グッド・タイミング！紅葉の乗鞍・栂池自然園を巡る撮影行 （２）栂池自然園編

2018/10/03 - 2018/10/03

　撮影行の２日目。天気予報は午後３時頃までは晴れマークで、それ以降は曇り。栂池自然園も紅葉のピークを迎えており、昨日の乗鞍と同様に最高の景色を見せてくれそうだ。

　本日は朝食前に、白馬村の「青鬼集落」で北アルプスのモルゲンロートを撮影した後、栂池自然園へ上り、一番奥にある「展望湿原」までトレッキングをしながら写真撮影をする予定だ。

エリア 栂池・白馬乗鞍(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝５時、まだ辺りが暗いうちにホテルを出発し、お隣白馬村の「青鬼集落」へ向かう。青鬼集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定された十数戸余りの小さな集落だ。

村は収穫の季節を迎えていた。

山懐に抱かれた静寂な家屋が連なる集落には美しい棚田が広がっており、晴れていれば棚田越しに「鹿島槍ヶ岳」や「五竜岳」の絶景が望めるが、本日は空振り。３０分ほどでホテルへ引き返す。

ホテルをチェックアウト後、栂池パノラマウェイの山麓駅へ急ぐ。８時半前に到着し、テレキャビンそしてロープウェイと乗り継ぐ。

山頂駅を一歩出ると全山紅葉がお出迎え。スゴイ！期待で胸が高鳴る。

時々薄いガスが掛かるが、それもなかなか良い感じ。

自然園入り口付近のミズバショウ湿原から仰ぐ「白馬岳」。雲がまた良いアクセントに。

同じくミズバショウ湿原からの白馬三山。右から白馬岳(2,932m)、杓子岳(2,812m)、白馬槍ヶ岳(2,903m)。この天気でハイカーやカメラマンも多い。

白馬乗鞍岳(2,469m)の稜線。ここでの主役は「黄葉」。これに点在するナナカマドの赤や草紅葉でのチングルマの赤が混じる。

湿原の中に敷かれた木道を、自然園の奥へ奥へと向かって進む。

スカッとした青空に紅葉が映える。

地塘に影を映して。

風穴付近。ハイカー達が続々と登っていく。

紅葉の山肌に天使のヴェールが下りてきた。

葉をすっかり落としたダケカンバの樹形が美しい。

見晴らしの良いワタスゲ湿原からの眺め。正に錦秋。

上空を横切る雲が、絶妙な光と影を演出する。

白馬岳が間近に迫る。

自然園の一番奥にある展望湿原には２時間３０分で到着。展望湿原のベンチは超満員、みんな雲が切れ白馬三山が現れる瞬間を待っている。

雲が切れ三山が現れた。辺り一斉にシャッター音が鳴り響く。

帰り道はヤセ尾根が工事中で通行止めだったので、行きと同じルートを引き返す。

お昼を回り、だんだん雲が多くなってきた。

この二日間は天候に恵まれ、久しぶりに充実した撮影行となった。また、紅葉の具合も正にグッド・タイミング。満足感と心地よい疲れとともに帰路へ着いた。