八ヶ岳のふもとへ長姉の墓参と扉温泉・明神館へ行ってきました

2018/11/06 - 2018/11/07

昨年4月に名古屋から八ヶ岳のふもと、泉郷に転居した長姉の元気な姿を見に行って蓼科に泊まってきました。7人兄弟で唯一の生き残り94歳でしたがその2か月後あっという間に肺炎で死んでしまいました。まあ一番年下の私が最後まで残ったのは順当ですがやはり喪失感は強くていろいろ思い出されます。

その泉郷の家には独身の73歳と夫に死なれた71歳の姪が二人で住んでいます。ばあさんですがずいぶん若く見えるし実際にも若くて薪割りなどこなしています。新築祝いには私が使っていた斧
をプレゼントしました。もう私は薪割りはできません。

扉温泉・明神館はずいぶん前から行きたかったのですが冬は積雪が心配だしバスツアーは名古屋からで戻るのは嫌だしと、6年位行先の候補になってたままでしたがやっと行くことが出来ました。予想通りいいところでした。

エリア 松本(長野)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

8時に出発しようと思っていたけど何やかやでいつものごとく30分遅れの出発。
この泉郷というでかい別荘地はモミジがたくさん植えてあり雨降りながらとても綺麗な紅葉が眺められました。

ここへ来るのは2回目ですがナビに番地を入力しても近くに案内してくれず電話した迎えに来てもらいました。

ここは定住者が多くておいしいパン屋、しゃれた花や、肉屋など軽井沢みたいです。

先ずはお参り、この小さな仏壇に長姉夫婦、小さい時に死んだ彼女たちの兄、そして姪の夫と4柱の位牌が入っています。

名古屋に住んでいたころは本願寺派の金ぴかの立派な仏壇があったけどどこへ行ってしまったのだろう、黙っていたほうがよさそう。

そして前回と同じくお昼時の迷惑な時間に来たのでごちになります。
エビ，カキ、大根、こんにゃくのアヒージョ風とおいしいハムやチーズ、奥に見えるバゲットは私たちが着いてから買いに行った焼き立てでとても美味しかったけど今夜のごちそうが食べられなくなるからぐっと我慢して2切れのみ、酒も飲めないしね。11時に着いて天気も悪いし早めの2時には出たいと思っていたけど話が弾んで3時近くに辞去。
ナビで見たら明神館到着予定は16時になっていたけど15分くらい前に着きました。

松本ICで下りて美ヶ原方面へ向かい途中で右へそれて明神館方面だけど道は狭いしすごい霧になってきて不安だったけどやっと到着。
流石バレーパーキングでカギを預けるだけで楽ちんでした。玄関の写真を撮る間もなくロビーの要旨も見る間もなくささっさとエレベーターへ案内され4階のひろーい和室に入りました。ここでチェックイン。

アプローチから玄関あたりに大勢のスタッフが居て感じが良い。何か物を運んでいるスタッフもきちっと立ち止まって挨拶してくれる。

部屋へ入ってすぐ左に水屋があってここでお茶の用意をしてくれた。

部屋から下を見る。ここは2回の和食どうみたい。

アプローチから玄関あたりに大勢のスタッフが居て感じが良い。何か物を運んでいるスタッフもきちっと立ち止まって挨拶してくれる。

15畳くらいの部屋、これに玄関が6畳書斎が4.5畳、椅子とテーブルが置いてあるところが6畳、とにかく広かった。後これに露天風呂が付いた部屋が最上級だそうだ。

床の間も広い。

書斎、入ることはなかったな。

花も生き生きと。

部屋の中の庭？

ここで後悔一つ、座敷に布団を敷いて寝るのは苦手だ。立ち上がるのに苦労する。ベッドの部屋にすればよかった。

懐かしいものを見た。取り出すと記録され朝一定の時間に自動的に施錠されるタイプの冷蔵庫、10年以上見てない気がする。

当然使わないけど昔の風呂。

これも古い、松下電工と書いてある。昭和の時代は良かったなあと振り返る。

そして3階にある風呂へ行き外人がいっぱいいるのに驚いて、風呂から出たら隣にあるラウンジへお招きいただいたので私は生ビール、妻はシャンパーニュ(タイティンガー)を2杯ずつ。風呂へ行って以降カメラもスマホも部屋に置いて行ったので写真がない。このラウンジは一定以上の部屋と3回以上利用した人がお招きただけるそうです。
私達はJCBカードの優待プランで行ったのでお招きいただけました。やはりただの温泉旅館ではないね。

風呂は普通の大浴場のほかに立ち湯と寝湯があるけどいちいち着替えないといけないので不便、直近にベラビスタ尾道のここよりもいい風呂で全部つながっている風呂に入ったのであまり感激はなかった。

18:30に指定した食事時間になったのでレストラン「菜」(さい)へ行きました。

酒類はひかくてきおねうちでした。長野県産ワイン3種飲み比べ3,800円、白白赤、といただきました。種類は少なかったですね。

予約の時点では和食を選んでいたのですが口コミを見ていたらフレンチのほうが良いみたいなので電話するつもりが忘れてしまって図々しくもチェックイン時にお願いしたら快く受けてもらえました。

長野県自慢の信州サーモン。

これは海でしか取れない鯛。

鴨ロース肉。

食後にグランマニエかコアントローかブランデーが好きなんだけど何もなくて「マール」という50度もある酒を飲んだけどあまりおいしくなかった。

信州ブドウ

洋ナシを模ったキャラメル風

乾きもの

部屋へ帰ったら夜食に味噌を塗ったおにぎり、普段は私も妻も食後には何も食べないようにしているけど、つい、完食。

削除できず

ぐっすり眠って風呂へ行って朝ご飯は和食、期待が膨らむ塗りの箱。右下の赤いのはトマトの皮をむいて中心にチーズが居れてありました。

見渡しても外人の姿がない。風呂や廊下ではいっぱい出会ったのに。聞けばよかったけど今から想像するとこんな山の中は外人が個人旅行では難しいから団体旅行で別室でお食事だったかなと思いました。大型観光バスも数台駐車していたし。

不思議に固まっていないレモン牛乳。
車で来てなかったら朝から泡製品をグビグビだけど残念。

箱の中は手前左から明神館オリジナル納豆、温泉卵、焼き海苔、野沢菜。向こう側左からあまどころおひたし、リンゴのコンポート、十四ポーク。
納豆は量が多かったしいつも自宅で食べているので要らないね。

ごはん、御御御付。

焼き鮭、わさび漬け。

湯豆腐、やきやさいと山辺味噌。

鮭が美味しかったらもう少しご飯が進んだけどまあ普通です。

今日はまだ霧が残っているけど良く晴れそう。

ロビーはあちこちに暖炉の火が入っていました。ここにも必ずスタッフが近くにいて用事があればすぐ応えてくれます。いい旅館というかいいホテルでした。チェックアウトしていたらもう車が車寄せに来てます。

山道を下って途中道の駅で山辺味噌と大根と蕪をお土産に買いました。

30分ほどで松本中心部へ着きました。少し前までは斎藤記念オーケストラやその昔、娘が小さい頃は才能教育の大会で毎年来ていたことから親しみがある街です。

娘はその後音楽大学、ハンガリーリスト音楽院を経て有名ではないものの地方のプロのヴァイオリニストとして活躍しています。

蔵がたくさん残っている中町通へ来ました。

水曜日は休みの店が多くて少し寂しかったです。

蕎麦屋があったのでお昼にします。

知らない処ではやはり事前リサーチをしないと悔しい目にあいますね。残念でした。

蕎麦屋の向かいにあった「日本一細く切った芋ケンピ」の看板につられて入店、店の外にあるこの写真は本物の芋ケンピでした。名古屋の吉芋のほうが細いし美味しいとは妻の話。私はイモは嫌いです。芋焼酎は大好きです。

今夜は蕪を買ったから蕪の入ったポトフにしようとベーコンを買って家へ無事到着です。16時。

この旅行記へのコメント （6）

• KoKKoさん 2018/12/29 10:19:56

  明神館

  是非行ってみたい宿の一つです。
  さすがのお料理ですね・・ますます行きたくなりました。
  が、東京からは　やはり道のりがあり、なかなか、計画が立てられません。
  
  蕪とベーコンのポトフ、これも魅力的です

  小原庄助さん からの返信 2018/12/29 11:55:52

  Re: 明神館

  KoKKoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  おっしゃるとおり明神館は良い宿でした。
  関東からでも名古屋からでも電車で行くと松本駅で黒いハイエースでフロックコートに山高帽の運転手が迎えてくれるという噂を聞いたのですがそんな様子はなかったです。でもそんなことがあっても不思議じゃない感じがします。
  
  大根は年中見かけますが蕪は今しか見かけないからまた食べよう。
  小原庄助

  小原庄助さん からの返信 2018/12/29 11:58:59

  RE: Re: 明神館

  > KoKKoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  > おっしゃるとおり明神館は良い宿でした。
  > 関東からでも名古屋からでも電車で行くと松本駅で黒いハイエースでフロックコートに山高帽の運転手が迎えてくれるという噂を聞いたのですがそんな様子はなかったです。でもそんなことがあっても不思議じゃない感じがします。
  >
  > 大根は年中見かけますが蕪は今しか見かけないからまた食べよう。
  
  オアシス・オブ・ザ・シーズの旅行記が楽しみです。
  > 小原庄助

  KoKKoさん からの返信 2018/12/30 10:05:02

  RE: Re: 明神館

  松本駅からは、シャトルバスがあるようですね
  山高帽の運転手さんだったら、楽しいです
  公式サイトを見ていたら、ますます魅力を感じます。
  KoKKo
  
  　
  > KoKKoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  > おっしゃるとおり明神館は良い宿でした。
  > 関東からでも名古屋からでも電車で行くと松本駅で黒いハイエースでフロックコートに山高帽の運転手が迎えてくれるという噂を聞いたのですがそんな様子はなかったです。でもそんなことがあっても不思議じゃない感じがします。
  >
  > 大根は年中見かけますが蕪は今しか見かけないからまた食べよう。
  > 小原庄助

• 小原庄助さん 2018/12/06 10:33:10

  欧米人ばかりで静かです

  こんにちは。たらよろさん。今年は暖かくて楽だなあと思っていたら少し寒くなりました。明神館、建物設備に古さはあるもののそれを上回るホスピタリティーに癒されてきました。ただ一つ残念なことに直近にベラビスタ尾道で超満足した後なので今一つ感動が薄れてしまいました。1月に糸満のサザンビーチホテルのクラブルームに宿泊してきます。ここも評価が分かれているのとロケーションが悪そうで心配ですが何しろお安いから。
  
  それに口コミは尾道にしろ明神館にしろ大きく分かれているので行く前から一喜一憂しないようにしないと。
  
  たらよろさんが行かれた香港のケリーホテル、行きたくて行きたくて。今月の家庭画報にも載っていました。ニッコロホテルと共に。
  
  

• たらよろさん 2018/12/05 19:48:36

  明神館にも外国人が！！

  こんばんは、小原庄助さん
  
  7人のご兄弟で、1番年長さんと年少さんが
  お元気だったんですねー
  でも、そんなお姉さまがお亡くなりになってしまうと、
  本当にお寂しいですね。
  ご冥福をお祈りいたします。
  
  ところで、明神館ですが、
  私も以前からずっと泊まってみたいと思っているお宿。
  古き良き時代を感じることができるんでしょうねー
  びっくりしたのは、明神館にも外国人が大勢？？
  凄いインバウンドですね。
  でも食事は別の方がなにかと良いでしょう♪
  そういうお宿の配慮は有難いですね。
  
  たらよろ