東北飛行機利用温泉フリーツァーの旅 鶯宿温泉

2018/12/10 - 2018/12/12

友人に誘われて伊丹空港発花巻空港着で鶯宿温泉連泊のツァーに参加してきました。鶯宿温泉は雫石駅から車で15分ほどの渓谷沿いにある温泉街で源泉掛け流し温泉です。空港からはバスとJRを乗り継いで雫石駅へ。宿からの迎えの車に乗って温泉街に到着。直前まで路面は乾いていたのに鶯宿温泉に入ると圧雪になりました。
温泉は源泉掛け流しで露天風呂はお湯に入っていると温めの湯が好みの私には丁度良いお湯でした。
連泊で中日はこの宿でゆっくりしたい、と思う心地よい宿したがお天気の良さに誘われて温泉街からバスでつなぎ温泉へ。その後盛岡の県立美術館でゆっくりして宿に戻りました。
チェックアウトの日は午後便ですが10時に宿を出て駅まで送ってもらいました。お天気がよければ盛岡や花巻の辺りで行きたいと思いましたが前日夜から雪になって道路状況も悪いので早めに空港へ。

エリア 岩手

東北格安ツァーは伊丹空港から花巻空港へ。事前に送られてきたＥチケットで事前に座席指定とマイル登録を行っていたので当日は手荷物検査場に直行出来ました。フライトはガラガラで一人で２席使えました。
花巻空港から雫石駅までは自力で移動なので空港バスでまずは盛岡まで。盛岡では盛岡３大麺の冷麺を駅前の有名店で食べようとぴょんぴょん舎へ。昼過ぎでしたので混んでおらずすぐに案内されました。この日からタン塩半額キャンペーンを行っていたのでタン塩と冷麺を頼みます。冷麺は辛さを自分で調節できるタイプに。冷麺もキャンペーン価格で両方で１０００円。美味しかったです。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店 グルメ・レストラン

盛岡駅から田沢湖線で雫石へ向かいます。盛岡では路面に雪はなかったのにやってきた列車は雪まみれ。

盛岡駅 駅

雫石駅には頼んでおいた迎えの車が来ていて鶯宿温泉まで行きます。直前から路面も圧雪に。

長栄館 生まれたての美肌の湯を愉しむ 源泉かけ流し100％ 宿・ホテル

鶯宿温泉は渓谷沿いに古くからの温泉宿が並んでいる温泉街ですが、盛岡からバスでも車でも４０分ちょっとで来れるようでこんな山間に沢山の宿があるとは思っていませんでした。館内は広くて奇麗です。奥にはカフェスペースもあって自家製のアップルパイが美味しそうでした。
チェックインの時には２日目に清掃が入っても良いかと言うことと、チェックアウトの時の駅まで行くバスに乗る時刻を尋ねられました。田沢湖線の本数が少ないのでフライトに間に合うように出るための選べる時間は２つしかありません。
感じが良い対応でした。

お風呂の入り口には大きな壺が。浴室は広く脱衣場も広々清潔です。鍵付きの貴重品入れもあって鍵など入れられます。
お風呂は源泉かけ流し、３種類の浴槽があり、一つは露天風呂。でも屋根があって雨や雪の日も濡れずに入れます。ちょっと熱めのお湯が露天では丁度よく渓谷の眺めもあって良いのですが、のぞき見防止のフェンスがちょっと邪魔。でもゆっくりとできます。温泉宿によくある売店で売っている様々なグッズを置くこともなく、洗顔用のフォームは浴室の棚にあるので必要な人だけが洗い場に持って行って使う方式なのも気持ちよかったです。

翌日鶯宿温泉のバス停まで車で送ってもらいます。歩いても５分ぐらいですがちょうど駅まで送っていくバスがあったのでそれに乗せてもらいました。手前がバス停の待合所で奥に観光案内所とあったので立ち寄ります。

バス停前にあった看板。雪のない季節は散策も楽しそうです。

観応案内所の中に置いてあったゆるキャラケギョきち。建物のお隣には共同湯もあります。ここで入浴券を売っていますが、閉まった後は現金でも払えるようです。

鶯宿温泉と盛岡を結ぶバスは一日に数本あり途中つなぎ温泉に停車します。鶯宿温泉から乗ったのは私たちだけでしたが、途中からぽつぽつと乗ってくる人がいました。

つなぎ温泉のバス停で降りてすぐ前の観光案内所に立ち寄ります。
ここで散策マップと日帰り入浴マップを貰ってどこに行くか検討するつもりでしたが火曜日昼限定の日狩り入浴２回券１２００円というのを売っていたので聞くと二人で使用することが可能だとのこと。
入浴マップで確認すると今から入れる立ち寄り湯で源泉かけ流しで設備が良いのは徒歩５分の大観というこなのでそこに決めていくことにします。

入浴券は１１時から有効なので入浴前に少しつなぎ温泉を散策。少し上ったところにねこいし足湯がありました。
この温泉街にはいくつも足湯があります。
奇麗でした。

ねこいし足湯 名所・史跡

ねこいし。

友人は神社まで行ってくると言ってさらに上って行きましたが、私は一足先にホテル大観に。ねこいしから徒歩分程度。最後の坂がちょっときつかった。

盛岡つなぎ温泉 湯守 ホテル大観 宿・ホテル

入り口には飲泉湯もあり湯守の湯の説明もありました。

ホテル大観のカフェから見た景色。前にある湖はダム湖のようですが、奥に綺麗に山が見えて雫石のスキー場も見えます。
ホテルの浴場からもこの景色は見えました。温泉は女性用と男性用はフロアがわかれていて女性用が上です。浴室は３種類あり、内湯からはガラス張りの窓から展望がありました。寝湯もあります。打たせ湯のある露天風呂とべっと露天風呂がありましたが、どこも平日だったからかそれほど混雑していませんでした。お湯は源泉かけ流しということで湯の華もたくさん。
通常の外来入浴料金はタオル付で１０００円で、この火曜日限定２回券1200円にはタオルはついてませんがかなりお値打ちでした。

カフェでたい焼きジェラートというのを頼みましたが、あついたい焼きの皮にバニラアイスが挟んであるのですぐに溶けて食べるのがちょっと大変。
このホテルは映画のロケ地にもなったようです。

ホテルを出てすぐ下の湖のほとりの公園に行くとシオン像があります。

つなぎ温泉バス停からバスに乗って盛岡を目指し途中でタクシーに乗り換えて県立美術館に。ここは萬鉄五郎の部屋があるので以前も来たことがあります。エントランスからながーいアプローチのあと階段があってその手前にグランドピアノがあるという印象的な建物です。

岩手県立美術館 美術館・博物館

上から見るとこんな感じ。1階は特別展、2階に常設展示があります。

今回は滋賀県立陶芸博物館からたくさんのうつわが来ていました。この看板の前に建つと器に入っているように撮影できます。

津波で流され破損した状態で見つかったブロンズ像「岩頭の女」。陸前高田市体育文化センター開設記念で昭和53年3月に製作設置されてあの3・11まで陸前高田にあったのが今ここに足首も腕ももげた状態で帰れる日を待っています。40年間ずっと色々なものを見続けてきているこの像が一日も早く戻れる日が来ますように祈りました。

県立美術館の２階の窓から見た岩手山。雲が切れて全体が綺麗に見えました。

県立美術館からはバスで盛岡駅に向かいます。ここは多くの人は車で来るのでしょう。美術館前まで来るバスは１時間に１本の巡回バスだけ。
地方都市では敷地に余裕がある街の中心地から離れたところに立派な建物の美術館や博物館をたてることが多く結果的に入館者が少なくなっていると思います。駅から徒歩圏内の秋田に比べると賑わいが少なく良い収蔵品があるのにちょっと残念。当日はどうみても職員の数が来館者より多く将来自治体のお荷物になるのではと懸念します。

二日目の夕食の始まり。朝夕とも連泊の人には変えていました。

翌朝は起きてみるとかなり雪が積もってました。

長栄館 生まれたての美肌の湯を愉しむ 源泉かけ流し100％ 宿・ホテル

一晩で16cm以上積もっているようです。
帰りのフライトは午後なのでお天気がよく路面が乾いていたら花巻空港から遠くない萬鐵五郎美術館に鉄道と徒歩で行ってみる気になっていましたがこのお天気では無理そう。

盛岡駅に来てみると盛岡も雪で前日とは大違い。友人は盛岡がはじめてなのでこの雪の中市内観光へ

盛岡駅 駅

駅では盛岡のソウルフードとして有名な福田パンのあんバターサンドを購入。他のおかずパンサンドも買ってみたかったけど2つは無理な大きさなので。

駅前のバスセンター前からみるとこんな状態なので私はさっさと空港へいくことにしました。

花巻空港へはフライトに合わせて盛岡駅から花巻空港駅経由でバスが運行。盛岡駅からもそれほど乗客もおらず数人が乗り込み。花巻空港駅では１人だけ。空港駅と名乗るのなら乗り入れてほしいけど無理でしょうね。

花巻空港にあったユーミンのパネル。「緑の町に舞い降りて」が空港ソングになっているのだとか。
空港で友人と搭乗待合室で合流。雪の中いくつか回ってきたそうです。
飛行機は早い。伊丹空港へは2時間かからず到着。今回は鶯宿温泉という盛岡から近いところの温泉にはじめて行けて良い旅となりました。秋田の乳頭温泉とも少ししか離れていないけど県が違うので公共交通機関で行くことは出来ませんでした。次は雪の無い季節に車で来てみたいと思いました。

花巻空港（いわて花巻空港） 空港