駆け足！珠江デルタ周遊2泊3日(3)広州半日主要観光地巡り編

2018/12/16 - 2018/12/18

開平から広州に移動し、最終日を迎えました。
昨日に続き、今日も半日で広州の主要観光地を巡るという駆け足観光です。
騎楼など、嶺南の建築様式が気に入り、楽しい街歩きとなりました。

（旅程）
□(1日目) 9:25関西国際空港発→12:50香港国際空港着（CX597)
　　　　　→港珠澳大橋香港口岸→珠港珠澳大橋海口岸→珠海駅前
　　　　　17:00 珠海発（長距離バス）→19:10開平着
　　　　　（宿）開平新世界大酒店

□(2日目）公共バスで開平望楼群巡り
　　　　（立園・自力村・馬降龍・錦江里）
　　　　　15:15開平発（長距離バス）→17:45広州着
　　　　 （宿）米蘭花酒店（hotel elan)

■(3日目) 広州市内観光
　　　　（石室聖心大聖堂・沙面・上下九路・陳家祠・六榕寺
　　　　　西漢南越王博物館・越秀公園）
　　　　16:00広州白雲空港→20:10関西国際空港着(CZ393）

これは、3日目広州半日主要観光地巡りの記録

１日目港珠澳大橋経由・香港空港～開平までの移動編
https://4travel.jp/travelogue/11434228

2日目バスで回る開平望楼編
https://4travel.jp/travelogue/11434171

エリア 広州(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空 中国南方航空

またシートベルトチェックを受けつつ、バスに揺られること2時間半。
17:45 広州省バスターミナル着。
人も多く、都会にやってきた感があります。

ここから今日のホテルは1kmほど。
噂に聞いていた治安が悪いというほどではありますせんが、道中は何だか薄暗く、そしていたるところに公安がいます。
明るいうちについてよかったと思いました。
周囲は服飾関係の店が軒を連ねています。道中の写真など撮る気分にもならず、ひたすらホテルを目指します。

広州省汽車客運站 バス系

本日の宿　Hotel Elan（米蘭花酒店）　1泊280元（≒4700円）
チェックインすると、なんと英語での応対！
まさかこの旅行中に英語を聞くことがあるなんて！
料金は500元！？
あー以前深センに行った時に続き、またやってしまった。
広州は都会なので保証金も高いようです。

深センで保証金が足りなかった話はこちら↓
「HK express☆深セン周遊週末旅(1)一日目大鵬所城編」
https://4travel.jp/travelogue/11190195

お金を分散していて、すぐに500元見つからず、結局クレジットで支払い。
客室は広くはないですが、シンプルでおしゃれな内装です。

ホテル エラン広州 (広州米蘭花酒店) ホテル

シャワーだけですが、バスルームも清潔。

開平で歩き回ったので流石に疲れました。
こちらにくる前は、早く着いたら北京路など繁華街に行くのも良いかと思っていましたが、とてもそんな気力はないです。

ホテル外観。
疲れていますが、お腹はすいているので、晩御飯を食べに行きます。
怖がりなので、食は広州に有りの言葉など関係なく、もう同じ通りの店ですませることにします。

老張頭餃子館という向かいの餃子屋がにぎわっていたので入ってみます。

ニラ餃子と湯麺を注文。25元（≒430円）

餃子だけで十分粉物なので、麺じゃなくて、1元のスープにすればよかったかも。
周りのお客さんはみんなスープにしています。
餃子はもちもちしていておいしいです。
店には東北と書かれていて、全く広州料理ではないですがよいのです。
店の人は本当に東北の人なのか、他のお客さんとも普通話で喋っていました。
この付近は東北料理や、蘭州料理の店が多く、イスラム教の方も多いようでした。

周辺散策もせず、ホテルに帰って寝ます。

3日目朝になりました。
今日午後に日本に帰ります。
広州観光時間は半日しかありませんが、都会で地下鉄もあるので、昨日よりは気楽です。

7時開始の朝食に一番乗り。
品数は多くありません。

7:30 ホテルをチェックアウトし、早速広州観光へ。
今日の予定は地下鉄広州駅で、広州など広東省各都市で使える交通ICカード嶺南通を買った後、
①石室聖心大聖堂
②沙面
③上下九路
④陳氏書院
⑤六榕寺
⑥西漢南越王博物館
に行き、越秀公園駅から地下鉄で広州白雲空港に向かう予定です。

時間が余ったら越秀公園もよろうかな～。

昨日薄暗かった通りも、朝で明るく、2回目なので落ち着いて通れます。
7:45 地下鉄広州駅着。
嶺南通を自動販売機で購入できるとネット情報で見たので試みましたが、50元札しか受けつかなかったようで、結局筆談で窓口で購入。（50元≒860円）
8:00 広州駅発→8:11 海珠広場駅下車 2.85元　IC割引されている？

広州駅 駅

8:20 石室聖心大聖堂到着。
石造りのゴシック様式の教会です。
中々よい見た目です。
中も少し覗いてみましたが、信者の方々が座られていました。

快晴です。
広州より開平市街地の方がスモッグがひどいとは。

次は沙面に向かいます。

石室聖心大聖堂 寺院・教会

8:28 地下鉄一徳路駅発→8:35 文化公園駅下車　1.95元

8:43 沙面着

かつてイギリス、フランスの租界だった場所です。
東西に長く、中央を東西に横切る沙面大街が走っています。

教会。

西洋建築が並びます。

広州はこのシェア自転車が盛んなようで、至るところで見かけました。
乗り捨てとかどういう仕組みなんだろう？？

木々が多く、落ち着いた街並み。

沙面公園。
中国の公園お決まりというか太極拳している人達がいました。

あちこちに銅像が配置されています。

沙面公園 広場・公園

こちらにも。

道でも太極拳が行われていました。

遠くを覗き見。

9:00 沙面観光を終えて、次は歩いて北上し、上下九路に向かいます。

沙面から上下九路までの道中は、乾物屋など下町の景色が広がっていました。

途中のパン屋。元朗という字を発見し、以前食べた元朗の美味しい老婆餅を思い出して思わず入ってみました。
老婆餅購入。4.5元。

9:12 上下九路到着。
歩行者天国になっています。

朝なのでほとんどの店はまだ閉まっており、人もまばらです。

上下九路歩行街 その他の店舗

騎楼という１階がアーケードになっている建物が連なっています。
ステンドグラスがきれいです。
沙面と同様ところどころに銅像が配置されてます。

9:22 蓮香楼
予定ではここで飲茶をしようと思っていたのですが、まだお腹がすいていないので、やめました。
いつものことですが、読めるメニューが限られているので、麺など粉系に食事が偏ってしまい食欲が減退している中で、一人飲茶をする根性が無いのです。
広州名物のお菓子も売っていて土産に良いという情報があったのですが、適当なものがなかったので土産も買わず。

蓮香楼 アジア料理

隣に併設のパン屋があったので、エッグタルトを買いました。２元。
まだ人通りも少ないので食べ歩きします。

9:34 近くに十月初五というお菓子屋を発見。
こちらの方がパッケージがかわいくて、サイズも土産にちょうど良いのでこちらで土産用菓子を買いました。
マカオって書いていますが笑

まっすぐ歩いてきたら、いい感じの通りになってきました。

ステンドグラスの扉が素敵。

粤劇芸術博物館という何とも興味深そうな施設発見。
今回の旅行でほとんど見かけなかった西洋人観光客がいました。
次回広州に来る時にはぜひ寄ってみたいです。

それにしても蓮香楼を少し歩いたら右折するはずなのですが、さすがに行きすぎている気がして調べたら、本当に行きすぎていました。
来た道を戻ります。

行き過ぎたので地下鉄駅まで大分かかってしまいました。
9:53 長寿路駅着。
マックスバリューがあるようです。
地下鉄一駅乗って陳氏書院に向かいます。

長寿路駅 駅

10:00 陳家祠駅着。 1.9元
駅から表に出ると、トロリーバスが走っていました。

陳家祠駅 駅

陳氏書院は駅出口すぐそばです。
入場券を買い、早速入場。（10元）
ここでもパスポート提示を求められました。
今回旅行中初めて、サッとパスポートを出せました。
聞き取れた訳ではなく、値段の後に何か言われたらパスポートという条件反射。

陳氏書院 (陳家祠) 博物館・美術館・ギャラリー

素敵！
レンガと木とステンドグラスの折衷具合！
中は昔の家具など。

その他、広東省の工芸品が展示してあります。
象牙細工や、陶器など。

こちらの彫り物も凝っています。

屋根の細工も凝っています。
あまり期待していなかったのですが、こちらの建築様式がわりと好みで楽しかったです。

10:25 終了

陳氏書院前の広場で、さっき買った老婆餅を食べます。
間違って緑の餡を買ってしまいました。
そういえば翡翠って書いてたな～
うーんやはり本物の元朗老婆餅にはかなわない…

続いて六榕寺へ向かいます。
再び地下鉄陳家祠駅から一駅乗車、西面口駅下車。

中山六路を歩いていきます。騎楼がいい感じの通りでした。
旧市街だからか、中国なのに、道路幅が狭いのも安心感が持てます。

ゆったり。

10:50 六榕寺到着。5元
入口でチケットを渡すと長い線香をくれます。
皆の真似をして線香に火をつけ、立ててみます。

写真の多重塔が有名なのですが、想像通りの塔だったので、ここは時間が無かったら飛ばしても良さそうです。

次は歩いて西漢南越王博物館に行きます。

六榕寺 寺院・教会

通りは街路樹が多いです。

高いビルもあります。

11:22 西漢南越王博物館着　

昨夜ホテルで調べた百度地図の検索が間違ってて、博物館の裏山に回るルートが表示されたおかげで、意味なく山登りして引き返してきました。あーしんど。
解放北路沿いにあるので、道路をまっすぐ歩いてくればすぐだったのに。

こちらは前漢時代南越国の第二代国王文帝の墓が発見された場所に建てられている博物館です。
入場料　12元。

西漢南越王博物館 博物館・美術館・ギャラリー

これが見たくて来ました。
多数の玉片を絹糸でつないで作られた玉衣。
玉で体を覆い、さらに結界のようにさらに棺内にも複数個の玉をおさめていたという解説ビデオが面白かったです。

ここが墓室です。

ここの博物館、見応えがあるのですが、動線が悪いのが欠点です。何回か同じところをうろついてしまいました。

この博物館が一番楽しみだったので、とりあえず予定していた観光を全て消化でき、大満足です。

12:00 ちょっとまだ時間がありそうなので、近くの越秀公園にもよってみる事にしました。
巨大な公園で市民の憩いの場となっているようです。

越秀公園 広場・公園

取りあえず名物の鎮海楼と、五羊石像だけ見る事にします。
公園自体が丘にあるのですごい坂です。

12:15 鎮海楼着。
丘のほぼてっぺんにあります。
廣州博物館として利用されているようですが、時間がないので外観だけ見て、五羊石像に向かいます。

鎮海楼 建造物

12:21 五羊石像着。
鎮海楼から坂を下って、最後に長い階段を上った先にあります。
羊に乗った五人の仙人が広州の地に降りたち、豊穣をもたらしたという伝承に基づいており、広州のシンボルらしいです。
多くの人で賑わっています。

こちらの丘の上には城壁があるようです。
時間があったら行ってみたかったなあ。

越秀公園見物を終えて、越秀公園駅から空港に向かいます。

公園出口を出て、駅に向かっていると飲食店が。
空港で食べようかと思っていたのですが、流行ってそうなので、この杭州小籠包という店で食べる事にします。

先に店の外で注文して、会計するようです。
店内のお客さんの食べているものを見ると、混ぜそば的なものか、せいろご飯のほぼ2択なようで、どちらもとてもおいしそうなのですが、読み方が分からない！
唯一読める牛肉麺を頼む事に。16元。

食べたいものが注文できず、残念極まりないのですが、ここの牛肉麺おいしい！
今回の旅行で食べた中で、一番おいしかったです。
昨日は東北、今日は杭州、滞在中、食は広州に有りを全く体感できていないのですが、良いのです。

12:40 越秀公園駅発

13:40 白雲国際空港着。
第一ターミナルと第二ターミナルがあり、初め間違えて第一ターミナルに行ってしまいました。
巨大で綺麗な空港です。

チェックインカウンターでは、職員が中国語で喋ってきました。
チェックインするだけなので内容が限られてるのと、聞き取りやすい普通話を話す人だったので、何とか対応できましたが、中国旅行は厳しいなぁ…

香港空港と比べると、空港内の店は少ないです。
お茶や、中国の手工芸品など、中国らしい土産は手に入ります。

時間が余ったので、何か飲み物を飲むことにします。
沙面で気になったのですが、入らなかった猫屎咖啡が空港内にもあったので入ってました。
私以外客はいません。
それもそのはず。こちらの飲み物一杯41元！
沙面で入っておけば良かったな。
超甘い。

16:00広州白雲空港→20:10関西国際空港着(CZ393）

初めての中国南方航空。座席モニターは無し。
行きがキャセイだったのでちょっと落差を感じましたが、機内に何台か設置されているモニターで懐かしいレスリーチャンが出ている香港映画が流されており、それが意外と楽しめたのがよかったです。

予想以上によかった開平、嶺南地方の建築が気に入り町歩きを楽しめた広州と、駆け足ながらも楽しめた旅でした。
広州は今後華南地方旅行の拠点都市として期待が持てそうで、再訪を誓いました。