん からの返信 2019/01/09 06:02:19
- Re: こんにちは♪
- SENABOさん、再度の観覧ありがとうございます。
そう言っていただけてとってもうれしいです。ブラジルに来てもう23年、そろそろ日本での生活よりも長くなろうとしていますので、ブラジルへの愛国心が深くなってまいりました。もっとブラジルについて知りたいという強い気持ちから、サンパウロの人にも危険だと悪評の高いリオへ行った次第です。
やせ細った猫ちゃんは観光地に住み着いているし、きっと観光客たちにかわいがられていることでしょうから、問題と思いますよ(笑)
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