旅する幼児～海底道を歩く～

2018/11/23 - 2018/11/23

前日に急に決まった、今回の小旅行。
ついに、4歳の我が子の本格的な街道歩きデビューとなりました。
お目当ての旧道は「海底道」。「海底」と書いて、「おぞこ」と読みます。神奈川県愛甲郡愛川町に海底という集落があり、そこを通過する道を総称しています。
地図上での距離は約4kmでしたが、最後に落とし穴が待っていました。

エリア 津久井湖・相模湖(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発地点は小田急小田原線の本厚木駅。腹が減ってはいくさができぬ、というわけでマクドナルドで朝食です。
久しぶりの朝マック。子供はおもちゃつきのセットが良かったとのこと。

どこかでスポーツ大会でもあるのか、大勢の中学生をはじめ、定員オーバー気味のバスに乗車して、まずはスタート地点へ。
揺られること約30分、降りた場所は「新道橋」バス停。

この先、食事できるところがあるかわかりませんので、バス停近くのコンビニで昼食を購入。
この付近にコンビニが少ないのか、次から次へと立ち寄る方がいました。

コンビニを後にして、出発地点に到着。平成24（2012）年に、厚木から相模湖まで続く旧道歩きをしたのですが、今回歩く道のスタート地点は、その旧道とは接していません。おそらく、新道ができて、道が分断されているためと思われます。

毎度おなじみの旅するぬいぐるみ「ラブちゃん」を手に、いざ出発！

まずは、車が1台通れる程度の、のどかな道を進みます。

「これな～に？」
直径20cmは超えてそうなサルノコシカケを発見！

車通りのありそうな道に合流。気を付けて歩かねば。

お。石仏発見！
上半身が欠けてしまっているようです。

お、右手に見えるのは……？

庚申塔群発見！

屋根がついて、良い感じですな。

周囲に木が植わるところを歩きます。

「大きな葉っぱ見つけた！」
「いないいないーばぁ！」

左の壁に、大きなヤスデが歩いていました。

スタスタスタ……バランスよく歩きます。

少し開けたところの脇に庚申塔群。
先ほどのところもそうですが。道路や土地開発等により、一か所にまとめられるのです。

ここから人しか歩けないところを進みます。

ソーラーパネル。

この先、打越峠。厚木市から愛川町へ入ります。

ここが峠。厚木市方面からは、ほとんど登ることなく到着。

峠を越えると下り坂。子供の手をとって一緒に降りたので写真なし。愛川町側は傾斜も急で地面も荒れ気味、ヒイコラ言いながらの下山となりました。
だいぶ下ってきたところに、「馬坂」の案内柱。わかりにくいですが、写真中央上に馬頭観音碑が建てられています。昔は、馬が越えたのですね。

馬頭観音碑の前に金毘羅神社。
「のぼってみよう」

元気だな……。

だいぶ降りてきましたが、あと少し下ります。
その途中にあった倒木にコケが。
「ふわふわしてる～」

雲一つない空。
道は海底集落へ。
なお、「海底」と書いて「おぞこ」と読みます。

こりゃ、読めませんね。

前方に、色づきはじめたイチョウの木。

日月神社でした。子供は、先に参拝中。

中津川にぶつかる手前に道祖神と双体道祖神。双体は、新しそうだ。

そのまま中津川にぶつかるも、当時架かっていた橋は今はなく、現代の橋の架かるところへ遠回り。
関東ふれあいの道とルートがかぶっているようだ。

中津川に架かる角田大橋より田代方面を望みます。良い景色だ。
「神奈川県って川もあるんだね」
その通りです。

川を渡り左折すると、再び裏通りへ。車通りの道から逸れます。

良い感じの道が続いています。

地図を頼りに道を進むと、お墓の横に続く道を進めと。大丈夫かな……？

急な山道を登るも、徐々に草木が生い茂り、先に進むのが困難に。泣く泣く断念。

結局、先に進めず、今回は別ルートから三増合戦場方面を目指すことに。
途中、開けたところで遅めのお昼ご飯を食べて、子供は元気復活！

立派な石碑のある三増合戦場跡に到着。
本日の旅はこちらで終了。本来のルートから逸れてしまいましたが、これはこれで良し。
何よりも、子供が自分の足で最後まで歩けたのは、今後の新たな旅に期待が持てそうです。実際に歩いたのは、約6km。よく歩きました！