◆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

2018/11/06 - 2018/11/06

☆福島県の紅葉は佳境を向かえ紅葉は里山まで降りてきました(撮影は１１/６)。
今回の紅葉狩りに選んだのは福島県中通りの最南端の
西郷村(にしごうむら)にある阿武隈川の支流、鳥首川の滝群の紅葉です。
紅葉観光としては阿武隈川源流に架かる『雪割り橋』が有名ですが
その雪割橋近くで阿武隈川に合流するのが鳥首川で
西郷村では一帯を『西の郷遊歩道』として整備しています。
大きな滝はありませんが美しい滝と紅葉のコラボレーションが手軽に楽しめる
お手軽な遊歩道です。

エリア 西白河・岩瀬(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

☆西の郷遊歩道　滝めぐりMap。

※地理院地図に加筆。
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#15/37.182715/139.988801/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

阿武隈川に架かる『雪割橋』周辺は現在『新雪割橋』建設のため
道路事情が以前と少し違っています。
現地の指示に従い通行してください。

西の郷遊歩道には主な滝が４つあり、４滝とも阿武隈川本流ではなく
阿武隈川の支流である鳥首川にあります。
どの滝もそう大きな滝ではないし、すごく見栄えがするわけでもないので
紅葉の時期以外はあまり人出はありません。
紅葉の名所『雪割橋』から阿武隈川の渓谷を見下ろすなら橋のたもとの駐車場に止めますが、西の郷の滝めぐりをするなら橋を渡り舗装道路を右手に進み終点の駐車場を利用します。

☆西の郷遊歩道　“熊のすべり台”への現地案内板。

まず最初に向かうのが４滝で一番上流にある“熊のすべり台”です。
名前はすべり台ですが、これが滝の名前です(^_^;)。
いかにも熊が出そうな名前ですが、
実際に熊の被害が出た話は聞いたことがありません。
でも熊の生息地域であるのは間違いないので熊避け鈴は必携です。

今回、現地に到着して想定外だったのはこの『熊のすべり台』への
遊歩道が一部路肩崩落のために通行止めになっていました。
『うそ！！』だって私が訪問する前にＮｅｔ情報として
通行止めなど全く載っていませんでした。

☆熊のすべり台への遊歩道。

車道から遊歩道に入る場所にも通行止め表示とトラテープがありましたが、
根が疑い深いもんで現場を見ないことには、はいそうですか、とは
引き下がれません。
何はともあれ崩落現場まで行ってみることにしました。
この写真が崩落地点少し手前２つ目の通行止め表示です。
たしかに前方左が崩落していますが
細心の注意をすれば通れないこともなさそう。
実際、今年の紅葉写真がＮｅｔにＵＰされているので
多くの人が立ち入り禁止を承知で脇を通り抜けているようです。

☆熊のすべり台への遊歩道崩落地点。

遊歩道の幅１/３くらいが確かに崩落していますが
残り幅２/３は大丈夫そうなので私もささっと通り抜けました。
※良い子はけして真似しないように。(^^)；。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

崩落地点を難なくすり抜け熊のすべり台に到着しました。
紅葉が終盤なのは予想通りでしたが靄(もや)は想定外です。
でもこの日は昼頃から雨の予報なのでなるべく早く撮影を終えなくてなりません。
靄が晴れるのを待つのも惜しんで早速撮影し始めました。
滝はいいけど紅葉がスッキリ見えないのが残念です(ーー;)。

なお、熊のすべり台は車の通れる舗装道路の分岐点から徒歩１０分ほど。
滝へは鉄製の急な梯子階段を降りていきます。
この急な階段は幼児や老人、障害者などが降りるのは無理だと思います。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

熊のすべり台の左岸は傾斜がなだらかなので
夏場は天然のウォータースライダーになります。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

『熊のすべり台』は落差10ｍ、滝幅は一番下で３０ｍほど、
広くなだらかな岩盤の上を複雑に流れ落ち、まさに『熊のすべり台』のようなぴったりのネーミングです。
滝なのに○○滝と滝名が付かないのは全国的にも珍しいと思います。
でも名前を聞いて尻込みする人もいるかも(-"-)。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

よほどの大雨後でなければ滝の岩盤全体に滝が流れることはありません。
通常は右岸に偏って流れ落ちています。
左奥からは黒土川が流れ込んできています。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

熊のすべり台の上流には西郷ダムがあり
様々な理由で放水することがあるので注意が必要です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

黒土川から望んだ“熊のすべり台”

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

黒土川から望んだ“熊のすべり台”

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

黒土川から望んだ“熊のすべり台”

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

スタート地点近くまで戻ってきた頃にようやく靄が晴れてきました。
う～ん、２度手間だけど靄の無い状態で撮り直すことにしました。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

靄が晴れても滝そのものに大きな違いはありませんが
紅葉がくっきり見えてきました。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

黒土川から望んだ“熊のすべり台”

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

黒土川から望んだ“熊のすべり台”

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

滝のある川が鳥首川で、左奥からは黒土川が合流してきます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

上段の滝まで登ってきました。
“熊のすべり台”は水量が多くなければ
滝の左岸斜面を伝って落ち口まで登ることができます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

上段の滝を真横から見た構図です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

上段の滝の落ち口まで登ってきました。
滝の落ち口から中段のテラスや谷底を見下ろした構図です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

最上段にやってきました。
落ち口の少し上流にも侵食でできた小滝がありますが
これらは滝の一番下からは見えません。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

鳥首川の滝のほとんどは
この小滝のように岩盤の柔らかい部分が水流で侵食されて出来た滝です。
地質専門家ではないので正しいかどうかわかりませんが
鳥首川の岩盤のほとんどが
火山砕屑岩類の礫岩でできているように見えます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

あちこちに大小様々な甌穴があります。
甌穴は岩盤が弱い場所が水流で広がり
そこに石などがはまり回転することによって丸みのある穴ができ
それを甌穴と呼びます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

上段から滝下を見下ろした構図です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～熊のすべり台

靄が晴れ「熊のすべり台」のスッキリ写真も撮れたことだし
次は下流にある「おぼろ滝」に向かうので一旦遊歩道に復帰します。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

晩秋ですがまだまだ紅葉もキレイでした。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆西の郷遊歩道現地案内板。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

おろちが滝の上段への降り口

“熊のすべり台”から再び舗装道路に復帰し分岐点から雪割橋方面に少しに戻ると
烏首川に架かる橋があり、その橋の手前に川に降りる鉄製の急な梯子階段があります。
梯子を降りたところが“おろちが滝”の上段です。

西の郷の滝めぐりの際、この手の鉄製の急な梯子階段を何ヶ所も降りるので幼児や老人、障害者が滝に近づくのは厳しい（無理？）かも。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

上記梯子から「おろちが滝」の落ち口が少し見えています。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

谷底に降りて、おろちが滝とは反対側(上流)の「熊のすべり台方面」
ブナ科コナラ属の紅葉(茶色)は既に終わり
谷底は一面茶色の落ち葉に覆われています。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

うねる様に流れ落ちる「おろちが滝」の落ち口です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

落ち口を下から見上げた構図です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

落ち口からうねるように滝は左に曲がり
峡谷(コルジュ)を流れ下り
写真奥の紅葉辺りがおろちが滝の主滝の落ち口です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

ＮＨＫの「ぶらタモリ」でよく川は地質のもろい蛇紋岩を狙って流れ下ると
話題に出てきます。
ここの地質は蛇紋岩ではなく火山砕屑岩類の礫岩ではないかと思われますが、
やはり川は地質の弱いところを見つけて流れ下るのがよく分かります。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

遊歩道から見下ろした
“おろちが滝”の主滝の落ち口。
この主滝だけ見るとどこが“おろち（大蛇）”なんだろうと思うでしょう。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

遊歩道から見下ろした
“おろちが滝”の主滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

遊歩道から見下ろした
“おろちが滝”の主滝
滝壺側からも見れられますが
さらに急な梯子を降りなければならないので
幼児、老人、障害者は遊歩道から見下ろすのが精一杯かも。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

紅葉は全般には終盤でしたが
おろちが滝と水の踊り場周辺はちょうど見頃でした。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

これらのモミジは自然のままですが
寺社仏閣などの庭園はこのような美しいモミジを移植したり
庭師が実生を蒔いてより美しいモミジ選抜して育てたのでしょう。
ゆえに寺社仏閣や名所旧跡などは自然以上に赤く鮮やかな紅葉です
自然のほうが控えめな紅葉ですが、
不完全さこそが魅力のような気がします。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

谷底に「水の踊り場」と「おろちが滝」の主滝が見えています。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

遊歩道から谷底に降りるほぼ垂直な鉄製梯子があるので降りてみました。
三脚を持ちながらでは梯子を降りられないので
三脚は紐で背負い両手で手すりをしっかり掴みながら降りました。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝の落ち口

この夫婦滝の落ち口とおろちが滝の間の淵が「水の踊り場」ですが
現地案内板には危険なので「水の踊り場」には入らないようにと
注意書きがあるので、良い子は真似しないでね(^^)；。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝の落ち口

滝下を覗き込む程度なら危険だとは思いませんが
万が一のことを考慮して、
一応、注意書きしておきました。
当方には責任はありませんよ。
といういかにも日本のお役所的な注意書きです。
海外ならこのような注意書きはほとんど無く
危険な場所は基本的に全て自己責任だと思います。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝の落ち口

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝の落ち口

向こうが｢一休みの滝」の落ち口です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝の落ち口

一休みの滝の落ち口をズームアップ。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

再び水の踊り場から「おろちが滝」に向かいます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝&水の踊り場

おろちが滝の滝壺へは写真右側(左岸)の縁を辿ります。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

“おろちが滝”の主滝は落差５ｍほど。
上流の小滝からつづく細長い峡谷を含めて
大蛇のようなので大蛇（おろち）が滝です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

垂れ下がっている藤蔓もオドロオドロして“大蛇（おろち）が滝”の命名に
一役買っているかも。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

川の両岸はコナラ属の落ち葉のジュウタン。
晩秋ならではの景色です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

滝左岸の岩盤にはイワタバコがびっしり自生しています。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～おろちが滝

決して大きな滝ではありませんが独特な雰囲気がある素敵な滝です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

おろちが滝を後にして遊歩道を「一休みの滝」方面に進みます。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

晩秋ですがこの辺りの紅葉はまだまだ見頃です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐ

遊歩道沿いに滝見台があり
谷底に夫婦滝があるのですがあまり見えません(ーー;)。
もっと間近で見るには阿武隈川と鳥首川の合流地点まで進み
急な階段を降りなければなりません。
でもこの階段も険しいので幼児、老人、障害者には厳しいと思います。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川

遊歩道に一休みの滝への案内板があるので
谷底への急な階段を降ります。
見えてきたのが阿武隈川と鳥首川の合流地点『遊雲台』です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川　

『遊雲台』の名前の由来は分かりませんが
阿武隈川源流のエメラルドグリーンの淵がとても美しいスポットです。　

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川　

見た目の右側から流れてくる川が「熊のすべり台」や「おろちが滝」のある
鳥首川です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川

今にも一雨きそうな曇天な上に紅葉も相まって
緑の季節のようなエメラルドグリーンではありませんが
渋めの遊雲台も中々風情があり素敵です。

☆初夏の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川　(2018/6/19撮影)

青葉若葉の頃は淵にもその色が反映するので
エメラルドグリーンが際立ちとてもキレイです。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝

阿武隈川と鳥首川の合流地点から鳥首川を少し遡ると
一休みの滝があります。
鳥首川最後の滝でここで一息ついて
一気に阿武隈川に流れ込むので「一休み滝」と名付けられたようですが、
一休みしている印象はしないかも(ーー;)。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝

一休みの滝の５０ｍくらい上流に「夫婦滝」があり
その間が淵になっているので一休みなんだと思います。
その夫婦滝へは左岸の斜面を登っていきます。
それでなくても滑り易い斜面に一面濡れ落ち葉なので
細心の注意が必要です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝&遊雲台

一休みの滝の落ち口から遊雲台を見下ろしてみました。
ここからの眺望もけっこう美しいです。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～一休みの滝&遊雲台

一休みの滝を下から見上げる観光客はけっこういますが
その上流に夫婦滝があるのを知る人は少なく
ここまで登ってくる人はさらに少ないです。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝

一休みの滝の落ち口のすぐ上流に見えてきたのが「夫婦滝」です。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝

落差は５ｍ、滝幅は８ｍくらいでしょうか。
細い滝と幅広の滝の２つの滝があるので
夫婦滝だそうですが、どうだろう？(^^)；。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～夫婦滝

この夫婦滝の上が上記で紹介した水の踊り場です。

これで鳥首川の４滝全部を踏破しました。
途端にポツポツ雨が落ちてきました。
天気予報より３０分早く降りだしましたが
よくもまあ３０分違いで予報できるものだと感心します。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川

一応傘は持参していましたが、取り急ぎ車まで戻ります。
途中、鳥首川が阿武隈川に合流する手前の滑滝で
４，５人のグループがカカックで滝下りを楽しんでいました。
慌ててその瞬間を撮ったのはいいのですが
カメラの設定がスローシャッターのまま。
滑滝はシルキーに撮れています
が肝心のカヤックは青い亡霊になってました(ーー;)。

☆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐり～遊雲台&阿武隈川

カヤックが下り終えたところです。
もう少しいれば滝下りの瞬間が撮れたと思いますが
雨が本降りになってきたので撤収します。

予定では遊雲台&阿武隈川の少し上流の雪割橋の紅葉も撮る予定でしたが
雨がかなり強くなってきたのでそのまま帰宅しました。
今年の紅葉狩りシリーズで初めての雨に遭いましたが
予定の９割りは撮れたので満足です。

これで◆晩秋の西の郷遊歩道/紅葉＆滝めぐりはお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして｢いいね｣もいつもありがとうございます。

今年の紅葉シリーズはまだ4ヶ所分も残っているので
気合を入れて書き上げなければ・・・・(^^ゞ。


では、また。　　j-ryu