ボスニア紛争の傷跡が残る、モスタル

2018/10/19 - 2018/10/19

モスタルはボスニア内戦の時に紛争地になった場所です。現在は建て替えられていますが、スタリ―モストと呼ばれる石橋があります。その石橋のまわりにはオスマン帝国時代の雰囲気が残る街並みがあります。スタリ―モストは世界遺産に登録されています。

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

モスタルのホテルです。
新市街にあります。

旧市街へと向かいます。
最近建てられたカトリック教会です。
フランシスコ会の教会です。
８０ｍある高い鐘楼が周りからよく見えます。

カトリック教会からすぐの大通りが、
かつてのクロアチア人とムスリム人の居住地域の境界です。
教会からスタリ―モストまでは３００ｍほどあります。

ボスニア紛争での銃弾跡です。
だいぶ修復などで少なくなっているようですが、
意図的に紛争の状態を残しています。

市街地を走るバスです。
日本の経済援助（ODA）によるバスです。
バスの扉の横に日の丸などが付いています。

石壁だけが残るボスニア紛争で破壊された建物です。

ボスニア紛争は１９９２年に
旧ユーゴスラビア（セルビア）からの独立という事態で、
ボスニアに住むムスリム、クロアチア人、セルビア人が
それぞれの思惑で戦乱となった争いです。

モスタルの場合はカトリック教会が建てられている付近に住む
クロアチア人と旧市街、スタリ―モスト付近に住む
ムスリム人とのあいだで戦乱がおこっています。

旧市街、スターリモストへと歩いて行きます。
通りの両側には土産物店などが並んでいます。

土産物店。トルコ的な雰囲気があります。

ネレトヴァ川へ流れ込む支流に架かる橋が見えます。
スタリ―モストの前に実験的に造った橋のようです。

スタリ―モストを渡る前にもモスクが見えます。

またハマムのような建物もあります。

ネレヴァ川です。
こちらに架かる橋はスタリ―モストの上流に架かる鉄骨の橋です。

スターリモストです。
ネレトヴァ川の川岸に降りて撮影です。
美しい単一アーチの橋です。
スタリ―モストは「古い橋」という意味です。

橋の長さは３０ｍ、幅４ｍ、川面からの高さ２４ｍです。

橋の袂には橋塔があります。

川沿いにはコスキメフメットパシナジャーミアが見えます。

橋のたもとの橋塔です。
橋塔は中世の時代には橋の警備、
橋を渡る人から税金を徴収した役目をしていました。

橋の上からの眺めです。
こちらはイスラム教徒の居住地区ですが、
モスクが象徴的です。

反対側の橋塔です。
ここには橋の博物館があります。
博物館ではボスニア紛争時の橋が攻撃されて、
橋が崩れ落ちる写真、映像が見られます。

橋を渡ります。
今渡っている橋は、
１９９２年のボスニア紛争で橋は落とされていますが、
２００４年にトルコの協力のもとで再建されたものです。

先ほど降りていた川辺です。
大きな石の塊などはボスニア紛争で落とされた橋の残骸です。

橋を渡り、通りを歩いて行きます。

土産物店。
ランタンもあります。

土産物店。金属のアクセサリーなどもあります。

振り返って見えるスタリ―モストです。

通りから少し入ると静かな雰囲気です。

ヘルツエゴビナ博物館です。

コスキメフメットパシナジャーミアです。
モスタルで最も大きなモスクです。

モスクの敷地内には
水飲み場やメドレセ（神学校）もあります。
モスク内も見学できます。

バザールもありました。

少し歩いて行くと
カラジョズベゴヴァジャーミアがあります。

モスクの近くにはトルコ人の家があります。
１７世紀初めに建てられた、トルコ商人の家です。
川の上につり下がっているようなスリリングな家です。

ネレトヴェ川です。

サラェヴォへと向かいます。
ディナールアルプスの山の中を進んでいきます。