2018/11/01 - 2018/11/02
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鯨の味噌汁さん
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この旅行記のスケジュール
2018/11/01
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羽田⇒北京⇒デリー と乗り継ぐ(中国国際航空)
2018/11/02
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an2:00デリー空港着。空港内のラウンジで就寝
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PM0:30 ジョドプルへ飛行機で移動、エアインディア。
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PM3:00 ジョドプル空港から駅前のホテルへチェックイン
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PM3:30 メヘランガール砦見学
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PM5:00 駅でチケット購入に失敗。ホテルに戻る。
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この旅行記スケジュールを元に
さて、インドである。
今回は鯨家の任意団体「2人で年一回は長めの旅に出たいよネ友の会」(会員2名)の決議により、来年のインド旅行をにらんでの、単独偵察行である。
偵察なんてゆうと、山川惣治に出てくる「アジアを股に掛ける軍事スパイ」みたいで、なんだか素敵ではないか。
とゆうわけで「羽田デリー往復・11月1日出発、11月9日帰国」の切符だけ、半年前に押さえていた。
中国国際航空、3万6,000円。異常な低予算だ。お前は吊革につかまっていろ、なんてゆわれそうだ。
安いのにはわけがあって、午後に羽田を出ると3時間飛んで北京、そこで3時間待ちぼうけし、深夜1時半にデリーに到着する便だ。
つまりデリーの空港で夜明けを待つことになるわけですね。
「また空港でホームレスか。還暦も近いのにかわりばえせんな」
なんて思ってたら「R社のゴールドカードはに加入すればPパスがもらえ、世界中の空港のド高めラウンジがタダで使い放題」などとゆう情報をネットで発見する。
それはすばらしい。
ワシ、乗換を含めれば年20回くらい空港を使う。
よって、ド高めラウンジでメシ食い放題、休み放題なら、絶対モトは取れる。
「ホームレスよさようなら、ド高めラウンジこんにちは」
とゆうわけで、出発前、年会費1万円取られてRのゴールドカード会員になった。(⇒無職だけど審査通った)
-
でもって、デリーから東西南北は、どちらへ行くべきか。
配偶者からのお題は、
「タージマハルを偵察してこい」
なので、デリーの南200キロ、アグラの地は押さえなばならぬ。
あとは特に希望はないそうな。
であれば、ワシとしてはパキスタン国境近くの砂漠の町を歩きたい。
ちなみにタージマハルは金曜定休なので、一番最後に回す。
つまりはデリーに降りたら西の端っこまでだっと飛んで、じわじわとデリーに戻ってくる作戦だ。
行く街はジョドプル、ジャイサルメール、ジャイプール、アグラの四つ。
デリーは往復の空港のみ使う。現地1週間なので、これでも詰め込みすぎだ。 -
11月1日、木曜。羽田から北京、さらにデリーと乗り継ぎ。
ド安いチケットだけど、ちゃんと窓際席を予約できた。富士山もキレイに見えるぞ。チケット価格と窓の景色は連動しないのである。
北京の乗換時間は3時間。
さっそくPパスを駆使し、ド高めのラウンジにトツゲキする。(⇒24時間営業)
おおおおおおおーーーーー(嬉)
ビール飲み放題ではないか!!
ヤキソバも八宝菜もおいしいではないか!!
しかも空いてる。
よって4人席を占領して、ビールにヤキソバ。
快適ではあるが
「深夜赤羽の中華料理店で京浜東北線の始発まで居座る迷惑客」
みたいな雰囲気になってきて、やや遺憾である。 -
北京からデリーの便は、当たり前だけどインド人でいっぱいだった。
意外と個人旅行の日本人も混じってる。袈裟を被った坊主もいる。時間が時間だけにツアーの方々は乗っていないようだ。
インド人といえば「明治キンケイインドカレー」のターバンおやじであろう。
ワシが幼少のみぎり、カレー粉の三大勢力だった。残るふたつはグリコワンタッチカレー・オリエンタルマウスカレーだ。
よって長いこと「ターバンとヒゲ」がインド人のデフォと思い込んでいたのだが、あれはじつはシーク教徒で、インドでも少数派なんだという。
実際にインド人だらけのヒコーキに乗ってみると、ターバンは男性全体の1割くらいである。頭がでかいので遠くからでもカウントできる。
ワシの隣にはそのシーク教徒のオジジとオババが座った。
オジジオババとも胴回り1.5メートルとかありそう。椅子からお肉がブワッとはみ出して、わが領空を侵犯してる。インド人のデブ代表と日本人のデブ代表がエコノミーに並ぶと、時空が歪んでブラックホールとか出現しそうである。
北京―デリーは7時間半の長丁場だ。まっすぐヒマラヤを超えればその半分くらいで来そうなんだけど、航路を見てるとヒコーキはいったん南下しベトナムに出て、ラオスを横断してミャンマーを突っ切り、バングラデッシュで機首を北に向け、ようやくにしてデリーを目指すのだった。
なんでこんなに大回りするのかはナゾだ。
ひょっとしたら機長が高所恐怖症でヒマラヤを避けてるのかもしれん。
遠回りのせいか知らんが、ちょっと遅れて、深夜2時、デリー着。
インドのビザは、最近は空港で申請できる。
「VISA ON ARRIVAL」の表示の下には、日本人がワラワラ群がって申請書を書いていた。
若いお兄ちゃんが顔をあげ、ワシにゆう。
「オキュパイドってなんですかね」
よりによってワシに聞くなよ。反射的に答えてしまう。
「・・・タコ、じゃね?」
似てるが違う。そもそもビザ申請になんでタコなんだよ。
小一時間かかってビザを取り、無事入国。
ラウンジを探して潜り込む。白人、インド人がソファで仮眠していた。深夜だけど混んでるぞ。これではおちおち屁もこけないではないか。
フロントで尋ねる。
「ベッドはあるか」
別料金になるがある、との返答だった。初日からソファでゴロ寝は嫌なので、50ドル奮発して個室で沈没する。 -
明けて11月2日、金曜。
ゆっくり寝て、午前10時に起きだす。今日は正午のヒコーキでジョドプルまで一気に飛んじゃう。飛行場の中をウロウロする。ラウンジで飯が食えるから飛行場から出なけりゃタダだ。
真っ黄色なマメのカレー、トマトにウリのサラダで遅い朝食を摂って、国内線を乗り継ぎ、午後2時、ジョドプル空港着。
ちんまりとした白い建物がターミナルだった。空港とゆうよりは鉄道駅の雰囲気だな。 -
駅前にホテルを予約していた。
オンボロだけど、中庭に面したまずまずの部屋であった。ちゃんとシャワーも出る。
一服し、さて、観光だ。どこに行こうか。通りからは岡の上に立つ赤い砦が見えている。ムガール帝国の遺産、メヘランガルだ。
よし、あそこまで行ってみよう、と決める。 -
街で地球の歩き方を持って歩いてる日本人の男性を見かけた。地球の歩き方は真っ黄色の表紙で、遠くからでもよく目立つ。
ある種の人から見たら、カモがネギしょって歩いてるように見えるだろう。
ちょっと危ないかなぁ。よって、必要なところだけ、ビリビリ破いてポケットに突っ込む。 -
ホテルを出たら、すぐにオートリクシャーのおっさんが声をかけてきた。メヘランガルまで150ルピーだとゆう。1ルピー1.6円ってとこだから、200円ちょっとか。
交渉成立して乗り込むと、おっさんはヒモを引っ張ってエンジンをかける。耕運機かよ。
でもって坂道では牛くらいの速度になる。さらにはケツも痛い。
だがしかし、荷台でタバコをふかしながら風に吹かれてると、なかなか気分がよろしい。 -
メヘランガルに着くと、
「そこで待ってるから帰りも乗ってくれ」
なんてゆうので、わかった、1時間で戻ります、と約束して別れた。
せっせと坂道を登り、入場料を払って、遠足の子供たちに囲まれながら歩く。インド人の子供は皆さん鼻筋が通り、目もぱっちりしていて可愛らしい。 -
坂の途中で、四人組の楽団が演奏していた。なかなか味があってヨイ。
100ルピーを置いて、あつかましく座り込む。いい音だなぁ。
そのうち少年たちがやってきて、楽団を囲んでわーわー踊り始めた。
ワシの100ルピー、最大限に活用されてるな。
どうやら地元ではポピュラーな曲らしい。 -
メヘランガル砦の内部は有料だ。かわりにボイスレコーダーをくれる。
今から12年前、女優の中谷美紀はひとり旅でこの砦を訪ねている。
そのときすでに日本語のボイスレコーダーがあり、受付でパスポートを預けたそうな。
受付のオッチャンが中谷にゆった
「あなたが見学してる間に、パスポートは魔法のジュータンに乗って、ボイスレコーダーの返却場所に運ばれてるよ」
てなセリフがなんともオシャレで、ワシにもゆって貰えるかと期待したのだが、ごくごく事務的な説明だった。
「おまえのパスポートは33番で返却されるであろう」
ちぇ。あの説明は美女限定なのね。 -
ジョドプル中学校の遠足、なんて風情の女の子たちがいっぱい歩いていた。
まだ少女の年齢だ。サリーは身に着けず、みんなピチピチのGパン姿。
浅黒い肌がツヤツヤ光っている。髪はあくまで黒く、みなさんロングヘアのストレート。
なおかつまつ毛が長く、瞳が大きく、彫りが深い。 -
その中の女の子が、坂道ですれ違うと「はうあーゆー」なんて、挨拶してくれる。
ううううう、おじさんはね、おじさんはね、うれしいのだよ。
最近若いコと話す機会が減ってるので、こんなことが生きる糧になってるわたくしである。 -
高台にたどり着き、旧市街を遠望すると、青い家並みが眼下に並んでいた。
ジョドプルはこの色で名高いそうだ。昔はカーストが上位の家しか、青に塗れなかったらしい。今は知らん。 -
砦の中は清潔で、なおかつ静かだ。
中谷美紀は
「牛の雲古が落ちていない、なおかつシツコイ物売りもいない」
とこの砦を絶賛していたけど、確かにそうだなぁ。
ここだけインドじゃないみたいだ。 -
一番高みにたどりつき、町を見下ろす。
はるばると地平線まで見渡せる。
おおおー、なんか遠くまで来たなぁ、ワシ。 -
シミジミ感慨に浸っていると、なんだか焦げ臭い。
繊維が燃えるイヤな匂いがする。
「インドっていろんな匂いがするなぁ」
なんて思ってたら、ワシのケツから煙が出ていた。
オートリクシャーで吸ったタバコの灰が、なんでかケツに燃え移ったらしい。
まさかインドでケツが燃えるなんて。まったく人生はいろんなことが起きる。びっくりぽんだ。
Gパンのポケットのでかい穴が空き、だがしかし、ハンカチを入れてたせいで、内側の布、およびケツ本体は無事だった。
陳古のとこじゃなくてよかった。 -
傷心のままホテルに戻り、あすのジャイサルメール行きのチケットをゲットすべく、駅に向かう。
だがしかし。地球の歩き方に書いてある通り、窓口をぐるぐるたらいまわしにされ、駅の中を30分ばかりウロウロするが、キップを買える気配がない。
ワシの英語では通じないのか、とゆうことで、紙に大きな文字で
「あすの朝、ジャイサルメール行の列車のチケットが欲しい」
と書いて歩き回るが、全然ダメなのであった。
ドラクエのダンジョンにはまった気分だ。もうヒットポイントが残ってないぞー! -
疲れ果てててホテルに戻り、フロントに尋ねると、ジャイサルメールなら、すぐ近くからバスが出ているとのこと。
「インドの列車は遅れるからバスのほうがいいぞ」
なるほど。じゃあ、バスでいいや。
さっさと妥協する鯨である。 -
もう外にメシを食いに行く元気は残ってない。
よって、ホテルのレストランで夕食。
ウエイターにおもおもしくゆう。
「まずビール。それからマトン」
ビールはとっとと出てきたが、マトンが通じない。ウエイターのお兄ちゃんはニコニコなにかゆう。 -
やむなくgoogle 翻訳で「羊肉」を表示させる。
でもダメ。
さらにgoogle画像検索で「羊」を見せる。どうだまいったか。
ウエイター兄ちゃん「プリティ」と答える。
プリティじゃねーだろ。
すると、となりでメシを食っていた白人の観光客が、気の毒そうにゆった。
「ここはベジタブルだ」
が、が、が、がちょーーーーーーーーーーーーーん。
なにがかなしゅうてインドまで来て精進料理だ。
とゆうわけで、初日からイモカレーをつつく鯨であった。
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この旅行記へのコメント (6)
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- さとぴ。さん 2021/05/15 07:24:24
- はじめまして。
- 鯨の姿煮、いえ味噌汁さまはじめまして。
小心者さまのお友達ですよね。
あの人面白いですよね、って
鯨さんも楽しい方でした(類は友を呼ぶ)
タコ、じゃね。でココロをわしづかみされました。
ときどきおじゃますると思いますが
けっしてあやしいもんではありません(いやちょっとあやしいかも)
さとぴ。
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2021/05/15 18:22:45
- 役に立たない旅日記を目指す仲
- さとぴ。さん、
どうもどうも、こちらでははじめまして。フォローもありがとうございます。ワシもフォローさせてくださいね。。。(足跡を見に行って秋田犬に逮捕されました)
小心者様は…「ノリツッコミ」の4Tチャンピオンかと。
昨年催された『4Tピン芸人グランプリ』で見事参加賞を獲得しておられます。(うそ)
ワシは足元にも及ばないので、せめて「役に立たなさ」では勝ちたいなと念じております。
でもねー、これも勝てないの。
墓と廃墟の徘徊日記の役に立たなさ、実用性のなさ、にもかかわらず便所の100ワットみたく勝手に盛り上がるアドレナリンの無駄遣いっぷり、近寄ると伝染しそうです。
-
- もんちゃんさん 2019/09/11 02:37:59
- はじめまして
- 鯨の味噌汁さま
私のポルトガル旅行記にいいね!をくださりありがとうございます。
インド入国での
タコ、じゃね?
で夜中なのにひっくり返って大爆笑してしまい
猫達が飛び起きてきました。
さらにケツが燃えたとこで
まるで自分のおケツにも火がついたように
転げまわって大笑いしてしまいました。
続きも楽しませていただきます。
もんちゃん
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2019/09/11 20:50:32
- はるかなリスボン
- もんちゃん、
初めまして、フォローとコメントもありがとうございます。
読んでワハハと笑っていただけるのが一番うれしゅうございます。
ポルトガルは…何回か行って、まだ行き足りない土地。アルファマの石畳ギリギリを走る路面電車、風情がありますよねぇ。また行ってみたい、と思ってますの。
-
- 猫大好きさん 2018/11/13 06:38:49
- 面白~い鯨節は絶好調!
- その2人の会に、是非是非参加したいのですが~~
年会費を倍額払うので入れて欲しい猫です
中谷美紀さんの本 私もインド旅行前に読みました
私の場合 ツアー参加でしたけど。。。
インドは個人旅行が面白そうです でも勇気が出ない!
それにしても航空券が安いワ
鯨節 つづきが楽しみです♪
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2018/11/13 08:50:56
- Re: 面白~い鯨節は絶好調!
- 猫大好きさん、
おたよりありがとうございます!
「2人で年一回は・・・(以下略)」の会員募集、残念ながら今世紀は入会を締め切りましたので、22世紀までお待ちください。(来世かい! )
中谷さん、ワシは女優の区別がつかないヒトなんでほとんど知らないのですが、めちゃくちゃオモロイ旅行記でした。作家かと思いましたもん。でもって持って行くと実際役に立つし。地球の歩き方より役に立ったかも。
あんなふうに長いこと旅行したら、日本に帰りたくなくなるかもしれんですね。
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