2018/11/02 - 2018/11/04
196位(同エリア469件中)
solさん
長い間首都だったリオは 想像以上に大きかった・・・。
二日目は ついに旧市街へ。
一番の目的である建築メインの観光、期待以上の内容でした。
リオへは数回行ったことがあるのですが、今回は自分の好きな建築や最近注目されている地区の街歩きなどをメインにした、自分の好きなことだけを優先した旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リオデジャネイロ旧市街の有名な写真スポット、セラロン階段へ。
チリ人の住人、ジョルジ・セラロンさんは 老朽化が進んだ家前の階段をきれいにしようと1990年にタイルを張り始めました。
最初は近所の人はちぐはぐな色のタイルを見て、からかったりしていたそうです。
セラロンさんは常にお金がなく、自作の絵を売ったりしながら少しずつ作業を進め、ついに完成しました。最初は壊された建築現場から拾って集めたタイルでしたが、そのうち訪問客からタイルを送られるようになったそうです。
アフリカ人女性の絵を描いて売っていたのですが、そのことについては何も言及せず、ただ「これは自分の過去の過ちなのだ」と語っていたとか。
階段は2005年に市の重要文化財に指定されました。
セラロンさんは2013年に亡くなりました。 -
カリオカ水道橋。
ポルトガル王室がリオデジャネイロに入り、ブラジルは植民地からポルトガル・ブラジル王国になりました。
そのころから人口が増え始め、水不足が深刻になったことから18世紀にこの水道橋が作られました。
現在は市電の高架橋になっています。 -
カリオカ水道橋の上をちんちん電車が走っています。
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セラロン階段近くのミューラル
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Palace building Gustavo Capanema
このビルはブラジルを代表する近代建築家オスカーにーメイヤーの作品で、タイルの絵柄は これまたブラジルを代表する偉大な画家、カンジド・ポルチナーリのもの。
とっても楽しみにしていたのですが、現在修復中で、見学できずとっても残念でした・・・ -
Palace building Gustavo Capanema
工事中で中に入れなかったので、のぞき穴からパチリ。 -
Palácio Austregésilo de Athayde
1979年 竣工。 -
Palácio Austregésilo de Athayde
1979年 竣工。 -
MAM (MUSEU DE ARTE MODERNO)現代美術館
設計: AFFONSO EDUARDO REIDY
造園: BURLE MARX
ブラジルで初めて作られたモデルニズム建築の傑作。
リオで一番重要なモデニズム建築といっても過言ではないほど。 -
巨大なコンクリートの塊なのに 軽さを感じさせる、絶妙なデザイン。
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螺旋階段
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リオの有名な造形美術アーティスト、helio oiticicaの息子、 cesar oiticica filhoの作品。
光でペイントするという発想。 -
MAM内
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訪れたのは土曜日でしたが、びっくりするほど訪問客がいない!
外国人以外 ここを訪れる人はいないのか? -
ブラジルで一番有名な画家の一人、TARSILA DO AMARALの作品。
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美術館を出ると、前には海が広がっていました。
温暖な気候、美しい海と青い空、おいおいと茂る緑・・・
この恵まれた自然環境を目の前にして、一瞬で悟りました。
こんな圧倒的美が目の前に広がっているのに、どうして美術館へ行こうとするだろうか?
行こうとする訳がない。
この自然美に太刀打ちできる美術などないのだから。 -
世界一恵まれているリオ市民。
さんさんと肌に降りそそぐ光と熱。
潮の匂い。
眩暈がするほどに青い空と海・・・。 -
雑草のようににょきにょき生えているやしの木。
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ドイツ人造園家ブールマーク氏は ブラジルのアマゾンに生えている植物をリオに持ち込んで街路樹にしてしまいました。
これはアマゾン原産のABRICO DE MACACO。
ぼこぼこ木の幹になる円い実とグロテスクでカラフルな花がとても特徴的。 -
MAM前の歩道橋。
向こうに旧市街の建物が見えます。 -
この木は アフリカ原産のアカシア樹。
木の幹が黄土色で特徴的。 -
バレンシアの芸術都市設計で有名なカラトラヴァ氏設計のトゥモローミュージアム。
バレンシアでも予算を大幅に上回り非難轟々だと言われますが、ここもご他聞にもれずそう。
MUSEU DO AMANHA
設計:SANTIAGO CALATRAVA
竣工:2015年 -
予算を大幅オーバー、メンテナンスに問題あり、という話もよく聞くのに カラトラヴァ氏に依頼するのは やっぱり唯一無二感が強い彼の建築の魅力なのでしょう。
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あまり時間がなかったので、ミュージアムは鑑賞しませんでしたが、あまりにも暑いので、カフェへ涼む目的で入りました。
素敵なカフェ・・・が、おいしくない。 -
リオではどこでもマテ茶がメニューにあります。
サンパウロにはカフェにはないので、びっくりしました。 -
ケーキは高いうえに美味しくない。
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トゥモローミュージアム前。
ここは以前すごく治安が悪い老朽化が進んだ港でしたが、市による開発のおかげでとてもきれいで安全なところに生まれ変わりました。 -
PIER MAUA マウア・ピアー
奥に見えるのは リオデジャネイロ美術館 -
リオデジャネイロ美術館(MAR)
設計:Paulo Jacobsen / Bernardo Jacobsen / Thiago Bernardes(Jacobsen Arquitetura事務所)
竣工:2013年
世界最大の建築アワード、 Architizer A+ Awardsで 2013年に最優秀賞をもらっています。 -
奥に見える台のようなものは 折りたたみ式になっていて、日中は滑り台やらアスレチックジムになって市民に開放しており、夜は内側に折りたたんでしまうようになっています。
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つくりが美しい建築物
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右と左はそれぞれ建築様式が違っていて、近代建築とエクレチコ建築の時代が違うものですが、二つの建物の上にかかっている波状の屋根がうまく調和させています。
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入場料を払わずとも、このルーフトップには専用エレベーターで登ることができます・
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このルーフトップから美しい景観が見られるので、ぜひのぼってください。
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向こう側の建物の上には ポルトガルの有名なグラフィティアーティスト、Vhils(ヴィルス)の作品が見られます。
Vhilsの作品は壁を 爆弾などを使って崩しながら絵を描いていくすごいアーティストです。 -
ガラスを使った美しいブリーズ。
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夕日が当たったトゥモローミュージアム。
さようなら、次会う日まで。 -
大通りを通って、ホテルへ帰ります。
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岩の斜面に建ったファヴェラ(貧民窟)が独特なリオの景観。
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ボタフォゴへ戻りました。
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この不思議な風貌の車、確かロシアのメーカーで、昔はよく公道を走っていたと聞いたことがあったような。
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