おとぎの国 シントラとロカ岬を巡る ポルトガル4日目　

2018/09/18 - 2018/09/18

リスボンから30㎞のシントラとユーラシア大陸最西端のロカ岬を
1日でめぐるショートトリップをツアーに入って行ってきました。

シントラ内の混雑ぶりとロカ岬をバスでめぐる面倒くささから
ポルトガルの旅で唯一､現地ツアーに入りました。

英語ツアーでの1日、どんなメンバーと一緒にまわるか楽しみです。

エリア シントラ(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

レスタウラドーレス広場近くのハードロックカフェ前

現地ツアーは8:45amにハードロックカフェ前に集合でした。
日本からVELTRAを通じて申し込みました。

ツアーに入らなくても行けるかなとは思いましたが
シントラは非常に混んでおり切符を買うにも長蛇の列だとか
ロカ岬を周遊して行くのにバスが混んでいる等
大変そうでしたので悩んだ末ツアーを選びました。

集合時間の5分前に着きましたが既に欧米人を中心に
大勢のお客さんがハードロックカフェの前に待っていました。

日本人も結構いましたが女性1人で参加している人が多かった。
この日に限らずリスボンに来て女性1人旅の方をよく見かけました。
逆に日本人の男性1人旅の人はみなかった。

催行会社はInside Lisbonという現地の旅行代理店で集合場所に
バンが1台また1台と来てガイドさんが名前を読み上げていきました。

1人のガイドさんで1台のバンで7～8人を担当するようで
なかなか名前を呼ばれず少し心配になりましたが無事
呼ばれることができました。

アメリカはテネシーから来た老夫婦、
同じくアメリカはニューヨークとシカゴから来た若い女性2人
イスラエルの老夫婦の合計8人でした。

ハードロックカフェ リスボン アメリカ料理

ペーナ公園の入り口

リスボンから約1時間でシントラまで着きました。
10:00am過ぎのペーナ宮殿のチケット売り場ですが
既にこの人でした。
我々ツアー客はチケットを自分で買うことはありませんので
すぐ入れました。

ペーナ宮殿 城・宮殿

入り口付近から出ている有料のシャトルバス

このバスはペーナ宮殿の前まで走っていました。
ツアー料金にこのシャトルバスは入っておらず
希望があれば自己負担で乗って下さいということでした。

手前を歩いているのが本日のガイド兼ドライバーさんの
ポルトガル人ヌーノ マチャドさん。イケメンでした。
この人の英語は本当にわかりやすかった。
英語があまりわからない我々に対しても
いつも声を掛けてもらい孤立することはありませんでした。
ありがとうございました。

ペーナ宮殿までの道のり

坂道でしたが距離はそれほどでもなかったと思います。
10分強ぐらいでペーナ宮殿の入り口に着きました。

ペーナ宮殿の入り口

ここも少し並びました。

ペーナ宮殿の全体像

ドイツのノイシュヴァンシュタイン城＝ディズニーランドの城のモデルと
言われていますが、そのドイツの城より以前にこのペーナ宮殿は造られています。

ゴシック、マヌエル、イスラム等の様式がいいとこ取りで混在している
ペーナ宮殿はまさにおとぎの城に見えました。

宮殿の壁に飾られた半魚人

何を意味する半魚人なのかわかりません。

顔をよく見るとグロテスクです。

ペーナ宮殿

アズレージョの装飾に囲まれた宮殿内部

宮殿のベランダから見たムーアの城跡

遠目から見ると万里の長城に似てるといえば似てます。
標高差もありますが結構距離もありますね。

城主だったドン カルロス1世（右）とそのお妃

入り口付近で待っている観光客

11:30amでこれぐらいの長蛇の列になっていました。
開園と同時に行くか遅い時間に行くかしないと
かなり待つのかもしれません。

チャペル

この階段を登った先には城壁沿いにある通路があり
そこから広大な大西洋を眺めることができます。

ただガイドさんから高所恐怖症はやめた方がいいのでは
ということでやめておきました。
高い所が怖い人にはきついんですよね。

ムーア城から見た眺望

大西洋が見えると随分遠いところまで来たんだと
あらためて思います。

大西洋ってなかなかマジマジ見ることってないですよね。
それにしてもこの眺めはペーナ宮殿の隠れたハイライトだと思います。
大西洋からの風がかなり涼しく暑い時期だとかなり気持ちのいいポイントです。

ペーナ宮殿全体像

宮殿を後にするときに1枚撮りました。

外装も色鮮やかで古さが感じられません。

ペーナ公園の入り口付近にいた花嫁さん

地元の花嫁さんが結婚の記念にこのペーナ宮殿で
写真を撮るため来ていたようです。

花嫁衣裳を来てサングラスは日本ではなかなか見れないですが
似合っています。

シントラ　ヴェラ

ペーナ宮殿の観光を終え
1時間30分の自由時間に入ります。

ペーナ宮殿から車に乗りシントラ村に来て
自由時間となりました。

この自由時間を使ってレガレイラ宮殿に行く予定です。
ランチはそこそこに切り上げるべく洋菓子屋Piriquitaに寄りました。
写真左の店となります。

パステラリア ピリクイータ パン屋

Piriquitaで食べたもの

洋菓子トラベゼイロとケイジョーダ
それとポルトガルビール　ザグレスと
スーパーボックを頼みました。

テイクアウトのコーナーもありましたが
あまりに沢山の観光客が待っていたので
空いていた店内で座って食べることにしました。

お味はまあまあといったとこでしょうか。

尚、テイクアウトのコーナーは銀行の順番待ちで
もらう番号のついた整理券を取って待つシステムでした。

レガレイラ宮殿までの途中の道

レガレイラ宮殿前

シントラ　ヴェラからレガレイラ宮殿は
徒歩10分といったところでした。

レガレイラ宮殿 城・宮殿

外側からのレガレイラ宮殿

1時間30分の自由時間で食事をして歩いて行って帰ってきて
更にレガレイラ宮殿の中を探索するには
時間が短かすぎました。
中に入らず撮った1枚。残念でした。

王宮

レガレイラ宮殿からシントラヴィラに戻ってきて
王宮の前で一休み。
集合場所のすぐ近くの為、ここも中に入らず
外観を眺めていました。

シントラの王宮 城・宮殿

王宮から見たムーア人の城跡

丘の上をよく見るとムーアの城跡

そろそろツアーの集合場所に戻り
車でロカ岬まで連れて行ってもらいましょう。

ロカ岬の灯台

シントラ ヴィラから車で約45分で着きました。

これがユーラシア大陸最西端のロカ岬。

天気が良くて本当に良かった。

ロカ岬 海岸・海

十字架の塔

ここの前に皆集まってきて
記念撮影をしていました。

十字架の塔と灯台

写真だとわかりづらいですが非常に風が強く
Ｔシャツ1枚だったので急に震えが止まらなくなりました。
走り回って体を温めて難を逃れましたが何か羽織るものを
持って行った方がいいかもしれません。

冬はかなり寒いのではと思います。

ロカ岬の崖の下

BS･NHKの番組「地球タクシー・リスボン編」で
ここに連れてきたタクシードライバーが
命を絶ちに来る人が集まるといっていた。

天気が良すぎて全く想像できませんでしたが
光と影があるということですね。

ロカ岬の海岸線

海面の照り返しが眩しいです。
十字架の塔から数百メートル離れた所から見た
大西洋の眺めですがなんとも美しい。

滞在時間30分くらいでしたが次のカスカイスにむかいましょう。

カスカイスのビーチ沿いの通り

カスカイスから海岸沿いを車で約30分強で着いた
リゾート地カスカイス。
ここも40分くらい滞在しました。

カスカイス駅 駅

カスカイスの海水浴場

大きくはない海水浴場です。
これが欧米人流のビーチでの過ごし方＝
1日中ビーチで何もせずゆっくりしている絵でしょうか？

カスカイスの繁華街の通り

人通りも多く活気づいてました。
通り沿いにはテイクアウトでワインが飲める
ワインスタンドとでもいうようなお店もありました。

我々はポルトガルビールのザグレスとスーパーボックの
缶ビールを買って飲みました。

ストリートアート

ここまでいけば落書きではなくアートですね。

カスカイスのヨットハーバー

海水浴場からすぐの所がこの通り
ヨットハーバーでした。

カスカイスの海水浴場

海岸からすぐ近くにヨットが結構います。

サビれ感はないリゾートでした。
こ洒落れた雰囲気があり想像していたより
いい所でした。

これがツアーでまわる最後の地点となりました。

カスカイスからリスボンに戻る途中

4月25日橋が遠目に見えます。
いよいよリスボンに帰って来たなと感じます。
ツアーの終わりは朝の集合場所と同じハードロックカフェの前でした。

では一旦宿に戻りましょう。
そしてリスボン最後のディナーにむかいましょう。

マルティン モニス広場のトラム停留所

丘の上のグラサ地区のレストランを予約していた為、
28番トラムに乗って行こうと考えましたが
この通り停留所は長蛇の列でいつまでたっても乗れそうに
ありません。

予約は19:30ですが既に19:20。
グーグルマップで道順を検索して歩いていくことにしました。

グラサ地区に行く途中の坂道から見えた夕焼け

坂道の連続で大変でしたがそろそろ日没で
夕焼けがきれいでした。

グラサ地区に行く途中の急な階段

もうそろそろグラサ地区。
最後の坂道は最も急な階段でしたが
何とか登り登頂完了。
結局20分ぐらいで着きました。

レストラン手前のアパートに描かれた壁画

ポルトガルのストリートアートは
このように興味を惹かれるよくできたものが多かった。

レストランＶｉａ　Ｇｒａｃａ

メールで19:30に予約の為、少し遅刻。
このレストランの売りはこの夜景。これで8:00ｐｍ。
4月25日橋が見えます。
この店は地元のビジネスマンが会食していたり
家族連れがオシャレしてディナーを楽しんでいる姿が
印象的であまり観光客は見なかった気がします。

開店間もない店内でしたが既にお客さんも多く
スタッフは観光客である我々に注力する余裕は
なかったのでしょう。

一部のスタッフは呼んでもなかなか来なかったり、
頼んだパンが来なかったりと満足いくサービスは
受けれませんでした。

それと窓側の席に座りたいのであれば
是非予約をした方がいいですね。

バカリャウ（干しダラ）のコンフィ　21.8ユーロ

料理はポルトガル料理というよりはイタリアンとかフレンチと
いった感じでした。
見た目の装飾が普通のポルトガル料理より洗練されています。

スズキのリゾット22.8ユーロ

チーズのいい匂いに包まれたリゾットと魚の風味が
マッチして今回のポルトガル旅行中で最もおいしかった。

これ以外に赤ワイン13ユーロ、コーヒー２ユーロ
合計で59.6ユーロでした。

サービスを除けば料理や店の雰囲気はよかっただけに
残念な思いの残るレストランでした。

明日からはリスボンを出ていよいよナザレへ向かいたいと思います。