Japan　「ぶらっTokyoさんぽ」　　職人が一番しゃべる日　　　　　　　おおたオープンファクトリー

2018/11/17 - 2018/11/17

東京都の主催する「ぶらっTokyoさんぽ」とは
都内各地の魅力を発信し、地域の観光振興につなげる取組として
平成30年10月～11月の2ヶ月間
都内各地の観光協会等の街歩きツアーを集めたイベントです。
https://www.burattokyosampo.com/

「歴史・文化・自然から話題のスポット＆グルメまで、
地域を愛するガイドやその道のプロなど
個性豊かなガイドが魅力溢れる東京をご案内」

今日は大田区の町工場歩きに参加しました。

おおたオープンファクトリー（OOF)とは？
3000を超える太田区の町工場を期間限定で一斉公開するイベント。
1ミクロンの誤差も許されない手仕事の工場から
大きな最先端のマシンが何台も並ぶ工場まで
さまざまですけど、職人さんと話せたり職人技を肌で感じることができるイベントだそうです。
https://www.o-2.jp/mono/oof/

島部エリア、臨海部エリア、六郷エリア、新田丸エリアで日程が違いバスツアーや無料シャトルがでてるのもあるとかで詳細はHPをご覧ください。

下町ロケットというテレビドラマ、見てないのでわかりませんが
太田区なのかな？

エリア 蒲田(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

東急多摩川線武蔵新田駅に集合して
ボランティアガイドさんと一緒に歩きます。

はじめに案内されたのは北嶋屋。
http://kitajimaya.jp/liquor.htm
生原酒を量り売り！試飲もできる。
でもガイドさん、立ち寄ってくれなかった（涙）

「世界で一つのプレゼント」の意味は
試飲したお酒を、お客が選んだボトルに詰め
オリジナルラベルを貼ってプレゼントできるという意味。

「ボトルも、飲み終えた後もインテリアや花瓶として使えるものを
取り揃えています。」
わ～お。しかも
「 筆を使って、名前やメッセージや好きな言葉
簡易なものであればロゴや絵等も書く事が出来ます。」

生原酒っておいしいんですよね～。
何も手を加えてないので濃くてコクがあって。
寄ってみたかったなあ。
←帰りに自分で寄ればよかったのにしつこい唐辛子婆。

ほかにもおいしさうなケーキ屋さんとか紹介されましたが
写真を撮り忘れました。

それから新田神社に。
こちらは新田義貞ゆかりの神社のやうです。

「新田義貞の息子で
多摩川の矢口渡で壮烈な最期を遂げた新田義興公をお祀りしています。
江戸時代、徳川家が新田氏の系譜に連なることから篤い崇敬を受けました。」

「平賀源内が境内の竹林の竹を用いて「矢守」を考案したことから
「破魔矢発祥の社」として知られています。」

七五三の

かわゆらしい人がここにも。

大きなケヤキの　

ご神木。

わ～お、ハートの絵馬がい～っぱい！
縁結びにご利益があるのかな？

えっ？恵比須様だけが日本出身だって？
どうりでほかの神様たち、中国っぽいなと思ってたのよね。

次に寄ったのは十寄（とよせ）神社。
こちらも新田軍にゆかりの神社のやうです。

狛犬が普通のと時代が違うそうで
←享保の狛犬だそうです。
さういへばお雛さまも享保雛って素敵ですよね？

尻尾がこうだし

お顔も人間みたいです。

さて、これからが工場見学です。
「多摩川沿いの大手産業の下請けや孫請けとして
無数の小さい工場がある。」と
ガイドさんの詳しい説明がありました。

クリーニングの白洋舎のお隣には

キャノン

キャノンのカメラだいすき♪

これは会社でも工場でもありませんが
シュールな雰囲気ですね。
「都営矢口二丁目アパートなんですけど
このつっかい棒みたいなのは耐震のためだそうですが
つけられたお宅はうっとうしいでしょうね。」

（有）多摩川鈑金鉱業所は精密鈑金専門の工場。
ロボット部品や観測装置部品を手がけています。

左に見えるロボットの手（ピンクの）と
じゃんけんができます。
じゃんけん勝者への記念品プレゼントは
数量限定でもらえなかった（泣）

←なんて大人げない唐辛子婆！

東京高圧工業（株）では鋳造体験ができます。

この工場の息子さんが小さい時に作った部品利用のロボット。
かわいい！
「ちゃんと動くんですよ。」お母さんはいとおしげ。

もしかしてこの人がロボット作った息子さんかしら？

うふふ。

部品たちがとても美しく見える。

溶かした錫（すず）はとても高温で危険なので
軍手と防具眼鏡必着です。
やってみませう。

ひしゃくですくったら素早く金型に注がなくてはなりません。
素早くしようとするとこぼれる～。

金型に入れた錫は
すぐに抜き取ってバケツの水？で冷やします。
（この工程は危険なので工場の方がやってくださいます。）

北斎だいすきな唐辛子婆はもちろんこの
Great Waveをチョイス。
こぼさずに済んだので素敵な文鎮ができました♪

さてお次は佐藤機械ではなくて

ドクター・ヤスヒサ（早大で博士号とってる）の

（有）安久工機の

触図ペン（大田区の福祉大賞受賞！）

ミツロウのはいったペンで描くと線がすぐに固まって
盛りあがっているので
目の不自由な人が絵を感じることができます。

うふふ、日本人は鳥獣戯画が好きね。
こないだ訪れた国立の一橋祭のポスターも
このウサギとカエルだったわ。

このペンは一本約5万円ですって。
早くもっとお安くなればいいですね。

触図ペン画の見本のドラゴン

すんごい！

眼の不自由な子供たちに
「粘土で動物を作ってごらん」といったらはじめ
「見たことないもの作られへん。」と言っていたのに
練習してできたものは「背骨を感じられる猫」だった。
という番組を思い出しました。
眼の見える子供にはできない芸当です。

そして目の不自由な人は
倍速早送りのテープを難なく聞き取ることができる
と聞きました。
それに驚くと「こんなこと誰でもできると思っていた！」

まだまだ発見されてない能力があるように感じられ
この触図ペンもさういった発見に役立つといいなあと思いました。

「このおおた町工場には中卒のたたき上げも院卒もドクターも
世界でここだけの製品を作ってる人が沢山いるんですよ。」

その製品がNASAとかものすんごい分野で使われてるんですよね。

「何に使用するかは見学の時に見てもらいます。」
見たかったなあ。

こちらは工場の階段をあがると

とても美しいアクリルのチェスがお出迎え。
水族館の水槽もここで作られてます。
ものすんごく分厚い！

こちらは富士ダイス（株）
鉄より硬くて重い「超硬合金」金型で日本一！
超硬耐摩耗工具の製造販売
自動車部品、飲料缶、ガラスレンズなどを作るための金型を作っています。

関西弁って関東の人には
真面目な話もお笑いに聞こえてしまって
それはそれでおもろくて大好きなんですけど
この方の説明はわかりやすくてと～ってもさわやかで
素敵でした。

って、何がいいたいねん？
←イケメンだったっていいたいねん。

ご自由にお試しくださいいうたかて覚悟がいりまんねんで。

手前のがいっちばん重い！
手ぇのひらに乗せるときも片手では支えきれへんので
両手で踏ん張らんと転んでしまひさう！
足の上に落としたら絶対に骨折してしまふでぇ。

この超硬い金属を加工するには
ダイヤモンドで削るしかないんやて。

「富士ダイスさんは（大きすぎてきれいすぎて）
町工場とは言いがたかったですね。
こちらの建物なんかが典型的な工場長屋です。」
いろんな極小企業が入ってるやうです。

さて、おしまいは「くりらぼ多摩川」へ。

太田の物づくり体験や創造まちづくり活動の地域交流拠点
「くりらぼ多摩川」にはカフェ屋台や

お試しで何か作れるコーナーがありました。
手前の鉗子は「着色しなくてもはじめから色がついている」
そうです。

はんこを　

作ってみやうかな？

町工場らしい雰囲気

安全十則

テーブルの上にいろ～んな部品がぎっちり

ネックレスを作ってる人がいたので

唐辛子婆はピアスを作ってみました。

パンフレットによると
合羽橋で有名な食品サンプルの製作体験が参加費無料
と書いてあったのでやってみたかったんですけど
「整理券もらった人だけ」とのこと。
残念でした！

面白かったので次回、違うエリアの見学もしてみたいです♪